エクソンモービル(XOM)四半期決算|22年1Qは+54%に減速

米国最大の原油会社エクソンモービルは、コロナ後の経済再開で恩恵を受ける銘柄です。コロナによる経済悪化で、20年3月は6割も暴落しました。原油価格の高騰もあり、21年4Qの売上は前年比+82%、22年1Qは+54%と好調です。

  • 「20年4月にコロナで暴落し、株価は数日で56%も暴落した…」
  • 「世界経済がコロナから回復すれば、再び元の株価に戻るはずだ…」
  • PERは12倍と割安で、配当利回りは4.6%と高い…」

エクソンモービル は、1999年にエクソンとモービルが合併した会社です。米国で世界最大の原油企業で、世界では7番目に売上高が多いです。サウジアラムコなどの国営企業を除くと、エクソンモービルが世界最大です。

個人的には、エクソンモービルは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、原油価格は22年も上昇を続け、消費量も以前の水準に回復するからです2月時点で原油価格は88ドルまで回復していますね。環境規制は原油企業に追い風で、21年4Qの営業利益率は10.4%まで上昇しています。

個人的には、同社よりも競合サンコア(SU)に投資します。

なぜならば、エクソンモービルは配当性向が高すぎるからです。連続増配を狙うために、経営効率を度外視して配当性向が100%を超える年が少なくありません。サンコアの方が財務的に健全で、利益率やキャッシュの稼ぎが多いです。

また、環境規制を受けない米国外である点も好材料です。いずにしても、22年も原油相場は強気で、5月の予想PER9.9倍は十分に割安です。

XOMの投資判断したい人向け
  1. エクソンモービル株の4半期決算(22年1-3月)は?
  2. エクソンモービル株の過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. WTI原油価格が力強く回復するが、投資すべきでない理由は?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

エクソンモービル(XOM)の四半期決算は?

エクソンモービル(XOM)の四半期決算を紹介します。

21年3Q決算(21年9月30日)

3Q決算の内容は...
  1. 売上高:737.86億ドル(前年比+59%
  2.  Upstream:395.1億ドル(前年度−38.3億ドル)
  3.  Downstream:125.5億ドル(前年度−23.1億ドル)
  4.  Chemical:214.0億ドル(前年度66.1億ドル)
  5. 営業利益:96.06億ドル(前年度−3.72億ドル)
  6. 純利益:69.42億ドル(前年度−7.09億ドル
  7. 1株当たり利益:1.57ドル(前年度−0.15ドル

21年4Q決算(21年12月31日)

4Q決算の内容は...
  1. 売上高:849.65億ドル(前年比+82%)✖️
  2. 営業利益:117.29億ドル(前年度−266.13億ドル)
  3.  Upstream:60.85億ドル(前年度−185.32億ドル)
  4.  Downstream:14.67億ドル(前年度−12.11億ドル)
  5.  Chemical:19.21億ドル(前年度6.91億ドル)
  6. 純利益:88.70億ドル(前年度−200.70億ドル
  7. 1株当たり利益:2.08ドル(前年度−4.7ドル)◯

22年1Q決算(22年3月31日)

1Q決算の内容は...
  1. 売上高:905.00億ドル(前年比+53%)✖️
  2. 営業利益:85.56億ドル(+138%
  3.  Upstream米国:23.76億ドル(+554%
  4.  Upstream海外:53.68億ドル(+145%
  5.  Downstream米国:6.85億ドル(前年度−1.13億ドル)
  6.  Downstream海外:−3.53億ドル(前年度−2.77億ドル)
  7.  Chemical米国:8.19億ドル(+14%)
  8.  Chemical海外:5.35億ドル(−23%)
  9. 純利益:54.80億ドル+100%
  10. 1株当たり利益:2.08ドル(+100%)✖️

1Qの売上高は前年比+53%で905.00億ドル、営業利益は+138%で85.56億ドルでした。21年3Qや4Qに続き、22年1Qも売上は加速しています。営業利益率は9.4%で過去10年で最も高い数値です。

