クラウドを監視するサービスを提供する同社は、クラウド市場の拡大で恩恵を受ける銘柄です。19年に上場した後も高い成長率を維持しています。23年1Qの売上成長率は+32%、2Qは+25%に減速しています。
- 「クラウド監視のSaaS系で、株価は2年で6倍に高騰してる…」
- 「営業利益は赤字だが、営業CFは右肩上がりで増えている…」
- 「クラウド市場の拡大で、25年には550億ドルの潜在市場だ…」
データドッグ(DDOG)は、IT運用チームに分析プラットフォームを提供するSaaS系です。クラウド向けにも分析ツールをSaaSで提供し、マルチクラウドにも対応しています。ARPが10万ドル以上の顧客は3130社(前年比+20%)と順調に事業を拡大しています。
個人的には、データドッグは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、売上高は順調に拡大し、営業利益も初の黒字化に成功しています。売上高は5年で9倍近くに上昇し、顧客増加に伴い複合的に売上が増えています。クラウド市場の拡大で恩恵を受けられる銘柄ですね。
新しい新興市場で、25年には550億ドルに拡大するといいます。
22年3Qは前年比+61%と好調を維持していますね。他の分析プラットフォーム企業が低迷する中で、同社だけが順調に拡大しています。投資するタイミングは今ではないが、金利が上昇した後で購入したい銘柄です。
23年11月の予想PERは84倍と割高です。
- データドッグの4半期決算(23年7-9月)は?
- データドッグの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 売上が5年で9倍に増えるも、投資すべきタイミングは?
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
データドッグ(DDOG)の四半期決算は?
データドッグ(DDOG)の四半期決算を紹介します。
23年1Q決算(23年3月30日)
- 売上高:4.81億ドル(前年比+32%)◯
- 営業利益:−0.34億ドル(前年度0.10億ドル)
- 純利益:−0.24億ドル(前年度−0.09億ドル)
- 1株当たり利益:−0.08ドル(前年度0.03ドル)◯
23年2Q決算(23年6月30日)
- 売上高:5.09億ドル(前年比+25%)◯
- 営業利益:−0.22億ドル(前年度−0.03億ドル)
- 純利益:−0.03億ドル(前年度−0.04億ドル)
- 1株当たり利益:−0.01ドル(前年度−0.02ドル)◯
23年3Q決算(23年9月30日)
- 売上高:5.47億ドル(前年比+25%)◯
- 営業利益:−0.04億ドル(前年度−0.31億ドル)
- 純利益:0.22億ドル(前年度−0.25億ドル)
- 1株当たり利益:0.06ドル(前年度−0.08ドル)◯
3Qの売上高は前年比+25%で5.47億ドル、営業利益は−0.04億ドルでした。23年2Qに続き、3Qの売上も横ばいですね。営業利益率は−0.7%まで改善しています。
経済再開に伴い、クラウドを監視する同社のサービスは好調です。ARR(年間経常収益)が10万ドル以上の顧客は3130社(前年比+20%)でした。また、マルチクラウド環境でも監視できるように機能を追加しています。
23年4Qの売上予想は、5.67億ドル(+20%)と低調です。
23年通期の売上予想は、21.05億ドルに引き上げています。
「第 3 四半期の業績には満足しています。前年比 25% の収益成長、堅調な新しいロゴの予約、そしてお客様の DevSecOps の問題点の解決に引き続き注力したことです」と共同創設者でオリヴィエ・ポメル氏は述べています。 データドッグCEO。
ポメル氏はさらに、「あらゆる業界や規模の企業が、ユーザーの増加、収益の増加、生産性の向上、コスト削減など、プラスのビジネス成果をもたらすクラウド アプリケーションとサービスを構築しています。 可観測性とセキュリティのプラットフォームである Datadog は、お客様の目標達成を支援する独自の立場にあります。」
マネックス証券によると、25年の潜在市場は550億ドルだといいます。
最新のエンタープライズコンピューティングの課題の 1 つは、ネットワーク内で何が起 こっているかを追跡することだ。最先端の情報技術システムは、パブリック・クラウド、 プライベート・クラウド、旧式のデータセンター、サードパーティアプリ、エッジ・コンピューティング、およびモバイルワーカーの混成だ。何が機能していて何が機能してい ないかを把握することは、大きな課題だ。
