ゼロから個別株をやりたい、まず何から調べれば良いの?

個別株を始めたいけれども、何から手を付ければ良いか分からない人は多いですよね。確かに、投資自体は特定銘柄を購入して、タイミング良く売るだけですね。しかしながら、目標設定の仕方、買い方、損切や利確のタイミング、投資スタイルやリスク許容度など、分からないことは多いです。

Pinさんから、個別株の始め方を教えてほしいと相談されました。

・現在の資産とPF(保有銘柄)
全部で1000万円くらい

・過去の実績と目標金額と達成したい期間
現在、29歳です。年収は800万~1000万円程度生活の費用趣味も含めて300万円程度で、貯金の目標は、とりあえず区切りとして1億円貯めることをまずは目標としています。

恥ずかしながら最近知ったのですが、◯◯だとキャピタルゲインが0%になりますので株式取引にとってはかなり有利な環境のため、資産を増やすためには個別株投資をトライしたいと考えております。(ビットコインなどの仮想通貨は所得税に入ります。)

人生の目標としては
自分の得意な仕事を探したい、得意な仕事で自分のビジネスを持って一杯稼ぎたいです(笑)。30という節目の年齢で、自分にとってこれだ!という仕事を探したいと思っています。
更にはビジネスを持つことをトライするため動き出したいです。
実際に探し始めるのはコンサル終わった後にすぐトライし、
ある程度当たりをつけて、動き出せるまでの期間を3年以内と考えています。
自分としてはざっくり海外を股に掛けたい、働く場所を依存しないようにしたい。働く時間は長くなっていいけど、フレキシブルにしたいと考えています。

・現在はどのような問題や課題があるか

アメリカ株の個別株を買うにあたりの勉強方法と日々の情報確認の習慣、判断基準を知りたい
決算書を見ても、どれが優良企業なのか分からない
企業の銘柄分析で、見るべきポイントを知りたい…
利確や損切のタイミング、具体的な銘柄の買い方が知りたい…
↑上記は全て課題ですね(笑)
米国株投資を初めから始めるにあたり、どのような勉強と習慣をするべきなのか?

②人生の転機でどのように副業、自分に向いている仕事を探し、それを自分のビジネスにしたのか?その努力、方法を聞いてみたいです。今探し方、トライの仕方が見えないので、やすさんがどのようにもがいて努力してきたのか知りたいです。

・コンサルで期待している内容
(何を具体的に聞きたいのか)
やすさんの情報をいつも拝見させていただいております。

①個別株を始めるにあたり、
勉強してきた内容、本でおすすめ
日々どのような情報チェックを習慣にしているか?
・良い銘柄を探す、買う、売る、損切、利確の判断、ルールはどのように決めているか?(今年で言うとグロース株投資ではなく、石油や材料のコモディティ関連を投資していたと思います。その買い判断売り判断をする判断基準を知りたい。原油やタンカー銘柄とかどうなったら売るとか聞いてみたいですね。)
金利や景気のサイクルによって、投資判断をどのように考えているか?(その勉強法)
・直近のPF。直近だとどのような株に投資したか?投資しようとしているのか?その判断基準を知りたいです。

②人生相談ですと
どのように自分に合っている副業、本業のビジネスを探したか?トライしたか?経験談も踏まえて聞きたいですね。今の仕事もそこそこ好きですが、自分に向いている仕事、ビジネスを必死で探したいと思っています。

コンサルを依頼して頂き、ありがとうございました。

最初にご相談を頂いたとき、Pinさんは人生相談したいのかと思っていました。しかしながら、実際にお話した時に、純粋にゼロから個別株のやり方を学びたいことを知りました完全に私の読み間違いと準備不足でしたね。

ここでは、個別株を始めるための初歩的な内容を話します。

ただし、証券口座の開き方、個別株の注文の仕方など、株式の入門書にある内容はここでは触れていません。そのような内容を知りたい人は、書店に行くなり、Google検索するなりで答えを探してください。

ここでは、普通の入門書に書かれていない内容を話しますね

具体的には、ゼロから米国株を始めるための4つの前準備、個別株の正しい売買の仕方3つ、中級者を目指す上で必要な3つの知識です。Pinさんは実際に売買したことがないため、あくまでも一般的な内容になります

質問を掘り下げる前にまず、個別株を体験することをお勧めします。

原油やタンカーの売り時については、また別の機会で記事にします。

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ゼロから米国個別株を始める「前準備」とは?

