テレダイン(TDY)の四半期決算|宇宙空間で耐えられる電子機器

21年は仮想通貨、ドローン、宇宙、環境銘柄など、様々なテーマ株が高騰しています。テレダイン・テクノロジーズ(TDY)は、宇宙空間で使用できる耐久性が高い電子機器を製造しています

  • 「宇宙関連株だが、航空向けが不調で株価が低迷している…」
  • 「PERは35倍と割高だが、予想PERは14倍で高くない…」
  • 宇宙ビジネスが拡大すれば、業績はさらに上向くはずだ…」

テレダインは、計測機器やイメージセンサーを製造する米国メーカーです。同社の耐久性が高い製品は、耐久性が高く厳しい環境で耐えられます。そのため、大洋や海洋、宇宙空間で需要が高いです。

個人的には、テレダイン社は長期で投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、景気動向の影響を受けず、安定して成長しているからです。10年比で売上高は2倍、営業利益率は15%まで上昇しています。経営の多角化に成功し、利益率が低い事業を買収することで利益率を高めています。

また、耐久性が高い製品は強い競争優位性を持ちます。

競合企業が少ないため投資CFは少なく、営業CFと投資CFは毎年順調に拡大していますね投資が活発化している宇宙空間で需要が増してる点も好材料です。2030年には、5千基もの人口衛星が打ち上げられますね。

21年3月時点のPERは35倍と割高です。

しかしながら、アナリストの予想EPSを織り込むPERは14倍と割高ではありません。コロナによる業績悪化で株価が下落する局面があれば購入したい銘柄です。

テレダインの投資判断したい人向け
  1. テレダインの4半期決算(2020年9-12月)は?
  2. テレダインの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 競合が強い宇宙ビジネスで、ライバル企業が少ない?

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

テレダイン・テクノロジーズ(TDY)の四半期決算は?

テレダイン・テクノロジーズ(TDY)の四半期決算を紹介します。

20年2Q決算(2020年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:7.43億ドル(前年比−5%
  2. 営業利益:1.22億ドル(−9%
  3. 純利益:0.937億ドル(−10%
  4. 1株当たり利益:2.48ドル(−11%)

20年3Q決算(2020年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:7.49億ドル(前年比−6%
  2. 営業利益:1.26億ドル(−3%
  3. 純利益:0.939億ドル(−12%
  4. 1株当たり利益:2.48ドル(−12%)

20年4Q決算(2020年12月30日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:8.09億ドル(前年比−3%
  2.  Instrumentation:2.82億ドル(−6%)
  3.  Digital Imaging:2.62億ドル(−2%)
  4.  Aerospace and Defense Electronics:1.45億ドル(−14%)
  5.  Engineered Systems1.19億ドル(+26%
  6. 営業利益:1.45億ドル(+8%
  7. 純利益:1.32億ドル(+14%
  8. 1株当たり利益:3.49ドル(+13

4Qの売上高は前年比3%減で8.09億ドル、営業利益は8%増で1.45億ドルでした。2Qと3Qの売上高は引き続き不調だが、利益は改善できています。営業利益率は17%と、過去と比較して悪くはないです。

テレダインの業績が不調なのは、コロナの影響を受けているからですね。航空防衛向けの電子機器の売上高が、前年比−14%と落ち込んでいます。

ただし、幅広い事業に製品を提供しているため影響は少ない方ですね。

21年1Q決算(2021年3月…)

21年2Q決算は、21年4月28日に公開予定です。

では、テレダインの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

テレダイン(TDY)の10年の損益計算書は?

テレダインは1999年に8ドルで上場しています。株価は順調に上昇し、常に最高値を更新し続ける銘柄ですね。20年3月は234ドルまで下落するも、21年3月現在は370ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高も利益も順調に拡大していますね。売上高は10年比で2倍に拡大し、営業利益率も15%まで改善しています。航空宇宙・防衛に重点を置いていたが、事業を広く多様化させています。

低利益率の事業を売却、高利益率を買収することで利益を伸ばしてます。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSもEPSも右肩上がりで上昇している事が分かりますね。利益率が高く、EPSは10ドルを超えています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、拡大傾向にあります。営業CFが右肩上がりで拡大する上に、投資CFは低く抑えられていますね。耐久性が高いテレダイン製品は、優良ビジネスである事が分かりますね。

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

テレダイン(TDY)の注目すべきポイントは?

テレダイン(TDY)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。テレダインは、計測機器やイメージセンサーを開発しています。耐久性が高い製品は、宇宙空間や海洋調査など厳しい環境で使用されます。

注目1:計装事業が売上高の35%を占める?

