ロシアのEコマースであるオゾンは、コロナで最も恩恵を受けている銘柄のひとつです。売上高は前年比+90%で拡大し、20年11月には米国のIPOにも成功しています。国内3番手のEC企業だが、ロシア市場でシャアを獲得できるのでしょうか?
- 「コロナで売上高は加速、前年比+90%も増えた…」
- 「ロシアのEC成長率は世界で9位、年率18.8%で拡大…」
- 「EC市場は未発達で、上位3企業でもシェアは27%だけ…」
オゾンは、ロシアで国内3番手のEコマース企業です。Eコマース市場は世界的に急拡大し、ロシア国内でも世界で9番目のペースで成長しています。ロシアのEコマース市場は、業界最大手でもシェアは13%だけで成長途上にあると言えます。
しかしながら、個人的にはオゾンは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、ロシアのEコマースは未成熟で、どの企業がシェアを取るか分からないからです。オゾンは国内番手で6%のシェア、4番以降のその他が7割を占めます。また、米国アマゾンや中国アリババも進出を狙っていますね。
そのため、オゾンがトップシェアを取る可能性は極めて低いです。
また、寡占化されてない市場では価格競争に走り、プラットフォーマーは儲からない可能性も高いです。実際に、オゾンの20年4Qの営業利益率は−16%と大幅な赤字ですね。大手ハイテク企業が進出すれば、国内企業は競争に勝てないです。
- オゾンの4半期決算(2020年9-12月)は?
- オゾンの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 20年に米国市場に上場、21年は成長を加速できるか?
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
オゾン(OZON)の四半期決算は?
オゾン(OZON)の四半期決算を紹介します。
20年2Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:242.15億RUB(前年比+90%)
- 営業利益:−29.54億RUB(+30%)
- 純利益:−32.88億RUB(+23%)
- 1株当たり利益:—RUB(—%)
20年3Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:224.37億RUB(前年比+57%)
- 営業利益:−33.33億RUB(+23%)
- 純利益:−38.79億RUB(+15%)
- 1株当たり利益:—RUB(—%)
3Qの売上高は前年比57%増で224億RUB、営業利益は−33.33億ドルでした。3Qに引き続き、コロナ禍で高い成長率を維持していますね。
オゾンはロシアで国内3番手のEコマース企業です。米国や欧州、アジア地域と同様に、ロシア国内でもEコマースの市場は急拡大しています。ただし、ロシアのEコマース市場は乱立してるため、売上高も利益もまだまだ弱いですね。
20年4Q決算(2021年12月…)
20年4Q決算は、21年3月30日に公開予定です。
リフトの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
オゾン(OZON)の10年間の損益計算書は?
オゾンは20年11月に40ドルで上場しています。株価は順調に上昇し、21年4月は62ドル前後で推移していますね。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、順調に売上高を伸ばしています。他のEコマース企業と同様に、20年のコロナ禍で大きく売上高が増えていますね。しかしながら、営業損失額も拡大し、20年の営業利益率は−16%です。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは売上高と共に20年に若干上昇しています。しかし、しかし、EPSは赤字幅が拡大する一方で、改善傾向にありません。20年にNYSEに上場したのは、資金調達して事業を拡大するためですね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、20年に大きく改善できています。20年はコロナで、EC需要が増えたことが要因ですね。オゾンの市場シェアは小さく、まだまだ設備投資して事業を拡大する局面にいます。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
オゾン(OZON)の注目ポイントは?
オゾンに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。オゾンはロシアで国内3番手のEコマース企業です。Eコマース市場は世界的に急拡大しており、ロシアは世界で9番目に成長率が高い国もであります。
注目1:オゾンは国内3番手で6%の市場シェアを持つ?
ロシアのEコマースの市場シェアです。
ロシアはEコマースが急拡大している地域だが、市場を独占してるプレイヤーはいません。トップ企業Wildberriesのシェアは13%、上位4企業を足しても29%だけです。Ozonは国内3番手で6%のシェアを持ちます。
アマゾンなどの大手Eコマース企業は、ロシアの進出を狙っています。しかしながら、閉鎖的な経済環境は、外国企業にビジネスを難しくしていますね。
では、ロシアのEコマース市場はどれくらい伸びてるのでしょうか?
注目2:ロシアの成長率は18.7%で世界9位と高い?
19年のEコマースの成長率が高い上位10カ国のランキングです。
Eコマースの成長率が最も大きい国はメキシコで35%です。次いで、インドとフィリピンが31%、中国が27%、マレーシアが22%と続きますね。上位10カ国にアジアが6カ国もランクインしています。
ロシアも9番目に急拡大してる市場で、成長率は18.7%と高いです。
そのため、アマゾンやアリババなどの外国企業も進出を狙っています。アリババは、世界中の大型物流拠点「eHUB」として、杭州、香港、クアラルンプール、バンコク、ドバイ、モスクワ、レーヨンを挙げています(参考:アリババグループの物流の要「菜鳥」)。
では、世界全体で見た場合、Eコマースの市場規模はどれくらいあるでしょうか?
注目3:中国のECコマースは年率17%で拡大?
世界的にEコマース市場は急拡大しています。
Eコマース市場が最も大きく、急拡大しているのは中国ですね。21年の中国のEコマース市場は、8395億ドルと高い上に年率17%で急成長しています。ロシアの詳細はないが、世界で9番目に成長率が高い地域ですね。
ロシアはGDPでも世界11位と大きく、魅力的な市場です。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:オゾン(OZON)の四半期決算は?
- 20年11月に上場した、ロシアで3番手のEコマース企業
- 業界大手のシェアは13%、オゾンは6%のシェアを持つ
- ロシアのEC成長率は世界9番目、年率18.7%で成長してる
- コロナで売上高は前年比+90%だが、営業利益率は−16%
- 規制は厳しいが、米国アマゾンや中国アリババも進出するかも
- 外国ハイテク企業が強く、オゾンがシェアを獲得するのは難しい
個人的には、オゾンは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、ロシアのEコマースは未成熟で、どの企業がシェアを取るか分からないからです。オゾンは国内番手で6%のシェア、4番以降のその他が7割を占めます。また、米国アマゾンや中国アリババも進出を狙っていますね。
そのため、オゾンがトップシェアを取る可能性は極めて低いです。
また、寡占化されてない市場では価格競争に走り、プラットフォーマーは儲からない可能性も高いです。実際に、オゾンの20年4Qの営業利益率は−16%と大幅な赤字ですね。大手ハイテク企業が進出すれば、国内企業は競争に勝てないです。
Eコマースの拡大は、コロナ以前からの世界的なトレンドです。中国や米国、欧州だけではなく、アジア地域でも急速にEC化が進んでいます。東南アジアで最も強いEC企業は、シンガポールのシー(SE)です。急成長する東南アジアで、アリババとライバル関係にあります。
参考:シー(SE)の四半期決算|東南アジアのEコマース前年比+121%
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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