ジラット・サテライト(GILT)の四半期決算|1ヶ月で株価が3倍?

21年は仮想通貨、ドローン、宇宙、環境銘柄など、様々なテーマ株が高騰しています。ジラット・サテライト(GILT)は、衛星通信を提供します。業績は低調だが、21年1月には1ヶ月間で株価が3倍にも高騰しています

  • 「衛星通信のジラットは、1ヶ月間で株価が3倍に高騰した…」
  • 「衛星アンテナ市場は、27年に43.2億ドルに成長する…」
  • 「21年は宇宙ビジネスの投資が、活発化するのは間違いない…」

ジラット・サテライトは、衛星通信を提供するイスラエル企業です。創業は1987年と古く、世界中の大手通信会社にサービスを提供しています。衛星バックホールで80%のシェアを持ち、5Gでも競走優位性が高い会社です。

しかしながら、個人的にはジラット・サテライト投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、コロナで赤字決算に陥り、急速に業績が悪化しているからです。また、コロナ以前から営業利益率が低く売上高は下落していました。将来的には成長が期待できる分野だが、構造的な問題点を抱えている可能性があります

ただし、衛星バックホールで80%のシェアを持つ点は高く評価できます5G向けにも積極的に投資しており、高い競走優位性を持ちます。また、業績が大きく低迷する中でも、フリーCFが伸び続けてる点も好材料です。

そのため、ジラット・サテライトに投資するならば、業績回復したタイミングが適切になります。四半期決算を観察しながら投資判断すれば良いですね。

ジラットの投資判断したい人向け
  1. ジラットサテライトの4半期決算(2020年9-12月)は?
  2. ジラットサテライトの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 競合が強い宇宙ビジネスで、ライバル企業が少ない?

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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

 ジラット・サテライト(GILT)の四半期決算は?

ジラット・サテライト・ネットワークス(GILT)の四半期決算を紹介します。

20年2Q決算(2020年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:3831万ドル(前年比−35%)
  2. 営業利益:−318万ドル(−165%
  3. 純利益:−422万ドル(−224%
  4. 1株当たり利益:−0.08ドル(−233%

20年3Q決算(2020年9月31日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:3727万ドル(前年比−41%)
  2. 営業利益:−270万ドル(−138%
  3. 純利益:−1155万ドル(−283%
  4. 1株当たり利益:−0.21ドル(−290%

20年4Q決算(2020年12月31日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:4262万ドル(前年比−45%)
  2. 営業利益:−205万ドル(−122%
  3. 純利益:6244万ドル(+159%
  4. 1株当たり利益:1.12ドル(+160%

4Qの売上高は前年比45%減で4262万ドル、営業利益は−205万ドルでした。純利益が高いのは、訴訟問題が解決したことで一時金が支払われるからです。本業の収益とは関係ないため無視した方が良いですね。

ジラットサテライトは、コロナの影響を受けて業績が低迷しています。具体的な数値はないが、民間航空向けにも衛星通信を提供しているからです。ただし、決算書のコメントを読むと、21年の業績予想はかなり強気だと分かります

「私たちは複数のマネージドサービス契約を獲得し、大きな経常収益をもたらしました。私たちのもう1つの成長エンジンである5Gバックホールでは、着実に前進しており、今年はタイコムのGEOHTS衛星を超える優れたパフォーマンスで5Gトラフィックの転送を成功裏に実証しましたまた、NGSOコンステレーションのグラウンドセグメントを提供するフロントランナーとしての地位を固め、第4四半期にLEOコンステレーションをサポートする5,000万ドルを超える可能性のある賞を受賞しました

「さらに、IFCは空の旅の顧客を引き付ける上で主要な役割を果たしており、今後もその役割を果たすことを考えると、空の旅が回復を再開するにつれて、IFCの製品とソリューションに対する需要が大幅に増加すると確信しています。

参考:Gilat Reports Fourth Quarter and Full Year 2020 Results

衛星や宇宙ビジネスは活発化しているため、どこかで業績が急回復する可能性は高いです。

21年1Q決算(2021年3月…)

20年4Q決算は、5月18日に公開予定です。

では、ジラットサテライトの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

 ジラット・サテライト(GILT)の10年の損益計算書は?

ジラット・サテライトは、1993年に317ドルで上場しました。2000年のITバブルで株価は最高値3400ドルを付けるも、その後は低迷し続けています。21年3月は12ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は下落トレンドにあります。15年に業績が急回復し、営業利益率も9.7%まで上昇するも、コロナで赤字決算に陥っています。しかしながら、経済活動開始で航空需要が回復すれば、再び上昇に転じる可能性は高いです

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは下落トレンドにあり現在は横ばいで推移しています。BPSとは対照的に、EPSは上昇傾向にありますね。ただし、19年の増加は訴訟問題による一時的な臨時収入です

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に増加傾向にあります。低迷する売上高や営業利益とは対照的ですね。衛星バックホールで80%のシェアを持つため、営業CFが稼ぎやすいビジネスなのかもしれません。

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

ジラット・サテライト(GILT)の注目ポイントは?

