キンダーモルガン(KMI)四半期決算|1Qは-18%に減速

パイプラインを運営するキンダーモルガンは、コロナ後の経済再開で恩恵を受ける銘柄です。株価は15年の高値から、60%も低い水準にあります。21年4Qは+42%と好調だが、22年1Qは−18%に減速しています。

  • 「15年の高値から、株価は60%も暴落している…」
  • 「15年から配当を切り上げ、利回りは6.3%まで上昇…」
  • 「天然ガス価格の高騰により、21年Q1は+67%に加速…」

キンダーモルガン(KMI)は、天然ガスと原油のパイプラインを保有する会社です。天然ガスの売上比率が61.7%、原油精製品は14.7%です。天然ガスの消費量や価格に大きな影響を受ける銘柄です。

個人的には、キンダーモルガン株は保有したい銘柄のひとつです。

なぜならば、天然ガスや原油のインフラで、他のエネルギー企業より安定してるからです。営業利益率は30%を超えており、コロナの影響が小さいことも魅力です。また、高配当銘柄としても知られ、22年4月時点で利回りは6%と高いです。

21年1Qの売上成長率は、前年比+67%大幅に加速しています。2Qは+23%に減速するも、3Qは+31%、4Qは+42%と好調が続きます。

米国産LNGは国内だけではなく、欧州やアジアで需要が増えています。アナリスト予想によると、今後10年で輸出量は2倍になると言いますね。天然ガス価格の恩恵は受けないが、バイデン政権の環境規制は既存企業には追い風です。

22年4月時点の予想PER17倍は割高ではありません。

KMIの投資判断したい人向け
  1. キンダーモルガン株の4半期決算(22年1-3月)は?
  2. キンダーモルガン株の過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 18年の商品サイクルで、25年に資源価格は暴騰する?

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では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

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キンダーモルガン(KMI)の四半期決算は?

キンダーモルガン(KMI)の四半期決算を紹介します。

21年3Q決算(21年9月30日)

第3Q決算の内容は...
  1. 売上高:38.24億ドル(前年比+31%
  2.  Natural Gas Pipelines:10.90億ドル(+1%
  3.  Products Pipelines:2.80億ドル(+4%
  4.  Terminals:2.33億ドル(−5%)
  5.  CO2:1.54億ドル(+0%)
  6. 営業利益:8.44億ドル(+3%
  7. 純利益:4.95億ドル+8%
  8. 1株当たり利益:0.22ドル(+10%

21年4Q決算(21年12月30日)

第4Q決算の内容は...
  1. 売上高:44.25億ドル(前年比+42%
  2.  Natural Gas Pipelines:12.15億ドル(+2%
  3.  Products Pipelines:2.81億ドル(+9%
  4.  Terminals:2.44億ドル(−5%)
  5.  CO2:1.58億ドル(−5%)
  6. 営業利益:9.50億ドル(−4%)
  7. 純利益:6.54億ドル+5%
  8. 1株当たり利益:0.28ドル(+4%

22年1Q決算(22年3月31日)

1Q決算の内容は...
  1. 売上高:42.93億ドル(前年比−18%)◯
  2.  Natural Gas Pipelines:12.97億ドル(−38%)
  3.  Products Pipelines:2.99億ドル(+14%
  4.  Terminals:2.38億ドル(+5%
  5.  CO2:2.08億ドル(−29%)
  6. 営業利益:10.24億ドル(−51%)
  7. 純利益:6.84億ドル(−53%
  8. 1株当たり利益:0.29ドル(−53%)◯

1Qの売上高は前年比−18%で42.93億ドル、営業利益は−51%で10.24億ドルでした。3Qや4Qと比較して、22年1Qは売上が減速しています。営業利益率は23%と過去平均よりは低いです。

天然ガス価格は21年に大きく上昇しています。

しかし、ガスの輸送業者である同社は、ガス価格高騰の恩恵を受けません。ただし、アナリストは米国のLNG輸出量が今後10年で倍になると予測しています。米国LNGは国内だけではなく、欧州やアジア圏への輸出を増やしていますね。

同社のCEOは、長期的な見通しは明るいとしています。

ヒューストン-(BUSINESSWIRE)-(ビジネスワイヤ)-キンダーモルガン(NYSE:KMI)の取締役会は本日、2022年5月16日に支払われる第1四半期の1株当たり0.2775ドル(年間1.11ドル)の現金配当を承認しました。 2022年5月2日の営業終了時点での登録株主。この配当は2021年の第1四半期から3%増加し、5年連続で増加します。

