セキュリティ企業のジースケイラーは、クラウド市場の拡大で最も恩恵を受ける銘柄です。SaaS系企業で売上高成長率は42-59%で安定して推移しています。22年1Qの売上は前年比+61%、2Qと3Qは62%と好調が続きます。
- 「コロナの影響を受けず、20年3月から株価は5倍になる…」
- 「SaaS系企業で、売上高は成長率は42-59%で安定している…」
- 「クラウドセキュリティ市場、は年率14.7%で拡大してる…」
ジースケイラーは、クラウド系セキュリティの米国企業です。具体的には、モバイルやデバイスからサービスにアクセスする際の安全な接続を提供します。クラウドのAzureやAWS、それからマイクロソフトのオフィスとも統合しています。
個人的には、ジースケイラーは長期で投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、SasS系企業で売上高成長率は42-59%、安定して成長しているからです。営業損失額は拡大しているが、営業CFは18年に黒字化し拡大しています。クラウド市場の拡大とともに、需要が増えるのは間違いないですね。
セキュリティ業界は、経済再開後も好調を維持しています。
ただし、懸念材料は営業損失額が拡大し続けていることですね。19年に営業利益率は−11%まで改善するも、21年は−30%まで悪化しています。そのため、営業損失額が縮小する兆候があれば投資を考えたい銘柄です。
同社CEOは今後の見通しについても引き続き強気です。
- ジースケイラーの4半期決算(22年1-3月)は?
- ジースケイラーの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 売上成長率は42-59%、21年も継続して成長できる?
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
ジースケイラー(ZS)の四半期決算は?

ジースケイラー(ZS)の四半期決算を紹介します。
22年1Q決算(21年10月30日)
- 売上高:2.305億ドル(前年比+61%)
- 営業利益:−0.743億ドル(前年度−0.426億ドル)
- 純利益:−0.908億ドル(前年度−0.550億ドル)
- 1株当たり利益:−0.65ドル(前年度−0.41ドル)
22年2Q決算(22年1月31日)
- 売上高:2.555億ドル(前年比+62%)◯
- 営業利益:−0.839億ドル(前年度−0.538億ドル)
- 純利益:−1.004億ドル(前年度−0.675億ドル)
- 1株当たり利益:−0.71ドル(前年度−0.50ドル)◯
22年3Q決算(22年4月30日)
- 売上高:2.868億ドル(前年比+62%)◯
- 営業利益:−0.865億ドル(前年度−0.438億ドル)
- 純利益:−1.014億ドル(前年度−0.584億ドル)
- 1株当たり利益:−0.72ドル(前年度−0.43ドル)◯
3Qの売上高は前年比+62%で2.868億ドル、営業利益は−0.865億ドルでした。22年1Qや2Qに続き、3Qも売上は好調ですね。ただし、営業利益率は−30%で過去6年で最も悪いですね。
22年4Qの売上予想は3.05億ドル(前年比+54%)、22年通期は10.78億ドル(+50%)に引き上げています。
「企業は、統合されたゼロトラストセキュリティプラットフォームを優先してポイント製品を統合し続け、その結果、Zscalerへの複数年にわたるより大きなコミットメントをもたらしました。63%の収益成長と54%の請求成長を実現すると同時に、 Zscalerの会長兼CEOであるJayChaudhryは、次のように述べています。 世界がネットワークとセキュリティの変革に向けて競争している中、ゼロトラストの旅の中で。」
22年4Q決算(22年7月…)
22年4Q決算は、8月27日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
ジースケイラー(ZS)の損益計算書は?

