AT&T(T)の四半期決算|22年1Qは-13%に減速

通信キャリアのAT&Tは、5Gや在宅ワーク増加の恩恵を受ける銘柄ですね。米国は大手3社が寡占化していて、同社は業界最大手の通信企業ですね。ただ、21年3Qの売上前年比は−5.7%、4Qは−10%、22年1Qは−13%と停滞気味です。

  • 「連続33年の増配銘柄で、利回りは8.3%と高い…」
  • 「業界1位の通信企業だが、競争が激化している…」
  • 「買収に積極的だったが、採算性が低いメディアを売却..」

AT&T(T)は、米国の3大通信キャリアの最大手です。業界2位はベライゾン(VZ)で、業界4位のスプリントを買収したTモバイル(TMUS)が追随しています。16年に買収したワーナーを売却するなど、近年は業界勢力図が変わりつつあります。

個人的には、AT&Tは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、通信業界は安定した成熟産業だが、3位のTモバイルが低価格競争を仕掛けているからですTモバイルはスプリントを買収したことで、業界シェアを29%まで伸ばし、2位のベライゾンと並びます。

大手2社はメディア事業を積極的に買収してきましたね。

しかし、業界地図が一変したため不採算部門であるメディア事業を売却しています。AT&Tは33年の連続増配で知られるが、21年にワーナー事業を売却し、減配が見込まれています。そのため、配当目的で積極的に投資できる局面ではありません。

ただ、不採算部門を切り離すことで収益性は改善しそうです。主力の通信事業に専念するならば、増配志向が強まる可能性も否定できません。どちらに動くか先は読めないため、当面は業界の動向を注視したいですね。

22年4月の予想PER6.3倍は割安なのは間違いありません。

AT&Tの投資判断したい人向け
  1. AT&Tの4半期決算(22年1-3月)は?
  2. AT&Tの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 業界3位が攻勢を仕掛け、高配当を維持できるのか?

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では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

AT&T(T)の四半期決算は?

AT&T(T)の四半期決算を紹介します。

21年3Q決算(21年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:399.22億ドル(前年比−5.7
  2.  Mobility:191億ドル(+7%
  3.   Wireless Service:145億ドル(+4.6%
  4.  Business Wireline:59億ドル(−5.2%)
  5.  Consumer Wireline:31億ドル(+3.4%
  6.  Warner Media:84億ドル(+14.2%
  7. 営業利益:88.68億ドル(+22%
  8. 純利益:59.18億ドル+110%
  9. 1株当たり利益:0.82ドル(+110%

21年4Q決算(21年12月30日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:410億ドル(前年比−10)◯
  2.  Mobility:211億ドル(+5.1%
  3.   Wireless Service:147億ドル(+4.6%
  4.  Business Wireline:59億ドル(−5.6%)
  5.  Consumer Wireline:32億ドル(+1.4%
  6.  Warner Media:99億ドル(+15.4%
  7. 営業利益:—億ドル(—%
  8. 純利益:—億ドル(—%
  9. 1株当たり利益:0.69ドル(前年度−1.95ドル)◯

22年1Q決算(22年3月31日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:381億ドル(前年比−13)◯
  2.  Mobility:201億ドル(+5.5%
  3.  Business Wireline:56億ドル(−6.7%)
  4.  Consumer Wireline:32億ドル(+2.0%
  5.  Warner Media:87億ドル(+2.5%
  6. 営業利益:56億ドル(−28%
  7. 純利益:—億ドル(—%
  8. 1株当たり利益:0.65ドル(−37%)◯

4Qの売上高は前年比−13%で481億ドル、営業利益は−28%で56億ドルでした。21年3Qと4Qに続き、22年1Qも減速しています。営業利益率は14%と過去平均なみです。

無線通信事業は順調に拡大していますね。HBOは全体で1310万人増加し、7380万人に増えています。ただし、メディア事業は別会社に切り離す予定です。短期的には売上高は減少するも、不採算部門の切り離しで利益率は改善します。

