インテル(INTC)四半期決算|競合2社にシェアを奪われPRE12倍?

半導体市場は、クラウド、5G、AI、自動運転などで最も好調な業界です。しかし、業界最大手のインテルは、好調な半導体業界で唯一低迷しています。2000年の高値を越えられず、21年7月時点でPERは12倍と割安水準にあります。

  • 「半導体は好調だが、00年の高値より株価は25%低い…」
  • 「利益率は29%と高いが、競合AMDとNVIDIAに負けてる…」
  • 「世界1位の半導体企業だが、PERは12倍と割安水準にある….」

インテル(INTC)は、売上高世界1位の半導体メーカーです。2位の韓国サムソンは、中国のモバイル出荷台数が減速し不調です。19年は高性能PCのデータセンター向けが好調で、20年は在宅ワーク需要でPCが好調ですね。

しかしながら、個人的にはインテルは投資したい銘柄ではないです。

なぜならば、バリュー的には割安だが、競合2社に負けているからです営業利益率は29%と高いが、21年2Qの売上前年比は−2%で伸び悩みます。売上比率51%を占めるCCG部門は競合AMDに、34%のDCG部門はAMDとエヌビディアに劣勢です。

また、半導体企業の在り方自体も大きく変わりつつあります。

例えば、アップルは自社でチップを製造し、処理速度が大幅に向上したと高い評価を受けていますね。汎用的に大量生産していた時代と異なり、目的に応じた製造に変わりつつあります。AMDがシェアを伸ばしてる理由も、ノートPCに特化しているからです。

21年7月時点でPER12倍と割安だが、将来性を考慮すると妥当な水準です。

インテルの投資判断したい人向け
  1. インテル直近の4半期決算(21年4-6)は?
  2. インテルの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. PER12倍の優良企業でも、株価が割安な理由は?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

インテル(INTC)の四半期決算は?

インテル(INTC)の四半期決算を紹介します。

20年4Q決算(2020年12月31日)

第4Qの決算内容は...
  1. 売上高:199.78億ドル(前年比−1%)
  2.  CCG:109.3億ドル(+9%
  3.  DCG:60.0億ドル(−16%)
  4.  NSG:12.0億ドル(−1%)
  5.  PSG:4.2億ドル(−17%)
  6.  IoT:11.1億ドル(−5%)
  7. 営業利益:59.36億ドル(−14%)
  8. 純利益:58.57億ドル(−15%)
  9. EPS:1.43ドル(ー9%)

21年1Q決算(2021年3月31日)

第1Qの決算内容は...
  1. 売上高:196.73億ドル(前年比−1%)
  2.  CCG:106億ドル(+8%
  3.  DCG:56億ドル(−20%)
  4.  NSG:11億ドル(−17%)
  5.  PSG:4.8億ドル(−6%)
  6.  IoTG:9.14億ドル(+4%
  7.  Mobileye:3.77億ドル(+48%
  8. 営業利益:59.03億ドル(−18%)
  9. 純利益:33.61億ドル(−40%)
  10. EPS:0.82ドル(ー37%)

21年2Q決算(2021年6月30日)

第2Qの決算内容は...
  1. 売上高:196.31億ドル(前年比+0%)
  2.  CCG:101億ドル(+6%
  3.  DCG:65億ドル(−9%)
  4.  NSG:11億ドル(−34%)
  5.  PSG:4.86億ドル(−3%)
  6.  IoTG:9.84億ドル(+47%
  7.  Mobileye:3.27億ドル(+124%
  8. 営業利益:55.46億ドル(+0%)
  9. 純利益:50.61億ドル(+0%)
  10. EPS:1.24ドル(+4%)

2Qの売上高は前年比とほぼ同じ196.31億ドル、営業利益は55.46億ドルでした。20年4Qと21年1Qと比較して、売上は変わってないが利益は改善してますね。営業利益率は28%と過去平均より若干低いです。

20年から好調な半導体業界だが、インテルは依然として苦戦しています。

パソコン向けCCG部門は好調だが、データセンター向けDCG部門は引き続き下落です。CCG部門は競合AMDに、DCG部門はAMDとエヌビディアに奪われる構図は変わらないですね。しかし、IoTと車載向けは大きく伸びています。

21年3Qの売上ガイダンスは、191億ドル(前年比+4%)と悪くないですね

21年3Q決算(2021年9月…)

21年3Q決算は、10月22日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

 インテル(INTC)の10年間の損益計算書は?

インテルは1984年に0.5ドルで上場しました。00年5月に最高値74ドルを付けるも、その後は長く低迷しています。21年7月は56ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上と利益は緩やかに上昇してます。売上高世界1位の半導体メーカーで、営業利益率も29%と高いです。しかし、競合エヌビディアやAMDにシェアを奪われる懸念で、株価は長く伸び悩んでいますね。

バリューエーション的には割安だと言えます。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSもEPSも順調に拡大していますね。10年で23%の自社株買い、配当金も2倍近く増えています。配当利回りは2.5%と高く、30%前後の持続可能な配当性向です。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CFー投資CF)は、順調に増加しています。コロナ禍の20年から、半導体サイクルで需要は増えています。近年業績が好調なファウンドリ企業と違い、大規模な設備投資をして自社製造するメーカーです。

投資CFを上回る安定した営業CFを稼いでいますね。では、私たち投資家はどのような点に注目すれば良いのでしょうか?

インテル(INTC)の注目ポイントは?

インテル(INTC)の注目すべき点を紹介します。

注目1:半導体世界1位はインテルで698億ドル?

