21年は仮想通貨、ドローン、宇宙、環境銘柄など、様々なテーマ株が高騰しています。ヘクセル(HXL)は、宇宙産業向けに炭素繊維を提供しています。株価が高騰してる宇宙関連株だが、航空産業向けが不調で株価は19年8月の半値です。
- 「宇宙関連株だが、19年8月から株価は半値に下落した…」
- 「宇宙産業向けは好調だが、航空向けが不調で伸びない…」
- 「宇宙産業が好調ならば、株価はいずれ上向くはずだ…」
ヘクセルは、航空機・宇宙・国防向けに炭素繊維を製造販売する米国企業です。炭素繊維は軽量で強靭なため、航空機やロケットで高い需要があります。売上高の72%が航空産業向けで、主要顧客はボーイングとエアバスの2社です。
しかしながら、個人的にはヘクセルは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、19年以降に業績が大きく低迷してるからです。18年に18%だった営業利益率は、19年には1%未満まで急落しています。航空産業向けの売上高が、前年比で51%も下落した事が原因です。
航空産業向けが低迷した原因は、コロナだけではありません。
19年のボーイング737MAXの墜落で、ボーイン社の業績が急速に悪化したからです。ヘクセルの売上高72%は航空産業、その8割以上をボーイング社とエアバス社だけで占めます。そのため、業界大手2社の影響を大きく受けますね。
ただし、宇宙産業向けは好調で21年も順調に売上は拡大しています。
- ヘクセルの4半期決算(2020年9-12月)は?
- ヘクセルの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 航空産業向けでは、どれくらいコロナの影響を受けた?
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ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
ヘクセル(HXL)の四半期決算は?
ヘクセル(HXL)の四半期決算を紹介します。
20年2Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:3.79億ドル(前年比−37%)
- 営業利益:0.195億ドル(−83%)
- 純利益:−0.01億ドル(−101%)
- 1株当たり利益:−0.01ドル(−101%)
20年3Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:2.87億ドル(前年比−49%)
- 営業利益:−0.218億ドル(−119%)
- 純利益:0.097億ドル(−87%)
- 1株当たり利益:0.12ドル(−87%)
20年4Q決算(2020年12月30日)
- 売上高:2.96億ドル(前年比−47%)
- Commercial Aerospace:1.26億ドル(−66%)
- Space & Defense:1.19億ドル(+3.8%)
- Industrial:0.49億ドル(−28.6%)
- 営業利益:−0.061億ドル(−106%)
- 純利益:−0.194億ドル(−126%)
- 1株当たり利益:−0.23ドル(−126%)
4Qの売上高は前年比47%減で2.96億ドル、営業利益は−0.061億ドルでした。1Qと2Qに引き続き、売上高も利益も大きく落ち込んでいます。原因はコロナで航空産業向けの売上高が急落してるからですね。
航空機向けとは対照的に、宇宙や防衛向けの売上高は増えています。
21年も業績は引き続き悪化する可能性が高いです。なぜならば、主要顧客であるボーイングやエアバスの低迷は続くと思うからです。
21年1Q決算(2021年3月…)
21年1Q決算は、21年5月20日に公開予定です。
では、ヘクセルの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
ヘクセル(HXL)の10年の損益計算書は?
ヘクセルは1980年に20ドルで上場しました。株価は順調に増加し、19年5月に最高値84ドルを付けています。その後はコロナ危機で低迷し、21年3月現在は55ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、18年までは順調に売上が拡大していました。しかしながら、19年からは業績が急落しています。ヘクセルの不調はコロナ以前から始まっています。主要顧客のボーイングが、墜落事故で低迷していたからです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは順調に増加している事が分かりますね。しかしながら、EPSは19年を機に大きく急落しています。コロナ危機による業績悪化は21年も続きそうです。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に増加しています。しかしながら、19年は営業CFが大きく落ち込んでいます。設備投資を抑えることで、フリーCFの黒字に成功しています。
航空産業はしばらく低迷が続きそうです。低迷の原因は、19年のボーイング737MAXの墜落と、20年のコロナ危機ですね。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
ヘクセル(HXL)の注目すべきポイントは?
ヘクセル(HXL)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ヘクセルは炭素繊維を製造販売するメーカーです。炭素繊維は軽量で強靭なため、航空機やロケットに需要があります。
注目1:航空業界向けが売上高の72%を占める?
2017年のヘクセルの売上高のシェアです。
売上比率が最も高いのは航空産業で72%を占めます。次いで、航空宇宙や防衛が16%、産業向けが12%を占めます。売上高の大半が航空関連、かつ米国ボーインと欧州エアバスが8割以上を占めます。
では、航空関連の売上高はどのように拡大してるのでしょうか?
注目2:コロナで航空産業向けは51%も下落?
21年の年間決算資料による、航空産業の売上高推移です。
19年以前は、航空産業向けは年率11%で順調に拡大していました。売上高の8割が最大手2社のボーイングとエアバスで、19年の売上高は15.98億ドルでしたね。しかしながら、コロナの影響で20年は49%も落ちています。
主要顧客が集中してるため、2社の業績の影響を大きく受けます。では、航空宇宙や防衛の売上高はどうでしょうか?
注目3:宇宙航空や防衛向けは4.49億ドルに拡大?
21年の年間決算資料による、宇宙航空や防衛向けの売上高です。
航空産業とは対照的に、宇宙航空向けは順調に売上高は拡大しています。20年の売上高は4.49億ドルで前年よりも増えていますね。宇宙航空向けは、米国政府関連の事業が多く景気動向の影響を受けません。
また、宇宙ビジネスは活発化してるため、売上高は増加傾向にあります。2030年には5千基の人工衛星が打ち上げられると言います。
注目4:30年には5千基が打ち上げられる?
世界の人工衛星打ち上げ数の推移です。
2017年に打ち上げられた衛星は310基だけでした。打ち上げ数は年々拡大傾向にあり、30年には5000基になる見込みです。衛星コンステレーションを実現するには、たくさんの小型衛星が必要だからです。
スペースXは、1.2万基の人工衛星を配置する事を目指しています。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:ヘクセル(HXL)の四半期決算は?
- 1980年に上場した、炭素繊維を製造する米国メーカー
- 航空産業向けに72%、宇宙防衛向けに16%を提供する
- 航空産業の売上8割は、ボーイングとエアバス社が占める
- 航空産業は飛行機墜落とコロナで、19年に51%も急落
- 航空産業とは対照的に、宇宙防衛向けの売上は順調に増加
- 航空産業はコロナの影響が続き、21年も低迷する見通し
- 宇宙ビジネス市場が拡大し、宇宙防衛向けは好調に推移する
個人的には、ヘクセルは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、19年以降に業績が大きく低迷してるからです。18年に18%だった営業利益率は、19年には1%未満まで急落しています。航空産業向けの売上高が、前年比で51%も下落した事が原因です。
航空産業向けが低迷した原因は、コロナだけではありません。
19年のボーイング737MAXの墜落で、ボーイン社の業績が急速に悪化したからです。ヘクセルの売上高72%は航空産業、その8割以上をボーイング社とエアバス社だけで占めます。そのため、業界大手2社の影響を大きく受けますね。
ただし、宇宙産業向けは好調で21年も順調に売上は拡大しています。
宇宙ビジネスは様々な分野で投資が活発化しています。ヴァージン・ギャラクティック(SPCE)は、世界初の宇宙旅行の上場企業で注目されています。
参考:ヴァージン(SPCE)の四半期決算|世界初の宇宙旅行の上場企業
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
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会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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