ビアサット(VSAT)の四半期決算|航空機内接続でトップシェア?

21年は仮想通貨、ドローン、宇宙、環境銘柄など、様々なテーマ株が高騰しています。ビアサットは、衛星通信機器を製造し提供する会社です。積極的に設備投資している会社で、近年は衛星関連のサービスの売上高が急増しています

  • 世界6位の軍事企業で、航空宇宙部門の売上高が大きい…」
  • 「業界最大手のロッキードよりも、利益率が高く優良企業である…」
  • 「コロナ禍でも、宇宙ビジネスの売上高は拡大している…」

ビアサットは、衛星通信機器を製造する米国企業です。通信機器だけではなくワイヤレスネットサービスも、政府機関や民間航空機、船舶向けに提供しています。特に、機内接続(IFC)機器で高いシェアがあります

しかしながら、個人的にはビアセットは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、売上高は確実に拡大するも、利益率が低いビジネスだからです営業利益率は2%前後、設備投資額も大きくフリーCFも赤字です。宇宙ビジネスは投資を回収するまでが難しく、破産法を申請する企業は少なくありません

そのため、ビアサットに投資するならば、営業利益率やフリーCFが伸びるのを待つ必要があります。競走優位性が高い製品を開発しているならば、自ずと数値が改善してくるからです。少なくとも、現時点では積極的に投資したい銘柄ではないですね

ビアサットの投資判断したい人向け
  1. ビアサットの4半期決算(2020年9-12月)は?
  2. ビアサットの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 競合が強い宇宙ビジネスで、ライバル企業が少ない?

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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ビアサット(VSAT)の四半期決算は?

ビアサット(VSAT)の四半期決算を紹介します。

20年1Q決算(2020年6月30日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:5.30億ドル(前年比−1%
  2. 営業利益:−0.053億ドル+34%
  3. 純利益:−0.123億ドル(−8%
  4. 1株当たり利益:−0.20ドル(−5%

20年2Q決算(2020年9月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:5.54億ドル(前年比−6%
  2. 営業利益:0.126億ドル(−31%
  3. 純利益:0.019億ドル(−38%
  4. 1株当たり利益:0.03ドル(−40%

20年3Q決算(2020年12月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:5.756億ドル(前年比−2%
  2.  Satellite Services:2.174億ドル(+4%
  3.  Commercial Networks:2.351億ドル(+6%
  4.  Government Systems:2.647億ドル(−9%)
  5. 営業利益:0.217億ドル(+55%
  6. 純利益:0.067億ドル(+4%
  7. 1株当たり利益:0.10ドル(+0%

3Qの売上高は前年比2%減で5.756億ドル、営業利益は0.217億ドルでした。政府向けが低調だが、衛星や商用ネットワークの売上高は増えています。営業利益率は3.7%と低いが、過去と比較すると高い方ですね。

ビアサットの決算書を見ると、今後の業績について強気に予想しています。しかしながら、本格的に数値に反映されるには、まだまだ時間が掛かりそうです。

そのような背景のもと、ViaSat-3コンステレーションを介してグローバルに高価値の接続および通信サービスを提供する機会に向けて会社を準備することを目的として実行しています。最初の2つの衛星での作業は、最近のCOVID-19症例の激しい波の影響を受けていますが、ボーイングへの最初の衛星ペイロードの配信が近づいています。これは、準備を開始するためのカウントダウンの最終段階を開始するマイルストーンです。

参考:Shareholder Letter Q3 FY21

20年4Q決算(2021年3月…)

20年4Q決算は、21年5月6日に公開予定です。

では、ビアサットの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ビアサット(VSAT)の10年の損益計算書は?

ビアサットは1996年に4.6ドルで上場した会社です。株価は順調に上昇し19年5月に最高値94ドルを付けるも、その後は大きく失速しています。21年3月現在の株価は52ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に拡大している事が分かりますね。民間航空機の機内接続など、需要が徐々に拡大している分野だからです。しかしながら、営業利益率は2%前後とまだまだ低い水準にあります。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは緩やかに上昇していますね。対して、EPSは低く赤字も多いです。衛星通信は競合も多く、利益率が低いことが課題ですね

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、一貫して赤字です。衛星通信ビジネスは、まだまだ初期投資が必要な段階で成熟していません。競合企業も増えているため、利益を確保が難しい市場だとも言えます

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

ビアサット(VSAT)の注目すべきポイントは?