Pinさんから、コンサルの感想を頂きました。

こちらこそ、知りたい内容を話せなくて申し訳ありません。個別株の経験がなく、人生相談をしたいのかと勝手に思い込んでいました。

Pinさんは、海外で高収入の仕事についており、純粋に羨ましいですね。また、要領が良く、人生を楽しんでいる感じも好印象でした。

個別株については、実際に売買した後にまた質問してください。その方が、掘り下げてもっと深い話をできると思います。

ここでは、ゼロから始めたい人向けに、最低限必要な知識をまとめています。

準備1:目標金額と「運用利回り」を想定する?

参考:資産運用シミュレーション(金融庁)

まずは、漠然とした目標値を決めることが重要です。

目標値を決める最大の理由は、目標次第で投資戦略やスタイルがガラリと変わるからです30年後に資産を2倍にするのか、2年後に資産を2倍にするかでは、取り得る戦略は180度変わりますよね。

実は、投資に限らず副業でも、目標を曖昧にしてる人はとても多いです

給与を得てる会社員には、目標を持たないことは割と普通の発想です。なぜならば、会社員の給与も同様で「貰えるだけ貰えたら嬉しい」と考えるからです。投資や副業でも同様に、稼げるだけ稼げたら嬉しいと漠然と始めます。

目標を決めなければ、何に問題があるのか明確にできません。また、なぜ達成できないのか、客観的に判断する機会や材料を失いますよね。

株式投資を始める人は、漠然と「1億円」に設定する人が多いですね

では、どれくらいの投資資金と期間があれば、目標を達成できるのでしょうか?

現在の生活水準から、1億円を貯められるのはいつかを計算しましょう。

SP500で運用すれば、毎年「7-9%」の利回りを得られます。すると、運用利回「7%」で毎月「8万円」積立すると、「30年後」に資産は「0.97億円」になりますね

上図の通り、後半にいくほど複利効果を得られるため、元本「0.28億円」に対して、収益は「0.68億円」にもなります。投資が資産運用になり得るのは、この複利効果があるからですね。

ご自身の状況を踏まえた上で、どれくらいリスクを取り得るかを考慮します。

毎月8万円も投資できない人は、利回りと期間を延ばすしかないですね。逆に、もっとたくさん投資できるならば、利回りは低くて良いし、投資期間も長く設定できますね。

実際には、大多数の会社員投資家は、8万円も積立することはできません。私の20代の独身時代は、月に3万円も貯めれたら良い方でした。

だからこそ、グロース株や仕手株などで、多大なリスクを取りにいきます。そして、知識や経験がない会社員投資家は、まず間違いなく投資で負けます。宝くじやギャンブルと同様に、一攫千金を夢見た個人投資家が溢れていますよね。これは、Youtbeやtwitterを見ても明らかでしょう。

Pinさんは、投資する上で非常に恵まれた状況にいます。

海外生活で年収は900万円と高く、日々の生活費も少ないです。初期費用1千万円、毎年300万円(月25万円)をSP500に投資した場合、わずか14年で目標の1億円を達成します。

14年だと満足できない場合は、個別株でリスクを取りにいけば良いですね。仮に、期間を7年に早めた場合に、投資対象はリスクが高いものになります。

以上のように、漠然とした目標値がなければ、投資戦略を考えられないですね。

重要なことは、適切な投資戦略や対象を絞ることにあります

目標と戦略が漠然と決まれば、どれくらいリスクを取りに行けるかも考慮できますね。目標自体は必ず達成しないといけないものではありません。その時々の状況や年齢によっても変わるもので、柔軟に変えていけば良いですね

目標と投資対象の重要性については、次の記事で詳しく述べています。

参考:3年後に2倍の1000万円、目標に対して投資対象は適切か?

では、どのようにして、投資スタイルを決めれば良いのでしょうか?

準備2:投資戦略や「投資スタイル」を検討する?

最適な投資スタイルとは...
  1. 長期投資」なのか「短期投資」なのか?
  2. 決算」を重視するのか「チャート」を重視するのか?
  3. 逆張り」投資家のか「順張り」投資なのか?
  4. 景気敏感株」なのか「優良銘柄」なのか?
  5. 短期で「2倍」を狙うのか毎年「20-30%」を狙うのか?
  6. ITなど「成長株」が好きか原油など「バリュー株」が好きか?
  7. バフェット」が好きか「ジョージソロス」が好きか?

