メルカドリブレ(MELI)四半期決算|欧米ECは減速だが南米は+94%

南米トップのEコマースであるメルカドリブレは、コロナで最も恩恵を受けている銘柄のひとつです。売上高は前年比+96%で拡大し、株価は20年4月から4倍に高騰しています21年もコロナが継続する南米では、高い成長率を維持できるのでしょうか?

  • 「コロナで売上高は加速、前年比+96%も増えた…」
  • 「南米のEC成長率は世界2位、年率19%で拡大している…」
  • 「ブラジル、アルゼンチン、メキシコで1位のシェアを持つ…」

メルカドリブレは、南米トップのEコマース企業です。南米の経済大国であるブラジル、メキシコ、アルゼンチンで高いシェアを持ちます。南米はEコマースが急成長してる市場で、売上高は過去10年間で13倍にも急拡大しています

しかしながら、個人的にはメルカドリブレは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、21年8月時点のPERは割高で、コロナが収束すれば減速するからです他のEC事業と同様に、パンデミック禍でのEC事業は強いですね。しかし、経済再開が進む21年前半は、米国や欧州のECの成長率は鈍化し始めています。

ただし、短期的にはまだまだ同社の好調は続きそうです。

アマゾンの前年比が鈍化する中で、21年2Qは引き続き+94%で好調でした。中国製の効果が薄いワクチンしかない南米は、21年後半もコロナの脅威が続きそうです。割高で投資したい銘柄ではないが、業績と株価はまだまだ上昇しそうですね。

メルカドリブレの投資判断したい人向け
  1. メルカドリブレの4半期決算(21年4-6)は?
  2. メルカドリブレの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 売上高は2桁成長だが、21年も高い成長率を維持できるか?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

メルカドリブレ(MELI)の四半期決算は?

メルカドリブレ(MELI)の四半期決算を紹介します。

20年4Q決算(20年12月30日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:13.27億ドル(前年比+96%
  2.  ブラジル:+68%
  3.  アルゼンチン:+144%
  4.  メキシコ:+141%
  5. 営業利益:−0.251億ドル(+63%
  6. 純利益:−0.505億ドル(+6%
  7. 1株当たり利益:−1.02ドル(+8%

21年1Q決算(21年3月30日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:13.78億ドル(前年比+111%
  2.  ブラジル:+93%
  3.  アルゼンチン:+124%
  4.  メキシコ:+143%
  5. 営業利益:0.908億ドル(+405%
  6. 純利益:−0.340億ドル(−61%
  7. 1株当たり利益:−0.68ドル(−54%)

21年2Q決算(21年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:17.02億ドル(前年比+94%
  2.  Service:15.04億ドル(+77%
  3.   ブラジル:+104%
  4.   アルゼンチン:+53%
  5.   メキシコ:+105%
  6.  Product:1.98億ドル(6.1倍
  7. 営業利益:1.661億ドル(+67%
  8. 純利益:0.681億ドル(+21%
  9. 1株当たり利益:1.37ドル(+55%

2Qの売上高は前年比+94%で17.02億ドル、営業利益は+67%で1.661億ドルでした。20年4Qと21年1Qに引き続き、2Qも売上と利益は好調でした。営業利益率は9.7%と過去3年で最も高い数値です。

また、主要3地域の売上高も順調に拡大しています。

経済再開が急速に進む米国や欧州は、EC事業の売上が減速しています。しかし、中国製の効果が薄いワクチンしか広まらない南米は、まだコロナの脅威が大きいですね。そのため、21年後半も引き続き、EC事業は好調だといえます。

21年3Q決算(21年9月…)

21年3Q決算は、11月4日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

メルカドリブレ(MELI)の10年間の損益計算書は?

メルカドリブレは2007年に30ドルで上場しました。株価は緩やかに上昇していたが、コロナを機に急上昇していますね。20年3月に471ドルだった株価は、21年4月は1591ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に拡大しています。20年の売上高は39.7億ドル、19年比で1.73倍、11年比では13倍にも拡大しています。ただし、20年の営業利益率は3.2%と大きく縮小している点は懸念材料です。

利益が増えない理由は、Eコマースプレーヤが増えているからです。南米地域に限った話ではないが、アマゾンなどの外国企業やローカル企業がシェアを奪い合うため、利益が出にくい構造です。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSが大きく増えたのは、資金調達によるものです。メルカドリブレは南米中に配送拠点を設立し、発展途上の段階にいますね。EPSは年々縮小し、20年には赤字に転落しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に黒字を増やしています。メルカドリブレは競合が少なく時期から事業を開始し、早い段階でCFの黒字に成功しています。20年はコロナで需要が高まり、さらに設備投資を増やしていますね。

アマゾンなどの米国企業にも、どれだけ対抗できるのか注目したいですね。では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

メルカドリブレ(MELI)の注目ポイントは?

メルカドリブレに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。メルカドリブレはアルゼンチン発の南米Eコマースのトップシェアです。南米の経済大国であるブラジル、メキシコ、アルゼンチンで高いシェアを保有しています。

注目1:ブラジルの売上高比率が65%と高い?

