患者数が少ない希少薬を開発するアレクシオンは、低迷する製薬業界の中で最も成長率が高い製薬会社です。売上高は前年比25%で成長するも、株価は15年以降から低迷していますね。では、割安に放置されている
- 「高齢化や現代病で、医薬品開発の需要はますます伸びるはず…」
- 「売上高は25%増なのに、株価は5年間も伸びていない…」
- 「PERは28倍と安くないが、予想PERは10倍と割安である…」
個人的には、アクレシオンは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、割安に放置されている製薬業界の中でも、とりわけ割安に放置されている銘柄だからです。アレクシオンは、18年以降に前年比25%増の高い成長率を維持しています。しかしながら、株価は15年の最高値204ドル以降から下落し続けています。
PERは28倍と安くはないが、実は予想PERで見ると10倍です。
大きな乖離がある理由は、20年2Qに20億ドルの減損処理を行なったからです。業績とは関係ないためこれを排除すると、20年のEPS見通しは12ドル、PERは10倍の割安になります。
また、20年8月にアムジェン社と和解した事で、売上高の65%を占めるソリリスの特許は25年まで続きます。ソリリスの売上を維持したまま、後継薬ユルトミスは前年比2〜3倍で急増しています。これらは、アレクシオンの株価を大きく押し上げる要因になります。
- アレクシオンの4半期決算(2020年7-9月)は?
- アレクシオンの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 売上は前年比25%増だが、予想PERは10倍と割安?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
アレクシオンファーマの10年間の四半期決算は?
アレクシオンの四半期決算を紹介します。
20年1Qの決算(2020年3月30日)
- 売上高:14.44億ドル(前年比+26%)
- SOLIRIS:10.22億ドル(+6%)
- ULTOMIRIS:2.22億ドル(9.2倍)
- STRENSIQ:1.72億ドル(+32%)
- 営業利益:6.95億ドル(+34%)
- 純利益:5.57億ドル(−6%)
- 1株当たり利益:2.5ドル(−5%)
20年2Qの決算(2020年6月30日)
- 売上高:14.44億ドル(前年比+20%)
- SOLIRIS:9.75億ドル(−1%)
- ULTOMIRIS:2.51億ドル(4.6倍)
- STRENSIQ:1.84億ドル(+30%)
- 営業利益:−13.70億ドル(前年度5.32億ドル)
- 純利益:−10.68億ドル(前年度4.59億ドル)
- 1株当たり利益:−4.84ドル(前年度2.04ドル)
20年3Qの決算(2020年9月30日)
- 売上高:15.88億ドル(前年比+25%)
- SOLIRIS:10.42億ドル(+5%)
- ULTOMIRIS:2.89億ドル(3.2倍)
- STRENSIQ:1.89億ドル(+22%)
- 営業利益:6.66億ドル(+24%)
- 純利益:5.78億ドル(+23%)
- 1株当たり利益:2.62ドル(+26%)
アレクシオンは92年に米国で誕生した新しい製薬会社です。患者数が少ない希少な治療薬の開発を得意としています。売上高は過去10年で10倍に増え、25年には製薬会社の売上高でトップ25社にランクインする見通しです。
20年3Qの売上高は前年比25%増で15.88億ドル、営業利益は24%増で6.66億ドルです。営業利益率は41%と利益率が高いですね。医薬品ソリリスの売上高が全体の65%を占め、ユルトミリスが3.2倍と急増しています。
20年2Qに営業利益が大きく減損しているが、これは20億ドル分の減損処理を行なったからです。本業の利益とは関係ない一時的な出費ですね。
20年4Qの決算(2020年12月)
2021年1月28日に公開予定。
では、アレクシオンの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
アレクシオンファーマの10年間の損益計算書は?
アレクシオンは96年に2.3ドルでNasdaqに上場しました。順調に株価は上昇し、15年7月に最高値204ドルを付けています。しかしながら、その後に株価は低迷し、コロナ後の20年11月は122ドル前後で推移しています。
では、アレクシオンの売上高や営業利益率はどのように推移しているでしょうか?
