ウェスタンデジタルは、HDDストレージ市場を寡占しています。20年にはSSDのSunDiskを買収し、人工知能やIoT分野にも積極的に投資しています。ただし、右肩上がりの半導体業界だが、株価はほとんど伸びていないですね。
- 「株価は横ばいが続き、14年の高値を超えられない…」
- 「SSDのSunDiskを買収し、半導体で競争力を高めている….」
- 「人工知能やIoTに投資するなど、成長分野に力を入れている…」
ウェスタンデジタルは、ハードディスクドライブでトップ企業です。20年にはSSDのSunDiskを買収したことで、半導体業界で存在感を高めています。また、人工知能やIoT向けの半導体の投資を積極的に進めています。
しかしながら、個人的にはウェスタンデジタルは投資したい銘柄でないです。
なぜならば、売上高が伸びてない上に、利益率も4.7%と低いからです。SSDのSunDiskを買収したり、人工知能やIoTに投資するも、競合との競争に勝てていない可能性が高いです。また、データセンター向けが伸びていない点も懸念材料です。
22年後半以降は、景気減速で同社の業績も急落しています。
- ウェスタンデジタルの4半期決算(22年1-3月)は?
- ウェスタンデジタルの過去10年間の売上高や営業利益は?
- SunDiskを買収しSSDにも進出するが、投資すべきでない理由は?
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
ウェスタン・デジタル(WDC)の四半期決算は?
ウェスタン・デジタル(WDC) の四半期決算を紹介します。
22年1Q決算(22年9月30日)
- 売上高:37.36億ドル(前年比−26%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:−0.27億ドル(−95%)
- 1株当たり利益:—ドル(—%)
22年2Q決算(22年12月30日)
- 売上高:31.07億ドル(前年比−35%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:−4.46億ドル(−179%)
- 1株当たり利益:—ドル(—%)
22年3Q決算(23年3月30日)
- 売上高:28.03億ドル(前年比−36%)◯
- Cloud:12.05億ドル(−32%)
- Client:9.75億ドル(−44%)
- Consumer:7.94億ドル(−29%)
- 営業利益:−4.72億ドル(前年度3.24億ドル)
- 純利益:−5.72億ドル(前年度0.25億ドル)
- 1株当たり利益:−1.82ドル(前年度0.08ドル)◯
3Qの売上高は前年比−36%で28.03億ドル、営業利益は−4.72億ドルでした。1Qや2Qに続き、3Qの売上と利益も急落していますね。営業利益率は−16.8%と過去最低水準です。
ウェスタンデジタルは、ハードディスクドライブでトップ企業です。20年にはSSDのSunDiskを買収したことで、半導体業界で存在感を高めています。
23年4Qの売上予想は、25億ドル(前年比−45%)と弱いです。
Western Digital の CEO である David Goeckeler は次のように述べています。 「当社が築き上げた基盤と、事業の規模を適正化し、焦点を絞り直すために今会計年度の初めから行ってきた行動とが相まって、ダイナミックな環境を乗り切ることができました。 HDD事業とフラッシュ事業の両方で強力な実行を行った結果、ガイダンス範囲の上限で非GAAP粗利益を達成できたことを嬉しく思います。」
• クラウドは総収益の 43% を占めました。 続いて、容量エンタープライズ ドライブの出荷の増加は、フラッシュの出荷の減少によって相殺されました。 前年同期比の減少は、主にハードドライブとフラッシュ製品の両方の出荷が減少したこと、およびフラッシュの価格が下落したことによるものです。
• クライアントは総収益の 35% を占めました。 前期比でも前年比でも、この減少は、フラッシュ製品全体の価格下落と、PC アプリケーション向けのクライアント SSD およびハード ドライブの出荷の減少によるものです。
• 消費者は総収入の 22% を占めました。 この減少は、小売用ハード ドライブとフラッシュ製品の両方の出荷が季節的に減少したこと、および小売用フラッシュの価格が下落したことによるものです。 前年同期比の減少は、ハードドライブの小売出荷量の減少とフラッシュの価格下落によるものです。
23年4Q決算(23年6月…)
23年4Q決算は、8月9日に公開予定です。
ウェスタン・デジタルの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
ウェスタン・デジタル(WDC)の損益計算書は?
ウェスタン・デジタルは1978年に1.5ドルで上場しました。株価は上昇と下落を繰り返し、緩やかに上昇していますね。最高値は14年の113ドルで、23年5月は34ドルで推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、景気サイクルがある半導体は波がありますね。長期的には、緩やかに売上高が増えてるように見えます。ただし、競合企業も多く、20年の営業利益率は4.7%と小さいです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは緩やかに減少しています。また、EPSは減少してる上に、19年と20年は赤字でしたね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、19年に大きく下落しています。営業CFが大きく減少し、競合企業との競争に勝てていない可能性が高いです。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
ウェスタン・デジタル(WDC)の注目ポイントは?
ウェスタン・デジタル(WDC)の注目すべきポイントを紹介します。ウェスタンデジタルは、ハードディスクドライブでトップ企業です。20年にはSSDのSunDiskを買収したことで、半導体業界で存在感を高めています。
注目1:HDD事業の売上高は53%、SSD事業が46%?
2015年と古いが、HDDとSSDの市場シェア推移です。
かつては、ウェスタン・デジタルはHDD市場で高いシェアを持つ企業です。ウェスタン・デジタルのシェアは43.6%、シーゲイトが40.2%、東芝が16.2%ですね。
HDD市場と違い、需要が高いSSD市場は競争が激化していますね。
ウェスタン・デジタルは20年に10月に、右図にあるSanDiskを買収しています。買収により、HDDとSSD市場で上位企業となりました。SSDとは、ハードディスク駆動装置(HDD)と比較して処理速度が速いため、ノートPCやスマホで採用が進んでいます。
買収後のHDD事業の売上高は53%、SSD事業が46%を占めます。では、実際にはどれだけのシェアを持つのでしょうか?
注目2:SanDisk/WDCはサムスンに次ぐ2番手?
半導体企業の市場シェア推移です。
ウェスタン・デジタルが20年に10月にSandiskを買収しました。その結果、サムスンに次ぐトップシェアを持ちます。ただし、半導体業界全体としては、中国や台湾などの新興企業が強いですね。
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:ウェスタン・デジタル(WDC)の四半期決算は?
- 1978年に上場した、HDDで上位3社の米国企業である
- 20年にSSDのSunDiskを買収し、半導体で存在感を高める
- 人工知能やIoT向けの半導体の投資を、積極的に進めている
- 買収後のHDD事業の売上高は53%、SSD事業は46%
- 売上高は緩やかに上昇するも、20年の営業利益率は2.2%
- 半導体業界は競争が激しく、台湾や中国の新興企業が強い
個人的には、ウェスタンデジタルは投資したい銘柄でないです。
なぜならば、売上高が伸びてない上に、利益率も4.7%と低いからです。SSDのSunDiskを買収したり、人工知能やIoTに投資するも、競合との競争に勝てていない可能性が高いです。また、データセンター向けが伸びていない点も懸念材料です。
半導体企業は競争が激しく、米国企業が勝つのは難しい領域です。なぜならば、韓国や台湾、中国企業などの新興企業が強いからです。
半導体企業で人工知能に投資するならば、エヌビディアですね。クラウド、人工知能、自動運転向けの半導体を製造しています。売上高成長率は50%以上と高いですね。
参考:エヌビディアの四半期決算|データセンターは前四半期+8%で急減速?
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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