ビスタ・オイルガス(VIST)四半期決算|22年3Qは+91%に加速

メキシコの原油企業であるビスタ・オイルガスは、原油市況の回復で恩恵を受ける銘柄ですね。同国の原油生産量は先細るも、米国シェール技術の導入で生産量は増えています。22年2Qの売上前年比は+79%、3Qは+91%と好調です。

  • 「世界各国の経済再開で、原油価格は21年に70ドルになる…」
  • 「アルゼンチンの原油生産は減るも、天然ガスは回復してる…」
  • 米国シェールよりも生産コストが低く、世界4位の油田を持つ…」

ビスタ・オイルガス(YPF)は、メキシコの原油生産企業です。シェール開発に積極的でメキシコとアルゼンチンで主に活動しています。メキシコのバハダデルパロ開発で原油生産量は前年比+77%で拡大し、世界2位の天然ガス埋蔵量を持つアルゼンチンのバカムエルタ鉱区でもガス生産量を増やしています。

個人的には、ビスタ・オイルガスは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、コロナ以前からシェール開発に力を入れており、原油市況が上向いたことで業績が急回復しているからです。21年3Qは売上前年比+150%で拡大し、営業利益率は20年の−19%から30%まで上昇しています。

特に原油生産量の伸びが大きく、前年比+77%で急拡大しています

メキシコやアルゼンチン国内の原油や天然ガスの生産量は、減少し続けています。しかし、米国シェールの技術を取り入れることで、持ち直そうとしています。米国シェールよりもコスト競争力が高く、南米のシェール開発は活発化しています。

22年11月時点の予想PERは4.8倍と低く割安ですね。

VISTの投資判断したい人向け
  1. ビスタの4半期決算(22年7-9月)は?
  2. ビスタの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 原油市況は21年に回復し、シェールの生産量が急増?

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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ビスタ・オイルガス(VIST)の四半期決算は?

ビスタ・オイルガス(VIST)の四半期決算を紹介します。

22年1Q決算(22年3月31日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:2.079億ドル前年比+79%
  2.  Oil:1.936億ドル(+81%
  3.   Export:0.771億ドル(+46%
  4.   Domestic:1.165億ドル(+114%
  5.  Natural Gas:0.130億ドル(+65%
  6.  NGL:0.127億ドル(+56%
  7. 営業利益(EBITDA):1.27億ドル(+118%
  8. 純利益:0.39億ドル(+466%
  9. 1株当たり利益:0.44ドル(+450%

22年2Q決算(22年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:2.942億ドル前年比+79%
  2.  Oil:2.770億ドル(+84%
  3.   Export:1.470億ドル(+449%
  4.   Domestic:1.165億ドル(+6%
  5.  Natural Gas:0.159億ドル(+10%
  6.  NGL:0.013億ドル(+47%
  7. 営業利益(EBITDA):1.438億ドル(+180
  8. 純利益:1.01億ドル(+20倍
  9. 1株当たり利益:0.93ドル(+4.6倍

22年3Q決算(22年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:3.336億ドル前年比+91%
  2.  Oil:3.120億ドル(+103%
  3.   Export:1.756億ドル(+446%
  4.   Domestic:1.364億ドル(+12%
  5.  Natural Gas:0.201億ドル(+2%
  6.  NGL:0.014億ドル(+3%
  7. 営業利益:1.668億ドル(+159
  8. 純利益:0.767億ドル(+19倍
  9. 1株当たり利益:0.92ドル(+4.3

3Qの売上高は前年比+91%で3.336億ドル、営業利益は+159%で1.668億ドルでした。22年1Qや2Qに続き、3Qの売上と利益も好調ですね。営業利益率は50%と高いです。

同社はメキシコとアルゼンチンでシェール開発に投資しています。

前年比+77%の原油生産の大幅な上昇は、バハダデルパロ開発における生産量の伸びです。また、天然ガスの生産量が増えているアルゼンチンのバカムエルタ鉱区にも油田を持ちます。アルゼンチンでは209本のシェール油井が立てられており、同社はヤシミエントス(YPF)に次ぐ2番手です。

2022 年第 3 四半期の総生産量は 50,669boe/d で、2021 年第 3 四半期と比較して 26% 増加しました

▪ 2022 年第 3 四半期のシェール生産量は 36,345boe/d であり、同四半期中にバハダ デル パロ オエステの 2 つの 4 坑井パッドに加えて、バハダ デル パロ オエステの別のパッドとアグアダ フェデラルの 2 つの新しい坑井が 2022 年第 2 四半期に生産を開始したことで増加しました。シェール生産量は 51% 増加しました。 2021 年第 3 四半期との比較。

▪ 2022 年第 3 四半期の収益は 333.6 百万ドルで、2021 年第 3 四半期を 91% 上回っています。これは、石油生産の増加と実現した石油価格に牽引されています。 2022 年第 3 四半期には、石油販売量の 48%、つまり 1.95 MMbbl が輸出され、合計で 175.6 MM の収益が得られました。

▪ 2022 年第 3 四半期の平均実現原油価格は 1 バレル 76.6 ドルで、2021 年第 3 四半期と比較して 34% 上昇しました。

▪ 2022 年第 3 四半期の実現天然ガス価格は 4.4 $/MMBTU で、主に 4.9 $/MMBTU の産業顧客への販売に牽引されて、前年比で 7% 増加しました。