ビアサットに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ビアサットは衛星通信を提供する会社です。陸上の通信網がない航空、洋上、途上国、過疎地域での通信を提供しています。

注目1:サービスの売上高が49%に増加?

参考: Viasat Annual Meeting of Shareholders

20年度の事業別の売上高割合です。

10年前のビザサットの売上高は、プロダクト製品が85%を占めていました。プロダクト製品とは具体的には、ネットワークコントロールシステム・情報配信システム、モデム、端末、シミュレーション試験装置などの衛星通信機器です。

しかしながら、現在はサービスの売上高が49%を占めています。また、政府関連の売上高が増加している点もポイントです。

ビアサットは、IFCシステムでトップシェアの通信会社です。

注目2:IFC(機内接続)で29%のシェアを持つ?

参考: Viasat Annual Meeting of Shareholders

IFC(In-Flight Connectivity)の北米シェアです。

IFCとは、衛星通信を民間航空機などで機内接続するためのシステムやコントロールを指します。民間航空がネットに繋ぐためには、通信衛星を受信する必要がありますね。機内接続の市場は、ボーイングやエアバスを中心に急速に普及することが予想できます

ビアサットは、Gogo Inflight社(GOGO)に次ぐ2番手です。トップからシェアを奪うことで順調に拡大していますね。19年には29%のシェアを持ちます。

衛星通信の市場は、今後も急速に拡大することが予想できます。

注目3:30年には5千基が打ち上げられる?

参考:IoT時代のインフラSPACE

世界の人工衛星打ち上げ数の推移です。

2017年に打ち上げられた衛星は310基だけでした。打ち上げ数は年々拡大傾向にあり、30年には5000基になる見込みです。衛星コンステレーションを実現するには、たくさんの小型衛星が必要だからです。

スペースXは、1.2万基の人工衛星を配置する事を目指しています。

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ビアサット(VSAT)の四半期決算は?

ビアサットの注目ポイントは...
  1. 1996年に上場した、衛星通信機器を製造する米国企業
  2. ワイヤレスネットサービスを政府、航空機、船舶に提供する
  3. 衛星機器の売上高が51%、サービスが49%を占める
  4. IFC(機内接続)機器で業界2番手、29%のシェアを持つ
  5. 売上は拡大するも、営業利益率は2%未満と利益が出てない
  6. 投資CFは現在も拡大し続け、フリーCFは常に赤字である
  7. ボーイング社向けに、衛星ペイロードを配信する予定

個人的には、ビアセットは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、売上高は確実に拡大するも、利益率が低いビジネスだからです営業利益率は2%前後、設備投資額も大きくフリーCFも赤字です。宇宙ビジネスは投資を回収するまでが難しく、破産法を申請する企業は少なくありません

そのため、ビアサットに投資するならば、営業利益率やフリーCFが伸びるのを待つ必要があります。競走優位性が高い製品を開発しているならば、自ずと数値が改善してくるからです。少なくとも、現時点では積極的に投資したい銘柄ではないですね

衛星通信を提供する会社でトップシェアは、イリジウム(IRDM)です。しかしながら、競合も次々に参入しているため、営業利益率は低く儲かりにくい構造です。

参考:イリジウム(IRDM)の四半期決算|ARKXの宇宙関連株である

会社員が株式投資で成功できない理由とは?

参考:個人投資家の年収は? – 年収300万円未満は49%

会社員投資家が勝てない理由は...
  1. 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
  2. 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
  3. 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
  4. お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
  5. お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
  6. お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
  7. 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
  8. 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
  9. 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない

会社員が株式投資で勝つのは難しいです。

なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます

実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。

会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。

ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。

私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。

21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。

しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました

実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした

私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。

ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月ですまた、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。

しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます

ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます

私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです

コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です

3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです

もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。

ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。

なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです

だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。

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