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高も営業利益率も順調に推移している事が分かります。売上高は過去10年で10.8倍に増えています。多くの大手製薬会社が1桁成長しかできない中で、高い成長率を維持しています。
営業利益率は一時的に低迷するも、19年は42倍まで回復していますね。
新しい製薬会社にも関わらず成長率と利益率が高い理由は、患者数が少ない治療薬に専念しているからです。希少性が高い治療薬は、競合他社が少なく薬価下げ圧力が弱いです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)は、順調に推移していると言えますね。対して、EPS(1株あたり純利益)は、まだまだ安定しているとは言えないですね。19年は新薬ユルトミリスが成功した事で急激に利益を伸ばしています。
20年(TTM)で減少しているのは、20年2Qに20億ドルの減損処理を行なったからです。減損処理を換算しない20年のEPSは、11.7〜12ドルと好調を維持しています。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間の営業CFとフリーCF(営業CF−投資CF)も、比較的に安定していると言えますね。18年度に下がるも、19年と20年で大きく戻しています。研究開発費が必要な製薬業界だが、投資CFよりも遥かに多くの営業CFを稼いでいますね。
アレクシオンが優良ビジネスなのは間違いありません。では、私たち投資家は、アレクシオンのどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
アレクシオンファーマの注目ポイントは?
アレクシオンに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。
注目1:25年の売上高見通しは90-100億ドル?
2019年度の製薬会社売上高ランキングです。
世界最大の製薬会社はスイスのロシュで618億ドルです。2番手は米ファイザーで517億ドル、3番手はスイスのノバルティスで474億ドルと続きます。
2019年度のアレクシオンの売上高は49億ドルと、業界最大手の10分の1程度の規模しかありません。しかしながら、アレクソンの決算書には、25年までに90-100億ドルに成長すると言います。
この目標を実現できるならば、25年にはトップ25社に入ります。では、アレクシオンはどのような製品を開発販売しているのでしょうか?
注目2:ソリリスが売上高全体の65%を占める?
参考:アレクシオンファーマ
- ソリリス:39.46億ドル(US特許2027年)
- ユルトミリス:3.39億ドル(US特許2035年)
- ストレンジック:5.93億ドル(US特許2029年)
アレクシオンの主力製品は「ソリリス」「ユルトミリス」「ストレンジック」の3製品だけです。アレクシオンのラインナップは少なく、4製品しかありません。また、売上高の65%はソリリスに依存しています。
アレクシオンは、患者人口が少ない希少な病気の治療薬を開発しています。
ソリリスが対応する病気は、発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)、重症筋無力症(MG)です。希少な治療薬なので薬価は高く設定されています。米国で年間50万ドルも必要とする治療薬です。
ソリリスの特許を巡り、米アムジェン社と2020年まで訴訟していました。最終的には8月に和解し、アムジェンはソラリスの後発薬を25年まで販売できなくなりました。ソラリスに売上高の65%を依存するアレクシオンは、まさに存続の危機だったと言えます。
そして、ソリリスの後継品が「ユルトミス」です。
ユルトミスは、ソラリスよりも副作用が少ない上に効果が高く、薬価も45.8万ドルと若干安いです。ユルトミスの20年3Qの売上高は2.89億ドルと小さいが、前年比3.2倍で急速に普及しています。特許は35年までありますね。
訴訟問題が解決し、ソリリスの売上高が25年まで守られるのは朗報です。また、後継薬であるユルトミスが大幅に売上を伸ばしてる事も交換できますね。しかしながら、主力となる製品が少ないことは、引き続きアレクシオンのリスクとなります。
では、地域別の売上高はどうなっているのでしょうか?
注目3:米国市場が売上高の58%を占める?
