データセンターを運営するエクィニクスは、クラウド事業の拡大や5Gで最も恩恵を受ける銘柄です。クラウドと競合しないため、売上高は10年で3.8倍、営業利益率は20%です。株価も好調で、2009年から20倍にも高騰していますね。
- 「広告は急回復し、20年3月から株価は5倍に急騰する…」
- 「株価は順調に上昇するも、売上高は17年から伸びていない…」
- 「AIを活用した広告企業だが、予想PERは17倍と割安だ…」
エクィニクスは、データーセンターを運営する世界1位の米国企業です。世界各地のデータセンターを相互接続したり、他社のサーバを運用管理するサービスを提供しています。世界44都市、180以上のデータセンターを運営しています。
しかしながら、個人的にはエクィニクスは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、データーセンターの運営は、膨大な設備投資を必要とするビジネスだからです。クラウド企業とも提携し、過去10年間の同社の事業規模は順調に拡大しています。事業規模の拡大は毎年営業CFは右肩上がりだが、同規模の投資CFも必要とします。
データーセンター事業は、設備投資が膨大に必要となります。また、寡占化されてない業界で、小規模センターの買収にも多額の費用が必要ですね。営業利益率は20%と高いが、キャッシュが残らないビジネスモデルだと言えます。
利益率が高いクラウド事業の方が、投資旨みがあると思います。
- エクィニクスの4半期決算(2021年4-6月)は?
- エクィニクスの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 営業利益率は20%で安定だが、投資すべきではない理由は?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
エクィニクス(EQIX)の四半期決算は?
エクィニクス(EQIX) の四半期決算を紹介します。
20年3Q決算(2020年9月31日)
- 売上高:15.17億ドル(前年比+10%)
- 営業利益:2.97億ドル(+13%)
- 純利益:0.66億ドル(−44%)
- 1株当たり利益:0.74ドル(−47%)
20年4Q決算(2020年12月31日)
- 売上高:15.72億ドル(前年比+12%)
- 営業利益:2.61億ドル(−1%)
- 純利益:0.50億ドル(−59%)
- 1株当たり利益:0.56ドル(−61%)
21年1Q決算(2021年3月31日)
- 売上高:15.96億ドル(前年比+10%)
- Colocation:11.30億ドル(+9%)
- Interconnection:2.79億ドル(+15%)
- Managed Infrastructure:0. 93億ドル(+20%)
- 営業利益:3.01億ドル(+12%)
- 純利益:1.56億ドル(+31%)
- 1株当たり利益:1.74ドル(+26%)
1Qの売上高は前年比+10%で15.96億ドル、営業利益は+12%で3.01億ドルでした。20年3Qと4Qに引き続き売上高は好調で、利益ベースでも大きく上向いていますね。過去平均と比較すると、営業利益率は18%と少し弱いです。
エクィニクスの主要事業は、サーバの運用保守を代行するコロケーション事業です。クラウドとの提携や5G対応で、コロナ禍でも順調に成長していますね。
21年2Q決算(2021年6月…)
21年2Q決算は、7月28日に公開予定です。
クリテオの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
エクィニクス(EQIX)の損益計算書は?
エクィニクスは2000年に420ドルで上場しました。ITバブルで500ドルになるも、その後は長く低迷していましたね。03年から株価は反転し、常に右肩上がりで上昇しています。21年6月は735ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高は右肩上がりで増え続けています。21年の売上高は61.5億ドル、10年で3.8倍にも増えています。また、営業利益率は20%前後と、高い利益率を維持しています。
早い段階でクラウド事業者と提携するなど好調と言えますね。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは上昇傾向にあるが、EPSの上昇率は少し弱いですね。18年以降は4ドル台で推移しています。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、黒字と赤字を繰り返しています。エクィニクスの営業CFは順調に増加しているが、設備投資も同様に増え続けていますね。世界中にデーターセンターを設置するため、設備投資は大きくなります。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
エクィニクス(EQIX)の注目ポイントは?
エクィニクス(EQIX)の注目すべきポイントを紹介します。エクィニクスはデーターセンターをダイレクト相互接続するサービスを提供します。データーセンターの市場シェアは1位で世界44都市、180以上のデータセンターを相互接続しています。
注目1:クラウドと提携するIBXデーターセンター企業?
エクィニクスの売上高の構成比です。
エクィニクスは世界最大のIBXデーターセンターを提供する企業です。IBX(International Business Exchange)とは、世界中の企業間のデーターセンターをダイレクト相互接続(オフライン)で繋ぐサービスを提供しています。
エクィニクスは世界44都市、180以上のデータセンターを接続しています。
また、エンタープライズ市場において、早い段階でクラウド企業とも提携しています。エクィニクスのデータセンターは、AWSやAzureのパブリッククラウドとも接続可能です。右図を見ると、クラウドのITサービスが29%を占めていますね。
では、データセンター市場の市場シェアはどうでしょうか?
注目2:データセンター市場シェア9.5%で世界1位?
世界のデータセンターの市場シェアです。
世界最大のデータセンター企業は、エクィニクスで9.5%のシェアを持ちます。2番手に米国のデジタルリアリティ(DLR)が5.7%、3番手に中国テレコムが3.3%と続きます。上位10社は32%しかない寡占化されてない市場ですね。
19年のデータセンター市場は減速しています。しかし、20年には再び成長が再開すると予想されています。成長要素となるのは、データセンタープロバイダの統合、クラウド企業の小規模センターの買収、マルチクラウドの対応や5Gのアップデートがあります。
エクィニクスは、コロケーションのマーケット市場でも1位です。
注目3:エクィニクスはコロケーション事業者で世界1位?
コロケーション事業者の市場シェアです。
コロケーションとは、ネットワークへの常時接続環境のもとに、サーバや回線接続装置などを共同の場所に設置する事です。ユーザが構築したサーバを預かり運用保守するサービスをコロケーションサービスと言います。
エクィニクスはコロケーション市場で1位の企業です。2番手には米国のデジタルリアリティ、3番手には日本のNTT、4番手にはKDDI、5番手には中国テレコムが続きます。日本の通信事業者以外は、データセンターとおなじ顔ぶれですね。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:エクィニクス(EQIX)の四半期決算は?
- 2000年に上場した、データセンターを運営する米国企業
- 世界各地のデータセンターを接続し、代行で運用管理する
- データーセンターとコロケーションで世界1位のシェア
- 世界44都市、180以上のデータセンターを運営している
- 売上高は10年で3.8倍、営業利益率は20%前後と高い
- 事業は順調に拡大してるが、投資CFが膨大で現金は残らない
個人的には、エクィニクスは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、データーセンターの運営は、膨大な設備投資を必要とするビジネスだからです。クラウド企業とも提携し、過去10年間の同社の事業規模は順調に拡大しています。事業規模の拡大は毎年営業CFは右肩上がりだが、同規模の投資CFも必要とします。
データーセンター事業は、設備投資が膨大に必要となります。また、寡占化されてない業界で、小規模センターの買収にも多額の費用が必要ですね。営業利益率は20%と高いが、キャッシュが残らないビジネスモデルだと言えます。
利益率が高いクラウド事業の方が、投資旨みがあると思います。
参考:アマゾンの四半期決算|コロナ後に訪れる「ピークデジタル」とは?
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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