投資スタイルは、個々の性格や嗜好によった変わるものです。

多くの個人投資家と話をしていると、どこかに正解があるかのように話す人がとても多いです。成功した個人投資家の体験談や書籍を読み漁り、外部の世界に自分が知らない「正しい答え」があるかのように話します。

だからこそ、数十万円もする情報商材がよく売れるのでしょう

彼らが求める正解とは、10-19年に流行したミネルヴィニの「成長株投資法」などですね。投資家として成功を収めるには、これが老若男女に最適な投資法だと主張します。

私自身は、このような主張には常に反対派です。

これは、趣味や嗜好に近いもので、他人に矯正することはできません。スポーツにしても、サッカーやバスケット、バレーやテニス、卓球や水泳、そもそも運動が好きではない人も多いです。卓球が好きな人に、サッカーを強制させるのは不可能です。

どれが好きかは論理的に説明できないし、適切な答えもありません。

同じ株式投資として分類されるが、決算を見る中長期投資家とチャートをみる短期投資家は、サッカーとバスケットと同じくらい別の競技です。

だからこそ、ご自身に最適な投資スタイルを見い出す必要があります。

私がこれを断言する理由は、アフィリエイト時代に50人以上にアドバイスした経験があるからです。当初は、誰に対しても稼ぐための最短距離を教えることに労力と時間を費やしました。しかしながら、前払いでお金を積もうが、人生相談を受けようが、本人のスタイルに合わないことは強制できません。

私自身は、決算に興味がない人に、興味を持たせることは無理です

だからこそ、決算を読みたくない人は、質問の内容を見るだけでもすぐに分かります。決算に興味がある人とは、決算に関する具体的な質問をしてくれるからです。そうでない人は、決算を読むことに対するモチベーションを上げたいと思っているに過ぎません。

その時は、私の話を真摯に聞いても、3日も経てば意欲を失います

想像するのは難しいかもしれないが、私のように決算の数値を追うだけでも、純粋に楽しいと思える人がいます。これは理屈で説明できるものではないですよね。同様に、毎日チャートを見続けても、全く飽きない人も世の中にはいます。そういう人たちと駆け引きして、あなたは勝ち続けられると思いますか?

飽きないとは、才能や情熱という言葉で置き換えられるものです。

良い意味でも悪い意味でも、投資で成功する人はネジがずれていますね。

それは、投資に限らずどの分野でもそうですよね。ひとつの分野で才能を発揮する人とは、周囲から見ればただの変人です。これは特殊なことではなく、誰もが情熱や才能を持てる分野が必ずありますそれが正しいならば、どの分野でご自身が才能を活かせるか考えた方が早いですよね。

私がnote販売ではなく、個別コンサルに限定する理由もここにあります

ご自身の特性を見ながら、自分に合致する投資スタイルを模索していきます。そもそも、株式投資が好きでない人は、インデックス投資に徹しれば良いですよね。投資に労力を費やす代わりに、ご自身の才能が活かせる本業や副業で収入を増やせば良いだけの話です。

Pinさんの質問内容を見れば分かる通り、誰もが自分の才能を活かす分野で働きたいと思っていますよね。

投資スタイルを決めた上で、保有銘柄をリストアップします。では、どのようにして、投資対象を絞り込めば良いのでしょうか?

準備3:身短な業種から銘柄を「リストアップ」する?

参考:トヨタの通期業績推移(マネックス証券)

個別株を始める段階で、何すれば良いか分からない人は多いです。その最大の理由は、銘柄数があまりにも多過ぎて、何から手を付ければ良いか分からないからです

例えば、日本だけでも東証一部の上場企業は2,183社もあります。世界中の企業が集まる米国はもっと多く、ニューヨーク(NYSE)で2286社、NASDAQで2949社もあります。投資信託やETFでさえも、数百社以上もありますね。

では、何を基準に銘柄を選べば良いのでしょうか?

