KLAテンコールは、後工程の計測検査機器で世界1位シェア62%の米国の半導体製造機器メーカーです。26年1Qの売上成長率は+12%、2Qは+7.1%に減速しています。
- 「84年に4ドルで上場、株価は93倍に高騰してる…」
- 「半導体製造装置は寡占化が進み、4社が7割を占める…」
- 「買収を通じて事業を拡大、利益率は37%と高い…」
個人的には、KLAテンコールは投資したい銘柄ではないです。
中国売上比率が高く、輸出規制の影響を受ける銘柄です。中国比率は24年に41%だったが、26年1Qには27%に縮小しています。対照的に、台湾が最大の市場で31%まで増加しています。ただし、AIインフラやアドバンスド・パッケージング(先端パッケージング)向けの需要が強く業績は好調を維持する見込みです。
26年3Qの売上予想は、33.5億ドル(前年比+9.3%)と好調が続きます。
26年2月時点の予想PERは39倍はやや割高に感じます。
- KLAの4半期決算(25年9-12月)は?
- KLAの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 経済再開で半導体は強いが、26年も継続するか?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
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KLAテンコール(KLAC)の四半期決算は?
KLAテンコール(KLAC)の四半期決算を紹介します。
25年4Q決算(25年6月30日)
- 売上高:31.75億ドル(前年比+23%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:12.03億ドル(+43%)
- 1株当たり利益:9.38ドル(+42%)
26年1Q決算(25年9月30日)
- 売上高:32.10億ドル(前年比+12%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:11.21億ドル(+18%)
- 1株当たり利益:8.81ドル(+20%)
26年2Q決算(25年12月30日)
- 売上高:32.97億ドル(前年比+7.1%)◯
- Product:25.11億ドル(+4.2%)
- Service:7.86億ドル(+17%)
- 営業利益:13.30億ドル(+36%)
- 純利益:11.45億ドル(+38%)
- 1株当たり利益:8.68ドル(+40%)◯
2Qの売上高は前年比+7.1%で32.97億ドル、営業利益は+36%で13.30億ドルでした。25年4Qと26年1Qに続き、2Qの売上も減速していますね。営業利益は40%と高い水準にあります。
KLACも中国の規制輸出の影響を受けます。
24年に41%だった中国売上比率は、26年1Qもじゃ27%に低下しています。ただし、AIインフラやアドバンスド・パッケージング(先端パッケージング)向けの需要が強く業績は好調を維持します。
26年3Qの売上予想は、33.5億ドル(+9.3%)と弱いです。
• 総収益は33億ドルで、ガイダンスレンジの中央値である32億2,500万ドル±1億5,000万ドルを上回りました。
• GAAPベースの希薄化後EPSは8.68ドル、非GAAPベースの希薄化後EPSは8.85ドルで、いずれもガイダンスレンジの中央値を上回りました。
• 当四半期および過去12ヶ月間の営業活動によるキャッシュフローはそれぞれ13億7,000万ドルおよび47億7,000万ドル、フリーキャッシュフローはそれぞれ12億6,000万ドルおよび43億8,000万ドルでした。
• 当四半期および過去12ヶ月間の資本収益率はそれぞれ7億9,740万ドルおよび30億1,000万ドルでした。
カリフォルニア州ミルピタス、2026年1月29日 – KLAコーポレーション(NASDAQ: KLAC)は本日、2025年12月31日を期末とする2026年度第2四半期の財務および営業実績を発表しました。売上高は33億ドル、GAAPベースの純利益は11億5,000万ドル、GAAPベースの希薄化後1株当たり純利益は8.68ドルとなりました。
「KLAは、2025年度の四半期および暦年において、売上高、非GAAPベースの営業利益、フリーキャッシュフロー創出において過去最高を達成しました。この業績は、ファウンドリ/ロジックおよびメモリにおける最先端プロセス制御の重要性が高まる環境において、当社の差別化された製品ポートフォリオと堅実な企業活動によってもたらされました。プロセス制御のマーケットリーダーとして、KLAはこの長期的なトレンドを捉える好位置に立っています」と、KLAコーポレーションの社長兼CEOであるリック・ウォレス氏は述べています。 「2026年を見据えると、KLAはAIエコシステムの主要な推進役であり、ファウンドリ/ロジック、メモリ、高度なパッケージング、サービスなど、すべての主要な成長ベクトルにわたるAIインフラストラクチャの構築から独自のメリットを継続的に享受します。」
参考:KLA Corporation Reports Fiscal 2026 Second Quarter Results
26年3Q決算(26年3月…)
26年3Q決算は、4月29日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
KLAテンコール(KLAC)の損益計算書は?
KLAテンコールは84年に4ドルで上場しています。株価は16年から大きく上昇していますね。20年3月は116ドルに下落するも、23年11月は454ドル、26年2月は1430ドルで推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上と利益は右肩上がりで伸びています。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に拡大しています。
では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?