KMIは、2021年の第1四半期の14億900万ドルと比較して、6億6,700万ドルのKMIに起因する第1四半期の純利益を報告しています。 2021年第1四半期の23億2,900万ドルに対し、分配可能キャッシュフロー(DCF)は14億5,500万ドルでした。調整後利益は、2021年第1四半期の13億7,400万ドルに対し、7億3,200万ドルでした。2021年第1四半期の業績は収益の影響を受けました。 2021年2月のウィンターストームウリの間。これらの経常外収益を除くと、当四半期の収益は前年同期を上回ります。

「同社は今年、素晴らしいスタートを切り、再び堅調な収益を上げ、今四半期の配当を強力にカバーしました。当社は引き続きキャッシュフローの範囲内で生活し、2015年以来負債を110億ドル以上削減しており、今年は5年連続で増配を計画しています。 2022年中に、私たちは再び内部で拡大資本の機会に資金を提供し、債務指標の目標を達成または上回ることを期待し、配当の増加と機会主義的な株式買戻しを通じて余剰現金を株主に還元する予定です」とKMIのリチャードD.キンダー会長は述べています。

KMIの最高経営責任者であるスティーブキーンは、次のように述べています。 「コモディティ価格の追い風の恩恵を受けている一方で、多くの分野で予算を上回っており、コストの高い逆風を相殺する以上の成果を上げています。コモディティ価格の追い風を除いても、四半期のDCF計画を上回っています。」

キーンは、次のように続けています。その成長は、特に当社の柔軟なストレージサービスの有利な更新と、段階的な成長の機会からもたらされています。 Stagecoachの買収は、商業的および物理的な事業と完全に統合されており、期待した商業的機会を生み出し、買収モデルを上回っています

「当社の製品事業セグメントは2021年の第1四半期を大幅に上回り、ターミナルセグメントも前年同期に比べて四半期を締めくくりました。当社のCO2事業は、原油価格の上昇の恩恵を受けており、石油生産量とCO2量の目標も上回っています」とKean氏は述べています。

「私たちの資産は、現在と同じサービスを提供し、今後長い間必要とされます。私たちはまた、進行中のエネルギーの進化のために自分自身を位置づけました。私たちは、再生可能なディーゼルと関連する原料をサポートするために、パイプラインとターミナルに投資しています。責任を持って調達された天然ガスへの関心が顧客ベース内で高まる中、私たちは引き続き、セクター内の低メタン排出原単位のリーダーとしての地位を活用しています。そして、再生可能天然ガスへの投資は、さらなる成長の機会をもたらしています」とキーンは結論付けました。

「当四半期のKMIの業績は好調で、1株あたりの利益は0.29ドル、DCFは0.64ドルでした。これらは両方とも2021年の第1四半期からの減少を表していますが、これらの2021年の結果は、冬の嵐のウリの間に達成された経常外の収益によってプラスの影響を受けました」とKMIのキムダン社長は述べています。 「2021年の業績からウリ関連の利益を除くと、2021年の第1四半期と比較して、四半期の1株当たり利益は17%増加し、1株当たりDCFは16%増加しました。予算と比較すると、当四半期は2,800万ドル減少しました。これは主に、特定の項目として扱う未決済の商品ヘッジによるものです。特定の項目を除いた調整後収益は、四半期の予算を4,000万ドル上回り、DCFは予算を6,200万ドル、つまり4%上回りました。また、当四半期中に、宣言された配当を上回る8億2200万ドルの超過DCFを生み出しました。」

2022年、KMIは、KMIに起因する25億ドルの純利益を生み出し、1株あたり1.11ドルの配当を宣言する予算を立てました。これは、2021年に宣言された配当から3%の増加です。 KMIはまた、2022年のDCFを47億ドル、調整後EBITDAを72億ドル、2022年末までの純債務対調整後EBITDA比率を4.3倍にする予算を立てました。 KMIは現在、純利益、EBITDAおよびDCFが、予想よりも高い商品価格および天然ガスおよびCO2事業セグメントからの良好な業績により、予算に対して有利であると予想していますが、コストの上昇により一部相殺されています。

参考:Kinder Morgan Announces 1Q of 2022

22年2Q決算(22年6月…)

22年2Q決算は、7月21日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

キンダーモルガン(KMI)の損益計算書は?

キンダーモルガンは11年に28ドルで上場しています。15年に42ドルで最高値を付けるも、その後は長く低迷していますね。22年4月は19ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、14年をピークに売上は横ばいです。天然ガス価格に影響を受ける同社は、意外にもコロナの影響は少ないですね。大幅に消費量を減らした原油と比較して、天然ガスはそれほど影響を受けてません。

21年に売上は上昇し、営業利益率は31.6%まで拡大しています。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは横ばい、EPSも1ドル未満で低いですね。資源インフラの同社は、配当に積極的で利回りは6.3%と高いです。

ただし、配当性向が100%以上で持続性は低いです。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に上昇しています。パイプライン新設は巨額の投資を必要とするが、一度建設すれば安定して収益を得られます。投資CFは徐々に減少し、フリーCFは順調に切り上がっています。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

キンダーモルガン(KMI)の注目ポイントは?

