シノプシス(SNPS)四半期決算|21年3Qは前年比+9.6%に減速

半導体市場はクラウド、5G、AI、自動運転で21年に最も好調な業界だと言われています。20年4月のコロナ以降、シノプシスの株価は2.5倍にも高騰していますね。では、今後も半導体市場が成長し続けるならば、私たちは投資すべきでしょうか?

  • 「20年4月のコロナ以降、株価は2.5倍に高騰…」
  • 「コロナ禍からの回復で、半導体市場が拡大する…」
  • 「EDAベンダーは、競争が少なく安定してる…」

シノプシス(SNPS)は、EDAソフトで業界1位の米国企業です。半導体を製造する企業に、EDA(電子設計自動化ツール)を提供しています。半導体設計資産(IP)を提供するIPペンダーでもあり、ソフトバンクのARM社に次いで業界2位です。

個人的には、シノプシス社は長期で保有したい銘柄のひとつです。

なぜならば、競争が激しい半導体メーカーと違い、EDAベンダーは競争が少ないからです。その証拠に、粗利益率は78%と利益率が高いビジネスです。急激に売上が伸びる事はないが、毎年着実に利益を積み重ねていますね。

競争やトレンドが激しい半導体市場で、安心して投資できる銘柄です。

米中貿易摩擦が一服したことで、20年4Q以降(10月期)以降はマイナス成長が続いていました。しかし、21年4Q予想では、ガイダンスを上方修正しプラスに転じています。これは、半導体業界全体が21年後半も好調である事を示唆してます。

21年8月時点の予想PER38倍は、やや割高だと思います。

シノプシス株の投資判断したい人向け
  1. シノプシス直近の4半期決算(21年4-6月)は?
  2. シノプシスの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. PER61倍で割高水準だが、投資したい理由は?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

シノプシス(SNPS)の四半期決算は?

シノプシス(SNPS)の四半期決算を紹介します。

21年1Q決算(21年1月31日)

第1Q決算の内容は...
  1. 売上高:9.70億ドル(前年比+16%
  2. 営業利益:1.48億ドル(+54%
  3. 純利益:1.62億ドル(+56%
  4. 一株利益:1.03ドル(+53%

21年2Q決算(21年4月31日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:10.24億ドル(前年比+18%
  2. 営業利益:1.94億ドル(+24%
  3. 純利益:1.95億ドル(+77%
  4. 一株利益:1.24ドル(+74%

21年3Q決算(21年7月31日)

第3Q決算の内容は...
  1. 売上高:10.57億ドル(前年比+9.6%
  2.  Time-based products:6.65億ドル(+8%
  3.  Upfront products:2.03億ドル(−4%)
  4.  Maintenance and service:1.88億ドル(+33%
  5. 営業利益:2.01億ドル(−5%)
  6. 純利益:1.98億ドル(−22%)
  7. 一株利益:1.27ドル(−22%)

Qの売上高は+9.6%で10.57億ドル、営業利益は2.01億ドルでした。1Qや2Qと比較して、売上高は減速するも引き続き好調です。営業利益率は19%と過去平均と比較しても高いです。

米中貿易摩擦の影響は、半導体企業に追い風でした。なぜならば、米中国境分断により、半導体の投資が加速するからです。

3Qは少し減速するも、同社は4Qの見通しを引き上げています。

4Qの売上高ガイダンスは、予想10.40億ドルから11.53億ドル(前年比+12%)に上方修正しています。これにより、21年通期の売上も予想40.8億ドルから、42.1億ドルに引き上げています。

これは、半導体市場が21年後半も好調であることを示しています。

21年4Q決算(21年10月…)

21年4Q決算は、11月18日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

シノプシス(SNPS)の10年間の損益計算書は?

シノプシスは1992年に7ドルで上場しています。株価は常に最高値を更新し続けていますね。21年8月は315ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、順調に売上高が拡大しています。半導体業界は景気サイクルの影響を受けるが、同社は常に右肩上がりです。これは、半導体製造工程が複雑化し、EDAツールの需要が伸びているからです。

利益も右肩上がりで、21年の営業利益率は18%と高いです

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)は安定して推移しています。特に18年以降は順調に拡大していますね。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(投資CF−営業CF)は、右肩上がりで増えています。EDAツールの開発は、投資CFが少ない優良ビジネスだと言えますね。中国経済の鈍化や米中貿易摩擦の影響を受けず、順調にCFは拡大しています。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

シノプシス(SNPS)の注目ポイントは?

シノプシス(SNPS)の注目すべきポイントを紹介します。

注目1:EDAは3社が独占状態にあり業界1位?

