ユナイテッド・パーセル(UPS)四半期決算|21年2Qは+14%に減速

航空輸送のユナイテッド・パーセルは、コロナによる輸送高騰の最も恩恵を受けた銘柄です。コンテナ運賃の高騰により、20年1Qは前年比+27%、営業利益率は過去最高の28%です。株価は20年3月に94ドルに急落後、2倍に急騰してます

  • 「コロナで業績が加速、株価は1年で2倍に高騰してる…」
  • 「営業利益は前年比+350%、利益率28%は過去最高…」
  • 「運賃高騰は21年末まで続き、輸送会社の業績を押し上げる…」

UPSは世界2位の米国の物流業者です。海外売上比率は25%、欧州では売上高で世界1位、米国内ではFedExに次ぐ2番手です。世界的なEコマースの拡大で売上高は上昇、20年はコロナ特需で航空輸送が高騰しています。

しかしながら、個人的にはUPSは投資したい銘柄ではないです。

なぜならば、長期的には大手ハイテク企業にシェアを奪われると思うからです。航空輸送の高騰で、20年と21年の売上と利益は加速しています。21年1Qは前年比+27%、営業利益率は28%で過去最高水準を記録しています。

しかし、長期的にはアマゾンやアリババにシェアを奪われると思います。

アマゾンは航空機を大量に購入し、自社の配送網を急ピッチで整備しています。アマゾンの物流事業の規模は18年時点では競合の5分の1程度です。しかし、22年の年間配達個数は65億個に達し、UPSを上回る見通しです。

ハイテク企業の方が、複雑なロジスティックの効率化に優位性があります。

また、短期的には21年2Q(4-6月期)では、前年比+14%に減速しています。米国の総配送量は前年比−3%で、混乱していた米国の物流落ち着き始めてるかもしれません。短期的な物流業界の動向に注視する必要があります。

UPSの投資判断したい人向け
  1. UPSの4半期決算(2021年4-6月)は?
  2. UPSの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 運賃高騰で利益率28%だが、投資すべきでない理由は?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ユナイテッド・パーセル(UPS)の四半期決算は?

ユナイテッド・パーセル(UPS)の過去四半期の決算を紹介します。

20年4Q決算(20年12月31日)

第4Q決算の内容は...
  1. 売上高:248.9億ドル(+21%
  2. 営業利益:−54.99億ドル(−532%)
  3. 純利益:−33.47億ドル(−3057%
  4. 1株当たり利益:−3.84ドル(−3100%)

21年1Q決算(21年3月31日)

第1Q決算の内容は...
  1. 売上高:229.0億ドル(+27%
  2.  U.S. Domestic Package:140.1億ドル(+22%
  3.  International Package:46.0億ドル(+36%
  4.  Supply Chain & Freight:42.9億ドル(+34%
  5. 営業利益:65.10億ドル+350%
  6. 純利益:47.92億ドル+396%
  7. 1株当たり利益:5.47ドル(+392%

21年2Q決算(21年6月30日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:234.0億ドル(+14%
  2.  U.S. Domestic Package:144.02億ドル(+10%
  3.  International Package:48.17億ドル(+30%
  4.  Supply Chain & Freight:42.05億ドル(+14%
  5. 営業利益:32.58億ドル+47%
  6. 純利益:26.76億ドル+44%
  7. 1株当たり利益:3.05ドル(+44

2Qは前年比+14%で234億ドル、営業利益は+47%で32.58億ドルでした。1Qと比較して、売上と営業利益は大きく縮小しています。営業利益率は13.9%と過去平均よりは高いです。

これまで業績が好調だったのは、都市封鎖でEC経由の配送が増えたからです。

しかし、21年2Qは米国の総配送量が前年比−3%で、売上成長率も減速しています。パンデミック以降、世界中の物流は混乱していたが落ち着き始めてるかもしれません。

また、長期的にはアマゾンにシェアを奪われる可能性もあります。

アマゾンは航空機を大量に購入し、自社の配送網を急ピッチで整備しています。アマゾンの物流事業の規模は今のところ、競合の5分の1以下です。ただし、22年の年間配達個数は65億個に達し、UPSを上回る見通しです。

21年3Q決算(21年9月…)

21年3Q決算は、10月27日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか

ユナイテッド・パーセル(UPS)の損益計算書は?

ユナイテッド・パーセルは99年に70ドルで上場しました。株価は緩やかに上昇基調にあり、20年4月には勢いよく上昇しています。21年6月あたりが最高値で201ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は緩やかに上昇しています。世界的なEコマースの拡大とともに市場は長期で拡大し、20年と21年はコンテナ運賃の上昇で加速しています業界最大手で価格を決定するポジションにいます。

そのため、営業利益率は10%前後と高いですね。運賃高騰により、21年1Qは短期的に28%まで上昇しています。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

BPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは17年から少々傾向にあり、EPSは長期で安定しています。10年で1割の自社株買いを行い、配当利回りは2%前後で安定しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、直近は上昇傾向にありますね。毎年100億ドル前後の設備投資を行い、積極的にハイテクを取り入れてます。ドローン配送にも積極的で、ペライゾンやSkywardと協業しています。

では、私たち投資家はどのように投資判断したら良いのでしょうか?

ユナイテッド・パーセル(UPS)の注目ポイントは?

ユナイテッド・パーセル(UPS)の注目すべきポイントを紹介します。UPSは世界2位の米国の物流業者です。海外売上比率は25%、欧州では売上高で世界1位、米国内ではFedExに次ぐ2番手です。

注目1:UPSは世界2位で売上高6.83兆円である?

