キンダーモルガン(KMI)四半期決算|コロナ後の成長率+23%に加速

パイプラインを運営するキンダーモルガンは、コロナ後の経済再開で恩恵を受ける銘柄です。株価は15年の高値から、60%も低い水準にあります。21年から業績が大きく反発し、1Qは前年比+67%、2Qは+23%に加速しています。

  • 「15年の高値から、株価は60%も暴落している…」
  • 「15年から配当を切り上げ、利回りは6.3%まで上昇…」
  • 「天然ガス価格の高騰により、21年Q1は+67%に加速…」

キンダーモルガン(KMI)は、天然ガスと原油のパイプラインを保有する会社です。天然ガスの売上比率が61.7%、原油精製品は14.7%です。天然ガスの消費量や価格に大きな影響を受ける銘柄です。

個人的には、キンダーモルガン株は保有したい銘柄のひとつです。

なぜならば、天然ガスや原油のインフラで、他のエネルギー企業より安定してるからです。営業利益率は30%を超えており、コロナの影響が小さいことも魅力です。また、高配当銘柄としても知られ、21年7月時点で利回りは6.3%と高いです。

21年1Qの売上成長率は、前年比+67%大幅に加速しています。2Qは+23%に減速するも、高い成長率を維持しています。

好調な理由は20年3月を底値に、天然ガス価格が2.4倍に高騰したからです。天然ガスは次の10年で最も消費量が増えるエネルギーです。バイデン政権の環境規制は、新規参入を拒むため既存企業には追い風ですね。

消費高騰の機運も高まり、21年後半も力強く成長する見込みです。

キンダーモルガン株の投資判断したい人向け
  1. キンダーモルガン株の4半期決算(21年4-6月)は?
  2. キンダーモルガン株の過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 18年の商品サイクルで、2025年に資源価格は暴騰する?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

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キンダーモルガン(KMI)の四半期決算は?

キンダーモルガン(KMI)の四半期決算を紹介します。

20年4Q決算(2020年12月31日)

第4Q決算の内容は...
  1. 売上高:31.15億ドル(前年比−7%)
  2. 営業利益:9.25億ドル(−1%)
  3. 純利益:6.07億ドル(−1%
  4. 1株当たり利益:0.27ドル(+0%

21年1Q決算(2021年3月31日)

第1Q決算の内容は...
  1. 売上高:52.11億ドル(前年比+67%
  2.  Natural Gas Pipelines:20.94億ドル(+78%
  3.  Products Pipelines:2.63億ドル(−4%)
  4.  Terminals:2.27億ドル(−12%)
  5.  CO2:2.91億ドル(+66%
  6. 営業利益:18.82億ドル(+85%
  7. 純利益:14.09億ドル+560%
  8. 1株当たり利益:—ドル(—%

21年2Q決算(2021年6月30日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:31.50億ドル(前年比+23%
  2.  Natural Gas Pipelines:10.64億ドル(+5%
  3.  Products Pipelines:2.93億ドル(+29%
  4.  Terminals:2.46億ドル(+7%
  5.  CO2:1.51億ドル(−3%)
  6. 営業利益:−7.64億ドル(−87%)
  7. 純利益:−7.57億ドル(−18%
  8. 1株当たり利益:−0.34ドル(−21%

2Qの売上高は前年比+23%で31.50億ドル、営業利益は−7.46億ドルでした。2Qは売上成長率が大きく減速し、営業利益も赤字に陥っています。営業利益率は−24%と珍しく赤字ですね。

営業損失の理由は、16億ドルの非現金部門の減損だとしています。この減損を含まない、調整後の利益は5.16億ドルだです。いずれにしても、世界的な寒波で好調だった1Qよりも、大きく減速してる点は注意が必要ですね。

