21年は仮想通貨、ドローン、宇宙、環境銘柄など、様々なテーマ株が高騰しています。オーブコムは、衛星通信や機器を製造する会社です。しかし、注目されている宇宙関連銘柄にも関わらず、業績と株価は伸び悩んでいます。
- 「競合企業のイリジウムは、17年から株価が5倍に高騰してる…」
- 「米国の通信市場規模は、17年度で1830億ドルもある…」
- 「21年は宇宙ビジネスの投資が、活発化するのは間違いない…」
オーブコムは、衛星通信を提供するブロードバンドの米国企業です。低軌道周回衛星を利用して追跡・監視・管理をするIoT製品等を提供しています。通信衛星コンステレーション構想に参画する1社で、インフラが整備されてない地域に衛星通信を提供します。
しかしながら、個人的にはオーブコムは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、17年に売上高が伸び止まり、営業利益率は0%と低いからです。衛星通信の拡大は将来性がある分野だが、オーブコム社の業績は低迷しています。これは、競合企業であるイリジウム(IRDM)にも見られる現象です。
宇宙ビジネスは、テスラ社のCEOやアマゾンの積極的に投資してる分野です。そのため、業界大手は新興企業にシェアを奪われている可能性もありますね。宇宙ビジネスは歴史が古く、過去に破産法を適用してる企業は少なくありません。
- オーブコムの4半期決算(2020年9-12月)は?
- オーブコムの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 宇宙ビジネスは競合企業も多く、利益率が低く儲からない?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
オーブコム(ORBC)の四半期決算は?
オーブコム(ORBC)の四半期決算を紹介します。
20年2Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:5673万ドル(前年比−15%)
- 営業利益:−170万ドル(−713%)
- 純利益:−667万ドル(−3%)
- 1株当たり利益:−0.09ドル(−12%)
20年3Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:6174万ドル(前年比−10%)
- 営業利益:76万ドル(−66%)
- 純利益:−552万ドル(−37%)
- 1株当たり利益:−0.07ドル(−40%)
20年4Q決算(2020年12月30日)
- 売上高:6381万ドル(前年比−8%)
- Sevice:3912万ドル(−6%)
- Product:2468万ドル(−14%)
- 営業利益:214万ドル(−41%)
- 純利益:−1477万ドル(前年度−250万ドル)
- 1株当たり利益:−0.18ドル(前年度−0.03ドル)
4Qの売上高は前年比8%減で6381万ドル、営業利益率は41%減で214万ドルでした。2Qと3Qに引き続き、低調な業績が続いています。営業利益率は3.3%と過去平均よりは若干高いです。
低調な業績はオーブコムだけでなく、競合のイリジウム(IRDM)も同様です。
21年1Q決算(2021年3月…)
21年1Q決算は、21年5月6日に公開予定です。
では、オーブコムの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
オーブコム(ORBC)の10年の損益計算書は?
オーブコムは06年に7ドルで上場しました。株価は基本的には横ばいで、17年に最高値11ドルまで上昇しています。21年3月現在は7ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高は17年まで順調に拡大しています。しかしながら、17年以降は減少していますね。営業利益率も低く、19年は0%まで落ち込んでいます。業界大手のイリジウム社と同様に、業績と株価はあまり伸びていません。
テスラ社のCEOやアマゾンが参入し、競合企業にシェアを奪われてる可能性があります。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは下落傾向にあり、EPSも一貫して赤字が続いています。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、18年から黒字化に成功しています。投資CFが減少する中で営業CFが増加し、ビジネスとしては成熟段階にあるかもしれないですね。ただし、営業利益率は以前として低く、厳しい状況は続きそうです。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
オーブコム(ORBC)の注目すべきポイントは?
オーブコムに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。オーブコムは、衛星を介したブロードバンド・インターネットを提供する会社です。
注目1:M2M衛星通信マーケットでトップ企業?