▪ 2022 年第 3 四半期のリフティングコストは 1 バレルあたり 7.5 ドルで、前四半期比で 2% 増加し、前四半期比で 4% 削減されました。これは、アルゼンチン ペソの実質期間の上昇と生産量の増加による固定費の希薄化の影響を抑えるための戦術的なコスト削減イニシアチブの実施を反映しています。

▪ 2022 年第 3 四半期の調整済み EBITDA は 233.7 百万ドルで、年間で 127% 増加しました。調整済み EBITDA マージンは 70%、11 ポイントでした。 2021 年第 3 四半期の調整済み EBITDA マージンを上回っています。

▪ 2022 年第 3 四半期の CAPEX は 162.8MM で、四半期中に 6 つのウェルの掘削と 3 つの 4 ウェル パッドの完成を反映しています。

▪ 2022 年第 3 四半期、同社は 44.4 百万ドルのプラスのフリーキャッシュフローを記録しました。営業活動によるキャッシュフローは 196.1 百万ドルで、投資活動に使用されたキャッシュフローは 151.7 百万ドルでした。財務活動に使用されたキャッシュ フローは合計 1 億 1,270 万ドルで、主に 7,830 万ドルの元本が支払われました。

▪2022 年第 3 四半期の調整済み純利益は、2021 年第 3 四半期の 18.7 百万ドルと比較して、合計 79.4 百万ドルとなり、年々増加して 325% になりました。この改善は、主に調整済み EBITDA の増加によるものであり、現在の所得税費用によって部分的に相殺されました。調整後 EPS は、2021 年第 3 四半期の 0.21 ドル/株に対し、2022 年第 3 四半期には 0.92 ドル/株でした。

参考:Vista Results of the 3 Quarter of 2022

22年4Q決算(22年12月…)

22年4Q決算は、23年2月15日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ビスタ・オイルガス(VIST)の損益計算書は?

ビスタ・オイルガスは19年7月に9ドルで上場しています。20年3月はコロナで2.1ドルに下落するも、22年11月は14ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上は順調に拡大しています。20年は需要減少により低下するも、21年は大きく反発しています。原油市況は急回復したことで、中南米の原油開発が活発化していますね。

21年の営業利益率は20.6%と大幅に上昇しています。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。自己資本比率は33%と高いが、EPSは赤字が続いていますね。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、21年に大きく上昇しています。シェール開発に設備投資しており、21年は市況の回復で営業CFが伸びていますね。原油市況は22年も継続して好調が予想されています。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

ビスタ・オイルガス(VIST)の注目ポイントは?

ビスタ・オイルガス(VIST)の注目ポイントを紹介します。同社は米国シェール技術を活用して、メキシコとアルゼンチンでシェール開発をしています。これらの国々は在来型の生産量が減少しているため、シェール投資で持ち直すことを期待しています。

注目1:メキシコ原油生産量は01年から半分に減少?

参考:原油生産統計

メキシコの原油生産量の推移です。

メキシコは世界11位の原油生産量を持ちます。しかし、01年の191Mtをピークに、20年は95Mtまで低下していますね原油生産を持ち直すために、メキシコでは米国シェール技術を取り入れています。

また、天然ガスの生産量も10年をピークに半分近く減少しています。同様のことは、南米のアルゼンチンでも言えます。

注目2:アルゼンチン原油生産量は3割も減少?

参考:原油生産統計

アルゼンチンの過去30年間の原油生産量です。

アルゼンチンの原油生産量も98年の46Mtをピークに、20年は29Mtまで低下していますね原油生産を持ち直すために、アルゼンチンでも同様に米国シェール技術を取り入れています。原油生産は減少する一方だが、天然ガスは回復傾向にあります。

ビスタ・オイルガスは、メキシコとアルゼンチンでシェール開発に取り組んでいます。

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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ビスタ・オイルガス(VIST)の決算は?

VISTの注目ポイントは...
  1. 19年に上場した、メキシコの原油生産企業である
  2. アルゼンチンとメキシコで、シェール開発を行っている
  3. 事業規模はPBRの6分の1、SUの3分の1と大きくはない
  4. バハダデルパロ開発で、原油生産量は前年比+77%に拡大
  5. アルゼンチンのバカムエルタ鉱区で、シェール油井数は2位
  6. 21年の営業利益率は30%、20年の−19%から回復

個人的には、ビスタ・オイルガスは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、コロナ以前からシェール開発に力を入れており、原油市況が上向いたことで業績が急回復しているからです。21年3Qは売上前年比+150%で拡大し、営業利益率は20年の−19%から30%まで上昇しています。

特に原油生産量の伸びが大きく、前年比+77%で急拡大しています

メキシコやアルゼンチン国内の原油や天然ガスの生産量は、減少し続けています。しかし、米国シェールの技術を取り入れることで、持ち直そうとしています。米国シェールよりもコスト競争力が高く、南米のシェール開発は活発化しています。

21年12月時点の予想PERは3倍と低く割安ですね。

アルゼンチンでもシェール開発が活発化しています。アルゼンチン最大のエネルギー企業であるヤシミエントス(YPF)は、バカムエルタ鉱区で最大の油井数を持ちます。南米のシェール開発は活発化しており、ビスタ・オイルガスと同様に業績を急回復しています。

参考:ペトロブラス(PBR)四半期決算|21年3Qは+71%に減速

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