まずは、ご自身の身近にある業種や企業から始めるのが良いですね。また、数百社以上を見る必要はなく、20-30社前後をリストアップするくらいで十分です

例えば、自動車関連で働いている人は、自動車メーカーから見るのが良いですよね。取引先のトヨタ自動車の利益率など、裏側を知っていると上司や顧客と話す際に高い評価を得やすいですよね。

銘柄分析は、証券会社のツールやブログを利用すれば良いです。

例えば、マネックス証券は無料で、上場企業の業績を細かくグラフ化(上図)しています。日本株だけではなく、米国株でも同じツールを提供していますね。また、個別株投資家がまとめたブログなどを読むでも十分ですよね。

現実問題として、時間が限られる会社員が過去の決算書を読み込むのは無理です。私が決算ブログを公開してる理由は、会社員時代に日本株で損をしていたからです。だからこそ、会社員だった当時の自分が必要だと思う情報をまとめて公開しています

私ならば、トヨタの利益率6%前後は低いと思います。

これは、トヨタだけではなく、欧州や米国の自動車メーカーはみな同じです。そのため、投資対象を自動車関連の素材や部品にも広げていきます。この時に、自分が知っている取引先があれば、銘柄分析は楽しくなりますよね

実は、日本には世界市場に部品供給する優良企業が多いです。

ある意味、日本の自動車産業が強いのは、部品製造や素材に強みがあるからです。同様のことは、かつて花形産業だった半導体産業にも言えますね。ニッチ分野で優良企業が多く誕生するのは、トヨタが求める基準が世界レベルで高かったからです。

例えば、塗装薬品を提供するJCU(4975)は、スマホ向けに世界の70%のシェアを持ちます。その結果、世界市場の拡大とともに売上は上昇し、営業利益率も40%と高いですね。

また、自動車業界の内部にいることで、先の展開を予想しやすいです。例えば、昨年よりも部品の発注量が多ければ、トヨタの売上が好調だと予想できます。つまりは、内部者(インサイダー)に最も近い場所で業界を観察できます。

当時会社員だった自分もそうだが、私たちは自分の庭の出来事しか知りません。そのため、業界の内側から手に入る内部情報の価値を、正しく認識できていません。会社員時代はIT業界で働いていたが、専業投資家になった今は、あの時の職場で流れる情報は喉から手が取るほど欲しいです。

更には、自動車業界内のニッチな産業を知っていると、勉強熱心な社員だと周囲からも評価されますよね。取引先や上司から見て、必死にその業界を勉強する社員を見たときほど、嬉しい気持ちはありません。

以上のように、身近なところから調べた方が興味を持ちやすいです。

逆にいうと、銘柄数は何万社とあるため、何か絞らないとリストアップできません。その意味で、銘柄分析とは足し算ではなく、引き算であると言えます。何をどれだけ多く見れるかではなく、何をどれだけ見ないように工夫するかです。

会社員が見れる銘柄数は、物理的な制約でどうしても限られます。

私からすると、会社員投資家はSNSの情報に流され過ぎです。自分に興味がない業界の情報が流れてきたら、あえて無視するくらいの心構えが必要です。

最後に、決算を見ることの重要性を述べます。

準備4:決算毎に数値を「ノート」に記録する

私自身は、決算を見ることを最も重要視する投資家です。

私とその他の投資家を分ける決定的な要因だと言っても良いですね。

長期投資で結果を出したいならば、保有銘柄を決算毎にメモすることが重要です。私自身はノートではなく、オンライン上にメモする内容を全てブログ化しています。決算ブログで管理すれば、簡単に更新と検索ができるからです。

もちろん、会社員投資家が私と同じことをするのは、現実的に無理ですよね。だからこそ、私自身は他の人に替えが効かない、唯一無二の投資家だと言えます。

決算を見る最大の利点は、短期間で2-3倍になる銘柄を発掘できることではありません。ボロ株を買わないようになり、負ける確率を格段に減らせることです。というのも、私たち投資家が直接的にコントロールできるのは、負ける要因を減らし勝敗を少しでもあげるだけだからです。

どれくらい勝てるか、買い値から何倍になるかは誰も予想できません

決算を見る機会が増えることよって、私たちは目利きができるようになります。これは才能やスキルに依存するものでなく、単純に経験値など時間と量の話です。

例えば、初めて訪れる国のスーパーに行っても、その商品が高いか安いか判断するのは無理ですよね。しかし、現地に実際に住み様々な商品と比較することで、ようやくその国の物価や適正価格が見えてきます。

