キンダーモルガン(KMI)四半期決算|3Qは+35%に減速

パイプラインを運営するキンダーモルガンは、コロナ後の経済再開で恩恵を受ける銘柄です。株価は15年の高値から、60%も低い水準にあります。21年2Qは+63%と好調だが、3Qは+35%に減速しています。

  • 「15年の高値から、株価は60%も暴落している…」
  • 「15年から配当を切り上げ、利回りは6.3%まで上昇…」
  • 「天然ガス価格の高騰により、21年Q1は+67%に加速…」

キンダーモルガン(KMI)は、天然ガスと原油のパイプラインを保有する会社です。天然ガスの売上比率が61.7%、原油精製品は14.7%です。天然ガスの消費量や価格に大きな影響を受ける銘柄です。

個人的には、キンダーモルガン株は保有したい銘柄のひとつです。

なぜならば、天然ガスや原油のインフラで、他のエネルギー企業より安定してるからです。営業利益率は30%を超えており、コロナの影響が小さいことも魅力です。また、高配当銘柄としても知られ、22年10月時点で利回りは6%と高いです。

21年3Qの売上成長率は、前年比+35%と好調です。

米国産LNGは国内だけではなく、欧州やアジアで需要が増えています。アナリスト予想によると、今後10年で輸出量は2倍になると言いますね。天然ガス価格高騰の恩恵は受けないが、バイデン政権の環境規制は既存企業には追い風です。

22年11月時点の予想PER14倍は十分に割安ですね。

KMIの投資判断したい人向け
  1. キンダーモルガン株の4半期決算(22年7-9月)は?
  2. キンダーモルガン株の過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 18年の商品サイクルで、25年に資源価格は暴騰する?

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ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

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キンダーモルガン(KMI)の四半期決算は?

キンダーモルガン(KMI)の四半期決算を紹介します。

22年1Q決算(22年3月31日)

1Q決算の内容は...
  1. 売上高:42.93億ドル(前年比−18%)◯
  2.  Natural Gas Pipelines:12.97億ドル(−38%)
  3.  Products Pipelines:2.99億ドル(+14%
  4.  Terminals:2.38億ドル(+5%
  5.  CO2:2.08億ドル(−29%)
  6. 営業利益:10.24億ドル(−51%)
  7. 純利益:6.84億ドル(−53%
  8. 1株当たり利益:0.29ドル(−53%)◯

22年2Q決算(22年6月30日)

2Q決算の内容は...
  1. 売上高:51.51億ドル(前年比+63%
  2. 営業利益:—億ドル(—%)
  3. 純利益:6.35億ドル+183%
  4. 1株当たり利益:12.33ドル(+151%

22年3Q決算(22年9月30日)

3Q決算の内容は...
  1. 売上高:51.77億ドル(前年比+35%)◯
  2.  Natural Gas Pipelines:11.59億ドル(+6%)
  3.  Products Pipelines:2.57億ドル(−8%)
  4.  Terminals:2.40億ドル(+3%)
  5.  CO2:1.95億ドル(+27%)
  6. 営業利益:9.31億ドル(+10%
  7. 純利益:5.76億ドル+16%
  8. 1株当たり利益:0.25ドル(+14%)✖️

3Qの売上高は前年比+35%で51.77億ドル、営業利益は+10%で9.31億ドルでした。1Qや2Qと比較して、3Qの売上も好調ですね。ただし、営業利益率は17.9%と過去平均よりは低いです。

天然ガス価格は21年に大きく上昇しています。

しかし、ガスの輸送業者である同社は、ガス価格高騰の恩恵を受けません。ただし、アナリストは米国のLNG輸出量が今後10年で倍になると予測しています。米国LNGは国内だけではなく、欧州やアジア圏への輸出を増やしていますね。

同社のCEOは、長期的な見通しは明るいとしています。

ヒューストン、2022 年 10 月 19 日 – Kinder Morgan, Inc. (NYSE: KMI) の取締役会は本日、第 3 四半期の 1 株あたり 0.2775 ドル (年換算で 1.11 ドル) の現金配当を承認しました。 2022 年 10 月 31 日の営業終了時点での記録。この配当は、2021 年の第 3 四半期に比べて 3% 増加します

同社は、2021 年第 3 四半期の KMI に起因する純利益が 4 億 9,500 万ドルであったのに対し、KMI に起因する第 3 四半期の純利益は 5 億 7,600 万ドルであると報告しています。分配可能キャッシュフロー (DCF) は、2021 年第 3 四半期の 10 億 1,300 万ドルに対し、11 億 2,200 万ドルでした。調整後利益は、2021 年第 3 四半期の 5 億 500 万ドルに対して、この四半期は 5 億 7,500 万ドルでした。