4Qの好業績は、天然ガスと原油価格の高騰によるものです。原油の平均実現額は、3Qから+8%増加し、天然ガスは+63%増加しています。4Qには200億ドルの債務を返済しています。また、23年末までに300億ドルの自社株買いも発表しています。

2022年第1四半期に55億ドルを稼ぎました。設備投資と株主分配をカバーする以上に、営業活動から148億ドルのキャッシュフローを生み出しました特定された項目を除いた収益は88億ドルで、同社のロシアサハリン1事業に関連する34億ドルの税引き後費用を調整した後、2021年の第1四半期から60億ドル以上増加しました。

2023年までに総額300億ドルまでの株式買戻しプログラムの増加を発表

ガイアナのリザフェーズ2開発で最初の石油を達成。 Payara FPSOの建設は、予定より約5か月早く、2023年末までに着工する可能性があります。 5つの新しい発見を発表し、Stabroekブロックの推定回収可能資源ベースを約110億石油換算バレルに増やしました

テキサス州ベイタウンで世界最大の炭素回収および貯留プロジェクトの1つに支えられた世界規模の青色水素プラントの計画を含む、大幅な低排出の機会を推進し、パーミアン盆地のポーカー湖でのメタン排出管理の最高認証を取得しました。

4月1日より、テクノロジー、スケール、統合のメリットをさらに活用するために、同社はExxonMobil Product Solutionsを設立し、世界規模のダウンストリームビジネスとケミカルビジネスを組み合わせ、テクノロジーとエンジニアリング、オペレーションとサステナビリティのグループを一元化しました。

参考:ExxonMobil announces first-quarter 2022 results

22年2Q決算(22年6月…)

22年2Q決算は、7月30日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

エクソンモービル(XOM)の損益計算書は?

エクソンモービル は、1961年に1.5ドルで上場しました。株価は順調に上昇し、14年の103ドルに最高値をつけています。20年3月は32ドルまで急落し、22年5月は85ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は右肩下がりで20年に急落していますね。利益率も低下傾向にあり、21年の営業利益率は−14%と低いです。ただし、20年後半に原油価格が上昇し始め、21年1Qには黒字化に成功しています。

短期的には経済回復で恩恵を受けるが、長期的には脱炭素化の影響を受けますね。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたりの純利益)です。BPSは横ばいが続き、EPSは20年から赤字に転落しています。ただし、自己資本比率は48%と高く、倒産を危険視する水準ではないですね。

コロナ禍でも配当を維持しており、利回りは6%と高いです。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、原油価格に依存し波がありますね。20年は赤字に転落するも、21年は原油価格が上昇し黒字に戻しています。長期的には脱炭素化の流れにあり、設備投資なども縮小しています。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

エクソンモービル(XOM)の注目ポイントは?

エクソンモービル(XOM)の注目ポイントを紹介します。

注目1:米国エクソンモービルは世界7位の石油生産者?

参考:石油業界の世界ランキング

世界の石油業界大手の石油生産量のランキングです。

エクソンモービルは米国で最大手、世界で7番目の石油会社です。1〜6位は中東系の国営企業がランクインしているため、実質世界1位の民間石油会社だと言えます。米国2番手のシェブロンは、世界で12番手にランクインしています。

一昔前は、エクソンモービル、トタル(仏国)、BP(英国)などの欧米企業が市場を支配していました。しかしながら、現在はサウジアラムコをはじめとする中東の国営企業が上位を占めています。

では、エクソンモービルの事業別の売上高を見てみましょう。

注目2:石油製品の製造販売が売上高の8割を占める?

20年度の事業別の売上高構成比です。

売上比率が最も高いのは、石油精製や販売を行う川下事業が79%を占めます。ついで、石油化学製品を扱う化学事業が13%、資源の探査・開発を行う川上事業が8%です。コロナで影響を受けたのは、川上事業ですね。

エクソンモービルは、天然ガスの割合が高い企業です。

注目3:米国の天然ガス生産量が33%を占める?

