ザイリンクス(XLNX)の四半期決算|21年1Qは前年比+21%に加速

FPGA半導体を製造するザイリンクスは、経済再開で恩恵を受ける銘柄のひとつです。コロナ禍でマイナス成長に落ち込むも、22年1Qは前年比+21%で成長が加速しています。5Gや自動運転で期待される銘柄ですね。

  • 「貿易摩擦やコロナの影響で、20年の業績は伸びていない…」
  • 「20年3Qで業績が反転するも、PER54倍と割高にある…」
  • 「FPGAの市場シェアは49%、年率7.7%で拡大する成長産業だ…」

ザイリンクス(XLNX)は、FPGAで世界1位の半導体企業です。売上高はインテルの24分の1だが、FPGAではシェア49%を獲得する独占企業です。回路書き換え可能なFPGAは、最新テクノロジーの開発段階で需要が高いです。

個人的には、ザイリンクスは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、長期的にはまだ拡大余地が大きいが、21年8月時点では割高だからです。PERは54倍5、予想PERは39倍と過去と平均して高いです。割安ではない理由は、5Gや自動運転で需要が高い半導体で、将来性の成長性が期待されてるからですね。

アジア太平洋の成長率が+49%と高く、売上比率も49%と高いです

ただし、中国市場で好調な理由は、米中対立で半導体特需があるからです。米国からの半導体やソフトの調達リスクがある中国政府は、米国製品を大量に買い占めていますね。在庫積み増しが一巡すると、短期的に業績が低迷する懸念もあります。

ただし、FPGA半導体は需要が高く、長期的にはまだまだ成長が期待できます。20年5月にADMが同社を買収すると報道されています。

ザイリンクス株の投資判断したい人向け
  1. XLNX直近の4半期決算(21年4-6月)は?
  2. XLNXの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. FPGAの独占企業だが、PER54倍は割高か?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ザイリンクス(XLNX)の四半期決算は?

ザイリンクス(XLNX)の四半期の決算を紹介します。

20年3Q決算(2020年12月31日)

第3Q決算の内容は...
  1. 売上高:8.03億ドル(前年比+11%
  2.  A&D, industrial and TME:45%(+25%
  3.  Automotive, Broadcast and Consumer:19%(+14%
  4.  Wired and Wireless Group:29%(+2%
  5.  Data Center Group:7%(−15%)
  6. 営業利益:2.01億ドル(+16%
  7. 純利益:1.94億ドル(+14%
  8. 一株利益:0.78ドル(+15%

21年4Q決算(21年3月31日)

第4Q決算の内容は...
  1. 売上高:8.51億ドル(前年比+13%
  2.  A&D, industrial and TME:41%(−6%)
  3.  Automotive, Broadcast and Consumer:18%(+30%
  4.  Wired and Wireless Group:31%(+43%
  5.  Data Center Group:9%(−5%)
  6. 営業利益:2.28億ドル(+4%
  7. 純利益:2.04億ドル(+5%
  8. 一株利益:0.82ドル(+5%

22年1Q決算(21年6月30日)

第1Q決算の内容は...
  1. 売上高:8.79億ドル(前年比+21%
  2.  A&D, industrial and TME:36%(−2%)
  3.  Automotive, Broadcast and Consumer:20%(+94%
  4.  Wired and Wireless Group:30%(+13%
  5.  Data Center Group:10%(−1%)
  6. 営業利益:2.10億ドル(+20%
  7. 純利益:2.06億ドル(+120%
  8. 一株利益:0.83ドル(+118%

1Qの売上は前年比+21%で8.79億ドル、営業利益は+20%で2.10億ドルでした。20年3Qと4Qよりも、21年1Qは売上も利益もさらに加速しています。営業利益率は23%、過去平均よりは低い数値ですね。

売上比率が低い車載向けが、業績を押し上げています。

また、地域別に見ると売上比率52%のアジアが、前年比+17%と小さいです。売上比率15%の欧州が+44%、比率10%の日本が+55%と伸びています。自動車が強い欧州と日本が成長を牽引していますね。

AMDがザイリンクスを買収するという報道が20年10月に出ています。AMDは競合インテルからPCチップのシェアを奪い、急成長してる半導体企業です。規制当局の承認取得を進め、21年末までの統合を目指しています。

参考:AMDの四半期決算|ゲーム機器は需要減だが前年比+99%で加速?

サプライチェーンの問題はあるが、需要は引き続き強いと見ています。

ザイリンクスのCFOであるBriceHillは、次のように述べています。 「アドバンストプロダクツは、前四半期比で2%、年間で27%増加し、総収益の72%を占めました。トップラインのパフォーマンスにより、3億7,300万ドル、つまり収益の42%という記録的なフリーキャッシュフローが実現しました。

サプライチェーンの制約により在庫日数は過去最低に近いものですが、予想される供給の増加は継続的な強い顧客需要によって相殺されるため、在庫は現在のレベルで比較的安定していると予想されます。第1四半期の東南アジアでのCOVIDの急増により、ディストリビューターへの四半期末の出荷が増加し、一時的にチャネル在庫が増加しました。チャネルの在庫レベルは、製品が最終顧客に出荷されたため、第2四半期の初めまでに減少し、リーンのままです。私たちは、お客様をサポ​​ートする従業員とパートナーの努力と敏捷性を非常に誇りに思っています。」

参考:Xilinx Reports Fiscal First Quarter 2022 Results

22年2Q決算(21年9月…)

22年2Q決算は、21年10月28日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ザイリンクス(XLNX)の損益計算書は?

