サウスウェスト航空は、経済活動再開で期待される銘柄のひとつです。20年3月に株価は6割近く暴落するも、21年10月には2.5倍の水準まで戻していますね。22年1Qも力強く回復し前年比+238%、2Qは+67%、3Qは+32%です。
- 「20年3月に株価は暴落し、57%も下落した…」
- 「済再開すれば、株価は元の水準に戻すはずだ…」
- 「大手航空会社の中で、財務が最も安定している…」
サウスウェスト航空は世界で8番手、米国で4番手の大手航空会社です。健全な財務体質で、大手4社の中では最も安全に投資できる銘柄です。また、国内線の割合が98%と高く、コロナからの回復が最も早い航空会社です。
個人的には、サウスウェスト航空は投資したい銘柄ではないです。
なぜならば、大手航空会社は競争が厳しく、利益率が低いビジネスだからです。13%だった営業利益率は、コロナ後に−51%まで下落していますね。また、株価はコロナ以前の水準まで戻すも再び下回ります。
ただ、大手航空会社の中では、最も安全に投資できる銘柄です。財務的にも他の航空会社より健全で、自己資本比率は25%と高いです。
19年比較で22年3Qの売上は+10.3%まで回復しています。ただし、原油高や人件費増により、利益は−52%と弱い点は注意が必要です。
22年10月の予想PERは8.6倍と割安にありますね。
- サウスウェスト株の4半期決算(22年7-9月)は?
- サウスウェスト株の過去10年間の売上高や営業利益は?
- コロナが終息しても、購入すべきではない理由は?
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
サウスウェスト(LUV)の四半期決算は?