(百万ドル) | 19Q3 | 20Q3 | 前年比 | 割合 |
---|---|---|---|---|
米国 | 695 | 934 | +35% | 58% |
欧州 | 301 | 332 | +10% | 20% |
アジア太平洋 | 147 | 172 | +25% | 10% |
その他 | 128 | 148 | +15% | 9% |
合計 | 1263 | 1588 | +25% | – |
アレクシオンの地域別売上高と前年比比較です。
最も売上高が高い地域は米国市場で58%、2番手に欧州が20%、3番手に中国を含むアジア太平洋地域が10%です。前年比で最も伸び率が高いのは米国市場で+35%、次いで太平洋地域が+25%です。
アレクシオンは規模が小さい製薬会社だが、米国市場以外にも販路を持ちます。そのため、新しい製品を開発しても、他の市場でも効率良く販売できます。
では、売上高はどのように推移しているのでしょうか?
注目4:20年3Qの売上高成長率は25%?
アレクシオンの四半期毎の売上高と成長率です。
全体的に低迷している製薬業界で、アレクシオンは2桁の成長率を維持しています。20年2Qに売上高が落ち込んだのは、コロナによる外出規制が原因です。他の製薬企業でもそうだが、通院する患者が減少したため、緊急度が高い治療薬以外は落ちています。
20年3Qは以降は、再び高い成長率を維持する可能性が高いですね。
訴訟問題で売上高の大幅な減少を危惧されていたソリリスは、25年まで現在の売上高を維持しそうです。加えて、後継薬であるユルトミスが、前年比2〜3倍で売上高を伸ばしています。ユルトミスは、25年までに6千億ドルを目指す見通しです。
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
アレクシオンファーマ株を購入するべきか?
- 10年で売上高は10倍、2桁成長を維持している
- 営業利益は、17年から3年間で3倍に増えた
- 低迷した利益率は改善し、19年の営業利益率は42%
- BPSは右肩上がりで増加、EPSは3年で5倍に拡大した
- アラジェン社と和解し、ソリリスの売上高は25年まで維持
- 19年に発売したユルトミスの売上高は、前年比3〜4倍に拡大
- 患者が少ない希少薬を開発するため、競合他社が少ない
個人的には、アクレシオンは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、売上高が2桁成長を続ける中で、過去5年間で株高は低迷しているからです。株価が低迷していた原因は、アムジェン社が売上高6割を占めるソリリスの後発薬を開発していたからですね。
しかしながら、20年8月に和解したことで、特許は25年まで守られます。
ソリリスの売上高が維持できる上に、後継薬であるユルトミスは前年比2〜3倍で急拡大しています。アレクシオンが予想する通り、25年までに売上高90-100億ドルを達成するのは現実的に難しくないです。20年から5年で売上高は2倍ですね。
ただし、長期的に見るとそこまで楽観視できるわけではありません。なぜならば、アレクシオンは特定の主力製品に依存しているからです。後発薬が開発される25年以降も成長するには、新薬の開発と買収でリスクを減らす必要がありますね。
まとめ:アレクシオンファーマの四半期決算は?
- 92年に米国で誕生した、新しい製薬会社である
- 患者数が少ない希少薬に強み、競合が少なく利益率が高い
- 低迷した利益率は改善し、19年の営業利益率は42%
- 売上高は過去10年で10倍、前年比25%で拡大している
- 前年比25%で成長しているが、予想PERは10倍と割安
- 営業利益は、17年から3年間で3倍に増えた
個人的には、アクレシオンは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、割安に放置されている製薬業界の中でも、とりわけ割安に放置されている銘柄だからです。アレクシオンは、18年以降に前年比25%増の高い成長率を維持しています。しかしながら、株価は15年の最高値204ドル以降から下落し続けています。
PERは28倍と安くはないが、実は予想PERで見ると10倍です。
大きな乖離がある理由は、20年2Qに20億ドルの減損処理を行なったからです。業績とは関係ないためこれを排除すると、20年のEPS見通しは12ドル、PERは10倍の割安になります。
また、20年8月にアムジェン社と和解した事で、売上高の65%を占めるソリリスの特許は25年まで続きます。ソリリスの売上を維持したまま、後継薬ユルトミスは前年比2〜3倍で急増しています。これらは、アレクシオンの株価を大きく押し上げる要因になります。
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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