メルカドリブレの地域別の売上高の割合です。

メルカドリブレはアルゼンチン発のEコマース企業です。南米全土に事業を拡大し、ブラジルの売上比率が65%、アルゼンチンが20%、メキシコが10%、その他が5%を占めています。各地域の売上高成長率は、1.5〜2.5倍で急拡大していますね。

売上比率が高い地域は、GDPと相関が強いです。ブラジルは南米最大の経済大国で世界12位、アルゼンチンは31位、メキシコは15位と続きます。

では、それぞれの地域には、どのような競合がいるのでしょうか?

注目2:ECサイト訪問者率で54.8%のシェアを持つ?

参考:MercadoLibre: Competitive Headwinds in Brazil Payments

南米の各地域のECサイトのユニーク訪問者の割合です。

メルカドリブレのECサイトは、南米全体で54.8%のシェアを持ちます。アルゼンチンとブラジル、コロンビアとメキシコで1位、チリで2位のシェアを持ちますね。

ただし、米国アマゾンも南米に進出してる点に注意が必要です。南米地域全体では4番手、メキシコでは2番手です。また、地域のローカル企業もシェアを伸ばしてる点も注視すべきです。

南米地域で重要な拠点となるのは、経済大国のブラジルです。ブラジル内での競合企業を詳しく見てみましょう。

注目3:ブラジル内でアマゾンの6倍の訪問数を持つ?

参考:B2W – Gain Exposure To The Brazilian Online Retail Sector

オンライン小売の月間トラフィックのランキングです。

ブラジル国内では、メルカドリブレとブラジル企業のB2Wヴァレジョの2強です。メルカドリブレのトラフィックは3番手アマゾンの6倍、B2Wヴァレジョは3倍の規模です。ブラジルのEコマースは11.1%成長しているが、B2Wは25.9%で拡大しています。

では、南米全体ではどれくらいの規模で、Eコマースは拡大してるでしょうか?

注目4:南米のEコマース市場は年率19%で拡大?

参考:MercadoLibre: Strong Execution And Massive Potential Ahead

南米のEコマースの成長率の推移です。

Eコマース市場は、年率19%で拡大している成長産業です。南米で大きなシェアを持つのはブラジルで232億ドル、次いでアルゼンチンが186億ドル、メキシコが132億です。米国のEC率13.3%に対して、南米は3.6%と低く伸び代が高いと言えますね

では、世界的には南米のEコマースの成長率はどれだけ高いのでしょうか?

注目5:アジア地域の成長率は25%で世界最大規模?

参考:Global Ecommerce 2019

2019年の世界の地域別Eコマースの成長率です。

Eコマースは世界全体でも前年比+20%で拡大する成長産業です。最も成長率が高いのはアジア地域で25%、南米と中東地域が21%、欧州が19%、南米が14%と続きますね。アジア地域では大国の中国と東南アジア地域が成長を牽引しています。

国別では、メキシコが最も成長率が高く全体の35%を占めます。ただし、世界全体でみた場合、南米、中東、アフリカ地域の市場は小さいです。成長率が高いのは、マーケットが小さい点に注意が必要です。

注目6:世界全体で南米のEコマース市場は2%だけ?

参考:Global e-commerce: +$2 trillion in revenue in 2019

19年の地域別、Eコース市場の市場規模です。

eコマース財団によると、19年の世界のEコマース売上高は2兆ドルだと言います。Eコマース市場が最も大きいのはアジアで44%、米国は26%、欧州は22%です。対して、発展途上国は規模が小さく、中東が4%、南米が2%、アフリカが1%と小さいです。

世界最大のアマゾンが、南米に積極的でないのは市場規模が小さいからですね。南米のEコマース市場は、先進国と比較してまだまだ発展途上にあります。

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:メルカドリブレ(MELI)の四半期決算は?

メルカドリブレの注目ポイントは...
  1. 07年に上場した、南米最大のEコマース企業である
  2. ブラジル、メキシコ、アルゼンチンで高いシェアを持つ
  3. 南米は市場は年率19%、アジアに次いで成長率が高い
  4. 売上高は10年で13倍、コロナで成長が加速している
  5. Eコマースの競合が増え、営業利益率は3%に縮小した
  6. アマゾンも進出し、南米では3番手のシェアを持つ
  7. 南米のEコマース市場は小さく、世界シェアの2%だけ

個人的には、メルカドリブレは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、21年8月時点のPERは割高で、コロナが収束すれば減速するからです他のEC事業と同様に、パンデミック禍でのEC事業は強いですね。しかし、経済再開が進む21年前半は、米国や欧州のECの成長率は鈍化し始めています。

ただし、短期的にはまだまだ同社の好調は続きそうです。

アマゾンの前年比が鈍化する中で、21年2Qは引き続き+94%で好調でした。中国製の効果が薄いワクチンしかない南米は、21年後半もコロナの脅威が続きそうです。割高で投資したい銘柄ではないが、業績と株価はまだまだ上昇しそうですね。

アジア地域は世界最大のEコマース市場で、成長率も25%と南米よりも高いです。中国だけではなく、18年は東南アジアも急速に拡大しています。東南アジアで最も強いEC企業は、シンガポールのシー(SE)です。

急成長する東南アジアで、アリババと競合しています。

参考:シー(SE)の四半期決算|東南アジアのEコマース前年比+121%

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