アップラビン(APP)四半期決算|23年3Qは+21%に加速

ゲームを開発するアップラビンは、コロナ禍で恩恵を受けた銘柄のひとつですね。経済再開後はアプリ開発だけではなく、開発者向けのプラットフォームが好調です。21年3Qの売上前年比は90%と高いですね。

  • 「コロナ禍で事業は好調、21年4月に上場し高値を更新…」
  • 「プラットフォームが好調で、前年比+385%で拡大…」
  • モバイルアプリの広告支出は、FBとGOOGLに次ぐ…」

アップラビン(APP)は、モバイルアプリのゲームをリリースする米国企業です。アプリ開発者向けにプラットフォームを提供し、利用者はマーケティングやアプリ内課金の最適化や自動化を簡易的にできます。

個人的には、アップラビンは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、プラットフォーム経由の売上高が急成長しているからです21年3Qの売上成長率+90%に対し、プラットフォーム経由の成長率は385%と高いです。アプリ開発者にとって、利便性が高いツールを提供しています。

23年11月時点の予想PER14倍と割高ではありません。

アップラビンの投資判断したい人向け
  1. アップラビンの4半期決算(23年7-9月)は?
  2. アップラビンの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 経済再開後も3桁の売上成長率は、継続できるのか?

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

アップラビン(APP)の四半期決算は?

アップラビン(APP)の四半期決算を紹介します。

23年1Q決算(23年3月30日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:7.15億ドル(前年比+14
  2. 営業利益:—億ドル(—%
  3. 純利益:−0.04億ドル(+96%)
  4. 1株当たり利益:0.21ドル(+261%)

23年2Q決算(23年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:7.50億ドル(前年比−3
  2. 営業利益:—億ドル(—%
  3. 純利益:0.80億ドル+469%
  4. 1株当たり利益:0.41ドル(−22%)

23年3Q決算(23年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:8.64億ドル(前年比+21)◯
  2.  Platform:5.04億ドル(+64%
  3.  Apps:3.59億ドル(−11%)
  4. 営業利益:1.86億ドル(+2.7倍
  5. 純利益:1.08億ドル+4.3倍
  6. 1株当たり利益:0.30ドル(+5倍)◯

3Qの売上高は前年比+21%で8.64億ドル、営業利益は1.86億ドルでした。23年2Qと比較して、3Qの売上は上向いていますね。営業利益率は21.5%と急上昇しています。

アプリ開発者向けのプラットフォームの売上が急速に伸びています。プラットフォームを利用することで、顧客はマーケティングやアプリ内課金の最適化をしてくれます。これを導入することで、利用者は収益を増やすことを期待します。

また、ゲームアプリをリリースして販売も行なっています。

同社は、アプリ開発者向けのツールの構築に力を入れていますね。また、事業拡大のための買収にも積極的です。AppDiscoveryとは、アプリのマーケティングを自動化、最適化を行うプラットフォームです。

24年4Qの売上予想は、9.2億ドル(前年比+29%)と好調が続きます。

これとは別に、AppLovin は本日、社長兼最高財務責任者であるヘラルド チェンが、新たなキャリアの機会を追求するため、2023 年末に同社のフルタイム職から移行すると発表しました。同氏は AppLovin の取締役会に留まり、顧問を務めることになります。 CEOに就任し、引き続き重要な戦略的テーマや財務問題について経営陣と協力することになる。

現財務およびFP&A担当副社長のMatt Stumpf氏が最高財務責任者に任命され、財務担当副社長のDmitriy Dorosh氏が主席会計責任者に任命され、どちらも2024年1月1日付で発効します。Stumpf氏は2020年初めにAppLovinに入社し、現在に至っています。 財務とIRのあらゆる面において不可欠なリーダーです。 Dorosh 氏は、2019 年から AppLovin 会計チームの主要幹部を務めており、2022 年 8 月に会計リーダーの役割を引き継ぎました。

