21年は仮想通貨、ドローン、宇宙、環境銘柄など、様々なテーマ株が高騰しています。エコスターは、モバイル衛星通信を提供する会社です。宇宙ビジネスで注目されるテーマ株だが、エコスターの業績と株価は低迷しています。
- 「注目される宇宙関連株だが、業績も株価も伸びていない…」
- 「モバイル衛星市場は、年率8.25%で急拡大している…」
- 「衛星通信は競合が多く、構造的に儲かりにくいビジネスだ…」
エコスターは、モバイル衛星通信を提供する米国企業です。メディア・放送機関、有料テレビ事業者、米国政府向けに提供しています。衛星通信では、エリクソンやイリジウム社と並んで高いシェアを持ちます。
しかしながら、個人的にはエコスターは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、衛星通信関連は競合が多く、儲からないビジネスだからです。エコスターの売上高は13年をピークに下落してる上に、営業利益率は6%と低いです。新興企業の台頭で事業は縮小傾向にありますね。
19年あたりから、米国で宇宙ビジネスの投資が活発化しています。テスラ社のCEOやアマゾンなど、資金力があるハイテク企業が参入していますね。しかしながら、新興企業の参入は既存にとっては好ましい状況ではありません。
衛星通信市場は今後も急速に拡大するが、競争はより激しくなりますね。
- エコスターの4半期決算(2020年9-12月)は?
- エコスターの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 衛星通信や宇宙ビジネスは、競合が多く儲かりにくい?
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
エコスター(SATS)の四半期決算は?
エコスター(SATS)の四半期決算を紹介します。
20年2Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:4.59億ドル(前年比−0.2%)
- 営業利益:0.347億ドル(+75%)
- 純利益:−0.114億ドル(−100%)
- 1株当たり利益:−0.12ドル(—)
20年3Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:4.74億ドル(前年比+0.2%)
- 営業利益:0.369億ドル(+5%)
- 純利益:0.254億ドル(+238%)
- 1株当たり利益:0.26ドル(—)
20年4Q決算(2020年12月30日)
- 売上高:4.89億ドル(前年比−2%)
- Hughes:4.82億ドル(−2%)
- Satelite Service:0.04億ドル(−1%)
- Corporate and Other:0.02億ドル(0%)
- 営業利益:0.317億ドル(+26%)
- 純利益:0.001億ドル(+100%)
- 1株当たり利益:0.00ドル(+100%)
4Qの売上高は前年比2%減で4.89億ドル、営業利益は26%増で0.317億ドルでした。売上高は2Qと3Qに引き続き横ばいです。利益は拡大してるように見えるが、営業利益率は6%と低いです。
Hushes事業とは、Hughes Network Systemsという子会社です。Hushesは1971年から、ブロードバンド機器とサービスを提供しています。衛星およびマルチトランスポート技術とネットワークの革新者です。
21年1Q決算(2021年3月…)
21年1Q決算は、5月25日に公開予定です。
では、エコスターの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
エコスター(SATS)の10年の損益計算書は?
エコスターは2008年に28ドルで上場しました。17年6月に最高値48ドルを付けるも、その後は下落しています。21年3月現在は25ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高は14年から下落しています。また、営業利益率も18年に急落し3.9%と低水準ですね。モバイル衛星サービスは競合企業が多く、儲かりにくいビジネスだと言えます。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSもEPSも伸びていないことが分かります。また、EPSは17年から赤字である点にも注意が必要ですね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、増えてはいないが黒字を維持しています。赤字企業が多い衛星ビジネスの中で、珍しくフリーCFが黒字ですね。ただし、営業CFと投資CFが同水準で、構造的には利益が出にくいですね。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
エコスター(SATS)の注目すべきポイントは?
エコスターに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。エコスターはモバイル衛星サービスを提供する会社です。
注目1:モバイル衛星サービスは年率8.25%で拡大?
モバイル衛星サービス(MSS)のマーケットシェアです。
細かい数値は公表されていないが、モバイル衛星市場は年率8.25%で拡大します。モバイル(移動体)衛星とは、航空機、船舶、自動車など動いている対象と無線通信の中継に衛星を利用する通信の総称です。
サービス内容に基づいて、ビデオサービス、音声サービス、データサービス、追跡と監視に分割されます。アクセスの種類に基づいて、陸上モバイル、海事、航空に分割されます。
では、エコスターは業界でどれくらいのシェアがあるのでしょうか?
注目2:モバイル衛星サービスでトップシェアを持つ?
参考:Mobile Satellite Services (MSS) Market- increasing demand
モバイル衛星サービスのマーケットシェアです。
細かい数値は公表されてないが、エコスターはモバイル衛星でトップシェアを持ちます。競合企業には、衛星通信を提供するブロードバンドの「イリジウム(IRDM)」、低軌道周回衛星のIoT製品を販売する「オーブコム(ORBC)」、エリクソンがありますね。
衛星通信サービスは、競合企業が多い事に注意が必要です。
エコスターは、Wifi機内接続の製品販売でも高いシェアを持ちます。
注目3:Wifi機内接続でも高いシェアを持つ?
Wifi機内接続の製品販売の市場シェアです。
細かい数値は公表されてないが、エコスターは機内接続の販売機器でも高いシェアを持ちます。競合企業には、総合テクノロジー大手の「ハネウェル(HON)」、衛星通信機器を製造する「ビアサット(VSAT)」、グローバルイーグルやパナソクニックがあります。
Wifi機内接続の需要は今後も伸びることが予想できます。しかしながら、この分野も競合が多く消耗戦になりそうです。
ただし、衛星通信全体で見たら、今後も市場が拡大するのは間違いありません。
注目4:30年には5千基が打ち上げられる?
世界の人工衛星打ち上げ数の推移です。
2017年に打ち上げられた衛星は310基だけでした。打ち上げ数は年々拡大傾向にあり、30年には5000基になる見込みです。衛星コンステレーションを実現するには、たくさんの小型衛星が必要だからです。
スペースXは、1.2万基の人工衛星を配置する事を目指しています。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:エコスター(SATS)の四半期決算は?
- 2008年に上場した、モバイル衛星通信を提供する米国企業
- メディア・放送機関、有料テレビ事業者、米国政府向けに提供
- エリクソンやイリジウムと並んで、衛星通信で高いシェアを持つ
- 航空機内の接続機器の販売でも、高いシェアを持つ
- 売上高は13年をピークに下落、営業利益率は6%と低い
- モバイル衛星は競合が多く、構造的に利益が出にくい
個人的には、エコスターは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、衛星通信関連は競合が多く、儲からないビジネスだからです。エコスターの売上高は13年をピークに下落してる上に、営業利益率は6%と低いです。新興企業の台頭で事業は縮小傾向にありますね。
19年あたりから、米国で宇宙ビジネスの投資が活発化しています。テスラ社のCEOやアマゾンなど、資金力があるハイテク企業が参入していますね。しかしながら、新興企業の参入は既存にとっては好ましい状況ではありません。
衛星通信に投資する際には、ライバル企業の動向を見る必要があります。イリジウム(IRDM)は、通信衛星でトップシェアの企業です。
参考:イリジウム(IRDM)の四半期決算|ARKXの宇宙関連株である
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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