EOGリソーシズの四半期決算|21年3Qは前年比+112%に減速

コロナの影響でWTI原油価格は、20年4月に17ドルまで暴落しました。しかし、21年8月には70ドルまで回復し、同社の株価も3倍近く上昇しています。原油高騰により、21年2Qは前年比+240%、3Qは+112%で急回復しています。

  • 「世界各国の経済活動再開で、シェール株は必ず利益を得られる…」
  • 「シェールブームの15年と比較して、株価は10分の1に暴落してる…」
  • 「コロナ前に回復すれば2倍、18年水準に戻れば3倍の利益が得られる…」

EOGリソーシズは、原油と天然ガスの米国企業です。推定確認埋蔵量は33.29億バレルあり、石油が51%、天然ガス液が22%、天然ガスが27%です。原油のスイートスポットを当てる技術が高く、石油界のアップルと言われてます(参考:石油界のアップル

個人的には、EOGは長期で保有したい銘柄のひとつです。

なぜならば、他のシェール企業と比較して、業績が安定しているからです通常時のEOGの営業利益率は27%と群を抜いて高いです。例えば、米国最大のエクソンモービル(XOM)は8%、カナダのサンコアエナジーでも17%しかないです。

また、EOGはコロナ以前から成長率が高く、最も力強く回復しています。

コロナ最悪期との比較だが、21年2Qの売上成長率は前年比+240%、3Qは+112%と急回復していますね。油価格と消費量が急速に回復する22年は、さらに同社の業績を押し上げそうです。

21年11月時点の予想PERは10倍と割高ではありません。21年は配当を2回も挙げており、長期で安心して保有できる銘柄です。

EOGの投資判断したい人向け
  1. EOGリソーシズ株の4半期決算(21年7-9月)は?
  2. EOGリソーシズ株の過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. シェール革命ブーム後でも、EOGに投資できる理由は?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

EOGリソーシズの四半期決算は?

EOGリソーシズの四半期決算を紹介します。

21年1Q決算(21年3月30日)

第1Q決算の内容は...
  1. 売上高:40.67億ドル(前年比+16%
  2. 営業利益:9.39億ドル(+442%
  3. 純利益:6.77億ドル(+6670%
  4. 1株当たり利益:1.16ドル(+5700%

21年2Q決算(21年6月30日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:41.39億ドル(前年比+240%
  2. 営業利益:12.15億ドル(+210%
  3. 純利益:9.07億ドル(+199%
  4. 1株当たり利益:1.55ドル(+198%

21年3Q決算(21年9月30日)

第3Q決算の内容は...
  1. 売上高:47.65億ドル(前年比+112%
  2.  Crude Oil:29.69億ドル(+109%
  3.  Natural Gas Liquids:5.58億ドル(+196%
  4.  Natural Gas:5.68億ドル(+208%
  5.  Derivative:−4.94億ドル(—%)
  6.  Marketing:11.86億ドル(+120%
  7. 営業利益:14.71億ドル(前年度−0.03億ドル)
  8. 純利益:10.95億ドル(前年度−0.42億ドル)
  9. 1株当たり利益:1.88ドル(前年度−0.07ドル)

3Qの売上高は前年比+112%で47.65億ドル、営業利益は14.71億ドルでした。好調だった2Qよりは減速するも、3Qの売上も利益も好調でしたね。営業利益率は30%、過去10年比で高い数値ですね。

昨年の20年2Qが、コロナによる業績が最も悪化した最悪期でした。そのため、21年2Qは前年比+240%、3Qは+112%と急激に回復しています。年間配当金は昨年の倍の3ドル(利回り3.3%)で、特別配当は2ドル、50億ドル(9%)の自社株買いを発表しています。

