EV向けSiC材料を製造するクリーは、電気自動車市場の拡大で恩恵を受ける銘柄です。25年には6.9倍の15.53億ドルに拡大する市場で、SiC半導体の投資が加速しています。20年3月に株価は急落するも、1年後には3.4倍に急騰しています。
- 「コロナで急落するも、株価は1年で3.4倍に高騰してる…」
- 「EV向けSiC半導体市場は、25年に6.9倍に拡大する…」
- 「事業は赤字だが、大型工場建設で4.5億ドル投資した…」
クリーは、LED製品やEV向けのSiC材料を製造する米国企業です。LED製品の業績悪化で落ち込むも、SiCパワー半導体市場は拡大し、SiC事業が売上比率の68%まで増えています。18年時点のSiCウェハの市場シェアは62%と高いです。
しかしながら、個人的にはクリーは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、SiC材料の事業が伸びていても、営業利益率は−20%と赤字だからです。SiCパワー半導体は成長初期の市場で、投資資金を回収するのはまだまだ先です。そのため、21年3Qに売上がプラス成長に反転するも、赤字決算はしばらく続きそうですね。
しかし、中長期的には業績と株価はまだ伸びると思います。
なぜならば、各国の環境対策もあり、EV向けのSiC市場は急拡大してるからです。EV向けパワー半導体市場は、25年には6.9倍にも拡大します。各企業は投資を拡大しており、クリーも19年に大型工場建設で4.5億ドルの投資を発表してます。
- クリーの4半期決算(2021年4-6月)は?
- クリーの過去10年間の売上高や営業利益は?
- EV向け市場は6.9倍だが、投資すべきでない理由は?
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
クリー(CREE)の四半期決算は?
クリー(CREE)の過去四半期の決算を紹介します。
21年1Q決算(2020年9月31日)
- 売上高:1.16億ドル(−9%)
- 営業利益:−0.533億ドル(−50%)
- 純利益:−1.84億ドル(−387%)
- 1株当たり利益:−1.68ドル(−380%)
21年2Q決算(2020年12月31日)
- 売上高:1.27億ドル(+5%)
- 営業利益:−0.546億ドル(−5%)
- 純利益:−0.830億ドル(−52%)
- 1株当たり利益:—ドル(—%)
21年3Q決算(2021年3月31日)
- 売上高:1.37億ドル(+20%)
- Wolfspeed:52%
- LED Products:47%
- 営業利益:−0.499億ドル(−16%)
- 純利益:−1.090億ドル(−81%)
- 1株当たり利益:—ドル(—%)
3Qの売上高は前年比+20%で1.37億ドル、営業利益は−16%で−0.499億ドルでした。20年4Qに大きく減速するも、21年2Qと3Qに売上が反転しています。ただし、営業利益率は−35%と赤字が続いていますね。
コロナによる景気低迷で、企業は投資抑制しています。その結果、SiCウェハやLED製品を製造するクリーの業績が落ち込んでいます。ただし、同社の業績低迷は14年から続いています。
短期的には、21年2Qに売上高はプラス成長に反転していますね。SiCウェハもLED製品も、長期的にはまだまだ市場が拡大する見通しです。
21年4Q決算(2021年6月…)
21年4Q決算は、7月28日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか
クリー(CREE)の過去10年の損益計算書は?
クリーは93年に1.3ドルで上場しました。株価は長く伸び悩むも、17年あたりから勢いよく上昇していますね。20年3月は33ドルに急落するも、21年6月は92ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、14年をピークに売上高は減少しています。また、11年に17%だった営業利益率は、21年TTMには−20%まで低下していますね。LED製品の売上高減少により、全体の業績も低迷しています。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは緩やかに加工し、EPSは赤字幅が拡大しています。ただし、20年の自己資本比率は64%と高いです。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、波が大きく20年に赤字に転落しています。SiCウェハやLED製品の開発は、設備投資が少なくないビジネスですね。ただし、SiCの市況は好調で、クリーは大型工場建設など4.5億ドルの投資を発表しています。
では、私たち投資家はどのように投資判断したら良いのでしょうか?
クリー(CREE)の注目ポイントは?
クリー(CREE)の注目すべきポイントを紹介します。クリーは、LED製品やEV向けのSiC材料を製造する米国企業です。LED製品の業績悪化で落ち込むも、SiCパワー半導体市場は拡大し、SiC事業が売上比率の68%まで増えています。
注目1:SiC材料の製造が売上比率の68%を占める?
クリーの四半期毎の売上高の推移です。
SiC材料を製造するWolfspeed部門は、順調に売上高を増やしています。対照的に、LED製品の売上高は減少し、19年3Qに逆転していますね。クリーの業績を牽引しているのは、EV向けにSiC材料を製造するWolfspeed部門ですね。
では、この分野ではどれくらいの市場シェアを持つのでしょうか?
注目2:18年にSiCウェハで62%のシェアを持つ?
18年時点でSiCウェハの市場シェアです。
EETimesの記事によると、クリーはSiCウェハで62%のシェアを持つと言います。競合企業には、米国の光学電子製造のツーシックス(IIVI)と中国のTankeBlueです。18年時点でSiC材料の市場は好調で、各メーカーが生産能力を拡大する投資をしています。
ツーシックスは、AR向けに3Dセンシング技術の半導体を製造しています。
参考:ツーシックス(IIVI)の四半期決算|光電子部品を製造するAR銘柄
クリーは、大型工場建設のために4.5億ドルの投資を発表しています。では、SiC市場は将来的にどれくらい拡大するのでしょうか?
注目3:年率30%で拡大し25年に4倍の拡大?
25年のSiCパワー半導体の市場規模の予測です。
19年時点のSiCパワー半導体市場は5.41億ドルです。年率30%で拡大し、25年には4.7倍の25.62億ドルになります。最も市場が拡大するのはEV向けで、25年には6.9倍の15.53億ドルに拡大する見込みです。
EVの販売台数はコロナ禍でも好調で、中国やドイツ、米国で加速しています。EV車が普及すれば、SiCパワー半導体の需要も増えます。
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:クリー(CREE)の四半期決算は?
- 93年に上場した、LEDとSiC材料を製造する米国企業
- EV向けにSiC材料を開発し、市場は25年に6.9倍
- LEDの売上高の下落が続き、SiCの売上比率は68%
- 18年時点で、SiCウェハの市場シェアは62%と高い
- SiCは成長初期の市場で、営業利益率は−20%と低い
- 4.5億ドル設備投資するも、黒字化の見込みはまだない
個人的には、クリーは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、SiC材料の事業が伸びていても、営業利益率は−20%と赤字だからです。SiCパワー半導体は成長初期の市場で、投資資金を回収するのはまだまだ先です。そのため、21年3Qに売上がプラス成長に反転するも、赤字決算はしばらく続きそうですね。
しかし、中長期的には業績と株価はまだ伸びると思います。
なぜならば、各国の環境対策もあり、EV向けのSiC市場は急拡大してるからです。EV向けパワー半導体市場は、25年には6.9倍にも拡大します。各企業は投資を拡大しており、クリーも19年に大型工場建設で4.5億ドルの投資を発表してます。
クリーンエネルギー銘柄は、コロナ禍で業績が一時的に悪化しています。しかし、21年前半には再びプラス成長に反転していますね。欧州や米国では財政出動もあり、クリーン銘柄は環境対策で恩恵を受けます。
太陽光発電の制御装置を開発するエンフェーズも業績が上向いています。
参参考:エンフェーズ(ENPH)四半期決算|太陽発電装置で利益率24%
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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