ヤシミエントス(YPF)四半期決算|22年1Qは+37%に減速

アルゼンチンの原油企業であるヤシミエントスは、原油市況の回復で恩恵を受ける銘柄ですね。同国の原油生産量は先細るも、米国シェール技術の導入で生産量は増えています。21年4Qの売上前年比は+59%、22年1Qは+37%に減速しています。

  • 「世界各国の経済再開で、原油価格は21年に70ドルになる…」
  • 「アルゼンチンの原油生産は減るも、天然ガスは回復してる…」
  • 米国シェールよりも生産コストが低く、世界4位の油田を持つ…」

ヤシミエントス(YPF)は、アルゼンチンの総合エネルギー企業です。事業規模はブラジルのペトロブラス(PBR)の6分の1、カナダのサンコア(SU)の3分の1です。バカムエルタ鉱区で活動し、原油の埋蔵量は世界4位、ガスは世界2位だと試算されています。

個人的には、ヤシミエントスは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、アルゼンチンの天然ガス生産量が増えてる上に、原油市況が好調で業績も急回復しているからです。21年3Qは売上前年比+55%で回復し、営業利益率は20年の−11.4%から11.8%まで上昇しています。

国内の売上も増えているが、海外への輸出も順調に増えています。

アルゼンチン国内の原油や天然ガスの生産量は、長く減少し続けていましたね。しかし、米国シェールの技術を取り入れることで、天然ガスの生産量は回復しています。米国シェールよりもコスト競争力が高く、シェールの生産量は前年比+120%に増えています。

22年3月時点の予想PERは2.7倍と低く割安ですね。

YPFの投資判断したい人向け
  1. ヤシミエントスの4半期決算(22年1-3月)は?
  2. ヤシミエントスの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 原油市況は21年に回復し、シェールの生産量が急増?

▼▼米国株1.5年で、6月末には10倍の4,727万円に増える▼▼

20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ヤシミエントス(YPF)の四半期決算は?

ヤシミエントス(YPF)の四半期決算を紹介します。

21年3Q決算(21年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:36.21億ドル前年比+55%
  2.  国内:32.22億ドル(+56%
  3.   Disel:12.20億ドル(+44%
  4.   Gasoline:7.20億ドル(+100%
  5.   Natural gas;5.07億ドル(+70%
  6.   Other:7.75億ドル(+38%
  7.  輸出:3.99億ドル(+49%
  8.   Jet fuel:0.33億ドル(+560%
  9.   Grain and flours:1.59億ドル(+18%
  10.   Crude oil:0.06億ドル(−50%)
  11.   Petchem:2.01億ドル(+75%
  12. 営業利益:4.28億ドル(前年度−3.19億ドル
  13. 純利益:2.37億ドル(前年度−4.82億ドル
  14. 1株当たり利益:0.59ドル(前年度−1.23ドル)

21年4Q決算(21年12月31日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:36.20億ドル前年比+59%
  2. 営業利益:−1.96億ドル(前年度5.49億ドル
  3. 純利益:2.47億ドル(前年度5.39億ドル
  4. 1株当たり利益:1.00ドル(−30%)

22年1Q決算(22年3月31日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:36.35億ドル前年比+37%
  2.  国内:31.75億ドル(+35%
  3.   Disel:12.83億ドル(+39%
  4.   Gasoline:7.96億ドル(+33%
  5.   Natural gas;3.27億ドル(+25%
  6.   Other:7.82億ドル(+35%
  7.  輸出:4.61億ドル(+52%
  8.   Jet fuel:0.85億ドル(+253%
  9.   Grain and flours:1.13億ドル(−0.6%)
  10.   Crude oil:0.05億ドル(−13%)
  11.   Petchem:2.57億ドル(+62%
  12. 営業利益:3.80億ドル(+388%
  13. 純利益:2.48億ドル(前年度−0.25億ドル
  14. 1株当たり利益:0.64ドル(前年度−0.06ドル)

