音声ツールを提供するトゥイリオは、コロナ禍で恩恵を受けた銘柄です。売上成長率が高いクラウド企業で、21年3Qの売上は前年比+65%、4Qは+53%、22年1Qは+48%と減速気味です。
- 「売上高は2桁成長でコロナ期でも、株価は2.8倍に高騰…」
- 「クラウドでサブスク銘柄のTwilioは、株価が暴騰するかも…」
- 「経済再開後も、顧客数は毎年右肩上がりに増え続けている…」
トゥイリオ(TWLO)は、クラウドベースのコミュニュケーションツールを提供する会社です。具体的な事業内容は、音声通話、メッセージ、ビデオなどのツールをAPI化しIT企業に提供します。導入した企業は、従量課金制で同社のサービスを利用できます。
個人的には、トゥイリオは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、売上は2桁成長を続けるが、利益が出ない赤字企業だからです。16年の営業利益率は−13%と改善するも、21年は−30%まで拡大しています。パンデミック禍で需要は高いが、競合も多く儲かりにくいビジネスですね。
トゥイリオの最大の競合は、17年に上場したBandWidthです。
BandWidth(BAND)は、自社でネットワーク網を構築しているため音声の品質は高いです。グーグルやスカイプもWeb電話で、BandWidthの技術を活用しています。コミュニュケーションツールは競合が多く、将来的にも利益は出ないと思います。
- Twilio直近の4半期決算(22年1-3月)は?
- Twilioの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 売上高が2桁成長でも、営業利益が黒字化しない理由は?
▼▼米国株1.5年で、6月末には10倍の4,727万円に増える▼▼

20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています。
また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。
では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?
記事の内容を簡単に知りたい
トゥイリオ(TWLO)の四半期決算は?

トゥイリオ(TWLO)の四半期の決算を紹介します。
21年3Q決算(21年9月30日)
- 売上高:7.402億ドル(前年比+65%)
- 営業利益:−2.32億ドル(前年度−1.12億ドル)
- 純利益:−2.24億ドル(前年度−1.16億ドル)
- 一株利益:−1.26ドル(前年度−0.79ドル)
21年4Q決算(21年12月31日)
- 売上高:8.427億ドル(前年比+53%)◯
- 営業利益:−2.836億ドル(前年度−1.852億ドル)
- 純利益:−2.913億ドル(前年度−1.793億ドル)
- 一株利益:−1.63ドル(前年度−1.13ドル)◯
22年1Q決算(22年3月31日)
- 売上高:8.753億ドル(前年比+48%)◯
- 営業利益:−2.178億ドル(前年度−1.973億ドル)
- 純利益:−2.216億ドル(前年度−2.065億ドル)
- 一株利益:−1.23ドル(前年度−1.24ドル)◯
1Qの売上高は前年比+48%で8.753億ドル、営業利益は−2.178億ドルでした。21年3Qと4Qと比較すると、22年1Qの売上は減速していますね。営業利益率は−24%と変わらず悪いです。
音声通話などのコミュニュケーションツールを提供する同社は、コロナの追い風を受けます。在宅ワークで同社のツールを利用する顧客が増えるからです。しかし、積極的に設備投資するも、競合も多く損失額も膨らむ一方ですね。
22年2Qの売上予想は、9.17億ドル(前年比+37%)と好調です。
22年2Q決算(22年6月…)
22年2Q決算は、8月5日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
トゥイリオ(TWLO)の10年間の損益計算書は?

トゥイリオは16年に26ドルで上場しました。株価は長く伸び悩むも、コロナ後の20年に大きく上昇していますね。20年3月に71ドルを付けるも、22年5月は122ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上は順調に拡大していますね。コロナ禍の20年は、前年比55%と上昇しています。しかし、損失額も拡大傾向にあり、21年の営業利益率は−30%と低いです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。資金調達に成功し、BPSは順調に拡大しています。ただし、EPSの赤字幅も拡大しています。21年の自己資本比率は83%と高いです。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、赤字幅が拡大しています。営業CFも順調に増えているが、設備投資に掛かる費用が大きく増えていますね。パンデミックで需要が増えたことで、さらに投資を加速させている事が分かります。
では、私たち投資家はどのように判断すれば良いでしょうか?
トゥイリオ(TWLO)の注目ポイントは?