参考:物流業界の世界ランキング:DHLやFedExとどう戦うべきか

2018年時点の物流企業の世界ランキングです。

業界最大手はドイツのDHLで、売上高は7.45兆円です。業界2位は米国のUPSで6.83兆円、3位はFedExで6.75兆円、4位は仏国のSNCF、5位はスイスのキューネと続きます。日本通信も7位にランクインしています。

世界的なEコマースの拡大もあり、物流業界は急速に成長しています。ドイツと米国の上位3企業が、世界市場を独占しています。

注目2:UPSは欧州が最大シェアで25%を占める?

参考:アメリカ部/米国株投資アンテナ

物流大手3社の世界市場シェアです。

ドイツDHLと米国のUPS、FedExは、欧州、米国、アジアで高いシェアを持ちます。オランドのTNTはFedExが買収しました。ユナイテッドパーセルは欧州1位でシェア25%、北米2位で32%、アジア太平洋地域は3位で11%のシェアを持ちます。

FedExは越境ECにも力を入れていますね。越境ECは、米国、中国、日本間で活発化しています。アジア太平洋地域で最大シェア20%のFedExが、最も成長率が高いかもしれません。

では、ユナイテッドパーセルの事業別の売上高を見てみましょう。

注目3:米国内の貨物輸送が売上高の62%を占める?

参考:United Parcel Service Phone Number

ユナイテッドパーセルの事業別の売上高比率です。

売上高比率が最も高いのは、米国内の貨物配送で62%を占めます。次いで、国際貨物が22%、サプライチェーンや輸送が16%を占めています。海外の売上高比率は75%で、北米ではFedExに次ぐ2位のシェアを持ちますね。

物流業界は、世界的なEコマースの拡大で市場が急成長しています。

注目4:オンライン小売の売上高は6年で3倍に拡大?

参考:Global Parcel Delivery Market Insight Report 2021

地域別世界のオンライン小売の売上高推移です。

2019年のオンライン小売の売上高は3.30兆ドルまで拡大しています。過去6年で3倍に拡大し、アジア太平洋が世界の66%を占めています。中国のEC化率は44%で、米国の11%よりも遥かに市場は大きいです。

中国だけではなく、東南アジアのEC化も急速に進んでいます。東南アジアのEコマース企業であるSEの売上高は、前年比+121%で拡大しています。

参考:シー(SE)の四半期決算|東南アジアのEコマース前年比+121%

大手ハイテク企業も物流業界に参入してる点は注意が必要です。

注目5:競合のアマゾンの配送料は年率は68%で拡大?

参考: Competing Directly With UPS and FedEx

UPSとアマゾンの労働者数の推移です。

新しい倉庫を急速に構築しているため、アマゾンの労働者数はUPSよりも急速に増えています。21年のUPSの労働者は43万人、アマゾンは61万人とすでに追い抜いています。また、年間配達個数でも、22年にはアマゾンが追い抜く見込みです。

世界の物流は拡大していても、米国内ではアマゾンに抜かれる可能性が高いです。

米モルガン・スタンレーの調査を基に伝える米CNBCの記事によると、アマゾンの物流業務は、同社が米国で販売するネット通販商品のほぼ5割を手がけるまでに拡大したという。この比率は1年前で2割程度だった。同社は現在、年間25億個の荷物を自前の物流事業で配達している。これに対しUPSの年間配達個数は47億個、フェデックスでは30億個。

アマゾンの物流事業の規模は今のところ、競合の5分の1以下にとどまるという状況。しかし、その2018年から2022年までの年平均増加率は68%になるとモルガン・スタンレーは推計している。これにより、2022年の同社の年間配達個数は65億個に達し、同年のUPSとフェデックスの配達個数(それぞれ50億個と34億個と予測)を大きく上回る見通しだという。

参考:拡大止まらぬアマゾンの物流事業

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ユナイテッド・パーセルの四半期決算は?

UPS株の特徴は...
  1. 99年に上場した、世界で2位の小口貨物輸送業者
  2. 米国内ではFedFxに次ぐ2位、欧州では業界1位のシェア
  3. 海外比率が25%、米国内の貨物輸送が売上高の62%
  4. 世界的なEコマース拡大で、物流業界は市場が拡大してる
  5. 営業利益率は10%と高いが、コロナで28%まで上昇
  6. アマゾンが配送網を拡大し、22年には個数で抜かれる

個人的には、UPSは投資したい銘柄ではないです。

なぜならば、長期的には大手ハイテク企業にシェアを奪われると思うからです。航空輸送の高騰で、20年と21年の売上と利益は加速しています。21年1Qは前年比+27%、営業利益率は28%で過去最高水準を記録しています。

しかし、長期的にはアマゾンやアリババにシェアを奪われると思います。

アマゾンは航空機を大量に購入し、自社の配送網を急ピッチで整備しています。アマゾンの物流事業の規模は18年時点では競合の5分の1程度です。しかし、22年の年間配達個数は65億個に達し、UPSを上回る見通しです。

ハイテク企業の方が、複雑なロジスティックの効率化に優位性があります。

世界3位のフェデックスは、19年にアマゾンと提携を解消しています。営業利益率は5%前後と小さく、ユナイテッド・パーセルよりやや劣りますね。米国内でのアマゾンとの競争が注目される銘柄のひとつです。

参考:フェデックス(FDX)四半期決算|世界3位で米国最大の配送業社

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