1Qの売上高は前年比+37%で36.35億ドル、営業利益は+388%で3.80億ドルでした。21年3Qと4Qと比較して、22年1Qの売上は減速しています。営業利益率は10.4%で過去6年で最も高い数値ですね。

同社はアルゼンチンのエネルギー企業で、上流から下流まで一貫して行います。21年後半に原油市況は上向き、すべての事業で業績は好調ですね。国内市況も回復してる上に、海外向けも業績を伸ばしています。

シェールガスの生産量は、近年大幅に上昇しています。

22年2Q決算(22年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:48.55億ドル前年比+44%
  2.  国内:41.68億ドル(+43%
  3.   Disel:17.55億ドル(+59%
  4.   Gasoline:8.80億ドル(+51%
  5.   Natural gas;4.44億ドル(+12%
  6.   Other:10.69億ドル(+30%
  7.  輸出:6.87億ドル(+55%
  8.   Jet fuel:1.22億ドル(+369%
  9.   Grain and flours:3.04億ドル(+32%)
  10.   Crude oil:0.0億ドル(—%)
  11.   Petchem:2.61億ドル(+48%
  12. 営業利益:8.50億ドル(+174%
  13. 純利益:7.98億ドル(前年度−4.92億ドル
  14. 1株当たり利益:2.01ドル(前年度−1.21ドル)

•調整済み EBITDA は四半期ごとに 15 億米ドルに達し、コストがさらに上昇したにもかかわらず、主に事業セグメント全体で価格が改善されたことを背景に、前期比 54% 増、前年比 38% 増となりました

• 四半期中の炭化水素総生産量は平均 504 Kboe/d (前四半期比-0.4%、前年比 +9.2%、石油生産量は前四半期比 +1.4%、前年比 +7.2%) で、510 Kboe/d に増加しました。 2022 年第 2 四半期以降、同四半期の掘削と完成活動が総生産量のさらなる増加につながったためです。

• シェール生産は引き続き新記録レベルに達し、フラッキングと掘削速度の新記録を打ち立てる運用効率の向上を続け、コア ハブ事業の開発コストをさらに削減しました。その意味で、シェールオイルとシェールガスの生産量は、それぞれ前年比 48% と 80% という目覚ましい拡大を続けています

• 国内燃料の需要は依然として非常に強く、2019 年第 2 四半期のパンデミック前のレベルを 12.5% 上回っており、前四半期比で 11% 伸びたディーゼルの国内売上高が歴史的な四半期記録に達したことが牽引役となっています。

• 製油所での処理レベルの向上は、四半期中の過去の需要を満たすことに貢献し、ガソリンと軽油の輸入量 (依然として過去の平均を上回っていますが、前四半期比で 33% 減少) によって補完されました。ブレンドと在庫消費。それにもかかわらず、記録的なディーゼル需要により、地元の物流の制約の中で、顧客への通常の供給にいくらかの混乱が生じました。

• 設備投資総額は前四半期比で 25% 増加し、2022 年第 2 四半期には 9 億 3,200 万ドルに達し、上半期には 167 万 9000 ドルを蓄積し (前年比 +57%)、当初のガイダンスを約 10% 上回ると推定されています。

• フリー キャッシュ フローは 9 四半期連続で 3 億 1,000 万米ドルでプラスとなり、2022 年第 6 四半期に 7 億 100 万米ドルが蓄積されました。これにより、純負債は 58 億 4,300 万米ドルにさらに減少し、純レバレッジ比率は 1.3 倍に低下しました。

参考:2Q 22 YPF S.A. Consolidated results

22年3Q決算(22年9月…)

22年3Q決算は、11月17日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ヤシミエントス(YPF)の損益計算書は?

ヤシミエントスは93年に21ドルで上場しています。株価は05年に最高値68ドルを付けるも、その後は長く低迷しています。20年3月は18ドルまで下落し、22年5月は4.4ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上は順調に拡大しています。売上高の拡大はシェール開発によるもので、全生産量の3分の1を占めるほど増えています。21年は大幅に売上が上昇し、利益も改善傾向にあります。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。自己資本比率は30%台を長く維持しています。EPSは不安定な年が多く安定していません。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に拡大しています。原油生産企業の多くは投資を減らしているが、積極的に設備投資しているといえますね。21年は市況の回復により、営業CFも大きく増えています。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

ヤシミエントス(YPF)の注目ポイントは?

