シェブロン(CVX)四半期決算|21年3Qは前年比+82%に減速

原油会社シェブロンは、コロナ後の経済再開で恩恵を受ける銘柄です。コロナによる経済悪化で、20年3月は6割も暴落しました。原油価格の高騰により、21年Q2の売上成長率は+126%に急回復しています。

  • 「世界各国の経済活動再開で、石油企業は必ず利益を得られる…」
  • 「コロナによる株価暴落で、配当利回りが7.6%まで高騰している…」
  • 「18年の商品サイクルが一巡し、原油は25年にピークを付けるはずだ…」

シェブロン は、1926年に設立された石油企業です。エクソンモービルに次ぐ、米国2番手の石油メジャーですね。石油事業は原油・天然ガスの生産のほか、石油精製品の販売に加え、原油や天然ガスのパイプライン輸送を手掛ける総合エネルギー企業です。

個人的には、シェブロンは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、競合エクソンモービル(XOM)やサンコア(SU)と比較して、利益率が低いからですコロナ以前の19年度の営業利益率は0.1%と低いです。事業規模も縮小しており、同社に投資する利点はありません。

ただ、中長期的には業績はまだまだ上向きます。

21年11月時点の原油価格は80ドル、すでにコロナ以前よりも高いです。また、原油の消費量は22年上半期に回復します。さらには、バイデン政権による環境規制は、既存の原油企業にとって追い風ですね。

原油業界は22年も好調が続きそうです。

シェブロン株の投資判断したい人向け
  1. シェブロン株の4半期決算(21年7-9月)は?
  2. シェブロン株の過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 18年の商品サイクルで、25年に株価は5倍以上になる?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

シェブロン(CVX)の四半期決算は?

シェブロン(CVX)の四半期決算を紹介します。

21年1Q決算(21年3月30日)

第1Q決算の内容は...
  1. 売上高:310.76億ドル(前年比+4%
  2. 営業利益:13.83億ドル(−44%)
  3. 純利益:13.77億ドル(−61%
  4. 1株当たり利益:0.72ドル(−62%

21年2Q決算(21年6月30日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:361.17億ドル(前年比+126%
  2. 営業利益:31.33億ドル(+139%
  3. 純利益:30.82億ドル+137%
  4. 1株当たり利益:1.60ドル(+136%

21年3Q決算(21年9月30日)

第3Q決算の内容は...
  1. 売上高:447.10億ドル(前年比+82%
  2. 営業利益:80.55億ドル(前年度−0.44億ドル)
  3. 純利益:61.11億ドル(前年度−0.20億ドル
  4. 1株当たり利益:3.19ドル(前年度−0.12ドル

3Qの売上高は前年比+82%で447.10億ドル、営業利益は80.55億ドルでした。2Qよりも売上成長率は減速するも、3Qも売上と利益は大幅に改善しています。営業利益率は13%と、過去10年でも高い数値です。

3Qの好業績は、原油価格の高騰によるものですね。

WTI原油価格はコロナ前の50ドルよりも高く、21年11月時点で81ドルです。まだ、原油の消費量が回復してないことを考えると今後の業績も期待できますね。原油価格は高騰しているが、消費量が19年比に回復するのは22年の上半期です。

21年4Q決算(21年12月…)

21年4Q決算は、22年1月30日に公開予定です

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

シェブロン(CVX)の10年間の損益計算書は?

シェブロンは原油価格が高騰した2008年に97ドル、14年に最高値130ドルを付けました。しかしながら、その後の株価は長く低迷しています。21年11月は114ドルで推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高も利益も低迷が続いています。しかし、コロナで20年は落ち込むも、21年は売上も利益も持ち直しています。21年の営業利益率は3.7%、21年3Qは13%と過去最高の利益を記録しています。

原油市況が回復する22年は、さらに業績を押し上げそうです。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)を見ると、高配当ながらも資産を残しています。しかし、EPS(1株あたり純利益)は、縮小傾向にありますね。21年はどれだけ業績を改善できるか注目したいです。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、長く低迷しています。近年の傾向としては、設備投資を減らすことで利益を確保していますね。世界的な脱炭素化もあり、規模を縮小させています。

シェブロン(CVX)の注目ポイントは?

