ゲームを開発するアップラビンは、コロナ禍で恩恵を受けた銘柄のひとつですね。経済再開後はアプリ開発だけではなく、開発者向けのプラットフォームが好調です。21年3Qの売上前年比は90%と高いですね。
- 「コロナ禍で事業は好調、21年4月に上場し高値を更新…」
- 「プラットフォームが好調で、前年比+385%で拡大…」
- 「モバイルアプリの広告支出は、FBとGOOGLに次ぐ…」
アップラビン(APP)は、モバイルアプリのゲームをリリースする米国企業です。アプリ開発者向けにプラットフォームを提供し、利用者はマーケティングやアプリ内課金の最適化や自動化を簡易的にできます。
個人的には、アップラビンは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、プラットフォーム経由の売上高が急成長しているからです。21年3Qの売上成長率+90%に対し、プラットフォーム経由の成長率は385%と高いです。アプリ開発者にとって、利便性が高いツールを提供しています。
22年以降もプラットフォームが継続して事業拡大できるかは不明ですね。しかし、経済再開後も好調に成長している状況を見ると、今後も高い成長率が続きそうです。21年12月時点の予想PER45倍は割高ではありません。
今ではないが投資したい銘柄のひとつです。
- アップラビンの4半期決算(21年7-9月)は?
- アップラビンの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 経済再開後も3桁の売上成長率は、継続できるのか?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
アップラビン(APP)の四半期決算は?

アップラビン(APP)の四半期決算を紹介します。
21年1Q決算(21年3月30日)
- 売上高:6.04億ドル(前年比+132%)
- 営業利益:0.124億ドル(−53%)
- 純利益:−0.105億ドル(−325%)
- 1株当たり利益:−0.05ドル(−350%)
21年2Q決算(21年6月30日)
- 売上高:6.69億ドル(前年比+123%)
- 営業利益:0.470億ドル(+913%)
- 純利益:0.144億ドル(+167%)
- 1株当たり利益:0.04ドル(+140%)
21年3Q決算(21年9月30日)
- 売上高:7.27億ドル(前年比+90%)
- Apps:5.34億ドル(+56%)
- Platform:1.93億ドル(+385%)
- 営業利益:0.461億ドル(+14332%)
- 純利益:0.01億ドル(+100%)
- 1株当たり利益:0.00ドル(+100%)
3Qの売上高は前年比+90%で7.27億ドル、営業利益は0.461億ドルでした。21年1Qや2Qと比較すると減速するも、3Qも売上成長率は好調でしたね。営業利益率は6.3%と引き続き改善傾向にあります。
アプリ開発者向けのプラットフォームの売上が急速に伸びています。プラットフォームを利用することで、顧客はマーケティングやアプリ内課金の最適化をしてくれます。これを導入することで、利用者は収益を増やすことを期待します。
また、ゲームアプリをリリースして販売も行なっています。
同社は、アプリ開発者向けのツールの構築に力を入れていますね。また、事業拡大のための買収にも積極的です。AppDiscoveryとは、アプリのマーケティングを自動化、最適化を行うプラットフォームです。
AppLovinのCEO兼共同創設者であるAdamForoughiは、次のように述べています。 「アプリ開発者がビジネスを成長させるのに役立つツールを構築するという私たちの使命を継続して実行することで、ソフトウェアプラットフォームの収益、特にAppDiscoveryビジネスが大幅に増加しました。 MoPubを買収するという最近の合意により、急速に成長する大規模市場での競争力がさらに強化されると確信しています。」
AppLovinのCFOであるHeraldChenは、次のように述べています。 255%の。トップラインの業績を考えると、純利益は前年比で改善し、調整後EBITDAは126%増加しました。このような急速なペースで成長する当社の能力は、広告主とパブリッシャーが当社の差別化されたマーケティングソリューションに見出している価値を強調しています。長期的な成長を推進するために、有機的および買収を通じて、事業全体に投資を続けています。」
21年4Q決算(21年12月…)
21年4Q決算は、22年2月9日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
アップラビン(APP)の損益計算書は?

アップラビンは21年4月に62ドルで上場しました。21年11月に最高値114ドルをつけるも、12月は91ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、21年に売上が大きく上向いています。プラットフォームの成長率が高く、積極的に関連企業を買収していますね。ただ、21年の営業利益率は3.5%と低いですね。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。自己資本比率は44%と高く、EPSは赤字が続いています。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、黒字が拡大していますね。ゲーム開発である同社は、設備投資が少ない優良ビジネスだといえますね。プラットフォームの売上が増えれば、さらに営業CFは増えそうです。
では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?
アップラビン(APP)の注目ポイントは?

アップラビン(APP)の注目ポイントを紹介します。
注目1:モバイルアプリ広告で0.8%のシェア?
モバイルアプリの広告支出のシェアです。
モバイルアプリの広告支出では、Facebookが最大の74%のシェアを持ちます。次いで、グーグル広告が14%、検索アプリが8%と続き、アップラビンは0.8%のシェアを持ちます。Facebookやグーグルが巨大なだけで、十分なシェアを確保しています。
では、モバイルゲームの市場はどれくらい大きいのでしょうか?
注目2:モバイルは前年比+13%で772億ドル?
世界的なゲームの市場規模です。
20年の世界ゲーム市場は1593億ドルで、前年比+9.3%で拡大しています。最も割合が大きいのがモバイル市場で、772億ドルで+13%ですね。モバイルは安価で購入できるため、他のデバイスよりも急成長しています。
世界のゲーム市場は、米国と中国の2ヵ国で48%を占めます。モバイルゲームは、テンセントなど中国企業が強いですね。
参考:テンセントの四半期決算|世界5位SNSでPER28倍は割安か?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:アップラビン(APP)の四半期決算は?

- 21年4月に上場した、モバイルアプリを開発する米国企業
- 開発者向けに、広告やマーケティングの最適化も提供
- プラットフォームは、前年比+385%で拡大している
- 営業利益率は3.5%と低いが、営業CFは順調に拡大してる
- アプリ開発者向けに、最適化ツールの提供に力を入れている
個人的には、アップラビンは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、プラットフォーム経由の売上高が急成長しているからです。21年3Qの売上成長率+90%に対し、プラットフォーム経由の成長率は385%と高いです。アプリ開発者にとって、利便性が高いツールを提供しています。
22年以降もプラットフォームが継続して事業拡大できるかは不明ですね。しかし、経済再開後も好調に成長している状況を見ると、今後も高い成長率が続きそうです。21年12月時点の予想PER45倍は割高ではありません。
ゲーム開発者向けにプラットフォームを提供する企業は増えています。ロブロックスは3Dゲームの開発を支援するプラットフォームで、若い世代に人気が高いですね。
コメントを残す