アンテロ・リソーシズ(AR)四半期決算|3Qは+99%で好調

コロナによる原油やガス価格の暴落で、エネルギー株に投資する人が増えています。欧州や中国の電力問題で、21年後半に天然ガス市況が上向いています。21年2Qは売上前年比+100%、3Qは+99%に拡大しています。

  • 「世界各国の経済活動再開で、シェール株は必ず利益を得られる…」
  • 「破綻するシェール株もあるが、原油が上昇すれば大きく儲けられる…」
  • 予想PER6.2倍と割安で、安全にバリュー株投資ができるはず…」

アンテロ・リソーシズは、2002年に創業したシェール系の石油会社です。シェールガスの生産量が多い、アパラチア盆地で活動しています。天然ガスの割合が67%を占め、NGL(液体天然ガス)は米国2位の生産量を誇ります。

アンテロ・リソーシズは、投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、天然ガス市況は急激に上向くも、22年初めには落ち着くと思うからです21年後半に欧州や中国の電力問題が発生し、21年10月に前年比3倍の6.2ドルを付けました。これにより、21年3Qの売上高は前年比+99%と好調です。

ただ、中国が石炭の生産を増やすなど、冬以降は落ち着きそうですね。

天然ガスは安価だったために、原油や石炭のシェアを奪う形で拡大してきました。しかし、高値を維持するならば、今度は逆に原油や石炭などに変わる可能性があります。また、長期的には脱炭素化など、どのように推移するか予想は難しいです。

同社はヘッジを掛けているため、ガス市況が好調でも赤字です。ただし、同社によると22年1月にはヘッジを半分まで減らし、22年1Qには1倍を下回ると言います。それまでに市況が好調ならば、21年には9億ドルのフリーCFが得られると言います

21年11月時点の予想PERは6.2倍で割安だといえますね。

AR株の投資判断したい人向け
  1. AR株の4半期決算(21年7-9月)は?
  2. AR株の過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 21年後半に天然ガス価格は高騰、22年も続くのか?

▼▼米国株1.5年で、6月末には10倍の4,727万円に増える▼▼

20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

アンテロ・リソーシズ(AR)の四半期決算は?

アンテロ・リソーシズ(AR)の四半期決算を紹介します。

21年1Q決算(21年3月30日)

第1Q決算の内容は...
  1. 売上高:13.71億ドル(前年比+82%
  2. 営業利益:0.946億ドル(−63%)
  3. 純利益:−0.154億ドル(+95%
  4. 1株当たり利益:−0.05ドル(+95%)

21年2Q決算(21年6月30日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:13.08億ドル(前年比+100%
  2. 営業利益:−6.44億ドル(−8%)
  3. 純利益:−5.23億ドル(−12%
  4. 1株当たり利益:−1.70ドル(+11%)

21年3Q決算(21年9月30日)

第3Q決算の内容は...
  1. 売上高:17.73億ドル(前年比+99%
  2.  Natural gas sales:8.84億ドル(+102%
  3.  Natural gas liquids sales:5.98億ドル(+82%
  4.  Oil sales:0.56億ドル(+65%
  5.  Marketing:2.32億ドル(+154%
  6.  Derivatives:−12.5億ドル(前年度−5.1億ドル)
  7. 営業利益:−6.81億ドル(+9%
  8. 純利益:−5.49億ドル(−2%
  9. 1株当たり利益:−1.75ドル(+12%

3Qの売上高は+99%で17.73億ドル、営業利益は−6.81億ドルです。21年1Qと2Qに引き続き、3Qも好調を維持していますね。営業利益率は−38%と低いです。

営業損失額の大半は、デリバティブ取引によるものです。シェールビジネスでは、天然ガス価格にヘッジしてる企業は少なくありません。ただし、22年1月にはヘッジは半分まで減らし、22年1Qには1倍を下回ると言います。

AnteroResourcesの会長兼社長兼最高経営責任者であるPaulRadyは、次のようにコメントしています。ヘッジ前の実現価格が1バレルあたり52ドルを超え、前年同期から139%増加し、110,000 Bbls / dを超えるC3 + NGLを生産しました。 Anteroの独自のビジネス戦略により、当社は米国で2番目に大きなNGL生産者として位置付けられており、四半期中に同業他社をリードするEBITDAXマージンを実現した堅固な輸送ポートフォリオを備えています。今日のストリップ価格に基づいて、天然ガスで90%以上ヘッジされているにもかかわらず、2021年には9億ドル以上のフリーキャッシュフローを目標としています。これには、第4四半期の3億ドル以上が含まれます。天然ガスに関するこの90%のヘッジポジションは、2022年1月から50%に引き下げられ、価格上昇に対する天然ガスのエクスポージャーが増加します。さらに、2022年には流動性ヘッジはありません。」

Rady氏は、次のように続けています。「今年のESGレポートは、Antero Resourcesの成功の基盤、つまり人、パフォーマンス、目的に焦点を当てています。これらのプリンシパルに絶え間なく注力することで、ステークホルダーの価値を提供し続けながら、絶えず変化する世界経済をうまくナビゲートすることができました。実質的なLPGの生産者および輸出者として、私たちは世界のエネルギー貧困にプラスの影響を与える独自の立場にあります。過去数年間、LPGの輸出の約3分の1は、ナイジェリア、ペルー、インドなどの開発途上国に向けられており、より高価で炭素を大量に消費するエネルギー。”

AnteroResourcesの最高財務責任者兼財務担当上級副社長であるMichaelKennedyは、次のように述べています。年初以来、債務を7億ドル近く削減し、レバレッジを1.6倍にまで引き下げました。今日のストリップ価格に基づくと、2022年初頭に債務目標を達成し、2022年の第1四半期にレバレッジが1.0倍を下回ると予想しています。将来を見据えて、今日の遡及商品ストリップを使用すると、2022年のフリーキャッシュフローは大幅に超過すると予想されます。 2021年に、追加の債務削減と株主への資本の返還に使用する予定です。」

参考:Antero Resources Reports 3Q 2021

21年4Q決算(21年12月…)

21年4Q決算は、22年1月26日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

アンテロ・リソーシズ(AR)の損益計算書は?

