クラウン・キャッスル(CCI)四半期決算|アメリカンタワーの競合

電波塔を所有するクラウン・キャッスルは、5Gの恩恵を最も受ける企業ですね。営業利益率は34%と高く、21年以降も5G投資で事業拡大が見込める優良企業です。株価は常に最高値を更新し続け、過去10年間で18倍にも急騰していますね。

  • 「超優良企業で、株価は10年で18倍に高騰している…」
  • 営業利益率は34%と高く、5G銘柄で成長が期待できる…」
  • 「電波塔の独占企業で超優良だが、PER84倍は割高なのか…」

クラウン・キャッスルは、通信事業者向けに電波塔を貸し出す米国企業です。競合アメリカンタワーと2社だけで、市場の7割を独占しています海外売上比率が5割の競合と比較して、クラウン・キャッスルは米国内だけに絞り通信インフラを整備しています。

個人的には、クラウンキャッスルは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、安定して利益率が高い上に、継続して事業の成長が見込めるからですクラウンキャッスルは高収益事業で営業利益率が34%と高いです。さらに、21年以降は5G投資が活発化するため継続して成長が見込めます。

5G時代は、従来の4Gよりも大量に電波塔を必要とします。

競合のアメリカンタワーと違い、米国内だけに投資を絞っている点も高く評価できます。アメリカンタワーは、新興国の高い成長率を取り込む利点があります。しかし、長期的には中国企業と競合する可能性も否定できません。

ただし、21年6月時点のPERは84倍と高く、積極的に購入できる水準ではないです。

クラウンキャッスルの投資判断したい人向け
  1. クラウンキャッスルの4半期決算(2021年4〜6月)は?
  2. クラウンキャッスルの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 営業利益率が34%と高く、5G投資で将来の成長率も高い?

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

クラウン・キャッスル(CCI)の四半期決算は?

クラウン・キャッスル(CCI) の四半期決算を紹介します。

20年3Q決算(2020年9月31日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:14.86億ドル(前年比+1%
  2. 営業利益:4.39億ドル(+2%
  3. 純利益:1.63億ドル(−32%)
  4. 1株当たり利益:0.38ドル(−25

20年4Q決算(2020年12月31日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:14.93億ドル(前年比+4%
  2. 営業利益:4.05億ドル(+4%
  3. 純利益:5.08億ドル(+144%
  4. 1株当たり利益:1.17ドル(+172%

21年1Q決算(2021年3月31日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:14.85億ドル(前年比+4%
  2. 営業利益:4.51億ドル(+20%
  3. 純利益:0.58億ドル(−68%)
  4. 1株当たり利益:0.13ドル(−65%

1Qの売上高は前年比+4%で14.85億ドル、営業利益は+20%で4.51億ドルでした。20年3Qと4Qに引き続き、売上も営業利益も安定して増えていますね。過去平均と比較して、営業利益率は30%と少しだけ低いです。

クラウン・キャッスルは、21年以降も継続して伸び続けます。なぜならば、米国を始め世界の通信量は指数関数的に増え続けているからです。21年以降は5Gも活発化するため、さらに収益を押し上げる可能性は高いです。

21年2Q決算(2021年6月…)

21年2Q決算は、7月21日に公開予定です。

アメリカンタワーの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

クラウン・キャッスル(CCI)の損益計算書は?

クラウンキャッスルは1998年に13ドルで上場しました。株価は順調に上昇し、常に最高値を更新し続ける銘柄です。21年5月は189ドルで推移していますね。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高も利益も順調に増えています。18年に営業利益率が27%まで低下するも、21年TTMには34%まで上昇しています。5Gの本格的な普及を考えると、まだまだ事業は拡大し続けます。

ただし、売上高の伸びは少し鈍化してる点は懸念材料ですね。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。EPSは順調に上昇しているが、BPSは下落基調にあります。資産が下落してる理由は、配当金の払い出しが大きいからです。

配当性向が300%を超える年もあり、持続可能な配当ではないですね。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、安定して伸びています。しかし、米国内に電波塔や通信インフラを整備するため、設備投資は少なくないです。ただし、営業CFは一貫して上昇してるため、大きな問題ではないですね。

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

クラウン・キャッスル(CCI)の注目ポイントは?

アメリカンタワー(AMT)の注目すべきポイントを紹介します。アメリカンタワーは、通信事業者向けに電波塔を貸し出す米国企業です。米国とカナダの売上高が55%を占め、南米、アフリカ、インドでも多くの電波塔を所有しています。

注目1:アメリカンタワーと市場の7割を独占してる?