生産高 1日生産量 1日生産量
原油(kbd) 割合 天然ガス(mcfd) 割合
米国 628 27% 2642 33%
カナダ(北米、南米) 483 20% 269 3%
ヨーロッパ 31 1% 619 7%
アフリカ 333 14% 4 0%
アジア 783 33% 3218 40%
オーストラリア、オセアニア 48 2% 1238 15%
合計 2306 7990

エクソンモービルの原油と天然ガスの割合です。

米国内ではシェールガスの割合が増え続け、18年には天然ガスの6割を占めます。エクソンモービルは、シェール革命当初の07年は非積極的でした。なぜならば、サイクル期間が短いシェールは、長期採掘計画を立てられないからです。

しかしながら、現在はシェール企業を買収する事で生産量を増やしています石油の生産量が高いのはアジア、天然ガスの割合が高いのは米国とアジアです。

技術開発が進む米国では、1バレル当たりの生産コストは下がっています。

注目4:米国のシェール生産コストは23ドルしかない?

参考:Barrel Breakdown(March 2016)

技術革新により、米国の1バレルあたりの生産コストが減少傾向にあります。

世界で最も生産コストが高い国は、北海油田があるイングランドで44ドルです。米国のシェール関連の生産コストは23ドル、シェール以外の生産コストは20ドルだけです意外にも、インドネシアやロシアの生産コストと大きく変わりません。

米国の石油生産コストは、ブラジルやナイジェリアよりも低いです。

一方で、米国シェール企業は社債額(借金)が大幅に拡大しています。天然ガス価格が上昇しない中でも、サイクル期間が短く、次から次に産出する必要があるからです。バイデン大統領の環境規制は、新規参入を難しくするため既存のシェール企業には追い風です。

脱炭素化の流れを考えると、配当目的以外で保有するのは難しいです。

注目5:22年2月の配当利回りは4.6%に低下?

エクソンモービル は、配当金と配当性向です。

連続増配銘柄として知られ、21年8月時点の配当利回りは6%と高いです。配当金は過去10年で2倍近く増え、自社株買いも積極的です。ただ、20年コロナ後も配当を維持してるが、配当性向は100%を超え持続可能ではない点に注意が必要です。

株価上昇もあり、22年2月の利回りは4.6%です。

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:エクソンモービル(XOM)の四半期決算は?

エクソンモービル株の特徴は...
  1. エクソンとモービルが1991年に経営統合した石油会社
  2. 両企業は100年以上の歴史あり、かつて石油を独占していた会社
  3. 石油や天然ガスの炭鉱や開発、精製や販売、輸出まで全てを手掛ける
  4. 2008年以降は低迷を続け、売上高は縮小傾向にある
  5. 営業利益率が低く、15年以降は5%未満で推移している
  6. 精製販売(川下)の売上が9割だが、利益は10%未満しかない
  7. 炭鉱や開発(開発)の利益は9割だが、原油価格の影響を大きく受ける
  8. シェールガス 事業は、社債額が膨らみ破綻する会社も多い
  9. 投資CFが増加傾向にあり、コロナ以前から利益を圧迫してる

個人的には、エクソンモービルは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、原油価格は22年も上昇を続け、消費量も以前の水準に回復するからです2月時点で原油価格は88ドルまで回復していますね。環境規制は原油企業に追い風で、21年4Qの営業利益率は10.4%まで上昇しています。

個人的には、同社よりも競合サンコア(SU)に投資します。

なぜならば、エクソンモービルは配当性向が高すぎるからです。連続増配を狙うために、経営効率を度外視して配当性向が100%を超える年が少なくありません。サンコアの方が財務的に健全で、利益率やキャッシュの稼ぎが多いです。

また、環境規制を受けない米国外である点も好材料です。いずにしても、22年も原油相場は強気で、2月時点の予想PER12倍は十分に割安です。

参考:サンコアエナジーの四半期決算|バフェットも商品高騰にヘッジ

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