金融向けIT企業のブロードリッジは、最も安定した銘柄のひとつです。毎年売上高は順調に増加している上に、営業利益率も15%と高いです。経済再開後も好調で23年3Qの売上は前年比+8%、4Qは+7%と横ばいです。
- 「売上高は10年で2倍だが、株価は8年で8倍に上昇してる…」
- 「ニッチな分野で競合が少なく、営業利益率は15%で安定してる…」
- 「超優良企業なのは間違いないが、PER24倍は割安なのか…」
ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズは、金融機関や証券会社向けに、ITソリューションやアウトソーシングを提供する米国企業です。ニッチな分野で競合が少なく、営業利益率は15%と安定しているのが特徴です。
個人的には、ブロードリッジは投資したい銘柄です。
なぜならば、競合企業が少なく安定して業績が伸びてるからです。売上高は右肩上がりで、営業利益率は15%前後と常に安定しています。EPS、BPS、フリーCFも右肩上がりです。また、積極的に自社株買いも行い、配当利回りも1.5%で安定しています。
ブロードリッジの親会社は、給与計算をアウトソースするADIです。
ADIのビジネスは、乗り換えすことが高く参入しにくい分野です。子会社であるブロードリッジも、ADIと同様に参入が難しいニッチな分野ですね。ただし、売上と利益が減速しているため、23年の動向に注視したいですね。
23年8月時点の予想PER21倍は割高ではありません。
- ブロードリッジの4半期決算(23年4-6月)は?
- ブロードリッジの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 売上高も利益率も安定、PER24倍は割安なのか?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
ブロードリッジ(BR)の四半期決算は?

ブロードリッジ(BR)の過去四半期の決算を紹介します。
23年2Q決算(22年12月30日)
- 売上高:12.93億ドル(前年比+2.6%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:0.57億ドル(+21%)
- 1株当たり利益:0.91ドル(+10%)
23年3Q決算(23年3月30日)
- 売上高:16.46億ドル(前年比+7.3%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:2.05億ドル(+4.7%)
- 1株当たり利益:2.05ドル(+6.2%)◯
23年4Q決算(23年6月30日)
- 売上高:18.39億ドル(前年比+7%)
- Invester Communication:14.38億ドル(+6%)
- Global Technology:4.01億ドル(+8%)
- 営業利益:4.54億ドル(+33%)
- 純利益:3.24億ドル(+30%)
- 1株当たり利益:2.72ドル(+30%)
4Qの売上高は前年比+7%で18.39億ドル、営業利益は+33%で4.54億ドルでした。23年3Qと比較して、4Qの売上は横ばいですね。営業利益率は24.6%と高い水準ですね。
ブロードリッジは、金融や証券会社向けにITソリューションを提供しています。そのため、コロナ禍でも変わらず、業績は安定しています。売上高が急激に成長することはないが、需要が突然なくなることもないですね。
23年通期の売上予想は、+7.5%前後を見込みます。
「ブロードリッジは、為替変動の影響を除いて経常収益が 8% 増加し、調整後 EPS が 21% 増加するなど、好調な第 4 四半期業績を報告しました。 通年では、経常収益は当社のガイダンスの上限に達し、為替変動の影響を除いて 9% 増加し、利益率の継続的な拡大、9% の調整後 EPS 成長、および強力なフリー キャッシュ フローを推進しました。 当社の業績により、ブロードリッジは 3 年間の財務目標の範囲の上限以上を達成することができました」とブロードリッジ CEO のティム ゴーキーは述べています。
「将来を見据えて、2024 会計年度のガイダンスでは、為替変動の影響を除いて 6 ~ 9% の経常収益成長率と 8 ~ 12% の調整後 EPS 成長率を求めています。 当社の好調な業績と見通しは、当社の長期成長戦略の継続的な実行、強力な基本トレンド、および当社の事業への投資収益を反映しています。
「また、取締役会が年間配当を10%増額して1株当たり3.20ドルにすることを承認したことを発表できることをうれしく思います。 ブロードリッジは公開会社になってから毎年増配しており、過去12年間のうち11年間は二桁増配となっている」とゴーキー氏は締めくくった。
24年1Q決算(23年9月…)
24年1Q決算は、23年11月9日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか
ブロードリッジ(BR)の10年間の損益計算書は?

ブロードリッジは07年に20ドルで上場しました。13年あたりから株価は上昇し、常に右肩上がりで最高値を更新し続ける銘柄です。23年8月は176ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高も営業利益も順調に上昇しています。売上高成長率は決して高くはないが、安定している事がわかりますね。また、営業利益率も15%前後と高くはないが、安定して推移しています。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。綺麗に右肩上がりに増え続けていることが分かりますね。自社株買いと配当利回り1.5%前後で払い出しもしています。配当性向も常に50%前後と安定しています。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に増えていますね。また、金融向けITサービスは、設備投資が少ない優良ビジネスです。目立った競合もなく、今後も安定して推移することが予想できます。
では、私たち投資家はどのように投資判断したら良いのでしょうか?
ブロードリッジ(BR)の注目ポイントは?

ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズ(BR)の注目すべきポイントを紹介します。ブロードリッジは、金融機関や証券会社向けに、ITソリューションやアウトソーシングを提供する会社です。ニッチな分野で競合が少なく、業績は常に安定していますね。
注目1:金融関連のコンサルタントでトッププレイヤー?
世界的なコンサルタントを行う企業の市場シェアです。
細かい数値は公開されてないが、ブロードリッジはコンサルタント会社の上位企業です。競合企業には、ドイツのGFTテクノロジー、英国のActualize consulting、FinTechネットワークなど、馴染みがない企業が並びますね。
ブロードリッジは、ニッチな業務で競合が少ない分野です。
ブロードブリッジの親会社は、給与計算アウトソーシングのオートマチックデータプロセッシング(ADI)です。ADIは乗り換えコストが高く。他社が参入しにくいビジネスを展開しています。
ブロードリッジも、他社が参入しにくいニッチな分野に特化していますね。
業務内容は、金融機関や証券会社向けにITソリューションを提供します。具体的には、議決権行使に関わる電子投票プラットフォームシステムや証券取引の決済システム、証券処理・運用などのアウトソーシングです。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:ブロードリッジ(BR)の四半期決算は?

- 07年に上場、金融機関や証券会社向けの米国IT企業である
- 金融業界向けに、ITソリューションやアウトソーシングを提供
- ニッチな分野で競合が少なく、営業利益率は15%前後で安定
- EPS、BPS、営業CF、フリーCFも安定して右肩上がりに増える
- 自社株買いも積極的で配当利回りは1.5%、配当性向も安定
個人的には、ブロードリッジは投資したい銘柄です。
なぜならば、競合企業が少なく安定して業績が伸びてるからです。売上高は右肩上がりで、営業利益率は15%前後と常に安定しています。EPS、BPS、フリーCFも右肩上がりです。また、積極的に自社株買いも行い、配当利回りも1.5%で安定しています。
ブロードリッジの親会社は、給与計算をアウトソースするADIです。
ADIのビジネスは、乗り換えすことが高く参入しにくい分野です。子会社であるブロードリッジも、ADIと同様に参入が難しいニッチな分野ですね。22年2月時点の予想PER24倍は十分に割安だと思います。
親会社ADPもニッチな分野で競合が少なく、営業利益率は21%と高いです。ただし、デメリットは売上高成長率が低いことですね。
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