「世界的な経済の混乱と不安定さを含む、ウクライナでの戦争の悲劇的な結果を目の当たりにし続ける中で、当社と米国のエネルギー部門全体は、市民と世界中の人々の両方に供給し続けることにある程度の誇りを持つことができます。天然ガス、精製製品、原油で」とエグゼクティブ・チェアマンのリチャード・D・キンダーは述べています。 「10,000 人を超える Kinder Morgan の従業員の素晴らしい仕事は、堅調な収益を上げ、今四半期の配当を強力にカバーしたため、好調な四半期に貢献しました。いつものように、当社は長年の目標を堅持し続けています。それは、強力な投資適格のバランスシートを維持し、拡大の機会に社内で資金を提供し、魅力的で成長する配当を支払い、機会に基づいて株式を買い戻すことで株主にさらに報いることです。 」

スティーブ・キーン最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。 「当社の天然ガス パイプライン セグメントでは、当社が提供する広範な堅実な輸送および保管サービスに対する強い需要が引き続き見られます。また、当社のネットワーク全体で複数の資産に関する有利な契約更新も見られます。また、液化天然ガス (LNG) 施設に追加の輸送能力を提供するプロジェクトも進めており、その成長市場で選ばれるプロバイダーであり続けることに引き続き注力しています。既存の資産が計画されている LNG 拡張に近接していることを考えると、LNG 輸出施設への輸送能力の約 50% のシェアを維持し、潜在的に拡張する予定です

「国内では、7,000 億立方フィート (Bcf) の稼働中の天然ガス貯蔵能力が市場で高く評価されています」とキーンは続けます。 「私たちの顧客は、断続的な再生可能エネルギー源からの貢献が電力部門で成長し続けているため、柔軟な配信能力を必要とするエネルギーシステムでストレージが果たすべき役割をますます認識しています。

「私たちが運用する資産と提供するサービスが、今後も長く必要とされることに疑いの余地はありません。同様に、低炭素エネルギー源の普及拡大への長期にわたる移行が進行中であることは議論の余地がなく、私たちはそれに対応しています。将来を見据えると、プロジェクトのバックログの約 80% は、天然ガス、再生可能な天然ガス、再生可能なディーゼル、再生可能なディーゼルや持続可能な航空燃料に関連する原料など、低炭素エネルギー サービスにあります。

KMI 社長の Kim Dang は次のように述べています。 「2021 年の第 3 四半期と比較して、四半期の 1 株あたりの収益は 14% 増加し、1 株あたりの DCF は 11% 増加し、1 株あたりの DCF も予算に対して 7% 増加しました。四半期中に、宣言された配当を上回る 4 億 9,200 万ドルの超過 DCF を生み出しました。

「当四半期中、私たちは株主の価値を高めるためにいくつかの措置を講じました。これには、拡張プロジェクトの進行や、Elba Liquefaction Company, L.L.C. の 25.5% の株式持分の売却が含まれます。 (ELC) を約 5 億 6500 万ドルで買収しました。これは、EBITDA 倍数に対して企業価値が約 13 倍になることを意味します」と Dang 氏は続けます。 「これらの収益を使って、短期債務を削減し、日和見的な株式買い戻しを含む魅力的な投資のための追加能力を生み出しました。自社株買いに関しては、年初から 10 月 18 日までに約 2,170 万株を 1 株あたり平均 16.94 ドルで買い戻しました。」

2022 年の最初の 9 か月間で、同社は、2021 年の最初の 9 か月間の 11 億 4,700 万ドル、DCF が 37 億 5,300 万ドルであるのに対し、KMI に起因する純利益は 18 億 7,800 万ドルであり、2021 年の同時期の 43 億 6,700 万ドルから 14% 減少したと報告しました。 2022 年の純利益は、一部には 2021 年に計上された非現金減損費用が原因で増加しています。前期と比較した DCF の減少は、主に 2021 年 2 月の冬の嵐の間の経常外収益によるものです。 Uri の影響がなければ、最初の 9 か月の DCF は前年同期と比べて 15% 増加しています。

参考:Kinder Morgan Announces 1Q of 2022

22年4Q決算(22年12月…)

22年4Q決算は、23年1月20日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

キンダーモルガン(KMI)の損益計算書は?

キンダーモルガンは11年に28ドルで上場しています。15年に42ドルで最高値を付けるも、その後は長く低迷していますね。22年11月は17ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、14年をピークに売上は横ばいです。天然ガス価格に影響を受ける同社は、意外にもコロナの影響は少ないですね。大幅に消費量を減らした原油と比較して、天然ガスはそれほど影響を受けてません。

21年に売上は上昇し、営業利益率は31.6%まで拡大しています。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは横ばい、EPSも1ドル未満で低いですね。資源インフラの同社は、配当に積極的で利回りは6.3%と高いです。

ただし、配当性向が100%以上で持続性は低いです。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に上昇しています。パイプライン新設は巨額の投資を必要とするが、一度建設すれば安定して収益を得られます。投資CFは徐々に減少し、フリーCFは順調に切り上がっています。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

キンダーモルガン(KMI)の注目ポイントは?