その意味で、バリューが分からないのは、経験値不足の問題です

経験値が増えると、SNSやYoutubeで紹介される銘柄の多くが、取りに足らないものだと分かります。しかしながら、多くの個人投資家はその判断が付かず、SNSの注目度に波長を合わせて、良いか悪いかを判断します。また、インフルエンサーの多くも、銘柄を見る能力に欠けてる人がとても多いですよね。

ただし、現実問題として、会社員が決算を読むのは難しいです。

会社員は物理的な制約があり、決算を読むだけの時間がそもそも存在しません。その意味でも、私自身は保有する銘柄だけ見れれば十分だと思います。逆にいうと、保有銘柄の決算を追えないならば、それは必要以上に持ち過ぎていると言えます。

もちろん、決算を追うとは、予想の◯✖️クイズではありません

決算のどの数値を見るかは、私の決算ブログで紹介してる内容の通りですね。また、どの数値を見て優良銘柄かの判断かは、次の記事で詳しく紹介しています。

参考:決算でどの数値を見れば優良銘柄と判定できるか?

また、CEOの見解についても目を通すことをお勧めします。

なぜならば、その業界を最も深く理解してる第一人者がCEOだからです。私自身は、彼らの見解を読むことで、自分の現状認識とのギャップを測ることができます。また、彼らの見通しを見ながら、どれくらい強気に投資できるかも考えます。

逆にいうと、彼らの見通しなしには、運に任せて投資するようなものです

私自身は、商品相場に張るときでも、それらを生産する企業への投資を好みます。なぜならば、商品は何も語ってはくれないが、CEOは雄弁に語ってくれるからです彼らの話に真摯に耳を傾けることで、私自身は負ける確率を減らせると思っています。もちろん、彼らの話を愚直に信じる訳ではありません。

まずは、少しずつでも良いので、保有銘柄の決算結果を記録してみましょう。

記録や考察を繰り返す過程で、ご自身が適切だと思う買い時や売り時も見えてきます。SNSなどの雑音ばかり気を取られると、株式投資の本質を見逃すことになります投資とはギャンブルではなく、数値を読むことで負けを減らせるシンプルなカードゲームに過ぎません。

では、次は個別銘柄の買い方や売り方の方法について言及します。

個別株の「正しい売買」の仕方とは?

ここからは、個別株の正しい売買の仕方を紹介します。

方法1:銘柄の売買基準や「正しい買い方」とは?

どのように銘柄を買えば良いか、分からないと悩む人は多いです。

そいういう人は、まず「1株単位」の売買から始めましょう

私の投資スタイルは、まず負けないことを第一優先に考えます。なぜならば、定期収入がある会社員とは違い、負けが許されない状況にあるからです。

また、私自身の投資哲学として、誰しも人間は判断や予想を間違えることを前提に置いています。「1銘単位で購入する」という手法も、この哲学を前提にしたやり方でもあります。

私が米国株に参入したのは、20年にコロナで株価が大暴落した後です。

結婚したばかりで、これから家族を養っていく必要もあります。絶対に損を出せない状況にいたので、フルタイムで銘柄研究を始めました。過去の決算や業界の動向を誰よりも深く研究すれば、株価がどう動くかある程度は予想できると思ったからです。

しかしながら、私の期待に反して、予想通りに動くことはありません。

むしろ、上昇を期待して購入した銘柄でも、過半数がマイナスに転落します。どれだけ丹念に銘柄研究しても、値上がりする銘柄は予想できない現実に直面します。20年は暴落後の典型的な上昇相場だったが、私の評価益はマイナスが拡大する一方でした。

そこで、著名投資家の投資方法を研究するに至ります。

常に勝ち続ける投資家を研究すると、未来予想に長けている訳ではないと知ります。むしろ、彼らは自身のシナリオが想定通りに動くことを最初から期待していません。間違えることを前提に軌道修正する能力が高い人が、相場で勝ち続けていますよね。

「1銘単位で購入する」という手法は、この考えを軸にしています。詳細については、次の記事に詳しく記載しています。

参考:買い方が曖昧で、銘柄の売買基準やタイミングが分からない

方法2:8割ができない「損切」の仕方とは?

