ギリアド・サイエンシズ(GILD)四半期決算|3Qは+12%に減速

ギリアド・サイエンシズは、世界2位のバイオ医薬品会社です。主力の抗ウイルス剤が好調だった時期は、製薬会社でも上位10社に入る売上高でした。長く低迷していた同社だが、21年には売上も利益も上向いていますね。

  • 「高齢化や現代病で、医薬品開発の需要はますます伸びるはず…」
  • 「世界2位の製薬会社なのに、予想PERは9倍で割安である…」
  • 「営業利益率は43%と高く、優良ビジネスなのは間違いない…」

ギリアド・サイエンシズは、1987年に設立されたバイオ製薬会社です。業績が好調だった15年は、製薬会社のトップ10社に入りました。現在は世界2位のバイオ医薬品で、HIV、B型肝炎、C型肝炎、インフルエンザなど抗ウイルス剤を開発します。

個人的には、ギリアドは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、15年以降は低迷するも、再び売上と利益が急回復しているからです。19年に19%だった営業利益率は、21年には43%まで上昇しています。主力だった抗ウイルスやHIVは低迷するも、他の医薬品が成長を牽引しています。

また、主力製品は特許期間が33年と長く、長期で売上が立ちますね。

他の製薬企業と同様に、21年11月時点の予想PERは9倍と割安に放置されています。投資するタイミングは今ではないが、景気後退局面がきたら投資したい銘柄ですね。

ギリアドの投資判断したい人向け
  1. ギリアドの4半期決算(21年7-9月)は?
  2. ギリアドの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 世界2位のバイオ医薬会社でも、投資すべきでない理由は?

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また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ギリアド・サイエンシズ(GILD)の四半期決算は?

ギリアド・サイエンシズ(GILD)の四半期決算を紹介します。

21年1Q決算(21年3月30日)

1Qの業績は...
  1. 売上高:64.23億ドル前年比+15
  2. 営業利益:29.63億ドル(+18%
  3. 純利益:17.29億ドル+11%
  4. 1株当たり利益:1.37ドル(+12%

21年2Q決算(21年6月30日)

2Qの業績は...
  1. 売上高:62.17億ドル前年比+20
  2. 営業利益:23.42億ドル(+51%
  3. 純利益:15.22億ドル+145%
  4. 1株当たり利益:1.21ドル(+145%

21年3Q決算(21年9月30日)

3Qの業績は...
  1. 売上高:74.21億ドル前年比+12
  2.  Product sales:73.56億ドル(+13%
  3.   HIV Product:41.89億ドル(−8%)
  4.   HCV Product:4.64億ドル(−8%)
  5.   HBV/HDV:2.47億ドル(+17%
  6.   Veklury:19.23億ドル(+120%
  7.   Cell Therapy Product:2.22億ドル(+51%
  8.   Trodelvy:2.45億ドル(—%)
  9.   Other:73.62億ドル(−3%)
  10.  Royality:0.65億ドル(−23%)
  11. 営業利益:36.86億ドル(+16%
  12. 純利益:25.92億ドル+620%
  13. 1株当たり利益:2.05ドル(+606%

3Qの売上高は前年比+12%で74.21億ドル、営業利益は+16%で36.82億ドルでした。21年1Qと2Qに引き続き、3Qも売上と利益は好調でしたね。営業利益率は49%と好調です。

主力製品であるHIV薬品は売上が減少していますね。ギリアドは、Vekluryやイエスカルタの売上を伸ばしていく必要があります。

21年通期の売上高は、261.5億ドル(前年比+6%)としています。

21年4Q決算(21年12月…)

21年4Q決算は、22年1月27日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ギリアド・サイエンシズ(GILD)の損益計算書は?

ギリアドは1992年に0.6ドルで上場しています。15年に最高値117ドルをつけるも、その後は長く低迷しています。21年11月は67ドル前後で推移していますね。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、15年に上昇した後に低迷しています。売上が伸びた理由は、抗ウイルス薬がよく売れたからです。しかし、完治する患者が増えたことで、逆に売上は減少していますね。21年は買収により売上も利益も上向いています。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去の10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。16年以降はBPSもEPSも低迷するも、21年に急回復しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)も、15年を境に減少傾向にあります。投資CFが少ない優良ビジネスだが、営業CFは低迷していますね。ただし、21年以降は持ち直しそうにも見えます。

では、私たち投資家はどのように投資判断したら良いのでしょうか?

