アッヴィの四半期決算|販売高286億ドルの医薬品ヒュミラ

アッヴィは世界1位の医薬品「ヒュミラ」を持つ大手製薬会社です。販売高は268億にも達し、12年連続1位を維持していますね。20年には大型買収に成功し、世界4位の製薬会社に成長します。では、アッヴィに投資すれば投資家は利益を得られるでしょうか?

  • 「高齢化や現代病で、医薬品開発の需要はますます伸びるはず…」
  • 「世界4位の製薬会社になるのに、PERは22倍と高くない…」
  • 「268億ドルの主力製品は、22年に特許が切れる…」

個人的には、アッヴィは現時点で投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、主力製品「ヒュミラ」の販売高が大きく、特許後のリスクが高いからです。ヒュミラは医薬品ランキングで12年から連続1位を獲得しています。アッヴィの売上高の8割を占めるまでに成長しています。

しかし、22年に特許が切れるため、今後5年で売上高は半減する見通しです

アッヴィの事例は製薬会社に投資する難しさを教えてくれます。かつてのギリアド社(GILD)もそうでしたが、主力製品の過度な依存はその後の低迷をもたらします競争や特許問題がある製薬業界に投資するならば、ヘルスセクター「VHT」が賢明な手段ですね。

ただし、長期的な視点ではアッヴィの今後の業績は楽観的に見ています。

アッヴィの投資判断したい人向け
  1. アッヴィの4半期決算(2020年7-9月)は?
  2. アッヴィの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 主力製品の特許が切れるが、PER22倍は割高なのか?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

アッヴィ(ABBV)の10年間の四半期決算は?

アッヴィの四半期決算を紹介します。

20年1Qの決算(2020年3月30日)

1Qの業績は...
  1. 売上高:86.1億ドル(前年比−3.8%)
  2. 営業利益:36.0億ドル(+20%
  3. 純利益:30.1億ドル+22%
  4. 1株当たり利益:2.02ドル(+22%

20年2Qの決算(2020年6月30日)

2Qの業績は...
  1. 売上高:104.2億ドル前年比+26
  2. 営業利益:7.5億ドル(−78%)
  3. 純利益:−7.3億ドル(前年度7.4億ドル)
  4. 1株当たり利益:−0.46ドル(前年度0.49ドル

20年3Qの決算(2020年9月30日)

3Qの業績は...
  1. 売上高:128.8億ドル前年比+51
  2.  Immunology:57.9億ドル(+14%
  3.  Hematologic Oncology:17.2億ドル(+16%
  4.  Aesthetics:9.6億ドル(n/m)
  5.  Neuroscience:12.4億ドル(n/m)
  6.  Eye Care:8.4億ドル(n/m)
  7.  Women’s Health:2.3億ドル(n/m)
  8.  Other Key Products:12.6(−8%)
  9. 営業利益:32.5億ドル(+24%
  10. 純利益:23.0億ドル+22%
  11. 1株当たり利益:2.83ドル(+21%

アッヴィは、米医薬品・医療器具大手のアボット・ラボラトリーズ(ABT)から、2012年に分社化した世界8位の製薬会社です。英アラガン社を20年に買収したことで、世界3位か4位の製薬会社に成長します

アッヴィの主力製品は、世界1位の販売高を誇る「ヒュミラ」です。

20年3Qの売上高は前年比51%増で128億ドル、営業利益は24%増で32億ドルです。急激に売上高が増えたのは、買収したアラガン社の売上も計上したからです。アラガン社は、美容薬品、眼科、女性の健康に特化した薬品を扱います。

主力製品アッヴィの特許は22年に切れるが、短期的にはまだまだ成長しますね。

20年4Qの決算(2020年12月)

2021年2月4日に公開予定。

では、アッヴィの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

アッヴィ(ABBV)の10年間の損益計算書は?

アッヴィは2012年に33ドルでNYSEに上場しています。その後は順調に株価は高騰し18年に最高値123ドルを付けています。しかしながら、その後の株価は伸びておらず、コロナ後の20年11月時点で104ドル前後で推移しています。

では、アッヴィの売上高や営業利益率はどうでしょうか?