これを可視化し、診断する。投資家にとって の朗報は、その結果が巨大な新興市場になるということだ。2025 年には推定 550 億ドル の市場に拡大するとの試算も出ている。データドッグは、IT システムの運用監視クラウ ドプラットフォームを SaaS 形式で提供する。クラウドインフラやアプリケーションのモ ニタリングや分析、ログ収集、ダッシュボードでのリアルタイムデータの可視化と同期、 アラート通知、API(ソフトウェアの機能共有)アクセス、各種システムとの連携機能など のサービスを提供する。継続的かつ堅調な新規顧客の追加と複数製品の強さによる永続 的な成長が見込めよう。同社株のプレミアム評価はプレミアム成長、収益性の改善、お よびコンセンサス見積もりの上方修正の可能性の組み合わせを反映している。今回の好 決算を受け、引け後の OTC 取引では 185 ドル台で推移している。更なる上値追いが見込 まれる。
23年4Q決算(23年12月…)
23年4Q決算は、24年2月8日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
データドッグ(DDOG)の損益計算書は?
データドッグは19年9月に36ドルで上場しました。常に最高値を更新し続ける銘柄で、23年11月は102ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に拡大しています。売上高は過去5年で9倍近く上昇し、21年の営業利益率も−4.2%と悪くはありません。近い将来に黒字化に成功しそうですね。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。自己資本比率は43%と悪くはないが、EPSは増加傾向にはないですね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に拡大しています。SaaS系企業は営業利益よりも、営業CFを重視する会社が多いですね。投資CFは少なく、優良ビジネスだと分かります。
では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?
データドッグ(DDOG)の注目ポイントは?
データドッグの注目ポイントを紹介します。
注目1:ARR10万$の顧客は前年比+59%で拡大?
データドッグは順調に顧客を獲得しています。
上記のグラフはデータドッグの顧客コホートによるARP(年間経常収益)の増加です。 顧客が増えるにつれて、ARPは複合的に拡大しています。21年6月時点のARRが10万ドル以上の顧客は1610社(前年比+59%)でした。
クラウド市場拡大に合わせて、同社のサービスの需要も拡大します。
注目2:ログ分析ソフトウェアで高いシェアを持つ?
ログ分析ソフトウェアの競合企業です。
ログ分析の競合企業は、スプランク(SPLK)、クラウド監視のSumo Logic(SUMO)があります。競合企業の動向を見ると、売上が伸び悩み利益は低下しています。急成長中のデータドッグにシェアを奪われているかもしれません。
参考:スプランク(SPLK)の四半期決算|21年2Qは前年比+20%に加速
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:データドッグ(DDOG)の銘柄分析
- 19年に上場した、分析Platformを提供するSaaS企業
- クラウド向けに提供し、マルチクラウドにも対応している
- 売上高は5年で9倍に増え、大口顧客は1610社に増加
- 営業利益率は−4.2%だが、フリーCFは黒字に成功してる
- 投資CFが少なく事業も順調に拡大、優良ビジネスである
個人的には、データドッグは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、売上高は順調に拡大し、営業利益も初の黒字化に成功しています。売上高は5年で9倍近くに上昇し、顧客増加に伴い複合的に売上が増えています。クラウド市場の拡大で恩恵を受けられる銘柄ですね。
新しい新興市場で、25年には550億ドルに拡大するといいます。
経済再開後も事業は好調で、21年4Qは前年比+84%と加速しています。他の分析プラットフォーム企業が低迷する中で、同社だけが順調に拡大しています。投資するタイミングは今ではないが、金利が上昇した後で購入したい銘柄です。
4Qに黒字化にも成功し、投資しやすいタイミングですね。
データ量の増大に伴い、AIを活用した分析プラットフォームを提供する企業は増えています。同社に投資するならば、競合企業の動向も注視する必要があります。
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