ワークホースの四半期決算|60億ドルの案件を逃し46%も暴落

仮想通貨、ドローン、宇宙、環境など、様々なテーマ株が高騰していますね。配達用ドローンを開発するワークホースは、20年6月から株価が7倍に上昇しています。それでは、21年もドローン関連株の上昇は続くのでしょうか?

  • 「将来有望なEV輸送用トラック、配達ドローンに投資している…」
  • 「大型契約の期待で、20年6月から株価が7倍に上昇してる…」
  • 「21年2月に契約を逃し、株価は1日に47%も暴落した…」

ワークホースは、米国の自動車シャーシメーカー(最終組立て)です。EVの輸送用トラックや配達用ドローンを大手企業と共同開発しています。20年には、米郵政公社(USPS)の60億ドルの大型契約が話題になりました。

しかしながら、個人的にはワークホースは投資したい銘柄ではないです。

なぜならば、研究開発の実績はあるが、事業の実態がないからです。20年3Qの売上高は56万ドルだが、営業損失額は8413万ドルにも及びます。すでに債務超過状態で、資金提供者がいなければ経営は成り立ちません。

21年2月には大型契約を逃し、株価は47%も下落しています

EVの輸送用トラックや配達用ドローンなど、将来的に有望な分野に投資しているが、リスクが高い投資でしかないですね。いつ潰れてもおかしくない会社なので、個人的には投資したいとは思いません。

ワークホースの投資判断したい人向け
  1. ワークホースの4半期決算(2020年9-12月)は?
  2. ワークホースの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 競合が多いレッドオーシャンで、投資できる銘柄がない?

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ワークホース(WKHS)の四半期決算は?

ワークホース(WKHS)の四半期決算を紹介します。

20年1Q決算(2020年3月30日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:8.43万ドル(前年比−76%
  2. 営業利益:−826万ドル(−84%)
  3. 純利益:475万ドル(+175%
  4. 1株当たり利益:0.06ドル(+154%)

20年2Q決算(2020年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:9.19万ドル前年比+1569%
  2. 営業利益:−698万ドル(−68%)
  3. 純利益:−13100万ドル(−554%
  4. 1株当たり利益:−1.76ドル(−433%)

20年3Q決算(2020年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:56.47万ドル+13162%
  2. 営業利益:−981万ドル(−74%)
  3. 純利益:−8413万ドル(−631%
  4. 1株当たり利益:−0.78ドル(−358%)

3Qの売上高は前年比13162%で56.47万ドル、営業利益は−981万ドルでした。売上高が急拡大したように見えますね。しかし、19年3Qの売上高が4258ドルだけだったからです。

営業損失額は売上高の17倍を超える赤字です。

ワークホースが注目されてる理由は、大型契約の受注の噂が流れたからです。20年11月頃に、米郵政公社(USPS)のEV配達トラックの最終選考に残りました。この大型契約の受注規模は60億ドルです。

受注に成功すれば、売上高を大きく押し上げますね。しかしながら、21年2月に受注を逃したと報道されています。

20年4Q決算(2020年12月…)

21年2Q決算は、21年3月1日に公開予定です。

では、クラトスの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ワークホース(WKHS)の損益計算書は?

ワークホースは2010年6月に6ドルで上場しています。株価は横ばいで推移するも、20年に大型案件の受注が話題になり高騰します。20年12月には最高値35ドルまで上昇しました。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高はほぼ発生していません。17年の営業利益率は−387%もあります。事業としてはほぼ成立してないレベルですね。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。ワークホースは、BPSもEPSも赤字です。債務超過の状態にあり、18年の自己資本比率は−130%、20年は−10%です。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−赤字CF)は、毎年大きな赤字です。現金が流出し続けても倒産しないのは、資金提供者がいるからですね。

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

ワークホース(WKHS)の注目ポイントは?

ワークホースに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ワークホースは輸送用EVとドローンを開発する企業です。収益がない事業だけでも資金調達できるのは、将来性が高い分野の研究開発をしてるからですね。

注目1:商用ドローンは年率56.5%で拡大する?

