冬物に特化したアパレルのカナダグースは、経済再開で恩恵を受ける銘柄のひとつです。21年1Qは売上が前年比−63%に落ち込むも、3Qには力強く回復しています。
- 「コロナで落ち込むも、株価は20年3月から3倍に回復…」
- 「Eコマースが前年比+39%、中国が前年比+41%で拡大…」
- 「21年に経済再開すれば、カナダと米国でも売上が増える…」
カナダグースは、冬物服に特化したカナダのアパレル企業です。暖かく機能性が高い防水ジャケットは、探検家、アウトドア愛好家に好まれています。直販の売上高が54%を占めるなど、ブランド化戦略に成功した企業です。
個人的には、カナダグースは長期で投資したい銘柄です。
なぜならば、ブランド力戦略に成功し、オンラインと海外で売上高を伸ばしているからです。21年3Qはコロナ禍から急回復し、Eコマースの売上高は前年比+39%、中国販売は+41%で加速しています。
21年3Qの営業利益率は31%と、過去最高水準に高いです。
まだまだカナダグースは力強く成長すると思っています。なぜならば、本国カナダと米国以外で海外、特に中国本土で売上高が伸びているからです。21年に経済再開が進めば、カナダと米国の売上高も押し上げますね。
23年8月時点の予想PER12倍は割安です。
- カナダグースの4半期決算(23年4-6月)は?
- カナダグースの過去10年間の売上高や営業利益は?
- Eコマースと中国が好調、業績はどこまで伸びるのか?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
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カナダグース(GOOS)の四半期決算は?
カナダグース(GOOS)の四半期決算を紹介します。
22年4Q決算(22年12月30日)
- 売上高:5.77億ドル(前年比−1.6%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:1.35億ドル(−10%)
- 1株当たり利益:1.27ドル(+13%)
23年1Q決算(23年3月30日)
- 売上高:2.93億ドル(前年比+31%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:−0.03億ドル(+65%)
- 1株当たり利益:0.10ドル(+159%)
23年2Q決算(23年6月30日)
- 売上高:0.84億ドル(前年比+17%)
- Direct to Customer:0.55億ドル(+54%)
- Wholesale:0.27億ドル(−19%)
- カナダ:0.23億ドル(+31%)
- 米国:0.18億ドル(+7%)
- アジア:0.24億ドル(+42%)
- 欧州:0.18億ドル(−6%)
- 営業利益:−0.99億ドル(前年度−0.92億ドル)
- 純利益:−0.85億ドル(前年度−0.63億ドル)
- 1株当たり利益:−0.78ドル(前年度−0.59ドル)
2Qの売上高は前年比+17%で0.84億ドル、営業利益は−0.99億ドルでした。23年1Qと比較して、2Qの売上は減速していますね。営業損失額は売上よりも大きいですね。
カナダグースはブランド力が強く、直販(DTC)を伸ばしている企業です。
21年3QはEコマースと中国本土での売上が延びた事が、業績を押し上げました。Eコマースの売上高は前年比+39%、中国は前年比+41%です。海外で売上高を伸ばしているのは、ブランド力が高いから出来ることですね。
23年2Qの売上予想は、2.80億ドル(+1%)と弱いです。また、24年通期の売上予想は、14.5億ドル(+19%)としています。
カナダグースの会長兼最高経営責任者(CEO)のダニ・リース氏は「特に当社で直接買い物をする顧客が増えたため、第1四半期の業績は当社ブランドに対する堅調な需要を反映し、今年は好調なスタートを切ることができた」と述べた。 「私たちは長期的に業績を推進するために、引き続き成長の柱に焦点を当てています。 第 1 四半期には、拡大する世界的な小売ネットワークにあらゆる市場でさらに多くの新規顧客を迎え入れ、アパレルやアクセサリーなどの製品カテゴリが引き続き顧客の共感を呼んでいることがわかりました。」
総収益は前年比 21% 増の 8,480 万ドルとなり、為替変動の影響を除いたベースで 18% 増加しました。
DTC の収益は、店舗内小売売上高の増加により、為替変動の影響を除いて 60% または 54% 増加しました。 DTC チャネルからの売上高は、総収益構成の一部として、前年同期の 50% から 66% に増加しました。 DTC の比較対象売上高 1 は前年比 28% 増加しました。
卸売収益は為替変動ベースで 18% または 19% 減少しました3。これは当社の予想と一致しています。これは、当社がチャネルミックス内で DTC 売上の拡大を最適化し、卸売関係の合理化を継続したためです。ただし、卸売顧客への注文の早期出荷によって部分的に相殺されました。
収益は北米で 24% 増加し、アジア太平洋地域で 52% 増加しましたが、EMEA4 では 7% 減少しました。 EMEA売上高の前年同期比減少は主に卸売売上高の減少によるもので、これは予想どおりでしたが、DTC売上高の増加によって部分的に相殺されました。
23年3Q決算(23年9月…)
23年3Q決算は、11月11日に公開予定です。
カナダグースの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
カナダグース(GOOS)の10年の損益計算書は?