AT&TのCEOであるジョンスタンキーは、次のように述べています。 「ポストペイド電話のネット追加は10年以上で最高の第1四半期でしたが、ファイバーブロードバンドネットの追加は一貫して堅調です。 フリーキャッシュフローを含む当社の業績は、最近のアナリストデーで提供された通年のガイダンスを提供するという当社の期待に沿ったものです。」

「AT&Tは新しい時代に入り、進化するネットワーク、強化された顧客体験、成長する5Gおよびファイバーの顧客基盤、そしてはるかに強力なバランスシートのおかげで、柔軟性と強さの立場からこの機会に対応しています。 そして、私たちはアメリカで最高のブロードバンドプロバイダーになるための道のりで一貫した進歩を続けています。」

第1四半期の連結売上高は、前年同期の439億ドルに対し、合計381億ドルで、主に2021年第3四半期の米国ビデオと2021年第4四半期のVrioの売却事業の影響を反映して、13.3%減少しました。ビジネスワイヤーラインの収益が減少します。これらの減少は、モビリティの収益の増加と、程度は低いものの、ワーナーメディア、コンシューマーワイヤーライン、メキシコの収益の増加によって部分的に相殺されました。米国のビデオ事業とVrioの前年同期の影響を除くと、収益は381億ドルで、スタンドアロンのAT&T9とWarnerMediaの収益の伸びを反映して、前年同期の375億ドル8から1.6%増加しました。 WarnerMediaとXandrの影響を両方の四半期からさらに除外すると、スタンドアロンのAT&Tの連結売上高は前年同期の290億ドルに対し、2.5%増の297億ドルになりました10。

営業費用は、前年同期の363億ドルに対し、325億ドルでした。米国のビデオ事業の分離、およびVrioやその他の売却事業の影響により、費用は減少しました。これらの減少は、ワイヤレス機器のコスト、3Gネットワ​​ークのシャットダウンコスト、およびWarnerMediaのプログラミング、マーケティング、販売のコストの上昇など、スタンドアロンAT&Tのコストの上昇によって部分的に相殺されました。

営業利益は、売却を反映した前年同期の77億ドルに対し、56億ドルでした。合併償却費およびその他の項目を調整すると、調整後営業利益は前年同期の89億ドルに対して71億ドル11でした。前年同期からの米国ビデオとVrioの影響を除くと、調整後営業利益は、前年同期の75億ドル12に対して、合計71億ドルでした。両方の四半期のWarnerMediaとXandrの影響をさらに除外すると、スタンドアロンのAT&T調整後営業利益は前年同期の58億ドルに対し、合計58億ドル13になりました。

5億ドルの関連会社の純利益(損失)のエクイティには、DIRECTV投資からの5億ドルが含まれています。無形資産の償却の比例持分の調整により、DIRECTV投資からの純利益の調整後資本は9億ドルでした。14

普通株式に帰属する第1四半期の純利益は48億ドル、つまり希薄化後普通株1株あたり0.65ドルでしたが、前年同期は75億ドル、つまり希薄化後普通株あたり1.02ドルでした。合併償却費(DIRECTV持分法投資における無形償却の比例持分)、給付制度およびその他の項目の数理計算上の利益を含む0.12ドルを調整すると、希薄化後普通株式1株当たりの利益は0.77ドルでした。これは、前年同期の希薄化後普通株式1株当たりの調整後利益0.85ドルと比較されます。

営業活動による現金は57億ドルで、コンテンツ支出51億ドルを含め、前年比42億ドル減少しました。当四半期の資本的支出は47億ドルでした。設備投資は合計63億ドルで、これにはベンダーの資金調達のための16億ドルの現金支払いが含まれます。投資活動として分類されたDIRECTVからの13億ドルの分配を含むフリーキャッシュフローは、前年同期の42億ドルに対し、当四半期は7億ドルでした。純負債は前四半期比で128億ドル増加し、第1四半期末の調整後純負債EBITDAは3.42x.15でした。

WarnerMedia、Vrio、Xandrの両四半期の影響を除くと、営業活動によるスタンドアロンのAT&Tの現金は77億ドル16で、前年比で17億ドル減少しました。スタンドアロンのAT&Tのフリーキャッシュフローは、1年前の38億ドルに対し、当四半期は29億ドル16でした。

参考:AT&T Reports Fourth-Quarter and Full-Year Results

22年2Q決算(22年6月…)

22年2Q決算は、4月22日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

AT&T(T)の損益計算書は?

