バイオ企業向けに計測機器を製造するバイオナノは、2ヶ月で株価が28倍に高騰しました。21年3月に発表した4Q決算では、前年比+43%とプラス成長に転じています。最先端の計測機器を開発し、右肩上がりで業績は上向くのでしょうか?
- 「20年末に株価が急騰、2ヶ月で28倍にも高騰する…」
- 「最先端の計測機器を開発し、競合よりも高性能で安価だ…」
- 「21年4Q決算は前年比+43%で、プラス成長に転じた…」
バイオナノ・ジェノミクスは、ゲノム解析のシーケンサという計測機器を製造する米国企業です。競合よりも高性能で安価な製品を開発したというニュースが流れ、株価は2ヶ月で28倍にも高騰しましたね。実際に20年4Qは前年比+43%に転じています。
しかしながら、個人的にはバイオナノは投資したい銘柄ではないです。
なぜならば、バイオ関連株は期待値だけで、度々株価が急騰するからです。バイオナノの営業損失額は、売上高の4倍を超えるほど巨額です。20年4Qの決算が上向いただけでは、怖くて投資できる銘柄ではないですね。
実際に、4Qの好決算が出た後でも、継続して株価は急落しています。
バイオナノが本当に優れた製品を開発したならば、21年1Q以降の決算も2桁成長を継続するはずです。次の決算を見ないで期待値だけで投資するのは危険ですね。実際には、株価が急落した事からも分かる通り、個人投資家はハメられた可能性が高いですね。
20年4Qの発表後に、バイオナノは大規模な増資を発表しています。
- バイオナノの4半期決算(2020年9-12月)は?
- バイオナノの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 株価は28倍に高騰、21年も急騰は止まらない?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
バイオナノ・ジェノミクス(BNGO)の四半期決算は?
リフト(LYFT)の四半期決算を紹介します。
20年2Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:118万ドル(前年比−45%)
- 営業利益:−743万ドル(−8%)
- 純利益:−807万ドル(−5%)
- 1株当たり利益:—ドル(—%)
20年3Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:219万ドル(前年比−33%)
- 営業利益:−872万ドル(−53%)
- 純利益:−1079万ドル(−68%)
- 1株当たり利益:—ドル(—%)
20年4Q決算(2020年12月30日)
- 売上高:399万ドル(前年比+43%)
- 営業利益:−1112万ドル(−55%)
- 純利益:−1173万ドル(−48%)
- 1株当たり利益:−0.11ドル(+60%)
4Qの売上高は前年比43%増で399万ドル、営業利益は−1112万ドルでした。売上高の3倍を超える大幅な赤字企業です。
バイオナノ・ジェノミクスはマイナス成長で、常に赤字幅拡大している企業です。しかしながら、4Qは例年になく売上高がプラスでした。業績が好転したことで、バイオナノ・ジェノミクスの株価も急上昇していますね。
しかしながら、赤字企業に変わりはなく、21年も継続してマイナス成長だと思います。
21年1Q決算(2021年3月…)
21年1Q決算は、6月22日に公開予定です。
リフトの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
バイオナノ・ジェノミクス(BNGO)の損益計算書は?
バイオナノは18年に6ドルで上場しました。株価は一貫して下落基調にあり、20年3月には最安値0.28ドルを付けています。しかしながら、20年12月に急騰し最高値13ドルを付けました。21年4月は6ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高は横ばいかもしくは下落しています。営業損失額は売上高の4〜5倍で、20年の営業利益率は−453%でしたね。大規模な研究開発を必要とするゲノム関連は、大半が赤字企業です。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは減少する一方で、EPSの赤字幅は年々改善傾向にあります。ゲノム株は魅力的なテーマが多く、資金調達が潤沢もです。自己資本比率は58%と高いです。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、赤字幅は年々拡大していますね。研究開発に莫大な資金を必要とするため、営業CFは大幅な赤字です。しかしながら、当たれば大きいため、資金を提供する投資家も多いですね。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
バイオナノ・ジェノミクス(BNGO)の注目点は?
バイオナノ・ジェノミクスに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。バイオナノは、ゲノム解析のシーケンサという計測機器を製造する企業です。そのため、シーケンサの需要が高くなれば業績も上向きます。
注目1:2ヶ月で株価が28倍に急上昇した?
バイオナノ・ジェノミクスの株価は、2ヶ月で28倍に急上昇しました。突然の株高でSNSでも話題に上がりましたね。急騰のストーリーは、競合企業よりも高性能で安価な製品を開発したニュースが流れたからです。
バイオナノは、ゲノム解析のシーケンサという計測機器を製造販売します。
この計測機器が、競合パシフィック・バイオサイエンシズ・オブ・カリフォルニア(PACB)よりも、高い検出力で価格も100分の1と安いという見解が出ました。こうした思惑があり、20年末に出来高が急騰し、株価も2ヶ月で28倍にも上昇しています。
しかしながら、思惑だけで飼われている可能性が高いので注意が必要です。なぜならば、環境銘柄と同様に、ゲノム株は期待値だけで短期的に急騰する銘柄だからです。ゲノム関連がテーマ株として盛り上がったのは過去に何度もありますね。
バイオナノが本当に優れた製品を開発したならば、21年も継続して売上高が拡大するはずです。バイオナノに投資するのは、数回の決算を見極めてからでも遅くないですね。
注目2:ゲノミクス市場は25年に117億ドルの拡大?
植物ゲノミクスの市場規模推移です。
ゲノミクス市場は年率8.3%で拡大し、25年には117億ドルになると言われています。世界中で投資が活発な分野で、北米、欧州、アジア、アフリカなど全ての地域で市場が拡大しています。
高齢化社会が進む中で健康に対する需要が高まり、将来的に注目されるテーマです。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:バイオナノ・ジェノミクスの四半期決算は?
- 18年に上場した、ゲノムの計測機器を開発する米国企業
- ゲノム企業向けに、計測機器シーケンサを開発販売してる
- 計測機器を開発し、競合よりも高性能で安価だと報道される
- 20年末に株価が急騰、2ヶ月で28倍にも高騰した
- 21年4Q決算は前年比+43%で、プラス成長に転じる
個人的には、バイオナノは投資したい銘柄ではないです。
なぜならば、バイオ関連株は期待値だけで、度々株価が急騰するからです。バイオナノの営業損失額は、売上高の4倍を超えるほど巨額です。20年4Qの決算が上向いただけでは、怖くて投資できる銘柄ではないですね。
実際に、4Qの好決算が出た後でも、継続して株価は急落しています。
バイオナノが本当に優れた製品を開発したならば、21年1Q以降の決算も2桁成長を継続するはずです。次の決算を見ないで期待値だけで投資するのは危険ですね。実際には、株価が急落した事からも分かる通り、個人投資家はハメられた可能性が高いですね。
20年4Qの発表後に、バイオナノは大規模な増資を発表しています。
赤字企業であるバイオ企業に投資するよりも、すでに実績がある製薬会社に投資した方が良いですね。ファイザーやアストラゼネカは、コロナワクチンを開発した事で注目を集めていますね。製薬大手は割安銘柄も多く、安心して投資できる数少ない業界です。
参考:ファイザー四半期決算|営業利益率26%でも投資すべきでない
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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