同社のCEOは今後の見通しも強気です。

「今年で2回目、配当率を引き上げました。今四半期の82%の引き上げにより、表示されている年率は1株あたり3.00ドルになり、配当は昨年の2倍になります。 2016年のプレミアム投資基準への移行に端を発し、昨年制定されたダブルプレミアム基準に続くハイリターン投資プログラムにより、同社は株主へのキャッシュリターンを強化することができました。通常配当の大幅な増配により、前回の配当水準と2016年以降のEOGの収益性の大幅な改善とのギャップが埋められます。これは、今後も改善を続けることができるという自信の表れでもあります

「また、他のキャッシュリターンの優先事項も引き続き提供し、今年は2回目の特別配当を支払い、株式買戻しの承認を更新します。株式買戻しは、慎重かつ適切な時期に実行された場合、株主に付加価値を生み出す機会を提供します。当社は引き続き、長期的なフリーキャッシュフローの優先事項にしっかりと取り組んでいます。

「EOGはかつてないほど良い形になっています。当社の高収益ビジネスモデルは、ダブルプレミアム掘削場所の豊富な在庫に支えられて、長期的に持続可能です。また、在庫の全体的な品質を向上させるための新しい探鉱プレイの可能性についても楽観的です。当社の財務および経営成績、世界クラスの資産、および探鉱の継続的な進歩は、すべて当社の才能ある従業員と独自の文化によって推進されているEOGの基盤となるビジネスの強さの証です。私たちは、最低のコストと最低の排出量の生産者の1つであり、優れたキャッシュリターン、フリーキャッシュフローの成長、および長期的な株主価値を生み出すという立場にあります。」

参考:EOG Resources Reports Excellent 3Q 2021 Results

21年4Q決算(21年12月…)

21年4Q決算は、22年2月5日に公開予定です

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

EOGリソーシズの10年間の損益計算書は?

EOGリソーシズは1989年に2.5ドルで上場しました。株価は18年に最高値128ドルを付けています。20年3月に33ドルまで急落するも、21年11月は94ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、他の原油企業よりも利益率が高いです。原油が暴落した15-16年は悪化するも、18年の営業利益率は28%と高いですね。例えば、米国最大のエクソンモービルの営業利益率は8%前後と低いです。

また、21年は売上も利益も大きく回復してる事がわかります。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。原油価格が暴落した15-16年、20年を除くと、安定している事がわかりますね。21年の自己資本比率は56%と高いです。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)も、15-16年以外は安定していますね。投資CFは少なくないが、十分な営業CFを得ています。原油価格と消費量が急回復する21年後半は、さらにCFは増えそうですね。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

EOGリソーシズの注目ポイントは?

EOGリソーシズの注目すべきポイントを紹介します。

注目1:シェールオイルの売上高が53%を占める?

EOGリソーシズの事業別の売上高の割合です。

コロナ危機により20年は業績が悪化しているため、19年2Q時点の売上高になります。事業別の売上高を見ると、53%が非従来型(シェール)の原油を占めています天然ガス(シェールガス)の割合は5%しかないですね。

また、原油生産以外の収集や処理、小売業が31%を占める事が分かります20年2Qの売上高が76%も減少したのは、原油価格の暴落で影響を大きく受けたからですね。

では、売上高はどのように推移しているのでしょうか?

注目2:21年3Qは売上前年比+112%に減速?

四半期毎の売上高と前年比の推移です。

コロナで原油価格が20ドルまで急落し、20年2Qは前年比−76%でした。しかし、原油価格の上昇と共に、売上高は回復していますね。最悪期の2Qで比較した、21年2Qは前年比+240%に加速しています。

3Qは+112%に減速するも、十分に高い成長率ですね。原油価格と消費量が急上昇する22年は、さらに業績回復が期待できます。

注目3:米国は45年ぶりに世界最大の産油国になった?

