ヘルマリック(HP)四半期決算|21年3Qは+65%で加速

20年のコロナ以降、エネルギー銘柄が暴落したことで逆張りを狙う投資家が増えていますね。原油やガスの掘削リグを提供するヘルマリックは、コロナ禍で−69%も暴落しています。しかし、21年3Qの売上は前年比+65%で急回復していますね

  • 「世界各国の経済活動再開で、シェール株は必ず利益を得られる…」
  • 「破綻するシェール株もあるが、原油が上昇すれば大きく儲けられる…」
  • PERが10倍未満と割安で、安全にバリュー株投資ができるはず…」

ヘルマリック・アンド・ペイン(HP)は、1920年に創業された油田・ガス田の掘削請負業者です。米国最大規模の陸上掘削リグフリートを保有しています。北米の売上高比率が最も高く、全体の84%を占めます。

個人的には、ヘルマリックは保有したい銘柄のひとつです。

なぜならば、米国シェール投資は過去最低水準に落ち込むも、22年には回復していくと思うからです原油価格が80ドルを超えると、再び米国シェール企業は再び増産を開始する可能性が高いです。

脱炭素リスクは重要ではなく、原油価格に影響を受ける銘柄ですね。

21年12月時点の米国原油のリグ数は467です。これは、コロナ以前と比較すると−32%も下回った状態にありますね。大手シェール企業は原油価格が上向いてもなお、生産活動を抑制しています。

ただ、原油価格が80ドルに到達するにつれて、活発化していくと思います。同社は米国最大のリグフリートで、シェール活動開始の恩恵を受ける企業です。

ヘルマリック株の投資判断したい人向け
  1. ヘルマリック株の4半期決算(21年7-9月)は?
  2. ヘルマリック株の過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 原油価格が80ドルを超えると、シェールは活動再開する?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ヘルマリック(HP)の四半期決算は?

ヘルマリック・アンド・ペイン(HP)の四半期決算を紹介します。

21年2Q決算(21年3月30日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:2.96億ドル(前年比−53%
  2. 営業利益:−0.867億ドル(−348%
  3. 純利益:−1.21億ドル(+71%
  4. 1株当たり利益:−1.13ドル(+70%

21年3Q決算(21年6月30日)

第3Q決算の内容は...
  1. 売上高:3.32億ドル(前年比+4%
  2.  North America Solutions:2.81億ドル(+10%
  3.  International Solutions:0.15億ドル(−33%)
  4.  Offshore Gulf of Mexico:0.33億ドル(−11%)
  5. 営業利益:−0.752億ドル(−65%
  6. 純利益:−0.555億ドル(−21%)
  7. 1株当たり利益:−0.52ドル(−20%)

21年4Q決算(21年9月30日)

第4Q決算の内容は...
  1. 売上高:3.44億ドル(前年比+65%
  2.  North America Solutions:2.93億ドル(+96%
  3.  International Solutions:0.17億ドル(−28%)
  4.  Offshore Gulf of Mexico:0.31億ドル(−3%)
  5. 営業利益:−0.840 億ドル(+40%
  6. 純利益:−0.791億ドル(−34%)
  7. 1株当たり利益:−0.74ドル(−34%)

3Qの売上は前年比+65%で3.44億ドル、営業利益は−0.840億ドルでした。21年2Qと3Qから反転し、4Qは大きく売上が上昇しています。営業利益率は−24%と改善傾向にありますね。

3Qに売上が上昇したのは、売上が最悪期の20年3Qと比較しているからです。

同社のCEOによると、3Qに北米のリグ数は5%増加し141だと述べています。米国内のシェール企業は増加傾向にあるも、劇的に増えているわけではありません。大手シェール企業のパイオニア(PXD)やダイヤモンドバック(FANG)は投資を抑制しています。