シェブロンに投資する上での注目ポイントを紹介します。

注目1:米国シェブロンは世界12位の石油生産者?

参考:石油業界の世界ランキング

世界の石油業界大手の石油生産量のランキングです。

エクソンモービルは米国で最大手、世界で7番目の石油会社です。米国2番手のシェブロンは、世界で12番手にランクインしています1〜6位は中東系の国営企業がランクインしているため、シェブロンは実質世界5位の民間石油会社ですね。

一昔前は、エクソンモービルとシェブロン、トタル(仏国)、BP(英国)などの欧米企業が市場を支配していました。しかしながら、現在はサウジアラムコをはじめとする中東の国営企業が上位を占めています。

では、シェブロン の事業別の売上高を見てみましょう。

注目2:石油探査・開発の海外事業が利益の6割を占める?

事業別利益 19Q2 20Q1 20Q2
川上事業 米国 896 241 -2066
海外 2587 2679 -4023
川下事業 米国 465 450 -988
海外 264 653 -22
その他 93 -424 -1171
合計 4305 3,599 -8270

事業内容は、米国最大手のエクソンモービルとほぼ同じです。

川上事業(Upstream)は原油の探鉱や開発をおこない、川上事業(Downstream)は石油の精製や販売を行い、化学事業は石油化学製品を扱う事業です。シェブロンの強みは、資源の探査・開発(川上)から石油製品の製造・販売(川下)まで一貫して行うビジネスモデルです

事業別の利益を見ると、石油探査・開発の海外事業が利益の6割を占めています。

しかしながら、石油探査・開発事業は、原油価格の影響を大きく受けます。コロナで原油価格が暴落した状況では、特に赤字幅が拡大していますね。また、コロナの感染者が8月でも沈静しない米国は、川下の石油販売事業も大きくマイナスでした。

注目3:海外の天然ガス生産量が右肩上がりに増加?

参考:annual report

シェブロンの原油と天然ガスの生産量です。

原油では、米国内の生産量が海外に対して増加しています。対して、天然ガスは、海外の生産量が大きく増加していますねこれは、米国内で発展した採掘技術を海外に持ち込む事で、生産量を大きく増加させている事が予想できます。

天然ガスは原油よりも安価で環境にもやさしいため、消費量が増えてるエネルギーですね。コロナ危機が起きる2019年までは、順調に生産していた事も分かります。

注目4:米国のシェール生産コストは23ドルしかない?

参考:Barrel Breakdown

技術革新によって、米国は1バレルあたりの生産コストが減少傾向にあります。

世界で最も生産コストが高い国は、北海油田があるイングランドで44ドルです。米国のシェール関連の生産コストは23ドル、シェール以外の生産コストは20ドルだけです意外かもしれないが、実はインドネシアやロシアの生産コストと大きくは変わりません。

米国の石油生産コストは、ブラジルやナイジェリアよりも低く有利です。

しかしながら、米国のシェール関連企業の多くは社債額(借金)が大幅に上昇し、経営破綻する会社も少なくありません生産コストは十分安いのに、倒産する企業が増えているのは矛盾しますよね。米国のシェール革命は両極端の意見が多く、専門家でも評価が別れます。

参考:Producers’ responses to lower oil prices

しかしながら、今後の商品高騰時代を考えれば、個人的には石油会社を楽観的に見ています。シェールガスが原油価格を抑制しているが、世界的な流れではインフレ(ドル安)が進み新興国を中心に石油の需要は増加する一方だからです。

注目5:世界の原油消費量は新興国で拡大し続けてる?

