ブロック(SQ)四半期決算|22年3Qは+17%に加速

決済サービスのブロックは、コロナの恩恵を最も受ける銘柄です。感染症対策で電子決済を利用する人が増えれば、売上も増えますね。しかし、経済再開後は伸び悩むも、22年2Qの売上は前年比−5%、3Qは+17%に上向いています

  • 「コロナ禍でデジタル化が進み、株価は1年で3倍に高騰してる…」
  • 「20年後半から上昇し、21年にはBTC500万円を超える…」
  • 「AfterPayを買収するなど、フィンテックに投資してる…」

ブロック(SQ)は、カードリーダー(白い四角)の決済サービス会社です。決済手数料は業界最大手ペイパルの7分の1だが、急速に売上を伸ばしています。また、資産管理アプリも運用し、株や仮想通貨の投資や送金もサポートします

個人的には、ブロックは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、株価は割高な上に、利益率も低いからです売上高は9年で78倍に伸びるなど好調だが、BTC価格高騰の恩恵も受けています。22年5月の予想PERは102倍と割高で、営業利益率2.0%と低いです。

また、22年1Qは前年比−22%に減速しています。

ただし、短中期的にはまだまだ伸びる可能性は高いです。オーストリアのFinTech企業のAfterpayを買収するなど、さらに事業領域を広げています。米国の経済再開でEC関連の決済サービスは売上を落とすも、電子決済自体は成長産業ですね。

大きく株価が下落する局面があれば、投資を検討したいです。

SQの投資判断したい人向け
  1. ブロックの4半期決算(22年7-9月)は?
  2. ブロックの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 21年後半には、本当にBTCは1千万円まで上昇するのか?

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ブロック(SQ)の四半期決算は?

ブロック(SQ)の四半期決算を紹介します。

22年1Q決算(22年3月31日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:39.60億ドル(前年比−22%)✖️
  2.  Transaction-based:12.32億ドル(+28%
  3.  Subscription and services-based:9.59億ドル(+72%
  4.  Hardware:0.37億ドル(+29%
  5.  Bitcoin:17.30億ドル(−51%)
  6. 営業利益:−2.26億ドル(前年度0.67億ドル)
  7. 純利益:−2.04億ドル(前年度0.39億ドル)
  8. 1株当たり利益:−0.36ドル(前年度0.08ドル)✖️

22年2Q決算(22年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:44.04億ドル(前年比−5%
  2. 営業利益:—億ドル(—%)
  3. 純利益:−2.08億ドル(−201%
  4. 1株当たり利益:0.18ドル(−72%)

22年3Q決算(22年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:45.15億ドル(前年比+17%)◯
  2.  Transaction-based:11.91億ドル(+16%
  3.  Subscription and services-based:11.91億ドル(+71%
  4.  Hardware:0.43億ドル(+16%
  5.  Bitcoin:17.62億ドル(−3%)
  6. 営業利益:−0.48億ドル(前年度0.22億ドル)
  7. 純利益:−0.14億ドル(前年度0.008億ドル)
  8. 1株当たり利益:−0.02ドル(—ドル)◯

Qの売上高は前年比+17%で45.15億ドル営業利益は−0.48億ドルでした。22年1Qや2Qと比較して、3Qは売上が上向いていますね。ただし、営業利益率は−1%と赤字です。

デジタル決済サービスはコロナ禍でも好調でしたね。

また、ブロックは資産管理アプリ『Cash App』を通じてBTCの販売や送金も行ないます。ただし、21年3QはBTCの投資熱が沈静化したことで、以前ほどの高い成長率はありません。21年4QにオーストリアのBNPL企業のAfterpayの買収を完了しています。

2021年の第4四半期に、大規模な力強い成長を実現しました。粗利益は、前年比47%増の11.8億ドル、つまり2年間の複合年間成長率(CAGR)ベースで50%になりました。 Cash Appエコシステムは、5億1800万ドルの粗利益をもたらしました。これは、前年比で37%、2年間のCAGRベースで90%の増加です。 Square(旧称Seller)エコシステムの粗利益は、前年比54%、2年間のCAGRベースで32%増の6億5,700万ドルでした。

2021年通年の粗利益は44.2億ドルで、前年比62%、2年間のCAGRベースで53%増加しました。 Cash Appは、2年間のCAGRベースで前年比69%、113%増の20.7億ドルの粗利益を生み出しました。私たちのSquareエコシステムは、23.2億ドルの粗利益を生み出し、前年比で54%、2年間のCAGRベースで29%増加しました。