ギリアド・サイエンシズ(GILD)の注目点は?

ギリアドに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。

注目1:15年はバイオ医薬品で世界1位だった?

参考:世界1位の「バイオ製薬会社」に飛躍した

抗ウイルス薬に成功した2015年頃、ギリアドの業績は好調でした。

ギリアドはアムジェン社を抜き、世界1位のバイオ医薬品の会社になりました。また、製薬会社の売上高でも、上位10社にもランクインしていましたね。2020年現在は売上高は大きく落ち込み、アムジェン社にも抜かれています。

ギリアドの分野別売上高を見ると、抗ウイルス薬の売上が大きく貢献している事が分かります。

抗ウイルス薬の「ハーボニー」と「ソバルディ」は、15年の医療薬品売上高で1位と2位を独占しています。しかしながら、17年になると売上高は半分以下まで落ち込みます。これは、抗ウイルス剤の治癒率が高く、患者数が急速に減少して市場が縮小したからです

患者には素晴らしい事だが、製薬会社としては悲しい結果ですね。

参考:15年度医療用医薬品国内売上高ランキング

では、2020年のギリアドの医薬品はどうでしょうか?

注目2:主力3製品が売上高の43%を占める?

参考:ギリアドサイエンシズの企業研究

主力製品の19年売上高は...
  1. Bikarvy:47.38億ドル(20%
  2. エプクルーサ:19.65億ドル(8%)
  3. イエスカルタ:4.56億ドル(1%)
  4. 合計:71.50億ドル(31%)

ギリアドの主要製品は、「Bikarvy」「エプクルーサ」「イエスカルタ」の3つです。

BikarvyはHIV治療薬で売上高は47.38億ドル、US特許は2033年です。エプクルーサはC型慢性肝炎の治療薬で19.56億ドル、US特許は32年です。イエスカルタは悪性リンパ腫の治療薬で4.56億ドル、US特許は27年です。

特許期間がまだまだ長いが、20年時点での売上高は大きくはありません。まだまだ売上高は小さく、19年度の上位20医薬品には入っていないですね

ギリアドはHIV医薬品に強みを持つが、今後はこの分野の競争は激しくなります。ギリアドとしては、年間10億ドルを超えるブロックバスターを増やさなければ先細りますね。

では、ギリアドの地域別の売上高を見てみましょう。

注目3:米国市場が売上高の74%を占める?

参考:ギリアドサイエンシズの企業研究

ギリアド社の地域別の売上高です。

ギリアド社の売上高は、米国市場が全体の74%を占めます。欧州の売上高は17%、その他は8%しかありません。世界的な大手製薬会社は、米国以外の売上高が50%以上を占めます。ギリアド社は、まだまだ海外市場は開拓する余地があるとも言えますね。

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では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ギリアド(GILD)の四半期決算は?

ギリアド株の特徴は...
  1. 1987年に設立、世界2位の米バイオ製薬会社である
  2. 2015年は好調で、製薬会社トップ10社に入る売上高
  3. 抗ウイルス剤「ハーボニー」「ソバルディ」が売上を押し上げる
  4. 抗ウイルス剤の市場は急落し、アムジェン社に抜かれる
  5. 売上高は15年にピークで、19年は32%も減少した
  6. 15年に営業利益率68%だが、19年には19%まで下落
  7. BPS、EPS、営業CFも15年以降は、大きく減少している

個人的には、ギリアドは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、15年以降は低迷するも、再び売上と利益が急回復しているからです。19年に19%だった営業利益率は、21年には43%まで上昇しています。主力だった抗ウイルスやHIVは低迷するも、他の医薬品が成長を牽引しています。

また、主力製品は特許期間が33年と長く、長期で売上が立ちますね。

他の製薬企業と同様に、21年11月時点の予想PERは9倍と割安に放置されています。投資するタイミングは今ではないが、景気後退局面がきたら投資したい銘柄ですね。

世界1位の売上高の医薬品を持つ製薬企業はアッビィ(ABBV)です。アッビィも予想PER8倍と割安に放置されています。

参考:アッヴィ(ABBV)四半期決算|3Qは前年比+11%に減速

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