バイデン政権が誕生したことで、規制緩和が全州で進むと期待されています。麻関連企業にソフトを開発するアカーナは、20年11月から株価が3倍も高騰していますね。州合法化が進むならば、21年も上昇が続くのでしょうか?
- 「政権交代の期待で上昇し、20年11月から3倍に高騰した…」
- 「年率27%で市場が拡大し、22年には320億ドルになる…」
- 「20年に4州が合法化し、娯楽目的の利用は15州に増えた…」
アカーナは、麻関連企業にソフトウェアを提供する米国のIT企業です。サプライチェーンのプラットフォーム「Leaf Data System」を開発しています。麻市場が急拡大することで、ソフトウェアの需要も増していますね。
しかしながら、個人的にはアカーナは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、売上高の金額以上に赤字幅が大きいからです。20年の通期決算では、粗利益率は50%に対して、営業利益率は−114%と赤字です。ソフトウェアの事業は伸びてるが、赤字から脱するには数年を必要とします。
アカーナに限らず、麻関連企業の多くは赤字です。なぜならば、麻栽培は参入障壁が低く、コモディディ化しやすい製品だからです。顧客が利益を得られていないため、アカーナも利益を上がるのは難しいかもしれません。
ただし、麻業界全般に関しては楽観的に見ています。なぜならば、21年には米国で合法化する州が加速し需要が増えるからです。コロナで経済が落ち込み、州政府は税収を立て直す必要がありますね。
- アカーナの4半期決算(2020年9-12月)は?
- アカーナの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 21年に全米で合法化すれば、株価はさらに上昇する?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
アカーナ(KERN)の四半期決算は?
アカーナ(KERN)の四半期決算を紹介します。
20年1Q決算(2020年3月31日)
- 売上高:307万ドル(前年比+31%)
- 営業利益:−438万ドル(—)
- 純利益:−534万ドル(—)
- 1株当たり利益:—(—)
20年2Q決算(2020年6月31日)
- 売上高:300万ドル(前年比−17%)
- 営業利益:−689万ドル(—)
- 純利益:−300万ドル(—)
- 1株当たり利益:−0.23(—)
20年3Q決算(2020年9月31日)
- 売上高:371万ドル(前年比+16%)
- Software:315万ドル(+40%)
- Consulting:33万ドル(−61%)
- Other:22万ドル(2.1倍)
- 営業利益:−552万ドル(前年度−239万ドル)
- 純利益:−474万ドル(前年度−232万ドル)
- 1株当たり利益:−0.34ドル(−0.21ドル)
3Qの売上高は前年比16%増で371万ドル、営業利益は−552万ドルです。アカーナは、麻関連企業にサプライチェーンのソフトウェアを提供する会社です。ソフトウェアの売上高は前年比で40%も増えていますね。
しかしながら、営業損失額は売上高以上に大きい点に注意が必要です。ソフト開発企業なので粗利益率は50%と高いが、営業利益率は−114%と赤字企業ですね。
21年以降も赤字が解消される可能性は低いです。
20年4Q決算(2021年12月…)
20年4Q決算は、21年2月10日に公開予定です。
では、アカーナの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
アカーナ(KERN)の10年間の損益計算書は?
アカーナは2019年4月に9ドルで上場しました。19年6月に最高値27ドルまで上昇するも、その後は下落しています。20年10月は2ドルまで下落するも、21年2月現在は7ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、営業利益と純利益は一貫して赤字ですね。売上高は若干増えているが、それ以上に損失額が大きく増えています。創業して3年と短く、まだまだ初期投資の段階ですね。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは減少傾向にあるが、EPSは少しずつ改善できていますね。しかしながら、EPSを黒字化するのはまだまだ時間が掛かりそうです。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)を見ると、一貫して赤字額が拡大しています。創業して3年と短く、事業はまだ投資段階にありますね。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
アカーナ(KERN)の注目ポイントは?
アカーナに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。アカーナは麻関連企業にソフトウェアを提供する企業です。そのため、麻市場が拡大し、ITに支出する企業が増えればアカーナの業績も上向きますね。
注目1:テクノロジー市場は21年に17億ドル?
合法麻の市場規模は年々拡大傾向にあります。
また、麻関連企業のテクノロジー市場規模(黒色)とテクノロジーの支出額(緑色)も年々増加傾向にありますね。アカーナの19年の売上高は13百万ドルなので、支出額に占める割合は2%程度です。
アカーナの事業は、まだまだ伸び代があるとも言えます。では、アカーナのソフトウェア事業はどれくらいのペースで拡大しているのでしょうか?
注目2:年成長率27%で22年に320億ドルに拡大?
合法の麻ビジネスは北米を中心に拡大傾向にあります。
合法麻の市場規模は、年平均成長率27.5%で22年には320億ドルに達する見込みです。米国では麻を合法化する州が増え、成長速度は増しています。また、カナダでは18年10月に、麻を娯楽用にも合法化しています。
カジノの世界市場規模は1千億ドル、たばこは9千億ドルです。麻もそれなりに大きな市場になることが予想できますね。
では、米国ではどれくらいの州で合法化されているでしょうか?
注目3:娯楽目的で利用可能は15/47州に増加?
グロウジェネレーションの資料による20年時点の合法化地域です。
医療目的で合法化された地域は33州、完全に合法化されたのは11州、使用が禁止されているのは3州です。医療目的ならばすでに多くの地域で合法化されてます。一方で、娯楽目的で合法化してない地域はまだ36州もありますね。
21年に誕生したバイデン大統領は、合法化に積極的だと言われています。
大統領選と同時に行なわれた住民投票で、新たにアリゾナなど4州で合法化が決定しました。20年11月の記事によると、全米15州で娯楽目的で合法化されると言います。今後は全米で解禁となる可能性も十分にあります。
米国で合法化が加速してる理由は、コロナで落ち込んだ州の税収を確保するためです。麻以外でも、オンラインカジノの合法化も議論されていますね。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:アカーナ(KERN)の四半期決算は?
- 2018年に上場した、麻関連にソフトを提供する米国企業
- サプライチェーンを繋ぐ「Leaf Data System」を開発してる
- 麻関連のテクノロジー市場は、21年に17億ドルに拡大する
- 20年の粗利益は50%だが、営業利益率は−114%である
- ソフト売上は前年比40%だが、損失額も大きく膨らんでいる
- 20年に4州が合法化され、15州が娯楽目的で利用できる
- バイデン政権の誕生で、21年は合法化が加速するかも
個人的には、アカーナは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、売上高の金額以上に赤字幅が大きいからです。20年の通期決算では、粗利益率は50%に対して、営業利益率は−114%と赤字です。ソフトウェアの事業は伸びてるが、赤字から脱するには数年を必要とします。
アカーナに限らず、麻関連企業の多くは赤字です。なぜならば、麻栽培は参入障壁が低く、コモディディ化しやすい製品だからです。顧客が利益を得られていないため、アカーナも利益を上がるのは難しいかもしれません。
ただし、麻業界全般に関しては楽観的に見ています。なぜならば、21年には米国で合法化する州が加速し需要が増えるからです。コロナで経済が落ち込み、州政府は税収を立て直す必要がありますね。
麻関連企業で投資できるのは、水耕栽培機器を販売するグロウジェネレーション(GRWG)だけです。なぜならば、栽培企業に製品を販売するため、確実に実利を得られる数少ない企業だからです。
GRWGは、売上高も利益も3桁ペースで急拡大しています。
参考:グロウジェネレーションの四半期決算|20年3Qは前年比+152%
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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