AT&Tは83年に4ドルで上場しています。99年に最高値57ドルを付けるも、その後は長く低迷していますね。22年4月は20ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、買収を通じて売上は増えています。16年には映画制作のタイムワーナーを買収していますね。ただ、メディア事業は採算性が低く、営業利益率は16%とベライゾン(VZ)と比較して小さいです。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。自己資本比率は30%、BPSは横ばいでEPSは縮小しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、増加傾向にありますね。買収したメディア事業は不調でも、通信キャリアは安定して収益を得ていますね。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

AT&T(T)の注目ポイントは?

AT&T(T)の注目すべきポイントを紹介します。

注目1:ワイヤレス業界最大手で39%を占める?

参考:Wireless subscriptions market share by carrier in the U.S.

ワイヤレス通信の加入者数の市場シェアです。

ワイヤレス通信は大手3社が寡占化しています。業界最大手はAT&T(T)が39%、2位はベライゾン(VZ)が29%、3位にスプリントを買収したTモバイルが29%と続きます。Tモバイルがスプリントを買収したことで、2位と3位の差は縮小しています。

AT&Tとベライゾンがメディア事業を売却しているのは、業界の勢力図が変わってきたからです。

AT&Tは、ワーナーを分社化する予定です。

注目2:映画制作の業界2位のワーナーを売却する?

参考:Disney-Fox Deal to Shake Up the Movie Industry

映画業界の市場シェアの推移です。

18年時点では、ディズニーのシェアは1位で16%を占めています。2位はAT&Tが16年に買収したワーナーで15%、3位はソニーで12%、4位はフォックスと続きます。ディズニーは19年3月にフォックスを買収し、市場シェアは33%を超えます。

一方で、AT&Tはワーナーをメディア大手ディスカバリーに22年に売却します。これまで、メディアやコンテンツ事業を買収してきたが、一転して売却に動いていますね。

AT&Tは、高配当銘柄としても知られます。

注目3:13年の連続増配銘柄で利回りは8.3%?

AT&Tの配当金と配当性向の推移です。

ベライゾンは33年連続の増配銘柄として知られています。しかし、配当性向は比較的高く、100%を超える年も少なくないです21年12月時点の利回りは8.3%と高いが、減配を懸念され株価は下げています。

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:AT&T(T)の四半期決算は?

AT&Tの注目ポイントは...
  1. 84年に上場した、3大通信キャリアの米国企業
  2. 最大手はAT&T、2位はベライゾンで独占していた
  3. Tモバイルが4位のスプリントを買収し、競争が激化
  4. 収益性は業界2位より低く、営業利益率は16%だけ
  5. 連続33年の増配だが、競争激化で減配リスクあり

個人的には、AT&Tは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、通信業界は安定した成熟産業だが、3位のTモバイルが低価格競争を仕掛けているからですTモバイルはスプリントを買収したことで、業界シェアを29%まで伸ばし、2位のベライゾンと並びます。

大手2社はメディア事業を積極的に買収してきましたね。

しかし、業界地図が一変したため不採算部門であるメディア事業を売却しています。AT&Tは33年の連続増配で知られるが、21年にワーナー事業を売却し、減配が見込まれています。そのため、配当目的で積極的に投資できる局面ではありません。

ただ、不採算部門を切り離すことで収益性は改善しそうです。主力の通信事業に専念するならば、増配志向が強まる可能性も否定できません。どちらに動くか先は読めないため、当面は業界の動向を注視したいですね。

業界3位のTモバイルが低価格帯でシェアを拡大しています。これは、最大手AT&Tと2位のベライゾンには好ましい状況ではありません。

参考:Tモバイル(TMUS)四半期決算|21年3Qは+1.8%に減速

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