EDAベンダーの大手3社とは...
  1. 1位:シノプシス(Synopsys)
  2.  → 論理合成ツールに強く、開発工程の下流で使われる
  3. 2位:ケイデンス・デザイン・システムズ(Cadence Design Systems)
  4.  → シミュレーションに強く、開発工程の上流で使われる
  5. 3位:メンター・グラフィックス(Mentor Graphics)
  6.  → 電子回路基板設計ソリューションで業界1位

EDA(Electronic Design Automation)とは、半導体や電子機器の設計作業を自動化で行うこと、またはそのツールやソフトウェアを指します。EDAベンダーは、電子設計を自動化するツールを半導体メーカーに提供しています。

ケイデンスデザインシステムズは、業界で2位のEDAベンダーです。

ケイデンスはシミュレーションソフトに強いが、上流工程の設計サービスも提供しています。同じEDA業界の中でも、業界1位のシノプシスとは事業領域が異なります。シノプシスのEDAツールは、下流工程で使われる事が多いです。

また、 EDAベンダーは経済的な堀が高く競争優位性が高いです。

EDAツールの開発は、レベルが高く専属エンジニアを育てるのが難しいです。ケイデンスの年収は15.6万ドル(1669万円)、米国高給ランキングで5位です。高給な理由は、優秀な社員を囲い込み独立を防ぐためだと言われています。

では、ケイデンスの売上高はどのように推移してきたのでしょうか?

注目2:21年3Qは売上前年比+9.6%に減速?

シノプシスの四半期毎の売上高推移です。

20年4Qは貿易摩擦の影響もあり、前年比+20%まで拡大しています。しかし、在庫が一巡したこともあり、21年3Qは+9.6%まで減速しています。ただし、同社予想によると、4Qは再び+12%に反転するとしています。

これは、半導体市場の先行指標である同社は、21年後半も業界全体が好調だと示唆しています。そのため、21年後半も同社の動向をチェックしたいですね。

では、シノプシス社の事業別の売上高を見てみましょう。

注目3:売上高の6割を占めるEDAが減少傾向にある?

事業別の売上高を見ると、成長が鈍化している元凶が分かりますね。

シノプシス社の売上比率はEDAツールで6割、半導体IPビジネスで3割、残り1割がソフトウェア品質やサポートです。EDAツールは業界1位、半導体IPビジネスはソフトバンクに買収されたARM社に次いで業界2位です。

過去3年間の推移を見ると、EDAツールの売上高比率が2年で7%も下落していますね。

EDAツールの売上高が落ちている原因は、競合他社によるシェアの拡大、それから米中貿易摩擦の影響が考えられます。米国政府は、米国企業とファーウェイの取引を禁止しているが、禁止する取引先を拡大しています。

取引禁止の中には、半導体設計を支援するEDAツールも含まれます(参考:米中分離が長期化するこれだけの理由)。

では、海外売上比率はどれくらいあるのでしょうか?

注目4:売上比率は米国が46%を占める?

シノプシスの20年時点の地域別の売上比率です。

地域別売上比率が最も高いのは、米国で全体の46%を占めます。次いで、中国を含むアジア地域が21%、韓国が12%、欧州が10%、日本が9%と続きます。19年の不調は、主に米国と中国の売上が減速したからです。

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:シノプシス(SNPS)の四半期決算は?

シノプシス株の注目ポイントは...
  1. EDAベンダーは3社が独占状態で、1番手のソフト会社である
  2. 半導体メーカーに、集積回路や電子機器など設計作業の自動化をサポート
  3. 売上高は拡大するも、2019年以降は低迷している
  4. 営業利益率は16%と、業界2番手のケイデンス社よりも低い
  5. 米中貿易摩擦の影響で、アジア地域の売上が減少傾向にある

個人的には、シノプシス社は長期で保有したい銘柄のひとつです。

なぜならば、競争が激しい半導体メーカーと違い、EDAベンダーは競争が少ないからです。その証拠に、粗利益率は78%と利益率が高いビジネスです。急激に売上が伸びる事はないが、毎年着実に利益を積み重ねていますね。

競争やトレンドが激しい半導体市場で、安心して投資できる銘柄です。

米中貿易摩擦が一服したことで、20年4Q以降(10月期)以降はマイナス成長が続いていました。しかし、21年4Q予想では、ガイダンスを上方修正しプラスに転じています。これは、半導体業界全体が21年後半も好調である事を示唆してます。

21年8月時点の予想PER38倍は、やや割高だと思います。

同社の業績が上向くならば、競合ケイデンス・デザイン・システムズ(CDNS)も同様です。EDAツールで競合だが、厳密には得意分野が異なるため競争していません。CDNSは同社よりも利益率が高く安定しています。

参考:ケイデンスデザインシステムズの四半期決算|20年3Qは前年比+15%

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