手術ロボット「ダ・ヴィンチ」を製造するインテュイティヴ・サージカルは、高齢化社会や中間層増大で恩恵を受ける銘柄ですね。経済再開で手術増が期待されるも、22年1Qは+15%、2Qは+4%、3Qは+15%と回復しています。
- 「医療機器メーカーは、高齢化や中間層増大で恩恵を受ける…」
- 「業界最大手のメーカーで、市場シェアの5%を占める…」
- 「海外売上比率が5割を高く、中国の売上は1割で高い…」
インテュイティヴ・サージカル(ISRG)は、手術用ロボットで世界トップの米国企業です。競合企業には、業界最大手のメドトロニック(MDT)やジョンソン(JNJ)があります。世界中の病院に「ダ・ヴィンチ」が6千台、米国に4千台が設置され需要が急増しています。
個人的には、インテュイティヴは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、世界的に手術用ロボットの需要が急増しているからです。コロナ禍では手術件数が減少し売上は減るも、21年は再び力強く回復しています。コロナによる変動要因は大きいが、21年2Qは前年比+71%しています。
ただし、22年3Qは+15%に回復するも減速気味ですね。ダビンチ製品は市場を独占しているが、特許が切れるため今後は競争が激化しそうです。
手術用ロボットは、ヘルスケアでも最も成長率が高い産業です。
世界の手術用ロボットの市場規模は20年に23億ドル、年率21.6%で成長し28年には140億ドルになると試算されています。外科医、患者、病院、治療施設は、 今後数年間で最新の外科治療のために先進ロボットを求めると言います。
高い成長率が期待されるため、22年11月の予想PERは34倍と高いです。そのため、株価が大きく下落する局面があれば購入したいですね。
- ISRGの4半期決算(22年6-9月)は?
- ISRGの過去10年間の売上高や営業利益は?
- コロナ禍は需要が減少、22年は力強く回復する?
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
インテュイティヴ(ISRG)の四半期決算は?

インテュイティヴ(ISRG)の四半期決算を紹介します。
21年3Q決算(21年9月30日)
- 売上高:14.03億ドル(前年比+30%)
- Instruments and accessories:7.55億ドル(+20%)
- Service:2.32億ドル(+30%)
- System:4.15億ドル(+55%)
- 営業利益:4.43億ドル(+63%)
- 純利益:3.81億ドル(+21%)
- 1株当たり利益:1.04ドル(+19%)
21年4Q決算(21年12月31日)
- 売上高:15.50億ドル(前年比+16%)
- Instruments and accessories:8.42億ドル(+12%)
- System:4.69億ドル(+28%)
- Service:2.38億ドル(+10%)
- 営業利益:4.50億ドル(+8%)
- 純利益:3.81億ドル(+5%)
- 1株当たり利益:1.04ドル(+3%)
22年1Q決算(22年3月31日)
- 売上高:14.87億ドル(前年比+15%)◯
- Instruments and accessories:8.10億ドル(+14%)
- System:4.28億ドル(+16%)
- Service:2.49億ドル(+14%)
- 営業利益:4.08億ドル(−2%)
- 純利益:3.65億ドル(−15%)
- 1株当たり利益:1.00ドル(−15%)◯
22年2Q決算(22年6月30日)
- 売上高:15.22億ドル(前年比+4%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:3.08億ドル(−40%)
- 1株当たり利益:1.14ドル(−12%)
22年3Q決算(22年9月30日)
- 売上高:15.57億ドル(前年比+15%)◯
- Instruments and accessories:8.71億ドル(+15%)
- System:4.25億ドル(+2%)
- Service:2.59億ドル(+11%)
- 営業利益:3.98億ドル(−10%)
- 純利益:3.24億ドル(−15%)
- 1株当たり利益:0.90ドル(−14%)◯
3Qの売上高は前年比+15%で15.57億ドル、営業利益は−10%で3.98億ドルでした。21年1Qと2Qと比較して、3Qは加速していますね。ただし、営業利益率は25%と少し低下気味です。
患者の負担が少ないロボット手術で最先端企業だと言えます。
同社の業績は引き続き好調で、将来の見通しも明るいです。22年3Qの主力製品の出荷数は305台(前年比−10%)、ダビンチ総設置台数は6525台(+13%)でした。
長期的には、特許が切れにより競合が増えそうです。
世界のダ・ヴィンチ手術は、2021 年の第 3 四半期と比較して約 20% 増加しました。
2021 年の第 3 四半期は、COVID-19 のパンデミックによって引き起こされた混乱が反映されており、それが私たちの手順に影響を与えました。
2019 年第 3 四半期から 2022 年第 3 四半期までの年平均成長率は約 16% でした。
当社は、2021 年第 3 四半期の 336 と比較して 9% の減少となる 305 のダ ヴィンチ サージカル システムを配置しました。
当社は、2022 年 9 月 30 日の時点でダ ヴィンチ サージカル システムのインストール ベースを 7,364 システムに拡大しました。これは、2021 年の第 3 四半期末の 6,525 と比較して 13% 増加しています。
2022 年第 3 四半期の収益は 15.6 億ドルで、2021 年第 3 四半期の 14.0 億ドルと比較して 11% 増加しました。
2022 年第 3 四半期の Intuitive に起因する GAAP 純利益は、2021 年第 3 四半期の 3 億 8,100 万ドル、希薄化後 1 株あたり 1.04 ドルに対し、3 億 2,400 万ドル、希薄化後 1 株あたり 0.90 ドルでした。
2022 年の第 3 四半期の非 GAAP* 純利益は、2021 年第 3 四半期の 4 億 3,500 万ドル (希薄化後 1 株あたり 1.19 ドル) と比較して、4 億 2,900 万ドル (希薄化後 1 株あたり 1.19 ドル) でした。
当社は、2022 年第 3 四半期に 10 億ドルの普通株式を買い戻しました。
2022 年 9 月、日本の厚生労働省は、一般手術、胸部手術 (心臓手術および肋間アプローチを除く)、泌尿器科手術、婦人科手術、および経口腔頭頸部手術での使用について、ダヴィンチ SP 手術システムを承認しました。 .
22年4Q決算(22年12月…)
22年4Q決算は、23年1月19日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
インテュイティヴ(ISRG)の損益計算書は?