ジースケラーは18年3月に33ドルで上場しました。株価は順調に上昇し、常に最高値を更新し続ける銘柄です。22年5月は144ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に伸びていますね。21年TTMの売上高は5.36億ドル、過去6年で10倍にも増えています。しかしながら、営業損失額も拡大傾向にあります。SaaS系企業で顧客獲得に最も力を入れているからです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。売上高の上昇に伴いBPSも上昇していますね。20年の自己資本比率は25%、減少傾向にあるが悪くはないです。ただし、EPSの赤字幅は拡大し続けていますね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に拡大しています。ジースケイラーはCFベースの安定した経営で、18年から黒字化に成功しています。SaaS系のセキュリティ企業なので、今後も営業CFを安定して増やす事が予想できます。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
ジースケイラー(ZS)の注目ポイントは?

ジースケイラー(ZS)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ジースケイラーは、クラウドに特化したセキュリティを提供する企業です。SaaS系企業で売上高成長率は、42-59%で安定して成長しています。
注目1:売上高成長率は42-59%で安定して拡大?
ジースケイラーの年間と四半期毎の業績推移です。
ジースケイラーはクラウド向けにセキュリティを提供するSaaS系企業です。そのため、売上高成長率は安定して推移していますね。売上高は年間42-59%、四半期ベースでも安定して増えている事が分かります。
日本国内では、ソフトバンクがゼットスケーラーのサービスを提供しています。では、クラウドセキュリティ市場は、どれくらい拡大しているのでしょうか?
注目2:クラウドセキュリティは年率14.7%で拡大?
クラウドセキュリティ市場の地域別の推移です。
細かい数値は非公開だが、クラウドセキュリティ市場はあらゆる地域で拡大していますね。別の資料によると、20年時点の市場規模は345億ドルです。年率14.7%で拡大し25年には2倍の685億ドルになります(参考:Cloud Security Market)。
では、クラウドセキュリティ市場で、ジースケイラーのシェアはいくらでしょうか?
注目3:最大手はトレンドマクロで35%を占める?
IDCレポートによる、クラウドセキュリティの市場規模です。
IDCによると、日本のトレンドマクロがトッププレイヤーで35%です。トレンドマイクロは、仮想、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウドワークロードを構築し、AWSやAzure、GoogleCloudと統合しています。
2番手は米国のSymantec、3番手はMcAfee、4番手はシスコと続きます。IDCのレポートには、ジースケイラーは登場してません。
しかしながら、世界のセキュリティソフトでは上位企業です。
注目4:ジースケイラーはセキュリティソフトで上位?
openPRによる、セキュリティソフトウェアの上位企業です。
細かい数値は公開されてないが、ジースケイラーは上位プレーヤーです。競合には、トレンドマイクロ、インテル、Symantecが並びますね。セキュリティソフトは関連領域が多岐に渡り、市場を定義するのが難しいですね。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:ジースケイラー(ZS)の四半期決算は?
- 18年に上場した、クラウド系セキュリティのSaaS系米国企業
- モバイルやPCから、サービスにアクセスする際の安全な接続を提供
- クラウドのAzureやAWS、MSFTのオフィスとも統合している
- SasS系企業で、売上高成長率は42-59%と安定している
- 19年営業利益率は−11%だが、21年は−30%に悪化する
- 営業損失は拡大してるが、営業CFは18年から黒字で拡大する
個人的には、ジースケイラーは長期で投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、SasS系企業で売上高成長率は42-59%、安定して成長しているからです。営業損失額は拡大しているが、営業CFは18年に黒字化し拡大しています。クラウド市場の拡大とともに、需要が増えるのは間違いないですね。
セキュリティ業界は、経済再開後も好調を維持しています。
ただし、懸念材料は営業損失額が拡大し続けていることですね。19年に営業利益率は−11%まで改善するも、21年は−30%まで悪化しています。そのため、営業損失額が縮小する兆候があれば投資を考えたい銘柄です。
同社CEOは今後の見通しについても引き続き強気です。
ゼットスケーラはクラウドへの接続を検知するのに対し、クラウドストライクはクラウド空間での挙動を検知します。そのため、同じクラウド向けのセキュリティ企業だが、競合ではないですね。
経済再開後も前年比+70%で高い成長率を維持してます。
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