サウスウェスト航空(LUV)の四半期決算を紹介します。
22年1Q決算(22年3月31日)
- 売上高:46.94億ドル(前年比+128%)◯
- Passenger:41.35億ドル(+141%)
- Freight:0.42億ドル(−2%)
- Other:5.17億ドル(+74%)
- 営業利益:−1.51億ドル(前年度1.99億ドル)
- 純利益:−2.78億ドル(前年度1.16億ドル)
- 1株当たり利益:−0.47ドル(前年度0.19ドル)✖️
22年2Q決算(22年6月30日)
- 売上高:67.28億ドル(前年比+67%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:7.60億ドル(+118%)
- 1株当たり利益:0.44ドル(+471%)
22年3Q決算(22年9月30日)
- 売上高:62.20億ドル(前年比+32%)◯
- Passenger:56.13億ドル(+32%)
- Freight:0.44億ドル(−6.4%)
- Other:5.63億ドル(+39%)
- 営業利益:3.95億ドル(−46%)
- 純利益:2.77億ドル(−37%)
- 1株当たり利益:0.44ドル(−39%)○
3Qの売上高は前年比+32%で62.20億ドル、営業利益は−46%で3.95億ドルでした。22年1Qと2Qに続き、3Qも回復が続いています。営業利益率も6.3%まで回復していますね。
国内線の比率が高いサウスウェストは、他の大手航空会社より回復が早いです。財務的にも健全で、自己資本比率は25%で安定しています。
19年比較で3Qの売上は+10.3%まで回復しています。ただし、原油高や人件費増により、利益は−52%と弱い点は注意が必要です。
22年4Qの売上予想は、19年比較でも+15%としています。
最高経営責任者のボブ・ジョーダンは、次のように述べています。労働者の日. レジャーとビジネスの需要は引き続き強く, 生産能力の低下にもかかわらず、2022 年の第 3 四半期から第 4 四半期にかけて収益傾向が順次改善すると現在予想しています. 当社の燃料ヘッジ戦略は、持続的に高いジェット燃料価格に対する保護を提供し続けており、私たちは 61 歳です. 2022 年第 4 四半期に 50% ヘッジ、2023 年通期に 50% ヘッジ. 最適ではない生産性レベルでの操業と大幅なインフレ コスト圧力によるコストの逆風にもかかわらず、2022 年通期の非燃料費ガイダンスに対して引き続き順調に実行しています.現在の勢いを維持し、2022 年第 4 四半期に強力な利益と利益率を生み出すことが期待されています、現在の傾向に基づいており、重大な予期せぬ出来事を除きます。
「私たちの考えは、ハリケーン イアンの影響を受けた人々と共にあります。影響を受けたすべての空港への完全なサービスを迅速に再開しました。例外として、フォート マイヤーズのサウスウェスト フロリダ国際空港は現在、少なくとも今年末までフライト スケジュールを縮小する予定です。 .
「チームワーク、カスタマーサービス、業務遂行に継続的に注力してくださっている当社の従業員に感謝しています。航空機整備士友愛協会 (AMFA) に代表される当社の航空機外観技術者に、新しいこれは今月初めに承認され、約 170 人の従業員に即時および将来の報酬の引き上げを提供します. さらに、最近、カスタマー サービス エージェントを代表する国際機械工航空宇宙労働者協会 (IAM) と暫定的な合意に達しました。 、顧客代表者、およびサポート代表者. 暫定的な合意にはメンバーシップの承認が必要であり、承認された場合、8,000 人以上の従業員に対して即時および将来の報酬の増加が提供されます. オープンな労働契約と報酬のすべてについて合意に達することは、依然として最優先事項です.できるだけ早く賃金が上がる優秀な従業員。
「私たちは引き続きボーイング社(ボーイング)と協力して、2023 年の航空機の納入計画を最終決定します。ただし、現在、航空機の納入の遅延は 2024 年まで続くと予想しています。本日、フライトスケジュールを 2023 年 7 月 10 日まで延長しました。 2023 年第 4 四半期の生産能力は前年比で約 10% 増加し、2023 年第 2 四半期の生産能力は約 14% 増加します。運用の信頼性を高めるために、2023 年のフライト スケジュールを運用するのに十分な航空機を確保することを目標に、2023 年のキャパシティ プランを作成しています。リスクの低い成長であると考えている市場. 現在、当社の路線網は 2023 年夏までに約 90% 回復すると予想しています。パンデミック前の市場での 2019 年の飛行レベルと比較して、2023 年 12 月までに完全に回復します。
「燃料と石油の費用、特別項目、プロフィットシェアリング3 (CASM-X) を除く、利用可能な座席マイルあたりの 2023 年通年の営業費用は、4 月から始まるすべてのワークグループの推定賃金率の発生を含む 2022 年通年と比較して減少すると引き続き推定しています。 1, 2022 and forward. 艦隊の利用は、2023 年の大部分のパイロットの人員配置の制約により制限されると予想されます。営業レバレッジを改善する計画. 最適ではない生産性レベルでの運用と継続的なインフレ圧力により、2023年上半期のCASM-X3は現在、2022年上半期と比較して横ばいから2%上昇すると予想されています. 2023年下半期の前年比の容量増加率は、2023年前半の前年比の容量増加率と比較して加速します。そのため、se 2023年前半のCASM-X3は、現在、2022年後半と比較して、一桁台後半から半ばの範囲で減少すると予想されています。
「来年の計画を最終決定するにあたり、特別項目を除く 2023 年通期の利益と利益率を前年比 4 で成長させ、株主のために投下資本に対して健全な利益を生み出すという目標に引き続き焦点を当てています。」
22年4Q決算(22年12月…)
22年4Q決算は、23年1月29日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうなっているのでしょうか?
サウスウェスト(LUV)の損益計算書は?

2008年のサウスウェスト航空の株価は15ドルでした。その後に、国内の景気が回復した事で株価は急上昇し、17年に最高値65ドルを付けています。22年11月は35ドル前後で推移していますね。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に増加しています。サウスウェストは大手航空会社の中で、財務が最も健全で利益率も高いです。しかし、20年のコロナ危機で営業利益率は−51%まで低下しています。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは順調に上昇していたが、20年に大きく落ち込んでいますね。EPSも赤字に転落しています。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間フリーCF(営業CF−投資CF)は、20年に急落しています。競争が激しい航空業界で、サウスウェストは順調にCFを拡大してきましたね。しかし、20年と21年は営業CFが落ち込んでいます。
では、私たち投資家はどのように評価すれば良いのでしょうか?
サウスウェスト(LUV)の注目ポイントは?