カナダグースは17年に17ドルで上場しました。その後は順調に上昇し18年11月に最高値70ドルを付けるも、その後は下落しています。23年8月は16ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、順調に売上が伸びるも20年に業績が悪化しています。コロナによる都市封鎖で閉鎖する店舗もあるからです。しかしながら、21年3Q決算では売上高は持ち直しています。また、営業利益率は31%と大幅に回復しています。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間の決算書をみると、順調に売上高を伸ばしています。売上高の上昇に伴いBPSは順調に伸びていますね。また、EPSも20年は落ち込むも、それ以外は順調に増えています。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、まだ安定して伸びていません。ただし、TTMでは大きく拡大していますね。カナダグースはブランド化戦略に成功し、設備投資が少ない優良ビジネスをしていると言えます。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
カナダグース(GOOS)の注目すべきポイントは?
カナダグース(GOOS)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。カナダグースは、暖かく機能性が高いジャケットなどの冬物服を製造販売しています。探検家、アウトドア愛好家に好まれているため、ブランド力が高く直販を増やす事に成功しています。
注目1:直販販売は4年で4.5倍の5.25億ドルに拡大?
カナダグースの事業別と地域別の売上高推移です。
カナダグースは直販(Direct to Customer)の売上が急激に伸びていますね。20年の直販の売上高は5.25億ドル、4年間で4.5倍にも増加しています。地域別を見ると、本国のカナダと米国以外の売上高が伸びていますね。
21年3Qは中国本土の売上高が好調で前年比+41%で伸びています。直販と海外の売上高が伸びているのは、ブランド力が強い企業の証拠です。米国やカナダで経済再開が進めば、さらに売上高を押し上げる可能性が高いです。
では、カナダグースのジャケットはどれくらい強いのでしょうか?
注目2:防水ジャケットでトップシェアを持つ?
防水ジャケットの世界市場シェアです。
カナダグースは防水ジャケットなど、機能性に優れた冬物を得意としています。同社の製品は職人芸で丁寧に製作され、軽量で長持ちします。そのため、ファッション目的ではなく、探検家、アウトドア愛好家などに愛用されています。
カナダグースは防水ジャケットでトップ企業です。競合企業には米国のコロンビア・スポーツウェア、スコットランドのハンターブーツ、ドイツのジャックウルフスキンがあります。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:ルメンタム(LITE)の四半期決算は?
- 17年に上場した、冬物服に特化したカナダのアパレル企業
- ブランド化戦略に成功し、探検家やアウトドア愛好家に人気
- 直販の売上高は4年で4倍、売上高の54%を占めている
- 21年3Qは、Eコマースが売上高の前年比+39%で成長
- 北米よりも中国が好調で、21年3Qは前年比+41%で成長
個人的には、カナダグースは長期で投資したい銘柄です。
なぜならば、ブランド力戦略に成功し、オンラインと海外で売上高を伸ばしているからです。21年3Qはコロナ禍から急回復し、Eコマースの売上高は前年比+39%、中国販売は+41%で加速しています。
21年3Qの営業利益率は31%と、過去最高水準に高いです。
まだまだカナダグースは力強く成長すると思っています。なぜならば、本国カナダと米国以外で海外、特に中国本土で売上高が伸びているからです。21年に経済再開が進めば、カナダと米国の売上高も押し上げますね。
ただ、21年5月時点のPERは84倍、予想PERでも26倍と少し高いです。株価が落ちてくる局面があれば、積極的に投資したい銘柄です。
ブランド化戦略に成功し、直販比率が高い企業でイエティがあります。イエティはアウトドア用品を扱い、コロナ禍でも力強く売上高が伸びています。カナダグースと同様に、海外での売上高比率を伸ばす予定です。
参考:イエティ(YETI)四半期決算|アウトドア用品の需要増で株価5倍
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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