当社のCEOは、天然ガスの見通しについて変わらず強気です。また、米国の原油市況が順調に回復してる点についても述べています。

「当社の事業セグメントは、米国全土の市場で非常に良好な位置にあり、Stagecoach Gas Services LLC(Stagecoach)の事業の今四半期の買収により、天然ガスの顧客により高いレベルのサービスを提供できるようになります。液化天然ガス(LNG)バリューチェーンへの強力な参加により、アナリストは米国のLNG輸出が今後10年以内に倍増すると予測しているため、世界的な天然ガス需要の増加からますます恩恵を受けるでしょう。

2020年の第2四半期と比較して、原油およびコンデンセートパイプラインの量は6%増加し、精製製品の総量は37%増加しました。ガソリンの量自体は前年同期を37%上回り、ディーゼルの量は13%増加しました。ジェット燃料は、2020年の第2四半期と比較して129%増加し、順調に回復しています。パンデミック前のレベルと比較すると、2019年の第2四半期を基準点として使用すると、道路燃料(ガソリンとディーゼル)は基本的に横ばいでしたが、ジェット燃料は約26%低くなります。すべての精製製品の量は、2021年の第1四半期と比較して大幅に回復し、ジェット燃料は28%増加し、ガソリンは17%増加し、ディーゼルは前四半期と比較して10%増加しました

参考:Kinder Morgan Results for Second Quarter Of 2021

21年3Q決算(2021年9月…)

21年3Q決算は、10月21日に公開予定です

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

キンダーモルガン(KMI)の損益計算書は?

キンダーモルガンは11年に28ドルで上場しています。15年に42ドルで最高値を付けるも、その後は長く低迷していますね。21年8月は17ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、14年をピークに売上は横ばいです。天然ガス価格に影響を受ける同社は、意外にもコロナの影響は少ないですね。大幅に消費量を減らした原油と比較して、天然ガスはそれほど影響を受けてません。

21年に売上は上昇し、営業利益率は31.6%まで拡大しています。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは横ばい、EPSも1ドル未満で低いですね。資源インフラの同社は、配当に積極的で利回りは6.3%と高いです。

ただし、配当性向が100%以上で持続性は低いです。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に上昇しています。パイプライン新設は巨額の投資を必要とするが、一度建設すれば安定して収益を得られます。投資CFは徐々に減少し、フリーCFは順調に切り上がっています。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

キンダーモルガン(KMI)の注目ポイントは?

キンダーモルガンの注目すべきポイントを紹介します。

注目1:天然ガスパイプラインが売上比率61.7%?

参考:増配に期待してパイプラインのキンダーモルガン

キンダーモルガンの事業別の売上構成比です。

最も売上比率が高いのは、天然ガスパイプラインで50%を占めます。コロナ後の天然ガス価格の上昇で、21年時点では61.7%まで増えています。次いで、石油および精製物は17%、パイプライン規模では天然ガスの7分の1サイズです。

ターミナルの運営は17%、二酸化炭素関連が13%と続きます。キンダーモルガンは、天然ガスの消費量と価格に大きく左右する銘柄だと言えますね。

キンダーモルガンの売上高は、コロナ後に大きく上昇しています。

注目2:21年2Qの売上成長率は23%に加速?

キンダーモルガンの売上高と成長率の推移です。

天然ガス価格の下落に伴い、売上高は19年から縮小傾向にあります。また、意外にもコロナの影響は小さく、20年2Qは前年比−20%だけです。大幅に消費量が減少した原油と比べて、比較的に天然ガスは影響が少ないです。

21年Q1は売上高は大きく上昇し、前年比+67%に加速しています。これは、コロナ後に天然ガス価格が上昇した事が要因です。21年7月の価格は3.9ドル、20年3月比で2.4倍も上昇しています(参考:天然ガス先物 取引 )。

ただし、2Qは減速し前年比+23%に減速しています。

バイデン政権の環境規制は、インフラ企業には追い風です。また、キンダーモルガンは高配当銘柄としても知られます。

注目3:21年7月時点の配当利回りは6.3%と高い?