M2M(Machine to Machine)衛星通信マーケットシェアです。
細かい数値は公開されてないが、オーブコムはM2M衛星通信を行うトップ企業のひとつです。M2Mとは機器同士が直接ネットワークで接続し、相互に情報交換をして自律的に制御を行う仕組みです。
衛星通信のトップ企業には、カナダKore Telematics、英国Inmarsat Communications、米国イリジウム(IRDM)社があります。競合のイリジウム社の業績も伸び悩んでいます。
21年現在、通信衛星コンステレーションという構想が話題を集めています。オーブコムやイリジウムは、この構想で重要な役割を占める会社です。
注目2:通信衛星コンステレーション構想とは?
多くの宇宙関連企業が、コンステレーションに参入しています。
衛星コンステレーションとは、小型の通信衛星を複数機協調させて機能させるシステムです。複数の衛星が何台も協調する事で、世界のあらゆる地域で通信速度が早い衛星通信を提供できます。
最大の目的は、「デジタルディバイド」を解消する事です。
デジタルディバイドとは、情報通信技術の恩恵を受けられない人たちの格差問題です。ブロードバンド通信が十分に配置されてない地域の人は、世界で約30億人いると推定されています。
新たに30億人がネット活用する事で、経済的効果を得られます。
テスラCEOのイーロンマスク氏のスペースXは、最終的には1.2万機の小型衛星を軌道上に配置する事を計画しています。20年時点ではすでに420機を打ち上げ済みで、航空機内で約600Mbpsの通信速度が確認されています。
1998年から設立しているイリジウム社は、既にコンステレーションを用いたサービスを提供しています。サービス開始当初の衛星は寿命を迎えており、19年には第二世代のIridium Nextにリプレイスされています。
NEXT計画には、国防省から30億ドルもの資金が投資されています。宇宙ビジネスがいかに大きいかは、衛星の数を見れば想像できます。
注目3:米国が世界最大で1308基を保有してる?
2020年4月時点で、各国が保有する軌道上の衛星数です。
米国が保有する衛星数は1308基で世界最大です。次に多いのが中国で356基、国際衛星で177基、ロシアで167基です。日本は78基と多くないですね。衛星の用途で多いのが、商業用で全体の過半数以上を占めますね。
宇宙ビジネスの市場規模が大きい事が分かります。また、衛星の打ち上げ数は年々拡大しています。
注目4:30年には5千基が打ち上げられる?
世界の人工衛星打ち上げ数の推移です。
2017年に打ち上げられた衛星は310基だけでした。打ち上げ数は年々拡大傾向にあり、30年には5000基になる見込みです。衛星コンステレーションを実現するには、たくさんの小型衛星が必要だからです。
スペースXは、1.2万基の人工衛星を配置する事を目指しています。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:オーブコム(ORBC)の四半期決算は?
- 2006年に上場した、衛星通信や機器を提供する米国企業
- 低軌道周回衛星を利用して追跡・監視するIoT製品等を提供
- 競合企業はオーブコム社で、M2M衛星通信市場で高いシェア
- 通信衛星コンステレーションに参画し、遠隔地に提供している
- 売上高は17年に伸び止まり、営業利益率は0%と低い
- テスラ社のCEOやアマゾンなど、新興企業が台頭している
個人的には、オーブコムは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、17年に売上高が伸び止まり、営業利益率は0%と低いからです。衛星通信の拡大は将来性がある分野だが、オーブコム社の業績は低迷しています。これは、競合企業であるイリジウム(IRDM)にも見られる現象です。
宇宙ビジネスは、テスラ社のCEOやアマゾンの積極的に投資してる分野です。そのため、業界大手は新興企業にシェアを奪われている可能性もありますね。宇宙ビジネスは歴史が古く、過去に破産法を適用してる企業は少なくありません。
オーブコム社よりも、競合大手のイリジウム(IRDM)の方が業績は良いです。しかしながら、15年以降に営業利益率が急落し、売上高も伸び悩んでいます。衛星通信を提供する企業は、厳しい状況が続きそうです。
参考:イリジウム(IRDM)の四半期決算|ARKXの宇宙関連株である
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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