営業向けの販売ツールを提供するズームインフォは、順調に事業規模を拡大していますね。顧客は2.5万社に増え、売上成長率は+60%前後と好調が続いています。また、営業利益や営業CFの黒字化に成功している点も高く評価できますね。
- 「20年5月に38ドルで上場、21年12月は2倍になる…」
- 「CRMは市場が順調に拡大、競合企業の業績も好調だ…」
- 「経済再開の恩恵を受けて、さらに加速するかもしれない…」
ズームインフォ(ZI)は、営業ツールを提供する米国SaaS企業です。顧客と有効な関係を築くためのCRM(顧客関係管理)や新規開拓やマーケティングを自動化するMAをプラットフォームを通じて提供します。この分野で最大の競合となるのは、セールスフォースですね。
個人的には、ズームインフォは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、売上は順調に拡大している上に、営業利益と営業CFも黒字だからです。顧客数は2.5万社に増え売上成長率は60%前後、21年の営業利益率は20.7%と収益性も十分に高いです。
事業規模はセールスフォースの30分の1で、まだまだ拡大余地は大きいです。また、23年11月時点の予想PERは22倍と以前ほど割高水準ではありません。さらに株価が下落する局面があれば投資を検討します。
- ズームインフォの4半期決算(23年1-3月)は?
- ズームインフォの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 年率60%で成長率は高く、経済再開後も好調を維持?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
ズームインフォ(ZI)の四半期決算は?

ズームインフォ(ZI)の四半期決算を紹介します。
22年3Q決算(22年9月30日)
- 売上高:2.876億ドル(前年比+46%)◯
- 営業利益:0.518億ドル(+156%)
- 純利益:0.179億ドル(前年度−0.409億ドル)
- 1株当たり利益:0.04ドル(前年度−0.15ドル)◯
22年4Q決算(22年12月30日)
- 売上高:3.02億ドル(前年比+35%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:0.23億ドル(−83%)
- 1株当たり利益:0.26ドル(+44%)
23年1Q決算(23年3月30日)
- 売上高:3.007億ドル(前年比+24%)◯
- 営業利益:0.660億ドル(+105%)
- 純利益:0.445億ドル(+617%)
- 1株当たり利益:0.11ドル(+450%)◯
1Qの売上高は前年比+24%で3.007億ドル、営業利益は0.660億ドルでした。22年3Qや4Qと比較して、23年1Qも売上は減速してますね。営業利益率は21.9%と過去最高に高い水準ですね。
事業自体は好調で顧客数は2.5万社に増えています。年間契約額が10万ドル以上の大口顧客は、1848万社に及びます。22年4Qはグーグルとも提携し、ロンドンでのグローバル事業の拡大を発表しています。
23年2Qの売上予想は、3.11億ドル(+16%)と減速が続きますね。23年通期の売上予想は、12.80億ドルです。
「ZoomInfo は再び、成長、収益性、およびフリーキャッシュフロー生成の 4 分の 1 を提供しました」と、ZoomInfo の創設者兼 CEO である HenrySchuck は述べています。 「企業は私たちの洞察を解き放ち、顧客とより効果的に関わり、私たちのプラットフォームを通じてより速く勝利しています。 私たちはまだ B2B 販売とマーケティングのデジタル革命の初期段階にありますが、世界中のすべての企業が市場投入の動きを近代化できるようにする立場にあります。」
23年2Q決算(23年6月…)
23年2Q決算は、8月2日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
ズームインフォ(ZI)の損益計算書は?

ズームインフォは20年5月に38ドルで上場しました。株価は順調に上昇し続け、23年5月は23ドルで推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上は順調に拡大しています。営業利益は20年に低下するも、21年の営業利益率は20%と持ち直していますね。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。自己資本比率は27%で、21年のBPSは上昇していますね。ただし、詳細は不明だが税金の支払いが多く、EPSでは赤字です。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に拡大しています。営業ツールやプラットフォームを提供する同社は、投資CFが少ない優良ビジネスですね。CFベースで利益を得ている点は高く評価できます。
では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?
ズームインフォ(ZI)の注目ポイントは?

ズームインフォ(ZI)の注目ポイントを紹介します。
注目1:ズームインフォ年率60%で事業を拡大?
ズームインフォの四半期毎の売上推移です。
ズームインフォは19年3Q以降、これまで順調に売上を増やしています。サブスク型でビジネスを提供しているため、顧客増加と共に年率60%で事業を拡大していますね。業界最大手であるセールスフォースの売上成長率は20%前後です。
ただし、セールスフォースの事業規模は同社の30倍ほどあります。
参考:セールスフォース(CRM)四半期決算|21年3Qは+26%に加速
注目2:業界大手からシェアを奪い急成長?
インテリジェンス販売ソフトの市場シェアです。
ズームインフォは、人工知能などを活用した販売ソフトで高いシェアを持ちますね。上場の競合企業としては、マイクロソフトのリンクドインやオラクルがランクインしていますね。顧客販売のCRM領域では、セールスフォースも競合ですね。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:ズームインフォ(ZI)の決算は?

- 20年6月に上場した、営業ツールを提供する米国SaaS
- 顧客管理CRMやマーケティング自動化ツールを提供する
- 顧客数は2.5万社、10万ドル以上は0.12万社に及ぶ
- 業界最大手であるセールスフォースの30分の1の規模
- 売上は年率60%で拡大、営業利益率は20%と高い
個人的には、ズームインフォは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、売上は順調に拡大している上に、営業利益と営業CFも黒字だからです。顧客数は2.5万社に増え売上成長率は60%前後、21年の営業利益率は20.7%と収益性も十分に高いです。
事業規模はセールスフォースの30分の1で、まだまだ拡大余地は大きいです。ただし、22年2月時点の予想PERは割高水準にあります。金利上昇局面で積極的に投資したい銘柄ではいが、株価が下落すれば検討します。
この分野で業界最大手は、セールスフォースですね。
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