参考:Seeking Alpha

アメリカンタワー(AMT)とクラウンキャッスルの市場規模です。

両企業は米国内で電波塔を所有運営するリート会社です。アメリカンタワーとクラウンキャッスルが35%のシェアを持ち、2社だけで70%を寡占しています両企業とも米国内で4万前後の電波塔をそれぞれ所有しています。

クラウンキャッスルは、主に無線通信事業者に電波塔を貸し出しています。AT&T、T-Mobile、ベライゾン、スプリントの4社で売上高の73%を占めます。

では、両企業のポートフォリオを見てみましょう。

注目2:大手2社の事業別の売上構成比の違いは?

参考:A Tale of Two Towercos

AMTとCCIのポートフォリオです。

AMTは18か国に18万のタワーのポートフォリオを持ち、米国内では23%に当たる4万を所有しています。AT&TやTモバイルなどの無線通信事業者にも電波塔をリースしています。タワーのシェアは少ないが、米国内では営業利益の57%を生み出します。

米国外では、南米、アフリカ、インドに多く、7.5万タワーを持ちます。20年には11億ドルの予算で、これらの地域に6500のタワーを建設する予定です。

対して、CCIは米国内だけで事業を展開しています。

CCIは5Gの主要通信事業者に、インフラを提供し長期的な成長が見込まれています。ファイバーネットワークとスモールセルの売上比率が高いですね。CCIのタワーも利益率が高く、同社の60%を生み出しています。

アメリカンタワーとクラウンキャッスルは、戦略が大きく異なります。大手電波塔3社の売上高の違いを見れば、その差は一目瞭然です。

注目3:AMTは海外タワー事業に積極的に投資してる?

参考:How the Big 3 Tower Companies Get Paid

大手3社の売上高構成比の比較です。

売上構成比を見ると、大手3社とも米国内タワーが売上高の大半を占めていますね。しかし、AMTは海外のタワー事業にも積極的に投資していますね。対照的に、CCIは5G通信事業者向けにファイバーやスモールセルに投資しています。

大手2社の長期的な戦略は大きく異なる点に注意が必要ですね。

どちらの企業にも言えることだが、21年以降は5G投資が加速します。両企業はその恩恵を最も受ける銘柄ですね。

注目4:25年には4割以上が5Gに置き換わる?

参考:American Tower: An Attractive and Fast-Growing REIT

通信環境の4Gと5Gの推移です。

20年あたりから徐々に5Gが普及し、25年には半数近くが置き換わると予想しています5Gの急激な普及は、アメリカンタワーにとって追い風ですね。なぜならば、5Gの方が遥かに多くの通信基地局を必要するからです。

5Gは先行して米国、中国、欧州、日本などで普及し始めています。その後は、インドやブラジルなどの後進国にも普及しますね。将来的には、海外にも広く展開してるアメリカンタワーの方が成長余力は高いかもしれません。

ただし、アメリカンタワーは中国企業と競合する事になります。

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:クラウン・キャッスルの四半期決算は?

クラウンキャッスルの注目ポイントは...
  1. 98年に上場した、世界中に電波塔を所有する米国企業である
  2. 競合企業アメリカンタワーと、市場の7割を独占している
  3. 海外比率が5割の競合と比較して、同社は米国内だけに絞る
  4. AT&T、T-Mobile、ベライゾン、スプリントの4社で売上73%
  5. 売上高は右肩上がりで、20年の営業利益率は34%と高い
  6. 21年に5Gの投資が加速し、25年には全世界で4割を超える

個人的には、クラウンキャッスルは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、安定して利益率が高い上に、継続して事業の成長が見込めるからですクラウンキャッスルは高収益事業で営業利益率が34%と高いです。さらに、21年以降は5G投資が活発化するため継続して成長が見込めます。

5G時代は、従来の4Gよりも大量に電波塔を必要とします。

競合のアメリカンタワーと違い、米国内だけに投資を絞っている点も高く評価できます。アメリカンタワーは、新興国の高い成長率を取り込む利点があります。しかし、長期的には中国企業と競合する可能性も否定できません。

ただし、21年6月時点のPERは84倍と高く、積極的に購入できる水準ではないです。競合のアメリカンタワーも超優良企業だが、PERは高く割高です。両企業とも株価が落ちる局面があれば、積極的に購入したいですね。

参考:アメリカンタワー(AMT)の四半期決算|利益率39%の5G銘柄

会社員が株式投資で成功できない理由とは?

参考:個人投資家の年収は? – 年収300万円未満は49%

会社員投資家が勝てない理由は...
  1. 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
  2. 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
  3. 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
  4. お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
  5. お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
  6. お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
  7. 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
  8. 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
  9. 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない

会社員が株式投資で勝つのは難しいです。

なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます

実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。

会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。

ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。

私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。

21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。

しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました

実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした

私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。

ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月ですまた、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。

しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます

ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます

私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです

コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です

3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです

もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。

ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。

なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです

だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。

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