トゥイリオ(TWLO)の注目すべきポイントを紹介します。
注目1:従量課金制で音声通話サービスを提供?
エンドユーザーの売上構成比と事業を開始した年ですl。
トゥイリオは、クラウドベースのコミュニュケーションツールを提供する会社です。具体的な事業内容は、音声通話、メッセージ、ビデオなどのツールをAPI化しIT企業に提供します。導入した企業は、従量課金制で同社のサービスを利用できます。
そのため、導入企業は開発費用と時間を大幅に短縮できます。
トゥイリオの顧客は、タクシー配達サービスのUber、民泊サービスAirbnbがあります。日本では、KDDIと業務提携を行い、Yahooやリクルートが利用しています。
では、売上高はどのように推移してるでしょうか?
注目2:21年2Qの売上成長率は62%に鈍化・
Twilioの顧客数は、順調に増加している事が分かります。
2018年に5.3万だった顧客数は、2年後には4倍近い19万人に増加しています。売上高も2年後には3倍に増加していますね。このグラフにはないが、2014年の顧客数は1.2万人だけでした。2014年からだと、6年間で15倍に増えた事が分かります。
ただし、売上高は顧客数に比例していません。比例しない理由は、固定の月額制ではなく利用量に応じて支払う従量課金制だからですね。
注目3:コミュニュケーションツールは競合が多い?
VoIPのマーケットシェアです。
VoIP(Voice over Internet Protocol)とは、 インターネット網やIP-VPN網を活用したネットの音声伝送技術を指します。固定電話と違い、少ない設備投資で実装できるネット音声は競合が多いです。
トゥイリオの最大の競合は、17年に上場したBandWidth社です。
BandWidth(BAND)は、自社でネットワーク網を構築しているため音声の品質は高いです。グーグルやスカイプもWeb電話で、BandWidthの技術を活用しています。他にも、サポートデスクのゼンデスク(ZEN)も競合になります。
参考:ゼンデスク(ZEN)の四半期決算|セールスフォースの競合
ユニークなビジネスだが、競合が多い点には注意が必要です。
▼▼米国株1.5年で、6月末には10倍の4,727万円に増える▼▼

20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています。
また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。
では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?
まとめ:トゥイリオ(TWLO)の四半期決算は?

- コミュニュケーションツールを、IT企業に提供している
- Twilioの顧客数は、6年間で15倍も増加した
- 黒字化できない理由は、強力なライバル社があるから
- Twilioは、自社で音声ネットワークを構築していない
- 赤字を脱却する見通しがなく、資金調達や新株発行が多い
トゥイリオ(TWLO)は、クラウドベースのコミュニュケーションツールを提供する会社です。具体的な事業内容は、音声通話、メッセージ、ビデオなどのツールをAPI化しIT企業に提供します。導入した企業は、従量課金制で同社のサービスを利用できます。
個人的には、トゥイリオは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、売上は2桁成長を続けるが、利益が出ない赤字企業だからです。16年の営業利益率は−13%と改善するも、21年は−30%まで拡大しています。パンデミック禍で需要は高いが、競合も多く儲かりにくいビジネスですね。
トゥイリオの最大の競合は、17年に上場したBandWidthです。
BandWidth(BAND)は、自社でネットワーク網を構築しているため音声の品質は高いです。グーグルやスカイプもWeb電話で、BandWidthの技術を活用しています。コミュニュケーションツールは競合が多く、将来的にも利益は出ないと思います。
ゼンデスクもカスタムサポートを提供するSaaS企業です。トゥイリオと同様に赤字決算が続くが、営業利益も切り上がっており先に黒字化に成功しそうですね。
コメントを残す