キンダーモルガンの配当金と配当利回り推移です。

21年7月時点の配当利回りは6.3%と高いです。配当金は15年に大幅に縮小するも、それ以降は徐々に切り上がっていますね。配当性向は100%以上で持続性は低いが、業績が上向くならば当面は期待できます。

ただ、恒久的な配当ではなく、減額されるリスクは常にあります。

環境規制が厳しいが、化石燃料は今後も成長が続くのでしょうか?

注目4:30年も再生可能エネルギーは10%未満?

参考:世界のエネルギー消費量と人口の推移

資源エネルギー庁による、世界のエネルギー消費量と人口の推移です。

欧州や米国の環境規制で、化石エネルギーは長く追い風が続きますね。しかし、30年の将来予想を見ると、実は再生可能エネルギーの割合は10%未満です。最も伸び率が高いのは天然ガスで、原油も石炭も高いシェアを持つ点に注意が必要です。

石油や石炭と比較して、天然ガスは環境に優しいエネルギーです。

二酸化炭素の排出量が石油よりも30%、石炭よりも47%も少ないです米国シェールの技術革新により、天然ガスは大量に生産されるため、今後も高い成長率を維持します。バイデン政権の環境規制は、新規参入を拒むため既存企業には追い風です。

個人的には、21年以降も商品相場は力強く推移すると見ています。

注目5:25年前後にハイパーインフレが来る?

参考:comparison of commodity and equity valuations 1970-2017

株式とコモディティの商品サイクルのグラフです。

株式と商品は負の相関関係があり、18年周期でトレンドが変わります。過去に商品価格が高騰したのは、73年のオイルショック、90年の湾岸戦争、08年の金融危機です。08年にの原油価格は、140ドルまで高騰しています。

このトレンドが繰り返すならば、商品価格は25年前後で最高値をつけます。

もちろん、必ずしも過去と同じ道を辿る保証はありません。しかし、20年の過去最大の金融緩和は、インフレを起こしやすい環境を作っています。過去と同じ道を辿るとは限らないが、トレンドの転換点としては興味深い兆候です。

予想が外れる可能性もあるが、インフレヘッジはしておきたいですね。

まとめ:キンダーモルガン(KMI)の四半期決算は?

キンダーモルガン株の特徴は...
  1. 1997年に設立した、エネルギー全般のインフラ会社である
  2. 全米にパイプラインを保有し、天然ガスが売上高の50%を占める
  3. 売上高は原油や天然ガス価格に、大きく影響を受ける
  4. パイプライン保有会社は、リスクが少なく利益率が安定している
  5. 原油価格が低迷した16年でも、営業利益率は30%と高い
  6. 高配当銘柄で、20年の利回りは7%以上もある

個人的には、キンダーモルガン株は保有したい銘柄のひとつです。

なぜならば、天然ガスや原油のインフラで、他のエネルギー企業より安定してるからです。営業利益率は30%を超えており、コロナの影響が小さいことも魅力です。また、高配当銘柄としても知られ、21年7月時点で利回りは6.3%と高いです。

21年1Qの売上成長率は、前年比+67%大幅に加速しています。2Qは+23%に減速するも、高い成長率を維持しています。

好調な理由は20年3月を底値に、天然ガス価格が2.4倍に高騰したからです。天然ガスは次の10年で最も消費量が増えるエネルギーです。バイデン政権の環境規制は、新規参入を拒むため既存企業には追い風ですね。

消費高騰の機運も高まり、21年後半も力強く成長する見込みです。

エネルギー株全般は、コロナ後の経済再開で上昇が期待できます。エクソンモービルは、エネルギー株の先頭を走る銘柄ですね。連続増配銘柄としても知られ、21年7月の利回りは6.0%と高いです。

参考:エクソンモービルの四半期決算|20年4Qでコロナからの黒字に成功

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