ヤシミエントス(YPF)の注目ポイントを紹介します。

注目1:YPFはシェア40%の総合エネルギー企業?

参考:Leading Argentine O&G Company

アルゼンチン国内の原油企業のシェアです。

YPFは原油と天然ガスで40%以上のシェアを持つ上流企業です。また、ガソリンやディーゼルなど石油製品でも、50%を超える高いシェアを持ちます。

アルゼンチンでは、他国の原油企業も多く参入しています。英国ロイヤルダッチシェル、仏国トタール、米国シェブロン(CVX)やエクソン・モービル(XOM)、コノコフィリップス(COP)ですね。

アルゼンチンは、天然ガスの生産量が回復傾向にあります。

注目2:アルゼンチンの天然ガス生産量は増加傾向?

参考:天然ガス生産

アルゼンチンの過去30年間の天然ガス生産量です。

アルゼンチンの天然ガスは、06年をピークに減少に転じています。しかし、米国のシェール技術を取り入れることで、近年は生産が増えていますね。20年はコロナによる需要不足で低迷するも、21年のYPFのガス生産量は前年比+121%に増えています。

アルゼンチンは原油の生産量も、98年をピークに減少し続けています。天然ガスと違い、原油の生産量は回復に転じていません。

注目3:シェール生産量が全体の3分の1を占める?

参考:【米国株】シェール開発大手「YPF」を解説

YPFの過去6年間の原油生産の内訳です。

伝統的な原油生産は先細っており、YPFの生産量は減少傾向にありますね。しかし、米国のシェール開発技術を取り入れることで、シェールの生産量は増えています。YPFによると、シェールの生産量は全体の3分の1を占めると言います。

21年後半に原油市況が回復しても、米国シェールの生産量は増えていません。

対して、アルゼンチンのシェール開発が活発化しているのは、鉱区取得コストが原因だと言います。ダイヤモンドザイの記事によると、米国テキサス州にあるパーミアンが1エーカー当たり9.5万ドルに対し、アルゼンチンのバカムエルタ鉱区は1.4万ドルだけです。

▼▼米国株1.5年で、6月末には10倍の4,727万円に増える▼▼

20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ヤシミエントス(YPF)の四半期決算は?

YPFの注目ポイントは...
  1. 93年に上場した、アルゼンチンの総合エネルギー企業
  2. アルゼンチン国内で、上流でも下流でもシェア50%を持つ
  3. 事業規模はPBRの6分の1、SUの3分の1と大きくはない
  4. バカムエルタ鉱区の原油埋蔵量は世界4位、ガスは世界2位
  5. 21年後半に業績は急回復、営業利益率は−11%から11.8%
  6. シェールの生産量は全体の3分の1、まだ増え続けている

個人的には、ヤシミエントスは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、アルゼンチンの天然ガス生産量が増えてる上に、原油市況が好調で業績も急回復しているからです。21年3Qは売上前年比+55%で回復し、営業利益率は20年の−11.4%から11.8%まで上昇しています。

国内の売上も増えているが、海外への輸出も順調に増えています。

アルゼンチン国内の原油や天然ガスの生産量は、長く減少し続けていましたね。しかし、米国シェールの技術を取り入れることで、天然ガスの生産量は回復しています。米国シェールよりもコスト競争力が高く、シェールの生産量は前年比+120%に増えています。

21年12月時点の予想PERは8倍と低く割安ですね。

21年後半に原油市況が好調でも、米国内の投資が活発化していません。対照的に、南米の原油生産企業の投資は急回復していますね。ブラジルの総合エネルギー企業であるペトロブラスも、業績が急回復しています。

参考:ペトロブラス(PBR)四半期決算|21年3Qは+71%に減速

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。