22年1Qの北米の予想リグ数は152-157です。本格的にシェール企業が生産を開始するには、まだ先になりそうですね。

社長兼最高経営責任者のジョン・リンゼイは、次のようにコメントしています。この環境で価値を提供するのに適した位置にあります。「予想通り、リグアクティビティの増加は、顧客間のリグチャーンが増加したことを認識したため、第4四半期に測定されました。それでも、四半期中に経験した5%のリグ数の増加に満足しており、今後も楽観的です。第4暦四半期では、顧客が年間の資本予算をリセットし始めるにつれて、リグ数がより速いペースで順次増加すると予想されます現在、北米で141のリグが稼働しているため、リグの活動がすでに増加しています。市場は引き続き規律がありますが、顧客の予算はより高い商品価格環境に基づいて設定されます。すぐに利用できるリグの使用率は非常に高いままであり、リグ需要の予測される増加は、現在のアクティブな状態で対応できる以上になると予想されます。フリート、つまり、需要を満たすために、より長いアイドル状態のリグを再アクティブ化する必要があります。

「すぐに利用できるリグの供給の逼迫とリグの再アクティブ化に関連するかなりのコストが、市場での契約価格を引き上げ始めました。これは今後数か月でさらに顕著になる可能性があり、価格はリグとして改善し続けると予想されます。需要は2022年に向けて回復します。H&Pの新しい商用モデルとデジタルテクノロジーソリューションは、お客様だけでなく私たち自身にとっても、経済的利益をさらに高め続けると私は信じています。

「国際的な活動は米国に遅れをとる傾向がありますが、今後の四半期にもこれらの市場での活動が改善すると予想されます。たとえば、最近、アルゼンチンで4つのリグを期間契約の下で稼働させる契約をYPFと締結しました。さらに、中東最大の(4)土地掘削機であるADNOC掘削に8つのリグを販売する最近の取引と、それに続く同社の最近の新規株式公開への1億ドルの基礎投資により、H&Pにユニークな機会がもたらされます。これは、ADNOC掘削との実りある提携になることを楽しみにしていることのほんの始まりに過ぎず、国際的な拡大計画の最初のステップを表しています。

シニアバイスプレジデント兼CFOのマークスミス氏も、「リグの活動レベルと価格設定を改善することで、当社の強固な財政状態が強化され、追加の機会を柔軟に活用できるようになると期待しています。2022年度に向けて、初期の設備投資予算は2億5000万ドルから2億7000万ドルの範囲であり、予想される活動レベルに合わせて大幅に順次増加します。

「会計年度末の直前に、当社は5億5000万ドルのシニアノートの提供を終了しました。ノートのクーポン2.90%は、油田サービス会社からの10年以上のテナーと評価されたBBB(3)の過去最低を表しています。同社のバランスシートはすでに堅調であるため、歴史的な低金利環境を利用し、低コストで長期的な資本を確保し、借り換え期間を延長することができました。これにより、財務の俊敏性が高まり、リスクが軽減されます。」

参考:Helmerich & Payne, Inc. Announces 3Q Results

22年1Q決算(21年12月…)

22年1Q決算は、22年2月16日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうなっているのでしょうか?

ヘルマリック(HP)の10年間の損益計算書は?

ヘルマリックの株価は、14年のシェール革命ブームで最高値115ドルを付けています。その後は、原油価格の下落で株価も低迷しています。20年9月はコロナの影響で、14.5ドルまで下落し、21年12月は22ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、19年までは売上は上昇していましたね。また、原油が100ドルだった14年も高いです。しかし、20年はコロナの影響で売上も利益も大きく落ち込んでいます。

世界的には脱炭素化の影響で、シェール開発は抑制されそうです。しかし、原油価格が80ドルを超えるならば、再びシェール企業が活発的に生産を開始する可能性もあります。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは減少傾向にあるも、自己資本比率は57%と高いです。EPSは19年から赤字が続いていますね。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、波があるも黒字を維持しています。掘削企業である同社は、原油価格と原油生産企業の動向に影響を受けますね。業績の波はあるも、フリーCFの黒字を維持してる点は高く評価できます。

では、私たち投資家はどのように投資判断すればいいのでしょうか?

ヘルマリック・アンド・ペイン(HP)の注目点は?

ヘルマリック・アンド・ペイン(HP)の注目すべきポイントを紹介します。

注目1:21年3Qは前年比+65%で回復してる?