損切ができないと、嘆く個人投資家も多いですよね。

損切のタイミングについては、ご自身でルールを作るのが1番です。

例えば、評価損益率が−10%を下回る場合に切るなどですもちろん、この数値をいくつに設定するかは、個々のリスク許容度や戦略によって変わるものです。

私の場合は、明確に数値を決めている訳ではありません。

例えば、0%を下回れば黄色信号、−10%を下回れば赤信号と何となくで認識します。そして、他に欲しい銘柄があるときに、評価損益率が悪いものから切っていきます。結果的に、−10%を超えて長く持ち続けることはないです

ただ、損切というのは精神的に痛みを伴う行為であり、会社員にとっては難しいと思います。損切について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。損切できない人の多くは、メンタル的な問題があると思っています

損切については、次の記事に詳しく紹介しています。

参考:暴落で700万の損失、なぜ会社員は損切が下手なのか?

方法3:「利益確定」は最初から天井を狙わない?

利確のタイミングが分からないと言う人も多いですよね。

私から言わせると、相場の天井は誰にも読めないので、分からなくて当たり前です。それができたら、プロの投資家も含め誰も悩まないですよね。天井でタイミング良く売りたいと考える時点で、根本的に大きな過ちを犯しています

現実問題として、読めないものを最初から悩んでも仕方ないです。

矛盾しているように聞こえるが、利益確定のコツは「天井で綺麗に売り抜けることを最初から狙わない」ことです。利確確定のタイミングについては、次の記事に詳しく紹介しています。

参考:10倍株を逃した、利益確定のタイミングが分からない?

最後に、中級者にステップアップするための知識も紹介します。

初級者と「中級者」を分ける投資知識とは?

ここからは、初級者と中級者を分ける3つの知識を紹介します。

知識1:相場には「季節性」やサイクルがある?

参考:楽天証券『景気サイクルを投資にどう生かす?』

季節があるように、株式市場にも4つのサイクルがあります。

私がこの理論を知ったのは、会社員時代の投資をも含めて10年以上が過ぎた頃です。過去に投資に関する書籍を数多く読んできたが、目にした記憶がなかったです。この理論を知ってからは、自信を持って資金を投入できるようになりました

株式市場は、常に無秩序な動きで投資家を疲弊させます。しかし、サイクルを知ると、奇想天外に動く市場にも規則性が見えます

では、具体的にはどのような規則性があるのでしょうか?

株式市場には、「金融相場」「業績相場」「逆金融相場」「逆業績相場」の4つのサイクルがあります。そして、それぞれのサイクルで主役が代わります。そのため、私たちは相場のサイクルに合わせて適切な銘柄を選択できます。相場サイクルの詳細についてはここで詳しく述べません。

次の書籍に詳しく説明してくれています。

参考書籍:「市場サイクルの見分け方」

では、市場サイクルを知ればどのようなメリットがあるのでしょうか?

市場サイクルが分かると、上昇相場の入り口でポジションを置くことができます。相場の終盤で20〜40%の利幅を得る投資家と違い、入り口から入れば2〜4倍の利益を得られますよね。

また、適切なポジションにおけば、売りのタイミングで狼狽する事もありません。強気相場の終盤まで安心して、安心して相場を眺められます。

無秩序な相場に身を置いていると、私たちは常に判断を煽られますね。しかしながら、相場サイクルを知っていると、重要なのは相場の転換点だけに気をつければいいですその意味でも、時間が限られる会社員にも最適な投資法だと言えます。

市場サイクルが分かると、相場を俯瞰して落ち着いて見れます。

例えば、20年のコロナ危機後のハイテクやグロース株の高騰、それから20年11月以降の資源や市況株の高騰は、まさに教科書通りの展開でした。相場サイクルを理解していた投資家は、何を買うべきか迷ってないですね。

その意味でも、20年と21年は読みやすい相場だったと言えます

知識2:「分散投資」はお金持ちになれない?