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は過去9年で2.1倍に増えています20年(TTM)に大きく増えたのは、英アラガン社を買収したからです。売上高が順調に増えたのは、主力製品ヒュミラが12年から販売高1位を維持してる事が大きいです。

ただし、営業利益率は波がある点は少し懸念材料ですね。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)は18年と19年でマイナスです。これは、アラガン社の大型買収で、資産が一時的に減少したからですね。買収後の20年には持ち直しています。EPS(1株あたり純利益)は、比較的に上昇傾向にあると言えます。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間の営業CFとフリーCFは、一貫して上昇傾向にあります。製薬会社は研究開発費を必要とする業種だが、それ以上に安定して営業CFを稼ぎ出しています。300億ドル規模の大型買収ができるのも、安定したキャッシュを生み出してるからですね。

では、私たち投資家はアッヴィ株をどのように投資判断したら良いのでしょうか?

アッヴィに投資する上で注目すべきポイントは?

アッヴィに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。

注目1:製薬会社ランキング世界11位で243億ドル?

参考:【2020年版】製薬会社世界ランキング

2019年度の製薬会社売上高ランキングです。

世界最大の製薬会社はスイスのロシュで618億ドルです。2番手は米ファイザーで517億ドル、3番手はスイスのノボノルディスクで474億ドルと続きます。2019年度末の決算では、米アッヴィは世界8位で332億ドルの会社です

しかしながら、アッヴィは20年5月にアラガン社を630億ドルで買収しています。この買収で、アッヴィの売上高は3位か4位まで上昇する見通しです(参考:アッヴィ、アラガンとの統合手続き完了)。

アッヴィが大型買収できるのは、200億ドルを超える主力製品のおかげですね。

注目2:販売高268億ドルの世界1位医薬品を持つ?

参考:2019年 世界で最も売れた医薬品は

2019年の世界で最も売れた医薬品ランキングです。

アッヴィは世界で最も良く売れている抗リウマチ薬「ヒュミラ」を持ちます。ヒュミラの販売高は268億ドルで、12年から連続1位を維持しています2位のエリキュースの倍以上の売上高で、19年度も6.7%も売り上げは伸びています。

しかし、ヨーロッパではヒュミラの特許はすでに切れています。販売高が大きい米国特許も22年までです。そのため、今後5年間でヒュミラの売上高は半減すると言われています

アッヴィがアラガンを買収したのも、ヒュミラからの依存度を減らすためです。アッヴィの19年度の売上高の8割は、主力製品のヒュミラだけで8割を超えています

では、アッヴィは他にどのような製品を販売しているのでしょうか?

注目3:主力製品ヒュミラが売上高の8割を占める?

参考:AbbVieの企業研究

主力製品の19年売上高は...
  1. ヒュミラ:191.1億ドル(US特許2022年)
  2. インブルビカ:46.7億ドル(US特許2027年)
  3. スキリージ:3.5億ドル(US特許-)

アッヴィの主要製品は、「ヒュミラ」「インブルビカ」「スキリージ」の3つです。

リウマチ系ヒュミラの売上高は191億ドルと圧倒的ですね。欧州の特許はすでに切れています。US特許は22年まであり、米国と日本で180億ドルは維持する見通しです。バイオ薬品の複製は難しく、特許が切れても直ぐに市場は奪われる訳ではないです。

しかしながら、今後5年間で売上高は半減すると言われてます

慢性リンパ性白血病のインブルビカの売上高は46億ドル、US特許は27年です。乾癬治療薬のスキリージと「RINVOQ」は、アッヴィで成長が期待されている製品です。アナリスト予想では、この2製品の売上高ピークは100億ドルだと言います

ヒュミラの売上は急激に落ちるが、将来の見通しはそこまで悪くはありません。いくつかの主力商品が期待されている事と、アラガン買収により売上高が軌道に乗るからです。

では、アッヴィの海外売上高の比率はどうでしょうか?

