セキュリティ企業のジースケイラーは、クラウド市場の拡大で最も恩恵を受ける銘柄です。SaaS系企業で売上高成長率は42-59%で安定して推移しています。23年1Qの売上は前年比+46%、2Qは43%と好調が続きます。
- 「コロナの影響を受けず、20年3月から株価は5倍になる…」
- 「SaaS系企業で、売上高は成長率は42-59%で安定している…」
- 「クラウドセキュリティ市場、は年率14.7%で拡大してる…」
ジースケイラーは、クラウド系セキュリティの米国企業です。具体的には、モバイルやデバイスからサービスにアクセスする際の安全な接続を提供します。クラウドのAzureやAWS、それからマイクロソフトのオフィスとも統合しています。
個人的には、ジースケイラーは長期で投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、SasS系企業で売上高成長率は42-59%、安定して成長しているからです。営業損失額は拡大しているが、営業CFは18年に黒字化し拡大しています。クラウド市場の拡大とともに、需要が増えるのは間違いないですね。
セキュリティ業界は、経済再開後も好調を維持しています。
ただし、懸念材料は営業損失額が拡大し続けていることですね。19年に営業利益率は−11%まで改善するも、21年は−30%まで悪化しています。そのため、営業損失額が縮小する兆候があれば投資を考えたい銘柄です。
同社CEOは今後の見通しについても引き続き強気です。
- ジースケイラーの4半期決算(23年5-7月)は?
- ジースケイラーの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 売上成長率は42-59%、21年も継続して成長できる?
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
ジースケイラー(ZS)の四半期決算は?
ジースケイラー(ZS)の四半期決算を紹介します。
22年4Q決算(23年1月30日)
- 売上高:3.88億ドル(前年比+51%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:−0.57億ドル(+42%)
- 1株当たり利益:0.37ドル(+184%)
23年1Q決算(23年4月30日)
- 売上高:4.19億ドル(前年比+46%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:−0.46億ドル(+54%)
- 1株当たり利益:0.48ドル(+182%)
23年2Q決算(23年7月30日)
- 売上高:4.55億ドル(前年比+43%)◯
- 営業利益:−0.44億ドル(前年度−0.82億ドル)
- 純利益:−0.30億ドル(前年度−0.97億ドル)
- 1株当たり利益:−0.21ドル(前年度−0.69ドル)◯
2Qの売上高は前年比+43%で4.55億ドル、営業利益は−0.44億ドルでした。22年4Qや23年1Qに続き、2Qの売上も好調ですね。ただし、営業利益率は−9.6%と大幅に改善しています。
23年3Qの売上予想は4.73億ドル(前年比+32%)、23年通期は20.57億ドル(+50%)に引き上げています。
「当社は、堅調な売上高成長と過去最高の営業利益を達成して会計年度を終えました。2 年足らずで年間経常収益が 2 倍になり、20 億ドルのマイルストーンを突破しました。サイバー セキュリティを最優先事項として、IT 幹部はレガシー ネットワークを最新化しています。 ゼロトラスト アーキテクチャによるセキュリティの実現」と Zscaler の会長兼 CEO の Jay Chaudhry 氏は述べています。 「当社のお客様は、Zero Trust Exchange™ プラットフォームで提供される新しいサービスと高度な機能から多大な価値を実感しています。 私たちは、これからも目の前にある大きなチャンスを掴むために、さらなる製品イノベーションでお客様を喜ばせるための投資を続けていきます。」
23年3Q決算(23年10月…)
23年3Q決算は、12月6日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
ジースケイラー(ZS)の損益計算書は?