キンダーモルガンの注目すべきポイントを紹介します。

注目1:天然ガスパイプラインが売上比率61.7%?

参考:増配に期待してパイプラインのキンダーモルガン

キンダーモルガンの事業別の売上構成比です。

最も売上比率が高いのは、天然ガスパイプラインで50%を占めます。コロナ後の天然ガス価格の上昇で、21年時点では61.7%まで増えています。次いで、石油および精製物は17%、パイプライン規模では天然ガスの7分の1サイズです。

ターミナルの運営は17%、二酸化炭素関連が13%と続きます。キンダーモルガンは、天然ガスの消費量と価格に大きく左右する銘柄だと言えますね。

キンダーモルガンの売上高は、コロナ後に大きく上昇しています。

注目2:21年4Qの売上成長率は42%に加速?

キンダーモルガンの売上高と成長率の推移です。

天然ガス価格の下落に伴い、売上高は19年から縮小傾向にあります。また、意外にもコロナの影響は小さく、20年2Qは前年比−20%だけです。大幅に消費量が減少した原油と比べて、比較的に天然ガスは影響が少ないです。

2Qは減速するも、3Qは+31%、4Qは+42%と上昇しています。

バイデン政権の環境規制は、インフラ企業には追い風です。また、キンダーモルガンは高配当銘柄としても知られます。

注目3:21年7月時点の配当利回りは6.3%と高い?

キンダーモルガンの配当金と配当利回り推移です。

21年7月時点の配当利回りは6.3%と高いです。配当金は15年に大幅に縮小するも、それ以降は徐々に切り上がっていますね。配当性向は100%以上で持続性は低いが、業績が上向くならば当面は期待できます。

ただ、恒久的な配当ではなく、減額されるリスクは常にあります。

環境規制が厳しいが、化石燃料は今後も成長が続くのでしょうか?

注目4:30年も再生可能エネルギーは10%未満?

参考:世界のエネルギー消費量と人口の推移

資源エネルギー庁による、世界のエネルギー消費量と人口の推移です。

欧州や米国の環境規制で、化石エネルギーは長く追い風が続きますね。しかし、30年の将来予想を見ると、実は再生可能エネルギーの割合は10%未満です。最も伸び率が高いのは天然ガスで、原油も石炭も高いシェアを持つ点に注意が必要です。

石油や石炭と比較して、天然ガスは環境に優しいエネルギーです。

二酸化炭素の排出量が石油よりも30%、石炭よりも47%も少ないです米国シェールの技術革新により、天然ガスは大量に生産されるため、今後も高い成長率を維持します。バイデン政権の環境規制は、新規参入を拒むため既存企業には追い風です。

まとめ:キンダーモルガン(KMI)の四半期決算は?

キンダーモルガン株の特徴は...
  1. 1997年に設立した、エネルギー全般のインフラ会社である
  2. 全米にパイプラインを保有し、天然ガスが売上高の50%を占める
  3. 売上高は原油や天然ガス価格に、大きく影響を受ける
  4. パイプライン保有会社は、リスクが少なく利益率が安定している
  5. 原油価格が低迷した16年でも、営業利益率は30%と高い
  6. 高配当銘柄で、20年の利回りは7%以上もある

個人的には、キンダーモルガン株は保有したい銘柄のひとつです。

なぜならば、天然ガスや原油のインフラで、他のエネルギー企業より安定してるからです。営業利益率は30%を超えており、コロナの影響が小さいことも魅力です。また、高配当銘柄としても知られ、22年1月時点で利回りは6%と高いです。

21年1Qの売上成長率は、前年比+67%大幅に加速しています。2Qは+23%に減速するも、3Qは+31%、4Qは+42%と好調が続きます。

米国産LNGは国内だけではなく、欧州やアジアで需要が増えています。アナリスト予想によると、今後10年で輸出量は2倍になると言いますね。天然ガス価格の恩恵は受けないが、バイデン政権の環境規制は既存企業には追い風です。

22年1月時点の予想PER15倍は割高ではありません。

エネルギー株全般は、コロナ後の経済再開で上昇が期待できます。エクソンモービルは、エネルギー株の先頭を走る銘柄ですね。連続増配銘柄としても知られ、21年7月の利回りは6.0%と高いです。

参考:エクソンモービルの四半期決算|20年4Qでコロナからの黒字に成功

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