KLAテンコール(KLAC)の注目ポイントは?
KLAテンコール(KLAC)の注目ポイントを紹介します。
注目1:KLAは半導体製造装置で世界5位?
20年時点の半導体製造装置の売上ランキングです。
世界最大の半導体製造装置は、米国アプライドマテリアル(AMT)です。2位はオランドのASML、3位もオランドのラムリサーチ(LAM)、4位は東京エレクトロン、5位に米国KLAと続きます。
半導体製造装置は日本企業も強く、アドバンスと、スクリーン、テラダインがランクインしています。
KLAは製造装置のバックエンド(製造工程の後半)に強い企業です。
注目2:計測検査機器で62.6%のシェアを獲得?
半導体計測検査機器の市場シェアです。
世界最大の計測検査機器は、KLAで62.6%のシェアを獲得しています。2位はアプライドマテリアル(AMI)で16.2%、3位は日立が8.4%、4位はオランダASMLが5.8%と続きます。
KLAは製造工程のバックエンド(後半)で高いシェアを持つ企業です。半導体製造装置では、それぞれの領域でトップシェアを持つ企業が異なります。
注目3:各製造工程の世界的なトップ企業は?
- 【製造前工程シェア】
- コータ/デベロッパ(フォトレジスト/感光剤の塗布と現像)
- → ELT:90%
- プラズマエッチング装置
- → LAM:48%、AMT:20%、ELT:23%、日立:5%
- 枚葉式成膜装置
- → AMT:52%、LAM:21%
- 熱処理成膜装置
- → ELT:59%、日立:30%
- 洗浄装置
- → SCREEN:42%、ELT:24%、セメス:19
- ウェーハプローバ(電気的検査の際に使用する装置)
- → 東京機密:55%、ELT:35%、セメス:10%
- ArF液浸露光装置
- → ASML:90%、ニコン:8%
- KrF露光装置(前世代)
- → ASML:62%、キャノン:30%、ニコン:8%
- KrF露光装置(前世代)
- → キャノン:57%、ASML:23%、ニコン:20%
- フォトマスク欠陥検査装置
- → レーザーテック50%、KLA50%
- 【製造後工程シェア】
- メモリテスタ
- → アドバンテスト:42%、テラダイン:24%
- 非メモリテスタ
- → テラダイン:53%、アドバンテスト:37%
- ダイシングマシン(ウェーハを切り分ける)
- → ディスコ:80%
18年時点の半導体製造の各工程のシェアです。
KLAはフォトマスク欠陥検査装置で高いシェアを獲得しています。高いシェアを保有してる企業に投資すれば、半導体市況が上向いた時に大きな利益を得られますね。
注目4:半導体市況は3-4年のサイクルがある?
半導体製造装置の設備投資額の推移です。
基本的には、半導体市況は3-4年のサイクルがあります。ただ、今サイクルに関しては、コロナもあり不規則な動くをしていますね。コロナ後の経済再開もあり、半導体の好市況は21年や22年も続きそうです。
では、半導体製造装置はどのように市場規模を拡大してきたのでしょうか?
注目5:世界半導体製造装置は年率13%で拡大?
世界的な半導体製造装置の市場規模の推移です。
半導体製造装置は21年以降も年率13%で、力強く成長する産業です。クラウドやAI、IoTデバイスの増加により、21年以降も続く力強いトレンドです。北米、欧州、アジアなど、全ての地域で市場が拡大しますね。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:KLAテンコール(KLAC)の銘柄分析は?
- 84年に上場した、世界5位の半導体製造装置である
- 業界1位はAMAT、2位はASML、3位はLAMと続く
- 後工程の計測検査機器で、62.6%のシェアを獲得
- 計測検査機器の独占企業のため、利益率は37%と高い
- 半導体は3-4年サイクルがあり、22年も好調が予想
個人的には、KLAテンコールは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、後工程の計測検査機器で高いシェアを持つ企業だからです。半導体製造装置の市場拡大と共に成長し、売上高は5年で3倍近く拡大しています。また、計測検査機器で高いシェアを持つため、営業利益率は37%と高いです。
世界経済は回復に向かっており、22年も市況は良いです。
ただ、市況サイクルは3-4年で、長期的には懸念材料も多いですね。米中貿易摩擦により、設備投資は米国と中国の両方で過剰に増えていますね。コロナ後の経済再開で実需が高いのは事実だが、いずれは市況の転換点に立ちますね。市況関連銘柄に投資するならば、サイクルの最悪期に投資するべきです。
22年2月時点の予想PERは18倍は割安です。しかし、今すぐに投資したい銘柄ではありません。
半導体製造装置で業界最大手はアプライドマテリアルです。ただし、半導体製造装置は製造工程が異なっており、領域ごとでシェアが異なります。大手5社で市場の8割を占めるが、直接的な競合とは限りません。
そのため、半導体製造装置の大手は利益率が30%を超えています。














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