ブルームエナジー(BE)の四半期決算|3Qは前年比+3.5%に減速

バイデン大統領が誕生したことで、環境銘柄全般に大きな買いが入っていますね。水素銘柄であるブルームエナジーも、プラグパワーに連れ高で2ヶ月で2.9倍も高騰していますでは、環境重視の政権下では、水素銘柄はまだまだ上がり続けるのでしょうか?

  • 「エネルギー対策に米国で2兆ドル、燃料電池関連に投資するべきだ…」
  • 「環境重視に政権が誕生し、株価は2ヶ月で2.9倍も高騰した…」
  • 創業以来1度も黒字化してないが、水素銘柄に投資すべきか…」

ブルームエナジーは、バックアップ電源用の水素燃料を供給する会社です。停電が頻繁に発生する米国では、研究機関やデーターセンターでバックアップ電源の需要が高いですね顧客にはAT&T、ホームデポ、ウォルマート、アップルなどの優良企業が多いです。

個人的には、ブルームエナジーは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、水素銘柄を牽引しているプラグパワーやフュエルセルエナジーと同様に、期待だけで株価が上昇しているからです他の水素銘柄よりも経営は安定しているが、依然として21年の営業利益−7.1%と赤字です。

環境規制もあり、クリーンエネルギーに注目が集まっています。しかし、水素関連銘柄は業績が悪く、まともに投資できる銘柄は21年時点ではありません。同社が黒字化に成功した後に、投資判断したいですね。

ブルームエナジーの投資判断したい人向け
  1. ブルームエナジーの4半期決算(21年7-9月)は?
  2. ブルームエナジーの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 2ヶ月で株価は2.9倍に高騰するも、投資すべきでない理由は?

▼▼米国株1.5年で、6月末には10倍の4,727万円に増える▼▼

20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ブルームエナジー(BE)の四半期決算は?

ブルームエナジー(BE)の四半期決算を紹介します。

21年1Q決算(21年3月30日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:1.94億ドル(前年比+23%
  2. 営業利益:−0.143億ドル(+68%
  3. 純利益:−0.248億ドル(+67%
  4. 一株利益:—ドル(—%)

21年2Q決算(21年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:2.28億ドル(前年比+21%
  2. 営業利益:−0.427億ドル(−44%)
  3. 純利益:−0.538億ドル(−26%
  4. 一株利益:—ドル(—%)

21年3Q決算(21年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:2.07億ドル(前年比+3.5%
  2. 営業利益:−0.438億ドル(前年度−0.03億ドル)
  3. 純利益:−0.523億ドル(前年度−0.119億ドル
  4. 一株利益:−0.30ドル(前年度−0.09ドル%)

3Qの売上高は前年比+3.5%で2.07億ドル、営業利益は−0.438億ドルでした。21年1Qと2Qと比較して、3Qは売上が減速しています。営業利益率は−21%と悪いですね。

環境規制もあり、クリエネ銘柄は株価が好調です。しかし、実際の業績はかなり悪いですね。

ブルームエナジーの創設者、会長兼最高経営責任者であるKR Sridharは、第3四半期について次のように述べています。「当社の技術をさらに検証する、SK建設との新しく強化された戦略的パートナーシップに興奮しています。また、長期的には実質的な収益をもたらし、短期的には株式投資を行うことで、現在の製品と世界中の水素電解槽の成長を加速させることができます。お客様が直面する持続可能性、回復力、およびコストの予測可能性の課題を検討するとき、これらは「どちらか一方」の選択ではないと確信しています。これらは「and」の提案であり、燃料電池技術プラットフォームで解決するのに最適な位置にあります。」

ブルームエナジーのエグゼクティブバイスプレジデント兼CFOであるグレッグキャメロンは、次のように述べています。記録的な第3四半期の受け入れを達成し、水素製品の提供を拡大し、製造能力を構築し続けています。最近発表されたSK建設パートナーシップの拡大により、拡大するプラットフォームへの投資を加速することができます。」

参考:Bloom Energy Announces 3Q 2021 Financial Results

21年4Q決算(21年12月…)

20年4Qは、21年2月5日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうなっているのでしょうか?

ブルームエナジー(BE)の10年間の損益計算書は?

2018年に上場したブルーエナジー株は34ドルまで上昇し、その後株価は下落していますね。20年3月はコロナ危機で4ドルまで暴落し、21年11月は30ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、18年以降は売上を伸ばせていません。ただ、営業利益は改善傾向にあり、21年は−7.1%まで上昇しています。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)もEPS(1株あたり純利益)です。BPSもEPSも改善傾向にありますね。自己資本比率は−1.5%と改善しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、大半が赤字です。営業CFは赤字な上に、設備投資を必要とするビジネスですね。

では、私たちはどのように投資判断すればいいのでしょうか。

ブルームエナジー(BE)の注目ポイントは?

ブルームエナジーに投資する上で、注目するポイントを紹介します。

注目1:2030年に流通する水素量は1500倍に増える?