参考:2019年半導体企業ランキング、Intelが首位返り咲き

19年時点の半導体メーカーの売上高ランキングです。

半導体メーカー世界1位は、インテルで売上高は698億ドルです。2位は韓国サムソンで556億ドル、3位は台湾TSMCで345億ドル、4位は韓国SK Hynixで228億、5位米国マイクロンが199億ドルと続きます。

19年は世界的な景気後退で、半導体需要は低下していました中国でモバイル出荷数が減速し、これまで好調だった韓国や台湾企業が減速していましたね。対照的に、PCに強いインテルは好調で、データセンター向け高性能PCが成長を牽引してました。

では、インテルの売上構成比はどうでしょうか?

注目2:PCとデータセンター向けで売上高84%を占める?

インテルの21年時点の売上構成比です。

売上構成比が最も高いのは、PC向け半導体のCCG部門で51%を占めます。次いで、データセンター向けが34%、メモリとストレージのNSG部門が7%、IoTG部門が5%、車載向けMobileye部門が3%、プログラム可能なFPGA半導体のPSG部門が2%です。

PCとデータセンター向けだけで、売上の85%を占めます

19年はモバイル向け半導体が不調で、代わりに高性能PCが好調でしたね。在宅ワーク需要でデスクトップやノートPCの需要は増しています。しかし、これまで成長を牽引してきた、デスクトップ向けの売上高は不調です。

では、主要2部門の売上はどのように推移しているでしょうか?

注目3:売上比率85%のCCGとDCG部門の推移?

PC向け(CCG部門)とデータセンター向け(DCG部門)の売り上げ推移です。

四半期毎の売上高推移を見ると、好調なPC向けに対してデータセンター向けは伸び悩んでいます。クラウド市場が急拡大したことで、これまでDCG部門が成長を牽引していました。しかし、データセンター向けは競合NVIDIAにシェアを奪われています。

また、PC向けも期待される以上に伸びていません。

パンデミックによる在宅ワークの拡大で、デスクトップやノートPCの売上は好調です。しかし、この分野でも競合のAMDにシェアを奪われ、期待する以上に伸びていません。

では、具体的にはどれくらいシェアを奪われているのでしょうか?

注目4:PC向け半導体は競合AMDにシェアを奪われてる?

参考:プロセッサ市場の下剋上なるか?

過去8年間のインテルとAMDのCPUシェアです。

世界中のPCに搭載されている半導体の8割は、インテル製品だと言われています。しかし、16年に10nmの立ち上げに失敗した事で、20年は65%まで落とします。対照的に、7nmの生産に成功したAMDは、17%から33%に上昇します。

AMDが開発した「Ryzen」は、高性能で人気が高いです。

高性能なCPU(集積面積が低いほど性能が高い)の開発に成功した上に、インテルより価格を低く設定していますRyzenは価格帯が6千〜1万円ほど安く、ベンチマークスコアでも圧倒しています(参考:何故CPUにAMD Ryzen が選ばれるのか?)。

主要家電量販店の週次の結果によると、最新の販売台数ではインテルを上回ります。秋葉原の家電量販店では、AMDを指名買いするお客さんが増えたといいます。

参考:AMDの四半期決算|前年比+54%成長でも投資すべきでない理由は?

同じことは、データセンター向け半導体でも起きています。

注目5:データセンタ向けはNVIDIAに奪われている?

参考:Nvidia Now a Data Center Chip Company

競合エヌビディアの事業別売上高の推移です。

データーセンター事業が、19年から右肩上がりで増えていますね。エヌビディアはゲーム機器向けに、GPU(3Dグラフィックス半導体)を開発する会社です。3Dグラフィック用に作られたGPUは、処理負荷が高い人工知能の演算と相性が良いです。

人工知能に対応するために、クラウド事業者はAI対応のサーバPCを増やしています。AI投資が加速してるため、間接的にインテルはシェアを奪われていますね。インテルとは対照的に、エヌビディアは前年比+83%で拡大してます。

参考:エヌビディアの四半期決算|データセンターは前四半期+8%で急減速?

インテルの主力2部門の低迷は、21年以降も続きそうです。

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また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:インテル(INTC)の四半期決算は?

インテルの注目ポイントは...
  1. インテルは、半導体メーカーで世界1位の売上高を持つ
  2. PCとデータセンター向けで、売上高の84%を占める
  3. クラウドの需要が高く、4年間で74%も成長した
  4. 新興企業2社に、主要2部門のシェアが奪われている
  5. インテルよりも、AMDやNVIDAの存在感が増している

個人的には、インテルは投資したい銘柄ではないです。

なぜならば、バリュー的には割安だが、競合2社に負けてるからです営業利益率は29%と高いが、21年2Qの売上前年比は−2%で伸び悩みます。売上比率51%を占めるCCG部門は競合AMDに、34%のDCG部門はエヌビディアに劣勢です。

また、半導体企業の在り方自体も大きく変わりつつあります。

例えば、アップルは自社でチップを製造し、処理速度が大幅に向上したと高い評価を受けていますね。汎用的に大量生産していた時代と異なり、目的に応じた製造に変わりつつあります。AMDがシェアを伸ばしてる理由も、ノートPCに特化しているからです。

21年7月時点でPER12倍と割安だが、将来性を考慮すると妥当な水準です。

半導体市場は、競合の動向に注視する必要がありますね。AMDとNVIDIAは、インテルのシェアを奪うことで急速に拡大しています。AMDは売上高前年比+92%で伸びていますね。

参考:AMDの四半期決算|ノートPCでインテルを圧倒し2桁成長?

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