参考:エネルギー需給の概要等(資源エネルギー庁)

日本に住んでいると、石油の消費量が増えていることを実感しにくいです。

なぜならば、米国、欧州、日本などのOECDに加盟する先進国では、実際に石油消費量は微増だからです。関西電力のエネルギー予想では、2040年予想でもOECD諸国の消費量は増えていません(参考:増え続ける世界のエネルギー消費量)。

消費量が増えない理由は、技術革新による低燃費や電気自動車の普及が増えてるからです。しかしながら、先進国以外のアジア、アフリカ、中南米、中東では拡大し続けています

OECD諸国の原油消費量の割合は、70%から40%まで低下しました。関西電力の予想によると、2040年には中国が1.3倍、インドが2.4倍、世界で1.3倍の石油を消費すると言います先進国以外では、現在も人口が爆発的に増え続けているからです。

また、商品サイクルは18年周期で動くため、2025年にはピーク値を付ける可能性もあります。

注目6:原油価格は18年の商品サイクルで高騰する?

参考:comparison of commodity and equity valuations 1970-2017

原油の低価格で株価が暴落してるが、この先原油価格が高騰する可能性もあります。

株式市場と商品価格は負の相関関係があり、18年周期でトレンドが変わると言われています。過去に商品価格が高騰したのは、1973年のオイルショック、90年の湾岸戦争、2008年のリーマンショック前です。08年には原油価格は140ドルまで暴騰しています。

このトレンドが歴史的に繰り返すならば、商品価格は2025年前後に最高値をつけると予想できますもちろん、必ずしも過去と同じ道を辿る保証はないですね。

しかしながら、現在の状況は商品価格高騰(インフレ)の前触れとも言えます。08年以降の大規模な金融緩和、世界中でコロナによる給付金のバラマキ、先進国の歴史的な超低金利、新興企業の長い不況期など、トレンドが変わる転換点に来ています。

バークシャーハサウェイ率いるバフェットは、インフレにヘッジする銘柄を購入しています。

バフェットは、金鉱株や商社株の他に、エネルギー総合企業であるカナダのサンコアエナジーも購入しています。19年2月に1080万株(時価総額330億円)購入しました。また、20年8月にも買い増し合計で1920万株、発行済み株式の1.8%を保有しています。

参考:Berkshire Switches Bets on Banks, Adds Wager on Barrick Gold

歴史は繰り返す保証はないが、そうなっても困らない安全な投資をしています

注目7:20年11月の配当利回りは4.7%を超える?

シェブロン は、高配当株として高い人気を誇ります。

1988年に配当を開始し、以降は一貫して増配を続けています。2019年の配当性向は67%と高く、コロナ環境下でも高配当を維持しています。そのため、21年11月の配当利回りは4.7%まで上昇しています

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:シェブロン(CVX)の四半期決算は?

シェブロン株の特徴は...
  1. 1926年に設立された米国2番手の総合エネルギー会社である
  2. 石油や天然ガスの炭鉱や開発、精製や販売、輸出まで全てを手掛ける
  3. 2008年以降は低迷を続け、売上高は縮小傾向にある
  4. 営業利益率が低く、15年以降は5%未満で推移している
  5. 炭鉱や開発(開発)の利益は75%で、原油価格の影響を大きく受ける
  6. シェールガス 事業は、社債額が膨らみ破綻する会社も多い
  7. 売上高縮小に合わせて、設備投資などの投資CFも抑制している

個人的には、シェブロンは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、競合エクソンモービル(XOM)やサンコア(SU)と比較して、利益率が低いからですコロナ以前の19年度の営業利益率は0.1%と低いです。事業規模も縮小しており、同社に投資する利点はありません。

ただ、中長期的には業績はまだまだ上向きます。

21年11月時点の原油価格は80ドル、すでにコロナ以前よりも高いです。また、原油の消費量は22年上半期に回復します。さらには、バイデン政権による環境規制は、既存の原油企業にとって追い風ですね。

原油業界は22年も好調が続きそうです。

個人的には、エクソンモービルやシェブロンよりも、サンコアの方が好みです。なぜならば、この両企業は配当性向が高過ぎるからです連続増配を狙うために、経営効率を度外視して配当性向が100%を超える年もあります。

サンコアの方が財務的に健全で、利益率やキャッシュの稼ぎが多いです。また、環境規制を受けない米国外である点も好材料です。

参考:サンコアエナジーの四半期決算|バフェットも商品高騰にヘッジ

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