2018年 2020年 2030年
水素量 0.02万トン 0.4万トン 30万トン
コスト 〜100円/Nm3 〜100円/Nm3 30円/Nm3
発電 開発段階 開発段階 17円/kWh
水素ステーション 100カ所 160カ所 900カ所
FCV(自動車) 2000台 4万台 80万台
FCバス 2台 100台 1200台
FCフォークリフト 40台 500台 1万台
家庭用燃料電池 20万台 140万台 530万台

参考:日本の国家戦略「水素エネルギー」で飛躍するビジネス: 198社の最新動向

日本を始め欧米や欧州の先進国では、水素社会の実現を国策で目指しています。

日本政府が作成したロードマップでは、2030年に水素の流通量を1500倍の30万トンを目指しています。流通量を増やす事で水素価格を押し下げ、ガソリンと同じレベルまで下げる狙いです。水素燃料で動くFCV(自動車)は、80万台を目標としています。

また、欧州や米国は、日本以上に水素社会の実現に力を入れています。

例えば、欧州は新型コロナ「欧州復興基金」向けEU共同債の資金の30%をグリーンエネルギーに投資すると言います。また、米国でバイデン大統領候補は、脱炭素化に2兆ドル投資すると言います。電気自動車や水素燃料電池に、かなりの金額が投資されますね(参考:2兆ドルのクリーンエネルギー投資計画

水素社会が注目される理由は、水素と酸素から電気を発生させても水しか排出されないからです。現在のEV車だけに頼らない理由は、電気自動車は走行距離や充電時間でデメリットがあるからです

同じ電気自動車であるEVと比較して、FCVには次の利便性があります。

  • 電気を蓄電するEVと違い、走行しながら電気を作り出せる
  • EVの走行距離は短く200km、FCVは650km走れる
  • EVは満タン充電で最大10時間、急速充電でも45分掛かる
  • 水素Stの数は少ないが、水素を補充するのに3分しか掛からない
  • 蓄電と違いバッテリーの劣化がなく、モーターも劣化しない

ブルームエナジーは、データーセンター向けにバックアップ電源として水素燃料を提供する会社です。日本と違い、電力の停電が多い米国では、緊急用にバックアップ電源を用意しています。電力が停止したら死活問題になる、緊急病院やデーターセンターで需要がありますね

マイクロソフトも、バックアップ電源に水素燃料を検討しています(参考:バックアップ電源に水素燃料電池を試行)。では、ブルームエナジーは、どれくらい売上高を増やせているのでしょうか?

注目2:20年3Qの売上前年比は−14%だった?

ブルームエナジーの売上高推移と売上成長率です。

売上高推移を見ると、2019年後半までは堅調に推移してきた事が分かります。しかしながら、コロナの影響で20年以降は大きく売上高が落ちていますね。20年1Qは前年比−21%、2Qは−19%、3Qは−14%と連続で落ち込んでいます

売上が低迷してる原因は、コロナにより電力装置を納品できないからですねそのため、コロナが終息し経済活動が再開すると、再び上昇に転じる可能性が高いです。

ブルームエナジーは、水素関連銘柄の中で最も早く黒字化する可能性が高いです。プラグパワー、フュエルセルエナジーと比較して、営業利益の赤字幅は小さいです

注目3:電力装置販売が売上全体の61%を占める?

ブルームエナジーのカテゴリー別の売上高です。

売上高比率が最も高いのは、電力装置の販売で全体の61%を占めます。しかしながら、20年2Qでは、販売量が20%も落ちている事が分かりますね。反対に、設置工事の売上高が228%と大きく増えています。しかしながら、ブルームエナジーが黒字化するには、設置工事ではなく「サービス」を増やす必要があります

流通量が少なく水素価格が高い状況では、水素燃料や電力を販売するだけでは利益は出ません。サービスによる売上は、発電装置のオペレーションやメンテナンスで継続的に収益を得られますね。

まとめ:ブルームエナジー(BE)の四半期決算は?

ブルームエナジー株の注目ポイントは...
  1. データーセンターや病院向けに、バックアップ用の水素燃料を供給する
  2. 顧客にはAT&T、ホームデポ、ウォルマート、アップルなど優良企業が多い
  3. 16年に創業して、4年後にはキャッシュフローを黒字化させた
  4. 19年は売上成長率が鈍化し、20年にはマイナス成長に転じる

個人的には、ブルームエナジーは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、水素銘柄を牽引しているプラグパワー(PLUG)やフュエルセルエナジー(FCEL)と同様に、期待だけで株価が上昇しているからです他の水素銘柄よりも経営は安定しているが、依然として21年の営業利益−7.1%と赤字です。

環境規制もあり、クリーンエネルギーに注目が集まっています。しかし、水素関連銘柄は業績が悪く、まともに投資できる銘柄は21年時点ではありません。同社が黒字化に成功した後に、投資判断したいですね。

20年11月以降のバラードパワーの株価は、明らかにプラグパワーに連れ高しています。ブルームエナジーの動向を見るには、プラグパワーに注視した方が良いですね。

参考:プラグパワーの四半期決算|6ヶ月で18倍に高騰するも暴落が近い?

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