注目4:米国市場が売上高の65%を占める?

アッヴィの地域別の売上高です。

米国市場の売上高が最も大きく、全体の65%を占めます。次いで、欧州市場が16%、日本市場が4%、その他の市場は13%ですね。

他の大手製薬会社と同様に米国市場の売上高が大きいですね。楽観的に言うと、まだまだ人工過密のアジア地域で伸び代があると言えます。

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

投資家はアッヴィ株を購入するべきか?

アッヴィ株に投資すべきでない理由は...
  1. 売上高は9年で2倍になるも、主力製品ヒュミラの特許が切れる
  2. ヒュミラの売上依存は8割、22年に米国で特許が切れる
  3. アラガンを買収しリスクを減らすも、以前の成長率は期待できない
  4. 営業利益率は高いが波があり、低い時は19%まで落ちる
  5. 長期的には成長が期待できるも、製薬会社は特許リスクが高い

アッヴィは世界1位の医薬品ヒュミラを持つ大手製薬会社です。販売高は268億にも達し、12年連続1位を維持していますね。ヒュミラによって豊富な資金を手にしたアッヴィは、320億ドルの英アラガン社を買収し、世界4位の製薬会社になります。

しかしながら、個人的には現時点でアッヴィは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、ヒュミラの販売高が大きく、売上高の8割も依存しているからです。かつてのギリアド社もそうでしたが、主力製品の過度な依存は低迷する可能性が高いです。ヒュミラはUS特許が22年なので、5年で売上は半減すると言います。

アッヴィの事例は製薬会社に投資する難しさを教えてくれます。

特定の製品が売れると大きな利益を生み出すが、特許が切れた後の影響も大きくなるからですそのため、製薬業界に投資するならば、ヘルスセクター「VHT」が最も賢い方法だと言えますね。

ただし、長期的な視点で見た場合、アッヴィが衰退するとは思っていません。なぜならば、新たな主力製品が育つこと、アラガンを買収したことで新たな医薬品が並ぶからです。特に、恒例会社会を見越して、美容や眼科などの医薬品は期待できますね。

ヒュミラの特許切れはすでに市場は折り込んでいます。そのため、20年11月のPER22倍は割高ではないですね。ただ、積極的に購入したい株価でもありません。

まとめ:アッヴィ(ABBV)の四半期決算は?

アッヴィ株の特徴は...
  1. 医療メーカーの大手アボットから、12年に分社した製薬会社
  2. 英アラガン社を買収することで、20年に世界4位の製薬会社になる
  3. 売上高は9年で2倍になるも、主力製品ヒュミラの特許が切れる
  4. ヒュミラの売上依存は8割、22年に米国で特許が切れる
  5. 長期的には成長が期待できるも、製薬会社は特許リスクが高い
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個人的には、アッヴィは現時点で投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、主力製品「ヒュミラ」の販売高が大きく、特許後のリスクが高いからです。ヒュミラは医薬品ランキングで12年から連続1位を獲得しています。アッヴィの売上高の8割を占めるまでに成長しています。

しかし、22年に特許が切れるため、今後5年で売上高は半減する見通しです

アッヴィの事例は製薬会社に投資する難しさを教えてくれます。かつてのギリアド社(GILD)もそうでしたが、主力製品の過度な依存はその後の低迷をもたらします競争や特許問題がある製薬業界に投資するならば、ヘルスセクター「VHT」が賢明な手段ですね。

ただし、長期的な視点ではアッヴィの今後の業績は楽観的に見ています。

会社員が株式投資で成功できない理由とは?

参考:個人投資家の年収は? – 年収300万円未満は49%

会社員投資家が勝てない理由は...
  1. 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
  2. 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
  3. 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
  4. お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
  5. お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
  6. お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
  7. 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
  8. 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
  9. 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない

会社員が株式投資で勝つのは難しいです。

なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます

実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。

会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。

ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。

私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。

21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。

しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました

実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした

私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。

ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月ですまた、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。

しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます

ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます

私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです

コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です

3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです

もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。

ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。

なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです

だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。

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