ヘルマリックの四半期毎の売上高推移と成長率です。

18年後半に原油価格が70ドル台まで回復したことで、生産を増やすシェール企業は増えていましたね。しかし、20年の原油価格暴落により、再びシェール企業の投資は萎んでいます。21年は少しずつ売上を戻しつつあります。

21年3Qの売上前年比は+65%です。ただし、20年3Qが最悪期だっただけで、劇的に売上が増えているわけではありません。

注目2:リグ稼働数はコロナ以前より−32%も低い?

参考:ベーカー・ヒューズ社発表の米石油採掘装置(リグ)稼働数

米国石油のリグ稼働数の推移です。

21年12月時点のリグ数は467です。コロナ以前の683と比較すると、原油シェールの生産は−32%も下回った状態ですね。これは、シェール生産企業が採算性の低いビジネスだったため、投資に積極的になっているからです。

大手シェール企業の多くは、意図的に生産や設備投資を抑制しています。ただ、原油価格80ドルを付けると、再び活発的に動くシェール企業が増えますね。

注目3:原油リグ市場で25%近いシェアを持つ?

参考:Helmerich & Payne (HP) Presents

ヘルマリックが公表する原油リグの市場シェアです。

同社によると、ヘルマリックは25%近い市場シェアを確保しています。また、20年12月時点では、シェアが大きく増えていますね。これは、脱炭素化や原油安により、他の小規模事業者が撤退している可能性があります。

注目4:米国内の油田掘削が売上高の84%を占める?

ヘルマリックの2019年度の事業別売上高です。

事業別売上高を見ると、米国内の比率が最も高く全体の84%を占めます。そのほかは、エクアドルやコロンビア などの海外陸地が7%、メキシコ湾などの海外海洋が5%、HPテクノロジーが2%です。ヘルマリックの売上高は、米国内の石油やガス田の掘削の増減に大きな影響を受けますね。

注目5:米国は45年ぶりに世界最大の産油国になった?

参考:米国のエネルギー政策の動向とその行方

米国は2018年に世界最大の産油国になりました。

1日当たりの石油生産量は、2013年にサウジアラビアやロシアを抜いています。2018年の年間平均生産量は1095万BDとなり、45年ぶりに世界1位の産油国です。2019年も勢いは止まらず、生産量は増加を続けています。

生産量が急増した理由は、2010年代に始まったシェール革命の影響が大きいですシェール層から天然ガスを取り出す技術は、原油にも応用する事でシェールオイルの生産量も増やしています。意外と知られてない事実だが、米国は原油の輸出額ランキングで世界6位、天然ガスは世界4位の輸出大国です。

そのため、米国内での油田・ガス田の掘削も増加しています。

参考:世界の石油輸出額 国別ランキング・推移

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ヘルマリック(HP)の四半期決算は?

ヘルマリック株の特徴は...
  1. 1920年に創業した、油田・ガス田の掘削請負業者である
  2. 原油生産者以上に、業績は原油価格の影響を受けやすい
  3. 売上高の最高値は、14年の原油価格が100ドルをこえたとき
  4. 16〜18年に原油が回復するも、14年のピークを超えていない
  5. 19年は売上高が好調でも、営業利益率は7%と低い水準である
  6. 15年以降にBPSとEPSは低迷し、EPSは毎年赤字である
  7. 20年3Qは前年比で53%減、3分の1に減配を決める

個人的には、ヘルマリックは保有したい銘柄のひとつです。

なぜならば、米国シェール投資は過去最低水準に落ち込むも、22年には回復していくと思うからです原油価格が80ドルを超えると、再び米国シェール企業は再び増産を開始する可能性が高いです。

脱炭素リスクは重要ではなく、原油価格に影響を受ける銘柄ですね。

21年12月時点の米国原油のリグ数は467です。これは、コロナ以前と比較すると−32%も下回った状態にありますね。大手シェール企業は原油価格が上向いてもなお、生産活動を抑制しています。

ただ、原油価格が80ドルに到達するにつれて、活発化していくと思います。同社は米国最大のリグフリートで、シェール活動開始の恩恵を受ける企業です。

原油などの大手シェール企業は、活動を抑制しています。これまで、原油を大量に精算しすぎたために、原油価格が低く抑えられていたからです。そのため、同社の動向を予想するには、原油大手企業の動向を注視する必要があります。

参考:ダイヤモンドバック(FANG)四半期決算|3Qは+165%で好調

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