中国の消費者金融であるクディアンは、経済再開の恩恵を受ける銘柄です。しかしながら、同社は中国当局の規制もあり、株価は上場時点から94%も暴落しています。21年6月時点のPERは3.8倍と、割安水準にありますね。
- 「成長が期待されるが、株価は最高値から94%も暴落した…」
- 「中国当局の規制を受けるも、営業利益率は23%と高い…」
- 「競合企業の業績も好調で、PER3.8倍は割安にあるはずだ…」
クディアンは、オンライン消費者金融の中国企業です。個人や中小企業に対して、金融機関を介さずに少額でP2P融資するプラットフォームを提供します。19年12月の中国当局の規制で売上は大きく減少しています。
個人的には、クディアンは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、中国当局の規制から1年経過するが、売上高はまだ減少が続いているからです。20年の売上高は前年比−61%で、20年4Qも継続して減少しています。P2P融資の撤退すると発表しているが、どこまで下がるかは不明ですね。
しかしながら、依然として同社は利益率が高いビジネスをしています。
また、21年6月時点のPERは3.8倍と、十分に株価には織り込まれている状態ですね。売上高が上昇に転じるならば、投資を検討したい銘柄です。ただ、中国のフィンテック企業は規制が続き、依然としてリスクが高い投資対象です。
- クディアンの4半期決算(2021年4-6月)は?
- クディアンの過去10年間の売上高や営業利益は?
- P2P融資事業から撤退、PER3.8倍は割安なのか?
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ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
クディアン(QD)の四半期決算は?
クディアン(QD)の過去四半期の決算を紹介します。
20年2Q決算(2020年9月31日)
- 売上高:11.48億元(前年比−48%)
- 営業利益:1.21億元(−90%)
- 純利益:1.79億元(−84%)
- 1株当たり利益:0.68元(−83%)
20年3Q決算(2020年12月31日)
- 売上高:8.28億元(前年比−67%)
- 営業利益:4.05億元(−73%)
- 純利益:5.92億元(−43%)
- 1株当たり利益:2.22元(−32%)
20年4Q決算(2021年3月31日)
- 売上高:6.94億元(前年比−63%)
- Installment credit services:86%
- E-commerce sales services:12%
- 営業利益:5.40億元(−41%)
- 純利益:6.74億元(+426%)
- 1株当たり利益:2.58元(+437%)
4Qの売上高は−63%で6.94億ドル、営業利益は−41%で5.40億元でした。2Qと3Qに引き続き、売上と営業利益が大きく下げています。ただし、売上高の減少率の方が大きく、営業利益率は一時的に77%と高いです。
クディアンが大きく低迷してる原因は、中国政府による規制です。
中国は19年11月に P2Pレンディングの取り締まりを発表した。P2Pレンディングとは、既存の金融機関を介さずに、貸し手が中小企業などにネット経由で少額の融資を行う事です。ローン承認基準が厳しくなった事で、同社の取引量は激減しています。
同社は、P2Pレンディングのビジネスから撤退を発表しています。
参考:Why Shares of Qudian Slump today
21年1Q決算(2021年6月…)
21年1Q決算は、6月に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
クディアン(QD)の損益計算書は?
クディアンは17年10月に33ドルで上場しました。株価は上場後に急落し、20年12月に最安値1.2ドルを付けています。21年6月は2.1ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、20年に売上高と営業利益が大きく減少しています。原因は、中国政府によるP2Prエンディングの取り締まりですね。売上高は60%も下落するも、営業利益率は23%とそれなりに高いです。
21年後半以降に、売上高を回復できるかに注目したいですね。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは順調に上昇していますね。しかし、EPSは中国当局の規制により大きく落ちんでいます。ただし、20年の自己資本比率は88%と高いです。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、20年に大きく減少しています。しかしながら、P2Pレンディングから撤退した後も、営業CFは黒字で利益率が高いです。基本的には、優良ビジネスであることに変わらないですね。
では、私たち投資家はどのように投資判断したら良いのでしょうか?
クディアン(QD)の注目ポイントは?
クディアン(QD)の注目すべきポイントを紹介します。クディアンは、オンライン消費者金融の中国企業です。個人や中小企業に対して、金融機関を介さずに少額でP2P融資するプラットフォームを提供します。中国当局の規制で売上は大きく減少しています。
注目1:世界的なフィンテック企業でトッププレイヤー?
世界的なフィンテック企業の上位企業です。
クディアンは、フィンテック企業のトップ企業だった事が分かります。競合企業には、オランダの国際決済ソリューションのAdyen、ニュージーランドのXero、米国のP2PrエンディングSoFi、中国のアントグループがあります。
注目2:消費者金融で3位だが大きく減速した?
オンラインの消費者金融のライバル企業の推移です。
消費者金融で最も伸びているのは、360ファイナンスですね。売上順に左から並べると、2番手はレキシンフィンテック(LX)、3番手はクディアン(QD)、4番手はフィンボリューション(FINV)と続きます。
中国の規制で影響を受けたクディアン以外は、22年まで順調に成長する見込みです。特に、最も売上高が伸びているのは、360ファイナンスだと言えますね。
参考:360ファイナンス(QFIN)四半期決算|プラットフォーム売上が3倍
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:クディアン(QD)の四半期決算は?
- 17年10月に上場した、消費者金融の中国企業である
- 人工知能を活用して、割賦クレジットサービスを提供してる
- 個人や中小企業に、金融機関を介さずに少額でP2P融資する
- 中国当局の規制で、20年の売上高は61%も減少した
- 営業利益率は23%に減少するも、依然として低くはない
- 21年6月のPERは3.8倍、逆張りを狙える局面かも
個人的には、クディアンは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、中国当局の規制から1年経過するが、売上高はまだ減少が続いているからです。20年の売上高は前年比−61%で、20年4Qも継続して減少しています。P2P融資の撤退すると発表しているが、どこまで下がるかは不明ですね。
しかしながら、依然として同社は利益率が高いビジネスをしています。
また、21年6月時点のPERは3.8倍と、十分に株価には織り込まれている状態ですね。売上高が上昇に転じるならば、投資を検討したい銘柄です。ただ、中国のフィンテック企業は規制が続き、依然としてリスクが高い投資対象です。
リスクが高いクディアンに投資するよりも、順調に売上を伸ばしてる360ファイナンスの方が安心して投資できます。360ファイナンスは、金融機関を介して融資してるため、規制の対象ではありません。クディアンが低迷したことで、逆に業績を伸ばしています。
参考:360ファイナンス(QFIN)四半期決算|プラットフォーム売上が3倍
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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