アンテロリソーシズは、14年に53ドルで上場しています。シェール革命後は下落が続き、20年3月には0.8ドルまで下落しています。21年11月は19ドル前後で推移していますね。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、20年を抜かすと売上は順調に拡大していますね。経済再開が進む21年の売上は前年比で+58%、営業利益は22%と好調です。天然ガスの売上比率が高く、ガス市況に大きく依存します。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは19年から縮小し、EPSは多くの年で赤字です。ヘッジをしていたため、21年も赤字は続いています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に拡大していますね。19年以降は大きな設備投資を行っていません。21年の営業CFは増えていますね。

では、私たちはどのように投資判断すればいいのでしょうか?

アンテロ・リソーシズ(AR)の注目ポイントは?

アンテロリソーシズの注目ポイントを紹介します。

注目1:21年11月のガス価格は前年比+3倍?

参考:天然ガス – 先物契約 – 価格

過去10年間の天然ガス価格の推移です。

2008年に13ドルを付けた天然ガスは、14年のシェール革命を経て価格は長く低迷しています。ただし、20年3月に1.6ドルだったが、21年9月には3倍以上の5.5ドルを付けています。

欧州と中国の電力危機もあり、11月も高値で推移しています。

注目2:シェールガスの生産量は右肩上がりで増加?

参考:米国のエネルギー政策の動向とその行方

シェールガスの生産量は、一貫して上昇傾向にあります。

特に生産量が著しく増えているのは、AppalachiaとPermian地方ですね。15年の原油価格暴落で、コストが高いシェールオイル やガスの生産量が一部の地域で鈍化しました。しかしながら、技術開発でコスト削減に成功した事で再び生産量は増加しています

2000年代始め、北米の天然ガス生産の主役はメキシコ湾の海上でした。

しかしながら、シェール革命とその後の技術革新によるコスト削減で、米国内陸地に天然ガスの生産地が移動しています。メキシコ湾の天然ガス生産量は、2002年から5分の1に低下しました米国内陸地に移動した理由は、シェールオイル やガスの方が生産コストが低いからです。

同社は生産量が増えているアパラチア地方で活動しています。

注目3:米国は45年ぶりに世界最大の産油国になった?

参考:米国のエネルギー政策の動向とその行方

米国は2018年に世界最大の産油国になりました。

1日当たりの石油生産量は、2013年にサウジアラビアやロシアを抜いています。2018年の年間平均生産量は1095万BDとなり、45年ぶりに世界1位の産油国です。2019年も勢いは止まらず、生産量は増加を続けています。

生産量が急増した理由は、2010年代に始まったシェール革命の影響が大きいですシェール層から天然ガスを取り出す技術は、石油にも応用する事で生産量を増やしています。

また、天然ガスの生産量は、米国とロシアが中東諸国の4倍以上の生産量がありますシェール革命で天然ガスの生産量が増え続けている米国は、世界2位のロシアとも差を広げつつあります。

意外と知られてない事実だが、米国はすでに世界4番手の天然ガス輸出大国です。米国内で余った天然ガスは、液体化(LNG)して海外に輸出しています。

参考:世界の天然ガス輸出額 国別ランキング・推移

▼▼米国株1.5年で、6月末には10倍の4,727万円に増える▼▼

20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:アンテロ・リソーシズ(AR)の決算は?

AR株の特徴は...
  1. 2002年に創業、シェール系の新興石油会社である
  2. シェールガスの生産量が多い、アパラチア盆地で活動
  3. 天然ガスの割合が67%を占め、NGLは米国2位の生産量
  4. 15年の原油暴落で悪化するも、その後は業績を回復してる
  5. 19年初の原油低迷でも、売上高は上昇し利益も改善している

個人的には、アンテロリソーシズは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、天然ガス市況は急激に上向くも、22年初めには落ち着くと思うからです21年後半に欧州や中国の電力問題が発生し、21年10月に前年比3倍の6.2ドルを付けました。これにより、21年3Qの売上高は前年比+99%と好調です。

ただ、中国が石炭の生産を増やすなど、冬以降は落ち着きそうですね。

天然ガスは安価だったために、原油や石炭のシェアを奪う形で拡大してきました。しかし、高値を維持するならば、今度は逆に原油や石炭などに変わる可能性があります。また、長期的には脱炭素化など、どのように推移するか予想は難しいです。

同社はヘッジを掛けているため、ガス市況が好調でも赤字です。ただし、同社によると22年1月にはヘッジを半分まで減らし、22年1Qには1倍を下回ると言います。それまでに市況が好調ならば、21年には9億ドルのフリーCFが得られると言います

21年11月時点の予想PERは6.2倍で割安だといえますね。

天然ガスに投資するならば、パイオニア・ナチュラル・リソーシズ(PXD)の方が安全に投資できます。パイオニアは原油の割合も多い上にヘッジが少なく、営業利益率が29%まで上昇しているからです。

赤字企業に投資するよりも、収益性が高い方が安心して投資できますね。また、特別配当を含むと、21年3Qの配当利回りは6%前後と高いです

参考:パイオニア・ナチュラル(PXD)四半期決算|3Qは+157%に減速

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。