参考:Commercial Drone Market Size

商用ドローンのマーケットサイズの予想です。

20年の商用ドローンの市場規模は135億ドルでした。年率56.5%で市場が拡大し、25年には1290億ドルになると試算されています。利用は個人撮影、検査やメンテナンス、マッピング調査や土木測量など多岐に渡ります。

20年時点ではエネルギーなど電力会社で使われています。エネルギー業界は人の作業が困難な場所での点検・保守が多いからです。しかし、運輸・倉庫業も大きな市場になると予想されます。

参考:2020年のドローン世界市場は1.6兆円、2025年まで年平均8.3%で成長

ワークホースは、輸送用EVや配達用ドローンを大手企業と共同会社しています。

注目2:物流大手UPSと配達用ドローンを共同開発?

参考:Drone meets delivery truck

ワークホースは、配達用のドローンを研究開発しています。

パートナーは、物流最大手のユナイテッドパーセル(UPS)です。ユナイテッドパーセルは、ドローン配達の先駆者でFAA(米国連邦航空局)から高度な運用許可も得ています。

視界外での飛行、人口密集地域での運航、夜間飛行も認められ、55ポンド(約25キログラム)以上の荷物も運べます

ワークホースとの共同開発では、UPSの集配トラックの屋根部分から離陸したドローンが貨物を自動で住宅に配達します。そして、他の貨物の配達のために移動中のトラックに戻るというテストに成功したと発表しています。

参考:自律型ドローンを使用した個人宅配達テストを実施

しかしながら、米郵政公社(USPS)の案件を逃し株価は暴落しています。

注目3:21年2月に大型案件を伸ばし47%も暴落?

21年2月24日に、ワークホースの株価は47%も暴落しています

期待されていた米郵政公社(USPS)の大型受注を逃したからです。最終選考の3社まで残るも、競合企業のOSHKOSH(OSK)に奪われました。

郵政公社の発表によると、OSHUKOSHUとの契約期間は10年間です。同社は4.82億ドルの初期投資を得て郵便・小包配達用の次世代車両設計を完了し、10年間に5-16万台を生産します。

ただ、契約停止を求める声もあり、まだギャンブル相場は続きそうです。

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ワークホース(WKHS)の四半期決算は?

ワークホースの注目ポイントは...
  1. 2010年に上場した、米国の自動車組み立て会社
  2. EV輸送用トラックや配達用ドローンを開発している
  3. 配達用ドローンは、物流大手UPSと共同開発している
  4. 事業の実態はなく、営業損失額は収益の150倍もある
  5. 20年10月に、米郵政公社の契約を受注すると話題
  6. 21年2月に、大型契約を逃し株価は48%も暴落

個人的には、ワークホースは投資したい銘柄ではないです。

なぜならば、研究開発の実績はあるが、事業の実態がないからです。20年3Qの売上高は56万ドルだが、営業損失額は8413万ドルにも及びます。すでに債務超過状態で、資金提供者がいなければ経営は成り立ちません。

21年2月には大型契約を逃し、株価は47%も下落しています

EVの輸送用トラックや配達用ドローンなど、将来的に有望な分野に投資しているが、リスクが高い投資でしかないですね。いつ潰れてもおかしくない会社なので、個人的には投資したいとは思いません。

ドローン関連株は、競合他社が多く利益が出ない構図です。

中国ドローンの競合イーハン(EH)は、虚偽疑惑で21年2月に62%も下落していますしかし、逆張り投資目線で見るならば、粉飾疑惑は好材料ですね。今後の動向を見た上で購入を検討したいですね。

参考:イーハン(EH)の四半期決算|成長率+104%だが虚偽で62%も暴落?

会社員が株式投資で成功できない理由とは?

参考:個人投資家の年収は? – 年収300万円未満は49%

会社員投資家が勝てない理由は...
  1. 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
  2. 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
  3. 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
  4. お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
  5. お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
  6. お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
  7. 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
  8. 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
  9. 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない

会社員が株式投資で勝つのは難しいです。

なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます

実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。

会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。

ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。

私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。

21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。

しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました

実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした

私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。

ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月ですまた、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。

しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます

ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます

私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです

コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です

3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです

もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。

ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。

なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです

だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。

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