21年は仮想通貨、ドローン、宇宙、環境銘柄など、様々なテーマ株が高騰しています。ゴーゴーは、衛星通信を受信して機内接続サービスを提供する企業です。航空機の需要回復期待で、株価は20年3月から7倍にも高騰しています。
- 「コロナからの経済回復期待で、株価は20年3月から7倍に高騰…」
- 「機内接続サービスを提供する、トップシェアの会社である…」
- 「業界2番手のビアサットに、急速にシェアを奪われている…」
ゴーゴーは、航空機内のWifi接続を提供する米国企業です。接続だけではなく、機内のエンターテイメントも提供します。Wifi接続の機器販売でトップシェアを持ちます。衛星通信を活用した機内接続は、今後も成長が期待できる分野ですね。
しかしながら、個人的にはゴーゴーは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、18年比で売上高が3分の1以下に急落しているからです。航空機の需要が縮小したコロナ前の19年から、売上高は減少傾向にあります。19年に減少した原因は、ボーイング社を始めとした航空業界全体の低迷があります。
また、ゴーゴーは2番手のビアサット(VSAT)にシェアを奪われています。
ビアサットは衛星通信を受信する機器の製造会社で、政府機関や民間航空機、船舶向けに提供しています。16年に10%だったIFC(機内接続)シェアを、19年に29%まで伸ばしていますね。
そのため、ゴーゴーはコロナ後も厳しい状況が続きそうです。
- ゴーゴーの4半期決算(2020年9-12月)は?
- ゴーゴーの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 売上高が18年比で、3分の1に急落した原因は?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
ゴーゴー(GOGO)の四半期決算は?
ゴーゴー(GOGO)の四半期決算を紹介します。
20年3Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:6652万ドル(前年比−18%)
- 営業利益:2222万ドル(−17%)
- 純利益:−8012万ドル(−250%)
- 1株当たり利益:—ドル(—)
20年4Q決算(2020年12月30日)
- 売上高:7763万ドル(前年比−9%)
- Service:5690万ドル(−3%)
- Equipment:2073万ドル(−24%)
- 営業利益:1569万ドル(−46%)
- 純利益:84万ドル(+103%)
- 1株当たり利益:0.01ドル(+104%)
4Qの売上高は前年比9%減で7763万ドル、営業利益は46%減で1569万ドルでした。製品販売は24%減で、3Qに引き続いて不調でしたね。
Wifi機内接続サービスを提供するゴーゴーは、20年から決算が不調です。なぜならば、コロナで航空機の需要が急速に縮小しているからです。また、ライバル企業の台頭もあり、シェアを奪われている事も懸念材料です。
21年1Q決算(2021年3月…)
21年1Q決算は、6月10日に公開予定です。
では、ゴーゴーの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
ゴーゴー(GOGO)の10年の損益計算書は?
ゴーゴーは2013年に16ドルで上場しています。13年12月に最高値32ドルを付けるも、その後は株価は下落し続けています。21年3月現在は10ドル前後で推移していますね。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、18年までは売上高が順調に増加している事が分かります。しかしながら、19年に売上高が減速し、20年には急落しています。19年に減速した理由は、ボーイング社など航空業界の不調が考えられます。
20年に急落した理由は、コロナによる航空機の需要減少ですね。コロナ以前から不調だった事を考えると、今後も決算は不調が続きそうです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSもEPSも、コロナの20年以前から下落し続けていることが分かります。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、一貫して赤字です。19年に設備投資が急速に減少している事が分かりますね。これは、航空業界の不調で見通しが急速に悪化したからです。営業CFも赤字で、構造的な問題を抱えていることが分かります。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
ゴーゴー(GOGO)の注目すべきポイントは?
ゴーゴーに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ゴーゴーは、航空機内でもWifiに接続するサービスを提供している会社です。
注目1:Wifi機内接続で世界1位のシェアを持つ?
Wifi機内接続の製品販売の市場シェアです。
総合テクノロジー大手のハネウェル(HON)と並んで、ゴーゴーは製品販売のトップシェアです。競合企業には、ビアサット(VSAT)やグローバルイーグル(ENT)、仏タレスグループがありますね。
参考:ハネウェル(HON)の四半期決算|UAM向けに冷却システムを提供
Wifi機内接続の需要は今後も伸びることが予想できます。しかしながら、ゴーゴーはシェアを奪われている点に注意が必要です。
注目2:IFC(機内接続)で2位にシェアを奪われてる?
競合ビアサットの資料から、IFC(In-Flight Connectivity)の北米シェアです。
IFCとは、衛星通信を民間航空機などで機内接続するためのシステムやコントロールを指します。民間航空がネットに繋ぐためには、通信衛星を受信する必要がありますね。機内接続の市場は、ボーイングやエアバスを中心に急速に普及することが予想できます。
Gogo Inflight社(GOGO)は、IFC機器の販売シェア1位です。しかしながら、2番手のビアサット(VSAT)が急激にシェアを伸ばしています。実際に、ゴーゴーの19年売上高は減少していますね。
ライバル企業の動向に注視した方がいいですね。
参考:ビアサット(VSAT)の四半期決算|航空機内接続でトップシェア?
しかしながら、全体的には衛星通信全般は今後も拡大し続けます。
注目3:30年には5千基が打ち上げられる?
世界の人工衛星打ち上げ数の推移です。
2017年に打ち上げられた衛星は310基だけでした。打ち上げ数は年々拡大傾向にあり、30年には5000基になる見込みです。衛星コンステレーションを実現するには、たくさんの小型衛星が必要だからです。
スペースXは、1.2万基の人工衛星を配置する事を目指しています。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:ゴーゴー(GOGO)の四半期決算は?
- 2013年に上場した、機内接続を提供する米国企業
- 機内接続機器の販売で、ハネウェルに次いで上位シェア
- 業界2番手のビアサットに、急速にシェアを奪われている
- コロナ以前から、18年比で売上高は3分の1に急落している
- 売上高が好調な時でも、営業利益率は5%未満しかない
- 急速に設備投資も縮小し、営業CFもフリーCFも赤字である
個人的には、ゴーゴーは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、18年比で売上高が3分の1以下に急落しているからです。航空機の需要が縮小したコロナ前の19年から、売上高は減少傾向にあります。19年に減少した原因は、ボーイング社を始めとした航空業界全体の低迷があります。
また、ゴーゴーは2番手のビアサット(VSAT)にシェアを奪われています。
ビアサットは衛星通信を受信する機器の製造会社で、政府機関や民間航空機、船舶向けに提供しています。16年に10%だったIFC(機内接続)シェアを、19年に29%まで伸ばしていますね。そのため、ゴーゴーはコロナ後も厳しい状況が続きそうです。
機内接続関連に投資するならば、競合ビアサットの動向を中止する必要がありますね。ゴーゴーが売上高を落とした19年でも、ビアサットは売上高を増やしています。また、分散投資ができているため、コロナで需要が減速しても影響は少ないです。
参考:ビアサット(VSAT)の四半期決算|航空機内接続でトップシェア?
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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