個人的には、分散投資に対して悲観的に見ています。

その最大の理由は、下手な投資家をより下手にするからです。また、失敗や損失を見えなくすることで、私たちから成長や改善の機会を奪います。私自身は、投資を始めた初期の頃から、分散投資に対してずっと違和感がありました。

そして、初めて分散投資を否定する書籍に出会いました。

「奇妙なことに、十分に分散投資を行うことによって個人の進歩が損なわれるのである。また、トレーダーが正しい時には、分散投資を行うことによって収益は減殺されるのである。もちろん、トレーダーが間違っている時には、分散投資を行う事は大きな損失に対する防衛的なバッファーとなる。」

書籍:デイトレード(オリバー ベレス)

私たちは、適切な分散投資で利益を最大化できると教わります。

しかしながら、実際にはリスクは回避できず、利益を得る確率が増える訳でもありません。投資家が間違えた時に、損失額をカバーするにしか過ぎないのです。要するに、投資家の判断ミスを目立たなくするだけです。

実際には、分散投資することで、逆にデメリットになる人もいます。

  • 「ミスが致命的にならないからと、大穴狙いが多くなる」
  • 「13-16銘柄も購入できるからと、銘柄選びが甘くなる」
  • 「たくさん購入すれば、どれかが2〜3倍になると期待する」
  • 「購入した銘柄が値下がりしても、いつまでも損切りしない

もちろん、分散投資の全てを否定したい訳ではありません。

資産が増えてくれば、適切な分散投資は必要になります。しかしながら、資金が少ない会社員投資家が、過度に分散する必要性には疑問です。私たち投資家は、数ある銘柄から絞り込む過程を深く思考することで、投資スキルを向上できます。

30社よりも10社、10社よりも3社に絞り込む過程がより重要です。テーマ別に投資するならば、5テーマよりも3テーマに絞り込む方が重要です。

もちろん、保有銘柄数は資産やリスク許容度によって変わります。個人的には、運用額が100万円以下なら2〜3銘柄で十分です。資産を安定的に増やすことに成功したら、銘柄数も心地よい水準に調整すれば良いですね。

13-16銘柄以上を運用するならば、SP500に一択投資した方が早いです。

大半の投資家は、自信を持って集中投資できるほど、市場動向を観察したり銘柄分析する時間がないと言いたいですよね。そういう人には、無理して個別株をやる必要はなく、最初からSP500に積立すれば良いですね。

分散投資の重要性は次の記事で詳しく述べています。

参考:5年で3000万円が目標、分散投資はなぜダメなのか?

知識3:「個人投資家」が発信する情報は信用しない?

信頼できる情報とは...
  1. 決算などの具体的な数値、CEOが発信する見通し
  2. 元機関投資家など、数十年以上のキャリアがあるプロ
  3. 物理学者など、その分野の第一人者が発信する情報
  4. 業界関係なく、体系的に情報が整理されている書籍

コンサルを始めて、どのような情報を元に投資判断するか聞かれます。

私自身は、個人投資家やインフルエンサーが発信する情報、ニュースやSNSなどの情報から、投資判断することはないです。また、米国政府の財政政策やFRBの短期的な金融政策の動向についても、あまり重要視することもないです。

むしろ、これらは雑音だと見なして、娯楽程度にしか捉えません

とりわけ、個人投資家やインフルエンサーなどの情報は、積極的に排除します。なぜならば、私も含めて個人の多くは一発屋で、勝ち続けられる投資家は本当に一握りだからです。また、実際に情報を発信する側に立てば分かるが、インフルエンサーほど良い加減な情報媒体はありません。

私自身は本を読むのが好きで、情報源の多くは書籍が多いです。

例えば、原油関連に投資する際にも、原油の起源や歴史が書かれた書籍を読むのが好きです。また、実際に投資判断する場合にも、投資家ではなくエネルギー専門家の情報を重要視します

私から見れば、Twitterの多くの情報は投資する上でノイズに過ぎません

そして、雑音にも関わらず、個人投資家の多くは過剰に耳を傾けます。更には、その情報の真意を判断せずに投資を決めますよね。彼らの行動を観察していると、情緒不安定なうつ病患者のようにさえ見えます。

雑音をノイズだと判断できない限りは、初級者からは脱せれないです。

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:手取90-180万円の投資戦略とは?

最初にご相談を頂いたとき、Pinさんは人生相談したいのかと思っていました。しかしながら、実際にお話した時に、純粋にゼロから個別株のやり方を学びたいことを知りました完全に私の読み間違いと準備不足でしたね。

ここでは、個別株を始めるための本当に初歩的な内容を話でした。質問を掘り下げる前にまず、個別株を実際に体験することを強くお勧めします。

また質問があれば、ラインなどで気軽に聞いてください。

他の株式投資に関するコンサル内容は次の通りです。

株式投資のコンサル記事の一覧

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です