決済サービスのブロックは、コロナの恩恵を最も受ける銘柄です。感染症対策で電子決済を利用する人が増えれば、売上も増えますね。23年2Qの売上は前年比+25%、3Qは+24%と横ばいです。
- 「コロナ禍でデジタル化が進み、株価は1年で3倍に高騰してる…」
- 「20年後半から上昇し、21年にはBTC500万円を超える…」
- 「AfterPayを買収するなど、フィンテックに投資してる…」
ブロック(SQ)は、カードリーダー(白い四角)の決済サービス会社です。決済手数料は業界最大手ペイパルの7分の1だが、急速に売上を伸ばしています。また、資産管理アプリも運用し、株や仮想通貨の投資や送金もサポートします。
個人的には、ブロックは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、株価は割高な上に、利益率も低いからです。売上高は9年で78倍に伸びるなど好調だが、BTC価格高騰の恩恵も受けています。22年5月の予想PERは102倍と割高で、営業利益率2.0%と低いです。
また、22年1Qは前年比−22%に減速しています。
ただし、短中期的にはまだまだ伸びる可能性は高いです。オーストリアのFinTech企業のAfterpayを買収するなど、さらに事業領域を広げています。米国の経済再開でEC関連の決済サービスは売上を落とすも、電子決済自体は成長産業ですね。
23年11月の予想PERは38倍と割高です。
- ブロックの4半期決算(23年7-9月)は?
- ブロックの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 21年後半には、本当にBTCは1千万円まで上昇するのか?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
ブロック(SQ)の四半期決算は?
ブロック(SQ)の四半期決算を紹介します。
23年1Q決算(23年3月30日)
- 売上高:49.90億ドル(前年比+25%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:−0.16億ドル(+91%)
- 1株当たり利益:0.40ドル(+122%)
23年2Q決算(23年6月30日)
- 売上高:55.35億ドル(前年比+25%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:−1.23億ドル(+41%)
- 1株当たり利益:0.39ドル(+116%)
23年3Q決算(23年9月30日)
- 売上高:56.17億ドル(前年比+24%)◯
- Transaction-based:16.58億ドル(+9.2%)
- Subscription and services-based:14.92億ドル(+25%)
- Hardware:0.42億ドル(−2.4%)
- Bitcoin:24.23億ドル(+37%)
- 営業利益:−0.09億ドル(前年度−4.87億ドル)
- 純利益:−0.28億ドル(前年度−0.14億ドル)
- 1株当たり利益:−0.05ドル(前年度−0.02ドル)◯
3Qの売上高は前年比+24%で56.17億ドル、営業利益は−0.09億ドルでした。23年1Qや2Qと比較して、3Qは売上は好調ですね。ただし、営業利益率は−1%と赤字です。
デジタル決済サービスはコロナ禍でも好調でしたね。
また、ブロックは資産管理アプリ『Cash App』を通じてBTCの販売や送金も行ないます。ただし、21年3QはBTCの投資熱が沈静化したことで、以前ほどの高い成長率はありません。21年4QにオーストリアのBNPL企業のAfterpayの買収を完了しています。
23年4Q決算(23年12月…)
23年4Q決算は、24年2月3日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
ブロック(SQ)の10年間の損益計算書は?
ブロックは05年に12ドルで上場しました。株価は長く伸び悩むも、コロナを機に大き上昇しています。23年11月は51ドル前後で推移していますね。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に拡大しています。ただし、20年の高い成長率は、BTCの投機熱によるものです。営業利益率は2.2%と低い点に注意が必要ですね。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSはBTCの高騰もあり、順調に増加しています。また、EPSも改善傾向にあり、21年に大きく上昇した点は高く評価できますね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)も、順調に拡大しています。決済手数料ビジネスは、安定してキャッシュを稼げる優良ビジネスです。また、ブロックはフィンテックや仮想通貨など、新しい事業への投資も積極的に行なっています。
では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?
ブロック(SQ)の注目ポイントは?
ブロックに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。
注目1:決済サービス1位はPayPalでシェア69%?
WEBサイトに導入されている決済サービスのシェアです。
決済サービス1位はPayPalで69%と独占状態にあります。PayPalは世界190カ国、21の通貨決済に対応し、アカウント数は3.2億万人を超えます。以降は数%のシェアしかなく、Squareは10番手ほどの規模です。
しかしながら、スマホ端末で簡単に決済できるサービスは急増しています。
注目2:日本のQR決済は21年に1880万人?
日本のモバイルキャッシュレス決済の市場動向です。
モバイルキャッシュレス市場は、日本でも急速に浸透しつつあります。特に、スマホのQRコード決済は、電子マネーよりも上昇率が高いですね。
アプリで決済できるサービスが増え、QRなどのリーダーの需要はなくなると言われていました。しかしながら、予想に反してQRなどが広く浸透していますね。QRの利点は、アプリを開かなくても決済でき利便性が高いからです。
日本のQR決済は21年に1880万人まで増えています。では、キャッシュレス化が最も浸透している国はどこでしょうか?
注目3:キャッシュレス1位は韓国で89%?
15年時点のキャッシュレス普及率の各国ランキングです。
キャッシュレス化率が最も高いのは韓国で89%です。中国は2位で60%、アメリカは45%、日本は18%にしか過ぎません。先進国でもようやく半分に達した程度です。新興国や発展途上国を含めると、まだまだ伸び代は高いですね。
近年、決済サービス会社でも、仮想通貨を採用する企業が増えています。業界大手PayPalは20年に採用を発表し、ブロックはすでにサービスを開始していますね。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:ブロック(SQ)の四半期決算は?
- 2015年に上場した、カードリーダーの決済サービス会社
- 資産管理アプリも運用し、株や仮想通貨の投資や送金も行う
- 仮想通貨銘柄で、20年2月から株価は7倍も上昇した
- ビットコイン事業は前年比11倍だが、利益は全体の2%だけ
- 売上高は急成長しているが、営業利益率は2%未満と低い
- コロナ禍でデジタル化が加速し、21年も売上高は好調だと予想
- 仮想通貨銘柄でもあり、21年後半にBTCは1千万円になるかも
個人的には、ブロックは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、株価は割高な上に、利益率も低いからです。売上高は9年で78倍に伸びるなど好調だが、BTC価格高騰の恩恵も受けています。22年2月の予想PERは49倍と割高で、営業利益率2.0%と低いです。
また、21年4Qは前年比+29%に減速しています。
ただし、短中期的にはまだまだ伸びる可能性は高いです。オーストリアのFinTech企業のAfterpayを買収するなど、さらに事業領域を広げています。米国の経済再開でEC関連の決済サービスは売上を落とすも、電子決済自体は成長産業ですね。
大きく株価が下落する局面があれば、投資を検討したいです。
決済サービスで業界最大手はペイパルです。ペイパルは世界の決済市場を独占しており、営業利益率も高いですね。
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