ジースケラーは18年3月に33ドルで上場しました。株価は順調に上昇し、常に最高値を更新し続ける銘柄です。23年9月は165ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に伸びていますね。21年TTMの売上高は5.36億ドル、過去6年で10倍にも増えています。しかしながら、営業損失額も拡大傾向にあります。SaaS系企業で顧客獲得に最も力を入れているからです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。売上高の上昇に伴いBPSも上昇していますね。20年の自己資本比率は25%、減少傾向にあるが悪くはないです。ただし、EPSの赤字幅は拡大し続けていますね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に拡大しています。ジースケイラーはCFベースの安定した経営で、18年から黒字化に成功しています。SaaS系のセキュリティ企業なので、今後も営業CFを安定して増やす事が予想できます。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
ジースケイラー(ZS)の注目ポイントは?
ジースケイラー(ZS)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ジースケイラーは、クラウドに特化したセキュリティを提供する企業です。SaaS系企業で売上高成長率は、42-59%で安定して成長しています。
注目1:売上高成長率は42-59%で安定して拡大?
ジースケイラーの年間と四半期毎の業績推移です。
ジースケイラーはクラウド向けにセキュリティを提供するSaaS系企業です。そのため、売上高成長率は安定して推移していますね。売上高は年間42-59%、四半期ベースでも安定して増えている事が分かります。
日本国内では、ソフトバンクがゼットスケーラーのサービスを提供しています。では、クラウドセキュリティ市場は、どれくらい拡大しているのでしょうか?
注目2:クラウドセキュリティは年率14.7%で拡大?
クラウドセキュリティ市場の地域別の推移です。
細かい数値は非公開だが、クラウドセキュリティ市場はあらゆる地域で拡大していますね。別の資料によると、20年時点の市場規模は345億ドルです。年率14.7%で拡大し25年には2倍の685億ドルになります(参考:Cloud Security Market)。
では、クラウドセキュリティ市場で、ジースケイラーのシェアはいくらでしょうか?
注目3:最大手はトレンドマクロで35%を占める?
IDCレポートによる、クラウドセキュリティの市場規模です。
IDCによると、日本のトレンドマクロがトッププレイヤーで35%です。トレンドマイクロは、仮想、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウドワークロードを構築し、AWSやAzure、GoogleCloudと統合しています。
2番手は米国のSymantec、3番手はMcAfee、4番手はシスコと続きます。IDCのレポートには、ジースケイラーは登場してません。
しかしながら、世界のセキュリティソフトでは上位企業です。
注目4:ジースケイラーはセキュリティソフトで上位?
openPRによる、セキュリティソフトウェアの上位企業です。
細かい数値は公開されてないが、ジースケイラーは上位プレーヤーです。競合には、トレンドマイクロ、インテル、Symantecが並びますね。セキュリティソフトは関連領域が多岐に渡り、市場を定義するのが難しいですね。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:ジースケイラー(ZS)の四半期決算は?
- 18年に上場した、クラウド系セキュリティのSaaS系米国企業
- モバイルやPCから、サービスにアクセスする際の安全な接続を提供
- クラウドのAzureやAWS、MSFTのオフィスとも統合している
- SasS系企業で、売上高成長率は42-59%と安定している
- 19年営業利益率は−11%だが、21年は−30%に悪化する
- 営業損失は拡大してるが、営業CFは18年から黒字で拡大する
個人的には、ジースケイラーは長期で投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、SasS系企業で売上高成長率は42-59%、安定して成長しているからです。営業損失額は拡大しているが、営業CFは18年に黒字化し拡大しています。クラウド市場の拡大とともに、需要が増えるのは間違いないですね。
セキュリティ業界は、経済再開後も好調を維持しています。
ただし、懸念材料は営業損失額が拡大し続けていることですね。19年に営業利益率は−11%まで改善するも、21年は−30%まで悪化しています。そのため、営業損失額が縮小する兆候があれば投資を考えたい銘柄です。
同社CEOは今後の見通しについても引き続き強気です。
ゼットスケーラはクラウドへの接続を検知するのに対し、クラウドストライクはクラウド空間での挙動を検知します。そのため、同じクラウド向けのセキュリティ企業だが、競合ではないですね。
経済再開後も前年比+70%で高い成長率を維持してます。
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