AppLovin の CEO 兼共同創設者である Adam Foroughi 氏は次のように述べています。 「また、私たちが上場企業に移行し、中核事業で大幅な成長を実現するためのプロセスを構築するのを支援してくれたヘラルドの献身とリーダーシップにも感謝したいと思います。 経営陣と取締役会は、新しい役割で彼と一緒に働くことを楽しみにしています。 私たちはマットが CFO の役割を引き受けることを嬉しく思い、彼の将来の成功を確信しています。」

「2018 年に取締役会に参加して以来、注目すべき AppLovin チームの一員になれたことを大変光栄に思います。2019 年からは社長兼 CFO の役割を務めています。この間、当社はテクノロジーと市場での地位を劇的に強化し、分野で驚異的な成長を推進してきました。 今四半期の記録的な業績に反映されている収益、純利益、調整後EBITDAです」とチェン氏は述べました。 「取締役会での継続的な役割を通じて、また CEO のアドバイザーとして、アダム、マット、そして AppLovin チームの他のメンバーと協力して次の成長段階に進むことを楽しみにしています。」

参考:AppLovin Announces Record 3Q 2023

23年4Q決算(23年12月…)

23年4Q決算は、24年2月9日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

アップラビン(APP)の損益計算書は?

アップラビンは21年4月に62ドルで上場しました。21年11月に最高値114ドルをつけるも、23月11月は46ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、21年に売上が大きく上向いています。プラットフォームの成長率が高く、積極的に関連企業を買収していますね。ただ、21年の営業利益率は3.5%と低いですね。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。自己資本比率は44%と高く、EPSは赤字が続いています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、黒字が拡大していますね。ゲーム開発である同社は、設備投資が少ない優良ビジネスだといえますね。プラットフォームの売上が増えれば、さらに営業CFは増えそうです。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

アップラビン(APP)の注目ポイントは?

アップラビン(APP)の注目ポイントを紹介します。

注目1:モバイルアプリ広告で0.8%のシェア?

参考:Mobile App Ad Spend: Who’s Getting the Lion’s Share?

モバイルアプリの広告支出のシェアです。

モバイルアプリの広告支出では、Facebookが最大の74%のシェアを持ちます。次いで、グーグル広告が14%、検索アプリが8%と続き、アップラビンは0.8%のシェアを持ちます。Facebookやグーグルが巨大なだけで、十分なシェアを確保しています。

では、モバイルゲームの市場はどれくらい大きいのでしょうか?

注目2:モバイルは前年比+13%で772億ドル?

参考:2020 Global Games Market

世界的なゲームの市場規模です。

20年の世界ゲーム市場は1593億ドルで、前年比+9.3%で拡大しています。最も割合が大きいのがモバイル市場で、772億ドルで+13%ですね。モバイルは安価で購入できるため、他のデバイスよりも急成長しています。

世界のゲーム市場は、米国と中国の2ヵ国で48%を占めます。モバイルゲームは、テンセントなど中国企業が強いですね。

参考:テンセントの四半期決算|世界5位SNSでPER28倍は割安か?

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:アップラビン(APP)の四半期決算は?

アップラビンの注目ポイントは...
  1. 21年4月に上場した、モバイルアプリを開発する米国企業
  2. 開発者向けに、広告やマーケティングの最適化も提供
  3. プラットフォームは、前年比+385%で拡大している
  4. 営業利益率は3.5%と低いが、営業CFは順調に拡大してる
  5. アプリ開発者向けに、最適化ツールの提供に力を入れている

個人的には、アップラビンは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、プラットフォーム経由の売上高が急成長しているからです21年3Qの売上成長率+90%に対し、プラットフォーム経由の成長率は385%と高いです。アプリ開発者にとって、利便性が高いツールを提供しています。

22年以降もプラットフォームが継続して事業拡大できるかは不明ですね。しかし、経済再開後も好調に成長している状況を見ると、今後も高い成長率が続きそうです。21年12月時点の予想PER45倍は割高ではありません。

ゲーム開発者向けにプラットフォームを提供する企業は増えています。ロブロックスは3Dゲームの開発を支援するプラットフォームで、若い世代に人気が高いですね。

参考:ロブロックス(RBLX)四半期決算|21年3Qは前年比+102%で好調

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