ザイリンクスは1990年に1.2ドルで上場しました。2000年に88ドルを付けた後は長く低迷するも、18年に最高値を更新しています。21年8月は137ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、19年度から売上は伸び悩んでいますね。19年度に31%だった営業利益率は、22年度に23%まで低下しています。ただ、21年以降は5Gや自動運転などで、FPGAの需要が増える可能性が高いです。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSもEPSも安定して推移していますね。自社株買いにも積極的で、株式数は過去10年で10%も減少しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(投資CF−営業CF)も安定していますね。外部に製造工程を委託するファブレス半導体企業は、投資CFが低いです。競合企業も少なく、21年以降も力強く成長しそうです。

では、私たち投資家はどのように投資判断すれば良いでしょうか?

ザイリンクス(XLNX)の注目ポイントは?

ザイリンクス(XLNX)の注目すべきポイントを紹介します。

注目1:「FPGA」半導体で市場シェアは49%で1位?

参考:FPGA大手買収でADAS市場攻略

ザイリンクスは、FPGAでシェア1位の半導体メーカーです。

FPGA(Field-Programmable Gate Array)とは、「現場で書き換え可能な論理回路の多数配列」で、開発者が回路を現場で自由に書き換えられるCPUですFPGAの業界大手は2社だけで、2位のAltera社は15年にインテルに167億ドルで買収されました。

書き換え可能なFPGAは、自動車業界と通信業界で需要が高いです。

なぜならば、量産前の開発段階では、出荷後でも書き換えられる半導体が好まれるからです自動車分野では、ADAS(先進運転支援システム)や車載情報機器、電動車両の制御に使われています。インテルが買収したのは、自動運転やIoT向けに力を入れるためですね。

開発段階にある5G通信でも、FPGAの需要は高いですね。ただし、量産段階に入ると、FPGAの需要が低下する点には注意が必要です。

では、部門別の売上比率はどうでしょうか?

注目2:産業機器、航空宇宙向けで41%を占める?

21年4Q時点の部門別売上構成比です。

売上構成比が最も高いのは、産業機器、航空宇宙向けで41%を占めます次いで、通信業界向けが31%、車載向けが18%、データーセンター向けが9%と続きます。コロナ禍で好調な車載向けが前年比+31%、5Gで期待される通信業界が+43%と高いです。

経済再開する21年後半は、さらに急成長が続きそうですね。

では、地域別の売上構成比を見てみましょう。

注目3:アジアの売上比率は49%で前年比+49%?

21年4Q時点の地域別売上構成比です。

売上比率が最も高いのは、中国を含むアジア地域で49%を占めます。次いで、北米が27%、欧州が16%、日本が8%と続きます。売上成長率が最も高いのもアジア地域で、前年比+49%で拡大しています。

米中対立もあり、中国政府と企業が買い占めているからです。

では、FPGA市場はどれくらい拡大するのでしょうか?

注目4:FPGA市場は年平均7.6%で成長する?

参考:世界のFPGA市場、2025年に86億米ドル規模へ

世界のFPGA市場の成長率です。

FPGA市場は年率7.6%で拡大し、25年には1.45倍の86億ドルに拡大します。ザイリンクスは市場シェアの49%を占めるため、最も恩恵を受ける銘柄ですね。米中貿易摩擦やコロナで、20年前半は一時的に業績が落ち込みました。

しかし、テクノロジー産業は長期的に成長するのは確実ですね。

エッジコンピューティングや5G、データセンター、AI(人工知能)、自動運転支援など、様々な分野で、FPGA半導体が使われます。これら最先端技術は、まだまだ成長が期待される分野なのは間違いないです

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ザイリンクス(XLNX)の四半期決算は?

ザイリンクス株の注目ポイントは...
  1. 売上高は7億ドルと小規模だが、営業利益率は30%と高い
  2. 開発者が回路を自由に変えられるFPGAで、市場シェア1位を獲得
  3. FPGAは、5Gの基地局や自動運転支援で需要が高い
  4. 高い営業利益率30%だが、2019年以降は減少傾向にある
  5. 5G特需を受ける銘柄だが、需要が落ち始めている
  6. 米中貿易摩擦の影響を受けて、大口顧客の中国企業に輸出できない

個人的には、ザイリンクスは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、長期的にはまだ拡大余地が大きいが、21年8月時点では割高だからです。PERは54倍5、予想PERは39倍と過去と平均して高いです。割安ではない理由は、5Gや自動運転で需要が高い半導体で、将来性の成長性が期待されてるからですね。

アジア太平洋の成長率が+49%と高く、売上比率も49%と高いです

ただし、中国市場で好調な理由は、米中対立で半導体特需があるからです。米国からの半導体やソフトの調達リスクがある中国政府は、米国製品を大量に買い占めていますね。在庫積み増しが一巡すると、短期的に業績が低迷する懸念もあります。

ただし、FPGA半導体は需要が高く、長期的にはまだまだ成長が期待できます。

他に5Gの恩恵を受ける半導体メーカーは、クアルコムとブロードコムです。両企業はモバイル向けの通信機器を開発し、業績は20年も好調です。

参考:ブロードコムの四半期決算|5G恩恵を受けるがPER73倍は割高か?

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