サウスウェスト航空(LUV)の注目すべきポイントを紹介します。
注目1:世界8位、米国4位の大手航空会社である?
- アメリカン航空(米):430億ドル
- デルタ航空(米):421億ドル
- ユネイテッドコンチネンタル航空(米):415億ドル
- ルフトハンザ航空(独):383億ドル
- エールフランス-KLM(仏、蘭):291億ドル
- エミレーツ航空(UAE):279億ドル
- インターナショナルエアライズグループ(西、英):260億ドル
- サウスウエスト航空(米):212億ドル
- 中国南方航空(中):197億ドル
- ANAホールディングス航空(日):178億ドル
2018年の航空会社の売上高ランキングです。
サウスウェスト航空の売上高は212億ドル、世界で8番手、米国内で4番手の航空会社です。サウスウェスト航空は、航空自由化政策や格安航空会社を買収する事で、路線網を少しずつ拡大してきました。徹底した人件費以外のコスト削減を行い、収益率は他社よりも高いです。
1973年以来、米国の景気動向に左右されず黒字経営を続ける会社です。
サウスウエストの国際線は、中米、カリブ地方だけで、大半が米国内線になります。アメリカ国内線が2311路線に対して、国際線は56線だけです。そのため、コロナ危機で航空会社が影響を受けたが、サウスウエストが1番最初に業績を回復する可能性が高いです。
では、将来の航空業界はどのように成長するのでしょうか?
注目2:世界の航空旅客数は年率4.6%で拡大している?
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参考:成田空港の現状と将来
成田空港における、世界の航空旅客輸送量の予測です。
世界の旅客者数は、年率4.6%の右肩上がりで上昇します。2036年には、アジアの旅客者数が最も多く年率5.5%で成長し6469億人まで増加します。上昇率が大きい地域は、中東や中南米などの途上国ですね。世界全体でも、37年までに2倍のペースで拡大します。
コロナで旅客数が減少しても、一時的な事象だと言えますね。では、20年のコロナ危機で航空業界はどれほど影響を受けたのでしょうか?
注目3:21年Q3の売上高は+160%に回復?

サウスウエスト航空の四半期毎の売上高推移です。
コロナ以前は、低い成長率ながらも安定して伸びていました。しかし、コロナにより20年2Qは−82%まで急落していますね。20年後半は伸び悩むも、21年2Q(6月期)では前年比+297%、3Qは+160%で回復しています。
19年2Qの売上高は59.09億ドルです。国内線の比率が高いサウスウェストは、19年比でも2Qは−33%、3Qは−17%まで回復していますね。他の大手航空会社よりも、財務が健全で回復速度は最も早いと言えます。
では、自己資本比率はどれくらい毀損したでしょうか?
注目4:自己資本比率は25%で最も安定している?

サウスウエスト航空の負債総額と自己資本比率です。
コロナ危機で業績が大きく悪化したが、財務状態はいたって健全だと言えます。債務総額は20年(に大きく上昇するも、自己資本比率は25%と高いです。大手航空会社4社の中で、最も安定してると言えます。
大手4社のコロナ前と後の自己資本比率です。
- アメリカン航空(AAL):−0.2→−4.9%
- デルタ航空(DAL):23→4%
- ユナイテッド航空(UAL):21→15%
- サウスウエスト航空(LUV):37→25%
逆張り狙いの投資対象となるのは、サウスウェスト航空ですね。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:サウスウェスト(LUV)の四半期決算は?

- 1967年に創業した世界8位、米国4位の大手航空会社
- 米国内線で2311路線、中米とカリブの海外線で56路線ある
- 人件費以外のコスト削減に強く、収益率は最も高い
- 売上高は右肩上がりに上昇、営業利益率は13%以上と高い
- 20年に低迷するも、BPSとEPSは上昇傾向にある
- フリーCFは安定し、過去10年で増加傾向にある
- コロナ環境下でも、自己資本比率は30%と最も高い
個人的には、サウスウェスト航空は投資したい銘柄ではないです。
なぜならば、大手航空会社は競争が厳しく、利益率が低いビジネスだからです。13%だった営業利益率は、コロナ後に−51%まで下落していますね。また、株価はコロナ以前の水準まで戻すも再び下回ります。
ただ、大手航空会社の中では、最も安全に投資できる銘柄です。
21年3Qの売上高は前年比+161%、4Qは+150%と力強く回復しています。19年比でも3Qは前々年比ー17%、4Qは−5%まで戻しました。財務的にも他の航空会社より健全で、自己資本比率は25%と高いです。
逆張り狙いで投資するならば、サウスウェスト一択ですね。
コロナで最も悪影響を受けた航空会社は、ハワイアン航空ですね。そのため、経済再開で最も期待できるのはハワイアン航空です。21年2Qの売上前年比は+589%、3Qは+569%と力強く回復しています。
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