ジラット・サテライトに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ジラットは、人工衛星から送られてくるシグナルを地球で受け止める機器を作っています。衛星アンテナで高い市場シェアを持ち、衛生通信を提供します。

注目1:衛星アンテナ市場は27年に43.2億ドルになる?

参考:Global Satellite Antenna Market

2020年から27年までの、衛星アンテナ市場予測です。衛星アンテナ市場は年率7.7%で拡大し、27年には43.2億ドルになると言います

宇宙開発は19年あたりから開発が活発化していますね。

テスラCEOのイーロンマスク氏のスペースXやアマゾンは、衛星コンステレーション構想を実現するために多額の投資をしていますね。スペースXは1.2万機の小型衛星を軌道上に配置する計画を立てています。

では、ジラット・サテライトのライバル企業はどこでしょうか?

注目2:衛星ブロードバンド通信を提供するトップ企業?

参考:Satellite Broadband Communication

衛星ブロードバンド通信のマーケットシェアです。

細かい数値は公開されてないが、ジラット・サテライトは衛星通信を提供するトップ企業のひとつです。競合企業には、通信衛星コンステレーションのサービスを提供するイリジウム(IRDM)もあります。イリジウムは、ARKXが投資する銘柄のひとつです。

ジラット・サテライトの顧客は300社以上、90カ国以上に跨がっています。主要顧客の多くは、ドコモやKDDIなど各国の大手通信会社です。

参考:イリジウム(IRDM)の四半期決算|ARKXの宇宙関連株である

注目3:衛星バックホールで80%のシェアを持つ?

参考:SatMagazine

ジラット・サテライトは、4G/LTE環境向けの衛星バックホールで80%のシェアを持ちます。バックホールとは、通信事業者の回線網で末端のアクセス回線と中心部の基幹通信網を繋ぐ中継回線・ネットワークです(参考:バックホール)。

バックホールは、5Gの通信速度を提供する上でも重要な要素になります。ジラット・サテライトは、5Gの衛星バックホールでも競走優位性が高いです

21年以降はより宇宙開発が活発化するため、ジラット製品の需要を押し上げます。

注目4:30年には5千基が打ち上げられる?

参考:IoT時代のインフラSPACE

世界の人工衛星打ち上げ数の推移です。

2017年に打ち上げられた衛星は310基だけでした。打ち上げ数は年々拡大傾向にあり、30年には5000基になる見込みです。衛星コンステレーションを実現するには、たくさんの小型衛星が必要だからです。

スペースXは、1.2万基の人工衛星を配置する事を目指しています。

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ジラット・サテライトの四半期決算は?

GILTの注目ポイントは...
  1. 1993年に上場した、衛星通信のイスラエル企業
  2. 4G向けの衛星バックホールで、80%のシェアを持つ
  3. 衛星アンテナ製品を製造する、トップ企業である
  4. 衛星アンテナは、27年に43.2億ドルに拡大する
  5. コロナの影響を受けており、20年には赤字決算に陥る
  6. 過去10年の業績は悪いが、フリーCFは右肩上がりで拡大
  7. 5G関連銘柄でもあり、人工衛星増加の恩恵を受ける

個人的には、ジラット・サテライト投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、コロナで赤字決算に陥り、急速に業績が悪化しているからです。また、コロナ以前から営業利益率が低く売上高は下落していました。将来的には成長が期待できる分野だが、構造的な問題点を抱えている可能性があります

ただし、衛星バックホールで80%のシェアを持つ点は高く評価できます5G向けにも積極的に投資しており、高い競走優位性を持ちます。また、業績が大きく低迷する中でも、フリーCFが伸び続けてる点も好材料です。

そのため、ジラット・サテライトに投資するならば、業績回復したタイミングが適切になります。四半期決算を観察しながら投資判断すれば良いですね。

ジラット・サテライトのライバル企業は、米国のイリジウム(IRDM)です。ジラットの業績が10年間伸びていないのは、競合にシェアを奪われている可能性もあります

参考:イリジウム(IRDM)の四半期決算|ARKXの宇宙関連株である

会社員が株式投資で成功できない理由とは?

参考:個人投資家の年収は? – 年収300万円未満は49%

会社員投資家が勝てない理由は...
  1. 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
  2. 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
  3. 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
  4. お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
  5. お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
  6. お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
  7. 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
  8. 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
  9. 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない

会社員が株式投資で勝つのは難しいです。

なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます

実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。

会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。

ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。

私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。

21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。

しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました

実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした

私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。

ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月ですまた、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。

しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます

ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます

私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです

コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です

3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです

もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。

ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。

なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです

だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。

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