参考:米国のエネルギー政策の動向とその行方

米国は2018年に世界最大の産油国になりました。

1日当たりの石油生産量は、2013年にサウジアラビアやロシアを抜いています。2018年の年間平均生産量は1095万BDとなり、45年ぶりに世界1位の産油国です。2019年も勢いは止まらず、生産量は増加を続けています。

生産量が急増した理由は、2010年代に始まったシェール革命の影響が大きいですシェール層から天然ガスを取り出す技術は、石油にも応用する事で生産量を増やしています。

また、天然ガスの生産量は、米国とロシアが中東諸国の4倍以上の生産量がありますシェール革命で天然ガスの生産量が増え続けている米国は、世界2位のロシアとも差を広げつつあります。

意外と知られてない事実だが、米国はすでに世界4番手の天然ガス輸出大国です。米国内で余った天然ガスは、液体化(LNG)して海外に輸出しています。

参考:世界の天然ガス輸出額 国別ランキング・推移

米国の原油や天然ガスの生産量増を支えているのは、シェールオイルやガスですね。

注目4:シェールオイルの生産量は右肩上がりで増加?

参考:米国のエネルギー政策の動向とその行方

シェールオイルの生産量は、一貫して上昇傾向にあります。

米国の原油生産量の60%が、シェールオイルの生産地からです。特に生産量を伸ばしているのは、テキサス州にあるPermian地域ですね。15年の原油暴落で一部の地域で生産量が鈍化したが、コスト削減に成功した事で18年に再び上昇傾向にあります

EOGリソーシズは、主にテキサス州のフォートワース盆地(Haynesville)や南部(Ealge Ford)で生産活動しています。シェールオイルの生産量は、どこの地域も増加傾向にありますね。

米国のシェール事業が18年に復活したのは、生産コストを大きく改善できたからです。では、具体的には生産コストはどれくらい下がったのでしょうか?

注目5:生産コストは半分以下の35ドルまで減少?

参考:米国のエネルギー政策の動向とその行方

シェール革命以前と比較して、北米シェールの採算性は大幅に向上しています。

リーマンショックで原油価格が40ドルまで暴落するも、2011年は110ドルまで急上昇していました。この時のシェールガスの生産コストは、80〜120ドルと言われていましたね。しかしながら、技術革新によりコスト削減が進み、17年には35ドル前後まで落ちています

これだけ生産コストが低いと、ロシアやインドネアシアと大差がない水準です。

シェールガスやオイルは、生産コストが高いから競争力がないと言われてたのは昔の時代です。ハイテクによる技術革新と効率化経営が進めば、さらに削減できる余地もあります。米国は天然ガスの輸出量を今後も増やす事が見込まれます。

では、EOGリソーシズの事業別の売上高を見てみましょう。

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:EOGリソーシズの四半期決算は?

EOGリソーシズ株の特徴は...
  1. 1999年にエンロンから独立したエネルギー会社である
  2. シェールオイルやガスの発掘、開発、生産を行う
  3. 埋蔵量は33億バレル、石油が51%を占める
  4. 18年以降も生産量が多い、テキサス州を拠点にしている
  5. 営業利益率が高く、原油価格が不調な19年でも23%と高い
  6. 一時的に低迷するも、17〜19年のEPSとBPSは安定してる
  7. 18年以降はCFも安定し、フリーCFは黒字を継続してる
  8. IT技術に力を入れる事で、競争力と採算性を改善している

個人的には、EOGは長期で保有したい銘柄のひとつです。

なぜならば、他のシェール企業と比較して、業績が安定しているからです通常時のEOGの営業利益率は27%前後と群を抜いて高いです。例えば、米国最大のエクソンモービル(XOM)は8%、カナダのサンコアエナジーでも17%しかないです。

また、EOGはコロナ以前から成長率が高く、最も力強く回復しています。

コロナ最悪期との比較だが、21年2Qの売上成長率は前年比+240%で高いですね。原油価格と消費量が急速に回復する21年後半は、さらに同社の業績を押し上げそうです。21年8月時点のPERは21倍と少し割高だが、予想PERは9倍だけです。

競合シェール企業のデボンエナジーは、WPXエナジー社を買収することで2番手になります。個人的には、株価が低迷しているデボンエナジーの方が上昇余地が高いと見ています。

参考:デボンエナジーの四半期決算|天然ガスは25年に1.8倍まで上昇?

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