インテュイティブは00年に4ドルで上場しています。株価は常に右肩上がりで最高値を更新し続けています。20年3月は135ドルに下落するも、22年10月は193ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上は順調に拡大しています。コロナによる影響で手術件数が減少し、20年は売上が減速していますね。しかし、21年は再び大きく上昇しています。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。自己資本比率は88%と高く、BPSとEPSも安定して上昇しています。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に拡大しています。19年は設備投資を増やすも、営業CFは順調に拡大していますね。特許懸念はあるも、順調に事業規模を拡大しているといえます。
では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?
インテュイティヴ(ISRG)の注目ポイントは?

インテュイティヴ(ISRG)の注目すべきポイントを紹介します。
注目1:医療機器メーカー世界3位でシェア5.0%?
世界的な手術用ロボットの市場シェアです。
インテュイティヴは、世界的な手術用ロボットで高いシェアを持ちます。競合企業には、医療機器最大手のメドトロニック(MDT)、業界2位のジョンソン(JNJ)、ストライカー(SYK)の3社です。
手術用ロボットは、ヘルスケア業界で最も成長が期待されています。
注目2:年率21.6%で拡大し28年に140億ドル?
手術用ロボットの市場規模の推移です。
世界の手術用ロボットの市場規模は20年に23億ドル、年率21.6%で成長し28年には140億ドルになると試算されています。
著名調査会社 GMD リサーチ社は、世界中で様々な種類の手術や外科的処置に外科用ロボットが急速に採用されているため、世界市場は堅調に成長すると予測している。外科医、患者、病院、治療施設は、 今後数年間で、最新の外科治療のために先進的なロボットを求めると推測しています。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:アボット(ABT)の決算は?

- 00年に上場した、手術用ロボットで最先端の米国企業
- 競合はメドトロニック、ジョンソン、ストライカーがある
- 手術用ロボットは需要が高く、年率21%で拡大してる
- 営業利益率は35%と高く、競争力が高いことを示唆してる
- 「ダ・ヴィンチ」は世界で6千台、米国で4千台が設置されてる
個人的には、インテュイティヴは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、世界的に手術用ロボットの需要が急増しているからです。コロナ禍では手術件数が減少し売上は減るも、21年は再び力強く回復しています。コロナによる変動要因は大きいが、21年2Qは前年比+71%しています。
しかし、3Qは前年比+30%、4Qは+16%と減速しています。21年後半の変異株の影響で、再び手術を延期した患者がいたと思います。
手術用ロボットは、ヘルスケアでも最も成長率が高い産業です。
世界の手術用ロボットの市場規模は20年に23億ドル、年率21.6%で成長し28年には140億ドルになると試算されています。外科医、患者、病院、治療施設は、 今後数年間で最新の外科治療のために先進ロボットを求めると言います。
高い成長率が期待されるため、22年1月の予想PERは53倍と高いです。そのため、株価が大きく下落する局面があれば購入したいですね。
業界最大手はメドトロニック(MDT)ですね。メドトロニックは心血管、医療外科、神経科学、糖尿病など事業が幅広く、特にペースメーカーとインスリンポンプでトップシェアを持ちます。
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