1月31日、グローバルな「今すぐ購入、後で支払う」(BNPL)プラットフォームであるAfterpayの買収を完了しました。この買収により、消費者と商人に魅力的な金融商品とサービスを提供する際に、エコシステム間の接続を強化することで、SquareとCashAppの戦略的優先事項をさらに強化できると確信しています。一緒に、すべてのサイズのSquareセラーがチェックアウト時にBNPLを提供できるようにし、Afterpayの消費者にCash Appで直接分割払いを管理する機能を提供し、CashAppの顧客がアプリ内で直接セラーとBNPLオファーを検出できるようにする予定です。経済的エンパワーメントという私たちの共通の目的によって結ばれ、私たちはアフターペイチームがブロックし、一緒に構築する際に金融システムをより公平で包括的なものにするのを支援することを歓迎します。

参考: Q4 2021 Shareholder Letter

22年4Q決算(22年12月…)

22年4Q決算は、23年2月5日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ブロック(SQ)の10年間の損益計算書は?

ブロックは05年に12ドルで上場しました。株価は長く伸び悩むも、コロナを機に大き上昇しています。22年11月は60ドル前後で推移していますね。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に拡大しています。ただし、20年の高い成長率は、BTCの投機熱によるものです。営業利益率は2.2%と低い点に注意が必要ですね

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSはBTCの高騰もあり、順調に増加しています。また、EPSも改善傾向にあり、21年に大きく上昇した点は高く評価できますね。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)も、順調に拡大しています。決済手数料ビジネスは、安定してキャッシュを稼げる優良ビジネスです。また、ブロックはフィンテックや仮想通貨など、新しい事業への投資も積極的に行なっています。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

ブロック(SQ)の注目ポイントは?

ブロックに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。

注目1:決済サービス1位はPayPalでシェア69%?

参考:事業者が「オンライン決済」を導入するための5つの方法

WEBサイトに導入されている決済サービスのシェアです。

決済サービス1位はPayPalで69%と独占状態にあります。PayPalは世界190カ国、21の通貨決済に対応し、アカウント数は3.2億万人を超えます。以降は数%のシェアしかなく、Squareは10番手ほどの規模です。

しかしながら、スマホ端末で簡単に決済できるサービスは急増しています。

注目2:日本のQR決済は21年に1880万人?

2019年 モバイルキャッシュレス決済の市場動向調査

日本のモバイルキャッシュレス決済の市場動向です。

モバイルキャッシュレス市場は、日本でも急速に浸透しつつあります。特に、スマホのQRコード決済は、電子マネーよりも上昇率が高いですね。

アプリで決済できるサービスが増え、QRなどのリーダーの需要はなくなると言われていました。しかしながら、予想に反してQRなどが広く浸透していますね。QRの利点は、アプリを開かなくても決済でき利便性が高いからです

日本のQR決済は21年に1880万人まで増えています。では、キャッシュレス化が最も浸透している国はどこでしょうか?

注目3:キャッシュレス1位は韓国で89%?

参考:世界のキャッシュレス普及率ランキング(2015年)

15年時点のキャッシュレス普及率の各国ランキングです。

キャッシュレス化率が最も高いのは韓国で89%です。中国は2位で60%、アメリカは45%、日本は18%にしか過ぎません。先進国でもようやく半分に達した程度です。新興国や発展途上国を含めると、まだまだ伸び代は高いですね。

近年、決済サービス会社でも、仮想通貨を採用する企業が増えています。業界大手PayPalは20年に採用を発表し、ブロックはすでにサービスを開始していますね

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ブロック(SQ)の四半期決算は?

ブロックの注目ポイントは...
  1. 2015年に上場した、カードリーダーの決済サービス会社
  2. 資産管理アプリも運用し、株や仮想通貨の投資や送金も行う
  3. 仮想通貨銘柄で、20年2月から株価は7倍も上昇した
  4. ビットコイン事業は前年比11倍だが、利益は全体の2%だけ
  5. 売上高は急成長しているが、営業利益率は2%未満と低い
  6. コロナ禍でデジタル化が加速し、21年も売上高は好調だと予想
  7. 仮想通貨銘柄でもあり、21年後半にBTCは1千万円になるかも

個人的には、ブロックは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、株価は割高な上に、利益率も低いからです売上高は9年で78倍に伸びるなど好調だが、BTC価格高騰の恩恵も受けています。22年2月の予想PERは49倍と割高で、営業利益率2.0%と低いです。

また、21年4Qは前年比+29%に減速しています。

ただし、短中期的にはまだまだ伸びる可能性は高いです。オーストリアのFinTech企業のAfterpayを買収するなど、さらに事業領域を広げています。米国の経済再開でEC関連の決済サービスは売上を落とすも、電子決済自体は成長産業ですね。

大きく株価が下落する局面があれば、投資を検討したいです。

決済サービスで業界最大手はペイパルです。ペイパルは世界の決済市場を独占しており、営業利益率も高いですね。

参考:ペイパルの四半期決算|仮想通貨銘柄で株価は1年で3倍に上昇?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です