キンダーモルガンの注目すべきポイントを紹介します。

注目1:天然ガスパイプラインが売上比率61.7%?

参考:増配に期待してパイプラインのキンダーモルガン

キンダーモルガンの事業別の売上構成比です。

最も売上比率が高いのは、天然ガスパイプラインで50%を占めます。コロナ後の天然ガス価格の上昇で、21年時点では61.7%まで増えています。次いで、石油および精製物は17%、パイプライン規模では天然ガスの7分の1サイズです。

ターミナルの運営は17%、二酸化炭素関連が13%と続きます。キンダーモルガンは、天然ガスの消費量と価格に大きく左右する銘柄だと言えますね。

キンダーモルガンの売上高は、コロナ後に大きく上昇しています。

注目2:21年4Qの売上成長率は42%に加速?

キンダーモルガンの売上高と成長率の推移です。

天然ガス価格の下落に伴い、売上高は19年から縮小傾向にあります。また、意外にもコロナの影響は小さく、20年2Qは前年比−20%だけです。大幅に消費量が減少した原油と比べて、比較的に天然ガスは影響が少ないです。

2Qは減速するも、3Qは+31%、4Qは+42%と上昇しています。

バイデン政権の環境規制は、インフラ企業には追い風です。また、キンダーモルガンは高配当銘柄としても知られます。

注目3:21年7月時点の配当利回りは6.3%と高い?

キンダーモルガンの配当金と配当利回り推移です。

21年7月時点の配当利回りは6.3%と高いです。配当金は15年に大幅に縮小するも、それ以降は徐々に切り上がっていますね。配当性向は100%以上で持続性は低いが、業績が上向くならば当面は期待できます。

ただ、恒久的な配当ではなく、減額されるリスクは常にあります。

環境規制が厳しいが、化石燃料は今後も成長が続くのでしょうか?

注目4:30年も再生可能エネルギーは10%未満?

参考:世界のエネルギー消費量と人口の推移

資源エネルギー庁による、世界のエネルギー消費量と人口の推移です。

欧州や米国の環境規制で、化石エネルギーは長く追い風が続きますね。しかし、30年の将来予想を見ると、実は再生可能エネルギーの割合は10%未満です。最も伸び率が高いのは天然ガスで、原油も石炭も高いシェアを持つ点に注意が必要です。

石油や石炭と比較して、天然ガスは環境に優しいエネルギーです。

二酸化炭素の排出量が石油よりも30%、石炭よりも47%も少ないです米国シェールの技術革新により、天然ガスは大量に生産されるため、今後も高い成長率を維持します。バイデン政権の環境規制は、新規参入を拒むため既存企業には追い風です。

まとめ:キンダーモルガン(KMI)の四半期決算は?

キンダーモルガン株の特徴は...
  1. 1997年に設立した、エネルギー全般のインフラ会社である
  2. 全米にパイプラインを保有し、天然ガスが売上高の50%を占める
  3. 売上高は原油や天然ガス価格に、大きく影響を受ける
  4. パイプライン保有会社は、リスクが少なく利益率が安定している
  5. 原油価格が低迷した16年でも、営業利益率は30%と高い
  6. 高配当銘柄で、20年の利回りは7%以上もある

個人的には、キンダーモルガン株は保有したい銘柄のひとつです。

なぜならば、天然ガスや原油のインフラで、他のエネルギー企業より安定してるからです。営業利益率は30%を超えており、コロナの影響が小さいことも魅力です。また、高配当銘柄としても知られ、22年1月時点で利回りは6%と高いです。

21年1Qの売上成長率は、前年比+67%大幅に加速しています。2Qは+23%に減速するも、3Qは+31%、4Qは+42%と好調が続きます。

米国産LNGは国内だけではなく、欧州やアジアで需要が増えています。アナリスト予想によると、今後10年で輸出量は2倍になると言いますね。天然ガス価格の恩恵は受けないが、バイデン政権の環境規制は既存企業には追い風です。

22年1月時点の予想PER15倍は割高ではありません。

エネルギー株全般は、コロナ後の経済再開で上昇が期待できます。エクソンモービルは、エネルギー株の先頭を走る銘柄ですね。連続増配銘柄としても知られ、21年7月の利回りは6.0%と高いです。

参考:エクソンモービルの四半期決算|20年4Qでコロナからの黒字に成功

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