21年は仮想通貨、ドローン、宇宙、環境銘柄など、様々なテーマ株が高騰しています。無人飛行機を開発するエルビットもドローン関連銘柄です。ドローン企業の中ではPERが25倍と低く、数少ない割安銘柄ですね。
- 「ドローン関連企業だが、PER25倍で割高ではない…」
- 「ドローン市場が拡大すれば、航空電子工学の市場も拡大する…」
- 「EHが虚偽で62%暴落したが、ドローンは終わりなのか…」
エルビットは、イスラエルの防衛電子機器の軍事企業です。様々な防衛軍事品を開発しているが、主力製品は無人飛行機(UAV)と航空電子工学です。世界的に無人飛行機やドローン市場の需要が拡大し、19年から業績が上向いています。
しかしながら、個人的にはエルビットは投資したい銘柄ではないです。
なぜならば、順調に売上が拡大しているが、利益率が低いビジネスだからです。19年から売上が拡大してるが、20年の営業利益率は6.2%と低いです。また、フリーCFが赤字の年があるなど、現金収入は意外と少ないです。
ただし、他のドローン関連企業よりも楽観的に見ています。
なぜならば、他のドローン企業の多くは、競合が多く赤字が多いからです。商用ドローンと違い、軍事用のUAVやドローンは競合が少ない点で魅力です。ただし、利益率が低く米国やイスラエルの国家予算に左右される点はマイナスです。
軍事企業に投資するならば、ロッキードマーチンが安心して投資できますね。
- エルビットの4半期決算(2020年9-12月)は?
- エルビットの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 競合が多いレッドオーシャンで、投資できる銘柄がない?
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ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
エルビット・システムズ(ESLT)の四半期決算は?
エルビット・システムズ(ESLT)の四半期決算を紹介します。
20年1Q決算(2020年3月30日)
- 売上高:10.71億ドル(前年比+4%)
- 営業利益:0.804億ドル(+7%)
- 純利益:0.635億ドル(+25%)
- 1株当たり利益:1.44ドル(+22%)
20年2Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:10.79億ドル(前年比+1%)
- 営業利益:0.821億ドル(+2%)
- 純利益:0.892億ドル(+65%)
- 1株当たり利益:2.02ドル(+65%)
20年3Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:11.34億ドル(前年比+3%)
- Airborne systems:38%
- C4ISR Systems:38%
- Land Systems:12%
- Electro-optic systems:8%
- 営業利益:0.829億ドル(−18%)
- 純利益:0.169億ドル(−76%)
- 1株当たり利益:0.38ドル(−76%)
3Qの売上高は前年比3%増で11.34億ドル、営業利益は18%減で0.829億ドルです。1Qと2Qに引き続き売上高は増えているが、3Qは減益でしたね。ただし、営業利益率は7.3%と、とりわけ低いわけではないです。
19年からエルビットの業績は上向いています。
好調な理由は、21世紀の戦争は無人飛行機(UAV)やドローンが主流になるからです。米国、イスラエル、中国、中東は、ドローンの開発に力を入れていますね。そのため、航空電子分野の重要度が増しています。
20年4Q決算(2020年12月…)
20年4Q決算は、21年3月24日に公開予定です。
では、エルビットの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
エルビット・システムズ(ESLT)の損益計算書は?
エルビットは1996年に7ドルで上場しました。株価は順調に上昇し、19年に最高値163ドルを付けています。21年2月現在は129ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、着実に売上高が増えてる上に19年に加速していますね。無人飛行機やドローンなどの軍事費に費やす国が増えてるからです。また、営業利益率が9%前後で安定してる点も評価できます。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは順調に増加していますね。EPSは大きく増えていないが、安定して推移しています。無人飛行機の需要が増せば、EPSを押し上げる可能性もあります。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−赤字CF)は安定していません。投資CFは増えていないが、営業CFの変動が大きいですね。エルビットは国家予算の影響を受けやすい事業だと言えます。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
エルビット・システムズ(ESLT)の注目ポイントは?
エルビット・システムズに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。エルビットは、無人飛行機などのシステムを開発する企業です。そのため、無人飛行機(UAV)や軍事用ドローンの市場が拡大すれば売上も増えます。
注目1:軍事用ドローンは25年に268億ドル?
世界の軍事用ドローンの市場規模です。
MarketsandMarketsの調査によると、軍事用ドローンは25年に268億ドルになります。18年の121億ドルと比較して、2倍の規模ですね。地域別に見ると北米、アジア地域、欧州、中東の順で大きいです。
商用ドローンと比較して、軍事用はライバル企業が少ないです。そのため、ドローンに投資するならば、軍需企業の方が賢い選択肢かもしれないですね。
エルビットは、無人飛行機開発の主要プレーヤーです。
注目2:エルビットは無人飛行機で高いシェアを持つ?
細かい数値は公表されてないが、無人飛行機の主要プレーヤーのシェアです。
無人飛行機で高いシェアを持つのは、米国ロッキードマーチン(LMT)、イスラエルのIAI、米国ノースロップグラマン(NOC)、英国BAEシステムズ、それからエルビット・システムズです。
無人飛行機は、世界の主要軍事企業が高いシェアを持ちますね。
エルビットは規模が小さい軍事企業だが、無人飛行機のシェアは高いです。最大手ロッキードマーチンの15分の1の規模しかありません。
エルビットは、航空電子工学でも高いシェアを持ちます。
注目3:エルビットは航空電子工学で高いシェア?
細かい数値は公表されてないが、航空電子工学の主要プレーヤーです。
無人飛行機と同様に、主要な軍事企業が並びますね。高いシェアを持つのは、英国コブハム、仏国タレス、それからエルビット・システムズですね。
21世紀の戦争は無人飛行機(UAV)やドローンが主流になります。そのため、通信、監視、偵察などの航空電子工学は、ますます重要な位置を占めます。米国、イスラエル、中国、中東は、UAVの開発に力を入れていますね。
この分野の投資は、まだまだ拡大する可能性が高いです。
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:エルビット・システムズの四半期決算は?
- 1996年に上場した、イスラエルの防衛電子機器の会社
- 主力製品は、無人飛行機(UAV)と航空電子工学である
- 時価総額は、ロッキードマーチンの14分の1程度しかない
- 着実に売上が増加しているが、営業利益率は6%と少ない
- ドローンの市場が拡大すれば、航空電子工学も恩恵を受ける
- 無人飛行機や軍事ドローンは、商用と比較して競合が少ない
- 中国ドローンEHが、虚偽疑惑で21年2月に62%も暴落
個人的には、エルビットは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、順調に売上が拡大しているが、利益率が低いビジネスだからです。19年から売上が拡大してるが、20年の営業利益率は6.2%と低いです。また、フリーCFが赤字の年があるなど、現金収入は意外と少ないです。
ただし、他のドローン関連企業よりも楽観的に見ています。
なぜならば、他のドローン企業の多くは、競合が多く赤字が多いからです。商用ドローンと違い、軍事用のUAVやドローンは競合が少ない点で魅力です。ただし、利益率が低く米国やイスラエルの国家予算に左右される点はマイナスです。
軍事企業に投資するならば、ロッキードマーチンが安心して投資できますね。
他に軍事用ドローンを開発する企業は、エアロバイロンメント(AVAV)です。軍事用ドローンは、商用と比較して競合が少なくチャンスですね。しかしながら、エアロバイロンメントの株価は十分に上昇してるため注意が必要です。
参考:エアロバイロンメントの四半期決算|ドローンとEV環境銘柄
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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