参考:Annual Reports 2019

テレダインの19年度の事業別の売上高です。

売上高比率が最も高いのは、計装事業(Instrumentation)で35%です。海洋・環境の計測、監視や制御機器を製造しています。大気やプロセスガス監視で世界シェア1位で、空気を継続的に監視するために使用されています。

次いで、デジタルイメージング事業が31%を占めます。工業・医療・政府用の高性能センサー、カメラ、医療機関のX線検査機器などを製造しています。テレダイン製品の特徴は、厳しい環境負荷にも耐えられる事です。

そのため、宇宙でもセンサーが活用されています。

次いで、航空・防衛用電子機器が22%を占めます防衛や航空機メーカーに、過酷な環境に耐えられる電子部品を提供しています。主要顧客は航空会社大手のボーイングとエアバスです。

テレダイン社も宇宙関連銘柄として注目されています。

注目2:宇宙グレードFPGA半導体を共同開発?

参考:eMAXIS Neo 宇宙開発

テレダイン社は、宇宙ビジネスにも積極的に参入しています。

NASAと契約を結び、宇宙輸送に関連する統合的なサポートを行っています。これは、日本が開発した宇宙ステーション補給機にも活用されています

宇宙でテレダイン製品が重宝される理由は、耐久性が高いからです。

テレダインは、ザイリンクス社と協力して半導体も製造しています。この半導体は、耐放射線に強く宇宙空間で利用することを目的に製造されました。航空宇宙用DDR4メモリは、宇宙用アプリにおいて信頼性の高い処理能力があります。

参考:Teledyne e2v、Xilinx社の宇宙グレードFPGA製品

宇宙ビジネスは、21年以降も投資が活発化します。そうなると、テレダイン社が製造する製品の需要も高くなりますね。

注目3:30年には5千基が打ち上げられる?

参考:IoT時代のインフラSPACE

世界の人工衛星打ち上げ数の推移です。

2017年に打ち上げられた衛星は310基だけでした。打ち上げ数は年々拡大傾向にあり、30年には5000基になる見込みです。衛星コンステレーションを実現するには、たくさんの小型衛星が必要だからです。

スペースXは、1.2万基の人工衛星を配置する事を目指しています。

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:テレダイン(TDY)の四半期決算は?

テレダインの注目ポイントは...
  1. 1999年に上場した、電子機器を製造する米国企業
  2. 計測機器やイメージセンサーなどの電子機器を製造
  3. 耐久性が高い製品が強みで、海洋や宇宙空間で需要が高い
  4. 計装事業が売上高の35%、センサーが31%を占める
  5. 10年比で売上高は2倍、営業利益率は15%まで改善
  6. 利益率が低い事業を売却し、利益率を改善している
  7. 厳しい環境で耐えられる製品は、競争優位性が高い
  8. 宇宙ビジネス市場が拡大し、宇宙向けは好調に推移する

個人的には、テレダイン社は長期で投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、景気動向の影響を受けず、安定して成長しているからです。10年比で売上高は2倍、営業利益率は15%まで上昇しています。経営の多角化に成功し、利益率が低い事業を買収することで利益率を高めています。

また、耐久性が高い製品は強い競争優位性を持ちます。

競合企業が少ないため投資CFは少なく、営業CFと投資CFは毎年順調に拡大していますね投資が活発化している宇宙空間で需要が増してる点も好材料です。2030年には、5千基もの人口衛星が打ち上げられますね。

21年3月時点のPERは35倍と割高です。

しかしながら、アナリストの予想EPSを織り込むPERは14倍と割高ではありません。コロナによる業績悪化で株価が下落する局面があれば購入したい銘柄です

宇宙ビジネスは様々な分野で投資が活発化しています。ヴァージン・ギャラクティック(SPCE)は、世界初の宇宙旅行の上場企業で注目されています

参考:ヴァージン(SPCE)の四半期決算|世界初の宇宙旅行の上場企業

会社員が株式投資で成功できない理由とは?

参考:個人投資家の年収は? – 年収300万円未満は49%

会社員投資家が勝てない理由は...
  1. 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
  2. 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
  3. 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
  4. お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
  5. お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
  6. お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
  7. 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
  8. 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
  9. 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない

会社員が株式投資で勝つのは難しいです。

なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます

実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。

会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。

ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。

私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。

21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。

しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました

実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした

私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。

ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月ですまた、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。

しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます

ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます

私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです

コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です

3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです

もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。

ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。

なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです

だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。

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